忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

嫌いな工作(その後)

もう随分前 2月頃に個人ネタだったものの続報です(笑)。

そう、tetsuが小学生の頃から嫌いな 『工作』物なんですが そいつを使ったイベントが近々に迫ってきたのですよ。

ということで月日は流れる中 ヒマを見つけては工作進め、一時 挫折手前まで行きながら 頓挫数回、仕様変更数回、試験運用での改善等 を経て 現状 使えそうなレベルまで完成したので披露です。

一般人な方にはなにもためにもならないし 全く興味も沸かない内容ですのでご了承を(笑)。

製作したのは ラリー等で使用する 『コマ図ホルダー』 他 ベースマウント等。

車体に装着した完成体がコチラ。因みに 使用車体は クロスカブ110となります。




コマ図を見たことない方は分からないと思いますが ラリー競技等で使用する 走行ルートを概略説明した地図とでも言いましょうか。
ラリーでは このコマ図を走りながら読み解いて行き 制限時間内に決められたポイントに到着することが基本ルールです。 その他 もっと深い説明は省きますので 各自ググってください(笑)。

このコマ図を見る方法は色々ありまして基本各自自由です。
ただイベント主催者から配布されるコマ図が基本的に A5サイズの紙となりそれをロール状に繋げたものを楽に見られる手法が この『コマ図ホルダー』という形になります。

ラリー用品屋さんではちゃんとした完成体も売っておりますが まずお高いです。
ガチに最初からラリー競技するならそれでしょうが 今回は競技でもなく コマ図を体験したいという意志もあり なるべくお金かけずにという観点から 自作になったわけです。
自作物では3Dプリンター使用での製作する方もいらっしゃいます。因みに 今回 一緒にイベント参加するウチのお客さんは 初3Dプリンター使用により一カ月足らずの学習で コマ図ホルダー造りました(驚)。その完成度も凄く こちらはまた後日ネタにしますので。

で、大抵の方々はこちらもググると出てきますが、 簡単に造るのに使うのは 『お弁当箱』。
確かに これ 一番楽です。 最初から防水されてますし、選べば 透明な蓋もありますし そこそこ軽く、頑丈でもあるますので。

でも、色々探っていくと お弁当箱の構造上(サイズ感も) コマ図ホルダーとしての妥協点も多々あることがなんとなく分かったので tetsuはその辺を回避したいこともあり 自作に踏み切りました。っていうか お弁当箱を使うというのが なんとなくイヤだったのもあります(笑)。

ただ 工作嫌いのtetsuが全くの『無』からこんなもの造れませんのでコマ図ホルダーの作り方で色々 調べてみましたら、これまたありがたいことに ラリー用品制作会社さんが ダンボールで電動コマ図ホルダーが作れるというふれこみで『DENDAN』なる呼称で どのような構造部品が必要かや その作成説明書とホルダーの図面展開図をPDFで公開してくれているのを発見。
今回はそれを利用させてもらいました。

で、どうせ作るならと 知見も経験もないのに 見栄張って(張ってませんが(笑))収納ケースをアルミ製で造る事にしました。
見栄え的に「らしさ」が出ると思ったので(苦笑)。
しか~し! その後の 製作挫折一歩手前、頓挫 と完成までに紆余曲折するわけで、一番最初の製作段階に 箱のベースになるアルミ板を曲げるのに曲げれなくて折れたのは泣きそうでした(苦笑)。これは製作記では 一番憶えていて悲しい現実でした......
この後の紆余曲折工程も あまりに多いので半分忘れたのもあり 省きます(笑)。


ある程度形にするまでに気が付くことも多く、「ここはこれじゃダメじゃね?」とか出てくるので自分で造ってみて コマ図ホルダーとしてなにがどう動いて、どういう構造が必要かが分かったので今後の知見の為にも 嫌いな工作でも 自己製作して大変良かったです。


タミヤのスプロケット&ラダーチェーンはマップを電動巻きできるように使うものでしたが このラダーチェーン、一コマ一コマ造っていくんですよ。慣れると意外と簡単でしたが。長さが短いので助かりました。

その後 電動モータのギア比も当初の考えたギア比では遅すぎたのでギア比変更したり 元の設計図にはない のですが 自動巻きが壊れた場合を考え 手動でも回せるように左に手動用プーリー追加したり、電動で使用するスプロケットを元の設計図では3つ仕様からそれでは問題があり 4つ仕様へと変更したりと仕様変更。


結果 元のDENDANベースに自己改造も入れた オリジナルワンオフ物に変化しての完成となりました。

その後 コマ図ホルダーを車体につけるベースブラケットも色々使えるものを模索しながら作成。
バイクラリー業界では『ラリータワー』と称しますが そんなタワーほどのものは造れないので 優先順位は  コマ図ホルダーの脱着のしやすさ、コマ図の視認性の良さ、なるべく簡素化 を主に造りました。
最初の仕様で試走してみて 対振動対策が思った以上に必要と判断して、簡素化は最終的に思ったより簡素にできなかったですが こちらもある一定 満足できる仕様にはできましたね。

コマ図入れてない完成体はコチラ。

内部に電動モータ、配線が見えます。

透明蓋を開けて ウェブで拾ってきた適当なコマ図入れてる図。これで 試走練習しました。



クロスカブに装着するベース作成時はこちら。



これ以外に 今回イベントで林道も走ることになるので クロスカブ110のエンジン下部ガード製作とか ここ一カ月強で 工作沢山やりましたよ(笑)。 


多分 今まで工作が嫌いだった分くらいは頭使ったと思います(笑)。
ま、大したものが出来たわけでもないですが 自己責任物なので OKでしょう。

と長々とつまららない工作物話でしたが これらの実戦使用感想はまた今度。
PR

DUCATI 空冷 900 三連発

全部先月の作業ですが 三連発作業。
たまたまですが 全部 DUCATI 空冷 2V 900cc エンジンです。
『伊東二輪はドカ屋ではない!』のにですが(苦笑)。


① 1993年 900SLさん
どうも片肺な感じだと。走るけど 本来の力ない、生ガス臭いとのこと。
ほぼほぼ パルサーコイル不良かと。

以前にも数回 症例は載せてますが 今回は ホリゾンタル側(フロント側)が点火しなくなったパターン。色々パターンはありますが 今回のは一度も点火復旧しなかったようですね。

入庫して端子抵抗値計っても ホリゾンタル側は 抵抗 ゼロでしたので完璧に内部のどこかで断線か壊れてます。

で、当該車両は SLですがハーフカウルに換装されているのでカウル外す手間もなくチャッチャカ作業も進み 無事交換、元に戻りました。
毎回書きますが この年式の物でも 純正でこの手の重要電装パーツが出る事には毎回感謝しますよ、DUCATIさん。部品代は高いけど 治せるっていうとことが重要ですからね。


②1998年式 SS900ie タイミングベルト交換
こちらは DCUATI定番です。特に 空冷2V系はベルト消耗速いので 定期点検調整、交換距離管理、経年管理は大事。

ベルトすっからかんな状態。

当該お客様は 距離は全然到達してませんが 前回交換から約6年経過したのもあり今回交換依頼でした。

いいことだと思います。
外したベルトはまだ使えそうでもありますが 備えあれば憂いなしですので。
切れた時の悲劇を考えたら安いものですよ。


③1997年式 900SS クラッチ周り全交換
こちらもDUCATI 乾式クラッチ搭載車は 定期的交換がやってくる箇所ですね。
当該車両は 新車から約 23000km走行でしたが 当店で販売時 約12000km。その時点も まぁまぁクラッチプレート側の外側の爪の当り摩耗はありました。大抵 ここまで使用する間の定期メンテ(セミOH等)がなされてないと DUCATI乾式クラッチ車のクラッチプレートの寿命は短命で終わります。
以前 SS900のお客様のは新車から約15000km時点まで一度もクラッチ周りを観てこなかったようで かなりこの部分の消耗が酷かった憶えがあります。

今回も最終的にクラッチプレートとクラッチアウターバスケットの当り面の隙間が多大になり過ぎている事での交換推奨となります。

交換前と交換後の写真を見ると 隙間の違いが一目瞭然。

↑ 交換前

↓ 交換後


交換前の隙間くらいあると アイドリング時のクラッチ打音も相当うるさく 構造知らない人が聞いたら間違いなく『エンジン壊れている』と断定されるような異音しまくりなんです。
更に 走行でも影響出まして、特に 加減速時にチェーンが緩んでいるような ガチャガチャした振動からの不快感極まりない走りになるので 気持ちもよろしくありません。

こちらは外したクラッチアウターバスケット。

クラッチプレートの打撃痕が筋になって見えますね。
この辺が酷くなると セミOHしても短時間でジャダーも酷く出るようになってきます。
そうなると対処しようもなく 自然と全交換推奨となります。

2000年初頭くらいまでは ドカの乾式クラッチは 純正はプレート、アウターバスケット共 スチール製なので尚の事打音がウルサイし摩耗も早いです。
tetsuは歴代 このあたりの年式の車両のクラッチ周り交換の際には 双方 アルミ仕様推奨にてほぼ独断でそちらに交換します。
その方が クラッチの持ちもよくなりますし打音も角をとったような音になるのでいいと思います。
勿論 その後も定期的メンテしないと持たないのは同じですが。
今回もクラッチ周り、プレート一式、クラッチアウターバスケット共 アルミ新品交換しましたので 新車時同様の ほぼ『無音』なクラッチになり オーナーさまもビックリ。
走りもよくなる(いや 元に戻るが正解)ので 楽しんでくださいな。

以上 『伊東二輪はドカ屋ではない!』うえでの DUCATI 空冷 2V 900cc 三連発でした(笑)。

シフトインジケータ表示があるために

ヤマハ MT07のシフトインジケータ表示不良での作業案件。
約 3万キロ弱走った車両ですが たまにニュートラルランプが点かなくなりメーター表記が『-』になる。また3速とかも表記『-』になったりすると。
ほぼほぼギアポジションセンサーが悪さしております。

ギアポジションセンサーの交換です。

左が外したもの。右が新品。
同形 同色の端子部6個が 各ギアを探知する部分、各抵抗値が違うのでしょうね。
小さい丸部分がニュートラルでしょう。

昨今のギア付き車両には メーター内にギアポジションを表示する機能が 標準装備されているものが 多数(っていうか近々ではほぼ?)になってきましたね。

年々進化するEUCの兼ね合いもあってか排ガス関連や燃費対策のために 各ギアとエンジン回転数との連携等も診るために ギアポジションをセンサーで計っているのですが、どうせだからそこからギアポジションを表示してしまおうという副産物でしょうね。

ただこれがある意味お節介の賜物とtetsuは考えます。

確かに ギアポジションがどの位置にあるか分かるのはありがたいです。
ただ それがなくなたって 普通に走れますよ。っていうか 今まではそうだったのでそれでもいいでしょう?

tetsu的に 電気的要素を含むシステムの複雑化は 必ずその反動で 壊れた時も厄介と考えます。
メカニカルは『シンプルイズベスト』です。

だって、今回のケースのように メーターでのギアポジション表示が一部出ないや ギア位置表示間違い等が起こるケースがありますと 都度 ギアポジションセンサーを交換しなければいけないので。

今回の作業もそれです。

ま、時代の流れなので 昭和オヤジがどうの言ったってって感じでしょうが(苦笑)。

センサー本体ですが 新品は表面仕様が若干変化がありましたね。
裏側の表面形状が違います。

左旧型、右新品。

MT07は 距離走って来ると特に初期モデルに近いのは まぁまぁこのセンサー壊れるようですが そこになにか対応が入ったのかな?

ま、一回壊れた後は随分壊れなければいいですがね。
機械物は壊れないものはないのでね。

整備性いいバイクは 好きですよ♪

先日 中古車依頼でお探しした スズキ Vストローム650さんの納車前整備状態の図。

ETCやUSB取付もあり 綺麗に配線するのにまぁまぁな部分までバラしてます。

最終モデルと同型の型式車両ですが 伊東二輪では 2018年に一台 XTを新車で販売してます。
その時にも新車からETC、グリップヒータ、ガード類と装着した際に整備でバラしましたが このバイク、整備性がいいのがメチャ好感もてました。

何回かこのブログでも書いてますが、tetsuがもし明日から日本一周行くなら このバイクですね。
tetsuが一番気にする 車重もギリ許せる範囲内、性能必要十分、積載性他 乗車快適性も考えられてるし 更に整備性がいいので 言うことなしです。

今回の車両はよくあるフレーム、エンジンガード類も装着ない『素』の状態の車両でしたが やはりなにも装着ないのは とりまわし含め軽くていいですね。これならtetsuはガード類着けないかな.....『軽いは正義』なので(笑)。

近年出ている ホンダのトランザルプ750なんかも 同一系統車両としては一度 乗って触ってみたいですね。

と毎度のVスト650 褒めちぎるネタでした。

ドカの燃料センサー交換で発覚したこと

ちょっと前の作業でしたが 定期的に当店ご利用いただいている S野さんの ドカのモンスター900ie。
2000年のインジェクションになった初期モデルとなります。今では旧車の域となります。
この頃のモンスター車体は所謂『851フレーム』と言われる頃のモンスターでtetsuもこの頃の車両が一番 車体としては好きですね。

で作業ご依頼内容が 随分前から この頃(2008年くらいまで)アルアルの不良になっている 燃料センサー交換。そして 駐輪している間に何故か 燃料が減っているという怪現象検証........

燃料センサーが壊れるはもう この頃以前のキャブドカの時代からアルアルです。
そもそも tetsuは今だ ドカの燃料センサー系の表示は信用してませんので(苦笑)。
もし現新車を買っても絶対信用しません!(笑)。それくらい いい加減だと思ってます。
自分の996Rでも燃費と距離計算で燃料入れるタイミングはずっと決めてます。危なく燃料センサーのワナガス欠になる手前を経験しているので(苦笑)。
それが完璧に壊れた場合 燃料残量警告灯が点かなくなるか、逆に点きっぱなしになるというものがほとんどですが、tetsuの996Rでは 残量 約1Lまで点かなかったということもありますので本当信用できません。
点かなくなるのも嫌ですが点きっぱなしは 走行中の視覚的にももっとウザいですよ。

S野さんの車両は現在 新車から約 9万キロ。まだまだ乗れそうな事なのと部品も出るので今回修理することに。
で、ついでに見るのが謎の燃料が減っているという怪現象。

ツーリングから帰って来て駐輪する前に燃料満タンにて停止。
次の時に乗った時に燃料がキャップ開けてみると 見た目減っているとのこと。
外観を眺めても 燃料漏れらしい形跡はないとのことだけど やはり気持ち悪いから検証してほしいとのことでしたが.......

ということで新品燃料センサーはこちら。ちゃんとこの辺りの年式の車両でも純正で部品出るのが毎度助かります。



まずは 燃料センサー交換の儀式でこの頃のドカは燃料ポンプはタンクイン方式なのですが問題は交換時。
現在のインジェクション車は大抵 燃料タンク下部にポンプユニットが装着されておりそこに燃料センサーも付属しています。なので ごっそりユニットを外すという方式が一般的で 燃料さえ抜いておけばそれほど面倒な部類ではないです。

比べて この頃のドカは 燃料センサー自体はタンク下部から装着されていて その配線が燃料ポンプも作動させているのですが、燃料ポンプ自体はタンク上部 燃料キャップ側からじゃないとアクセスできない構造なのです。
これがまた結構トリッキーな造りでして 腕が太い人や 手がゴツ過ぎる人は作業できないのではないかと思うくらい 大変なんです。毎回 手に結構なキズができるのを承知で作業なので 変にマゾになります(笑)。  いや なりませんよ!

で、その作業をしていき すぐにガソリンが減る怪現象の原因を突き止めました。


写真のキャップ周辺金具の下に 細いホースが二本あるうちの一本が断裂しておりました(赤丸印部)。
これ タンクキャップ周辺の 溢れた燃料や 上部に溜まった雨水等を車体下部へ放出するようの管なのですが それが一本切れていました。
上方で切れていたので おそらくガソリンスタンドから自宅走行の間に相応の燃料が垂れ流しになっていたはずです(怖)。
これタンク下部側で切れるともっと悲劇ですが.....

これ見て思い出しました。
キャブ時代から 900SSが同様の構造なのですが以前 常連さんでエンジン不始動になった車両を診た際に 原因がキャブレター内に大量の水混入によるもの。
その原因が 上記ホースの断裂でキャップ上部からタンク内へ水進入という経緯でした。

この構造 何故か 2000年代半ばくらいまでのSSやモンスター系は変わらないのでホント嫌です。
因みに ドカのSBKの916系(998まで)はいち早く タンク下部ユニット方式にも係わらず このブログ内容と同様の役割のホースは健在しており侮れませんので.......

ということでホース各交換して怪現象も同時に一件落着で良かったです。

燃料センサーも無事新品交換にて 信用できるかできないかは置いておいて 参考くらいに燃料警告灯が点くことは確認できましたのでS野さんも満足でした。

謎の怪現象も判明したので まだまだ元気に乗ってください!