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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

マフラーあれこれ


本日昼間に飛び込みで、リヤタイヤ交換となったスズキ レッツ4さん......と リヤタイヤを外すのにはマフラーを取り外さなければいけないのですが......写真のように超サビています。
使用環境や保管場所によってこのように醜い末路がやってきます。当該車両は以前のオーナーさんが海の近くだったようですので、納得です。このようにサビているとマフラー脱着の際に折れる可能性もあるので要注意です。今回は問題なく作業できましたが、良くなることはないので今後も注意が必要です。結果的にはいずれ折れてしまうでしょうが.....

と、そんな典型的な結果に終わった車両がご来店。先日もお話しした、近所の新聞屋さんのプレスカブFIさんです。マフラーがガチで折れてきました。サビと経年使用によるものですね。特に新聞屋さんは激しいから.....(苦笑)。FI車になって触媒等も組み込まれているからか、旧型のマフラーの3倍ほどのお値段しちゃいます。とはいえ交換しないと仕事復帰もできませんので、早速発注交換ですね。
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リトルカブのキャブ不調

約一年前にトラスト時代に購入頂いたリトルカブくんです。今年に入って ほとんど乗っていなかったら最近 まともにエンジン始動できなくなったそうで、レッカー搬送されてきました。
早速プラグを見てみたら真っ黒でガソリンの生ガスでビチャビチャでした。とりあえず新品プラグに交換してキックすると 初爆はしますが持続できません。キャブレター内でなにか起こっている模様。

細かいゴミでも運悪く、キャブレター内のパイロットジェットに詰まってしまったらこのような症状になりますね。実際、今まで 何台ものこのようになった車両をキャブレター清掃にて復旧しております。これはなかなか回避もできませんが、やはり 定期的に動いている車両の方が確率は低くなりますが......
で、ちゃっちゃとリトルくんのキャブをバラします。パッキン劣化で一部ガソリンが漏れていた形跡もありましたので、パッキン類はセットで交換します。
パイロットジェットを取り外してみると 案の定 なにかゴミが詰まっているようであります。
クリーナー清掃及び、エアガンにて清掃。本来の通路口径のなったのを確認して再度組み込み、キャブレター装着。燃料流して、数秒待ったあと 普通にキック 始動OKでした。
調子悪い時の生ガスが燃焼室内の残ってましたので 始動直後しばらくは 回転も不安定でしたが エンジンが暖まってきたら調子も戻ってきました。合わせて、キックシャフトのオイルシール漏れとフロントブレーキワイヤー交換も依頼されましたので 部品来次第こちらもやっておきましょう。

S1000Rアクスルシャフト交換


突然 BMWS1000Rさんです。最近の「D」や「V」や「H」レンジを打開してくれる車両登場で新鮮です(笑)。トラスト時代古くからの常連さん Sinくん号です。以前当ブログで紹介した、トライアンフの「変態 ストリートトリプル」の所有者でもあります。サラリーマン エキストリーマーとして個人で 「TRUSTONE EXTREME TEAM」なるものをやっておりますので興味のある人はググってみてください。
そんな彼の公道 お出かけ車です。各所にカーボン武装されておりカッコよくまとまってます。目玉は 前後ホイールもカーボンなとこ!本人に聞いたら、前後の重さでノーマルより5kgも軽くなっているそう(驚)。押し引きさせてもらいましたが 本当に600ccくらいしかありません。しかもフル満タンと言ってましたので、尚更驚きでした。
で、今回は フロントアクスルシャフトの交換要請です。なにやら 社外の「クロモリ鋼」製の物への交換です。巷で噂ではその製品精度とクロモリ鋼独特の粘り材質にて 走りが変わるとのこと.....でも解らない人には解らないとも(笑)   こういった追及をするのが好きなSinくんですので 気持ちは大事ですよね。きっと変わるでしょう!

ところで、S1000Rのフォークボトムエンドの太いこと。アクスルシャフトを外す際にも取り付ける際にも 使用する工具のサイズが.....
ノーマルシャフトは 「24mm」のヘックスです....滅多にこんなの使わないのですが、これはトラスト時代にナットを溶接した数種類の物を持ってましたので問題なく取り外せました。問題が社外のクロモリシャフトの方でした。

写真のように トルクスになっているのもですが.....サイズが 「100」という..... そんなの他のバイクのどこにも使いませんし見たこともありません。tetsuが持っているトルクスでも最大 55ですし...(これも 他のBMWのエンジンガード装着の為に入用になったのですが....)さすがに100となると他に使用する機会もないですので.....工具の値段も安くありませんので。
ということで工具はSinくん持ち込みでの作業とさせていただきました。申し訳ありませんでした。
無事交換。これで走りに磨きがかかるかは後日インプレしてくれるでしょう。

CBR1000RRステータ逝く....原因は....



昔より当店ご利用いただいている ホンダCBR1000RRさん、2006年モデル 逆車です。日曜日に伊東二輪より近い多摩川の警視庁交通機動隊の練習場で一般の方々のオートバイでの運転向上練習会でのインストラクターを務めている Mみさんです。
先週練習中に バッテリー上がりに見舞われ、練習場で他車よりバッテリージャンプにてなんとか伊東二輪まできました。
もうすでにアイドリングもままならない状態です。バッテリー周りに異変が起こっているのは明白です。端子緩み?バッテリー寿命?カプラ緩み?断線?レギュレータ不良?ステータ不良?と 可能性の順に頭の中を巡ります。
バッテリーの状態を見がてら端子は緩んでませんね。テスタでバッテリーの電圧測ると、8.3Vしかありません。正常な充電で正常なバッテリーの場合、12.6V以上なければいけませんので この時点でおかしいです。バッテリーはまだ交換して一年経ってないとのこと......ちゃんと日本製の信頼おけるバッテリーです。 すると、充電不足という可能性ですので 「レギュレータ」か「ステータ」の不具合の可能性が高くなります。
特にマニュアルなくてもこの手の充電系にはある一定のルールが決まってあります。その部分に沿っていなければ、そこまでの回路がおかしいということになります。
違うバッテリーを接続してみて始動は問題ありません。次にそのまま充電されているか確認すると、全く充電されていないことが判明。間違いなく、充電させる回路になにかが起こっています。
調べていくと、どうも 「ステータ」に問題があるようです。ステータとはメーカで呼び名も変わりますが、「ACジェネレータ」なんて言われたりしてもいます。簡単に言うと、「発電機」です。この発電機が発電できなくなっているようですね。この部分はあらゆるバイク、壊れる時は壊れてしまいます。予防もできません.....
が、今回はケースが違いました。ステータを外すのに、エンジン左側のケースカバーを外します(その部分に装着されています。)その際、アフターパーツで装着されている「スライダー」が邪魔なので取り外していると、ステータから伸びている 配線がこの部分でひっかかって取れません.....???と思っていると、判明しました。このスライダーのブラケットの根元とフレームの間にステータの配線が押しつぶされていて、経年の振動で最終的に被覆がはがれて 配線がボディに短絡するようになってしまっていました。このスライダーを取り付けた犯人は オーナーご本人にというのが今日の電話で判明..... とはいえ壊れては 後の祭りですので.....

新品ステータが来ましたので本日取り付けて、エンジン始動にて充電チェック。本来の電圧にて充電されているのを確認。これでOKですね。
見事にここ数日「H」レンジでしたね。明日からはまた「D」レンジの予感が......でも実は「Y」レンジも「S」レンジも控えているんですがね(苦笑)

何考えてんだか.....


ホンダ フォルツァZさんのヘッドライトバルブ切れ交換です。
ホンダさんのこの手のビッグスクーターのヘッドライト交換は、「嫌がらせかよ!」って言いたくなるくらい毎度 頭きます。ついでに 必ずと言っていいほど「手が痛くなります」。
今回は右側バルブの交換ですが、引き出しのようなラゲージBOXを木ネジ一本外して 車体から取り外す.....までは 楽勝ムードでいいのですが。ここからが 「イタい!」んです。
ラゲージBOX引き抜くと、ヘッドライトバルブへのアクセス用の蓋が登場します。そこを取り外すとバルブの後ろ側がすぐそこに見えます...... ですが、これがおいそれと取れないんです。
厳密に言うと、バルブに刺さっている「カプラ」が引き抜けないと言ったらいいですか。

ちょうど引き抜こうと カプラ全体を持ちたいのですが、写真のように 黄色い縦線の部分がインナーカウルなのですが、そのヘリがバルブ後端と近接しているため 手が思うように入らないのです。そのためほぼ 「指力」で抜くようになるのですが 結構そんな挟むパワー出ませんよ。で、やっぱり手全体で行きたいのですが、そうすると手の甲が一部 このインナーカウル末端に当たって 「イタい」んです。しかも カプラを後ろに抜くわけですから、必然的に もっと狭くなった挟まれる形になります。かと言って スクリーン部から表側カウルを外してアクセスしにいくのには それ相応の時間がかかりますので、是が非でもこの状態で抜きたいですね。また 新車時より一度もこの部分のカプラを抜いたことがない車両は更なる難易度を示します。
当該車両も初めて交換するらしく、15分くらいの激闘の末 やっと外れました。
手は言わずもがな...... 超イタかったです。
これがスムーズに出来る人は、手が小さく 指長い。うえに 指先パワーが 「北斗の拳」のケンシロウほどなければ出来ないと思います。
ていうか、こんな中途半端に期待持たせる造りするなら、いっそのこと最初から外装カウル外すようにしてくれている方が、なんぼか気が楽か。あ~、もぅ! 今回も手がいたいじゃないか~!!ホンダさんよ~!