忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

VFR1200 ステム周りOH&前後サス交換


常連様 VFR1200。新車より 5万2千キロ。主に遠方へのツーリング使用車です。車検も2回を超え 定期交換部品等もそつなく交換してきましたので、ここまで大きなトラブルもなく走れています。今回は今までおなざりになっていた、サス周りのご相談を受けました。なにやら 高速走行中のギャップ等の吸収性が最近悪いとの事......流石に 5万キロ ノーOHのサスでは少なからず 役不足となることでしょう。ということでオーナー様は超大人な選択で.....
前後新品サス交換と相成りました。フロントはこの距離も顧慮して、ついでにステムベアリング交換もということで 全体的に結構大がかりな作業受けとなりました。

フロントフォークはなんのへんてつもない丸ごと入れ替えなので特に写真撮りません。
フォーク外したら、ステアリングステムも楽勝に外せるかというと.....全くもって違います。そこからも結構大変です。しかも 一番の目的の、ステムベアリングのレースを入れ替える作業。特に ステムシャフトより圧入されているインナーレースを引き抜く作業が一番大変でもあります。
無事取り外せましたが、当該車両 経年走行距離のわりに 状態の良いステムベアリング状態でした。



次に リヤサス交換です。全くもってVFR1200をここまでするのはお初なので、色々試行錯誤しましたが 結果、「生まれました~」て感じでリヤサスも取り外せました。



まっさらの新品を投入して作業完了。
こういう時は、標準 センタースタンド装備車は楽ちんで良いですね。
PR

モーレツ中につき.....

モーレツ期間に先週後半から入ってます....
車検預かり中のこの方をやらなきゃだし.....


一番の重症なこの方もやらなきゃだし.....


一見普通ですが、前後サス&ステムベアリング交換なこの方ですし.....

それ以外にも、DB3さんの修理待ってもらってるの~とか 今日預かった 996SPS公道仕様に戻す+α修理&カスタム。 在庫になったカブ90くんの仕上げ。
22
そのうえ、仕入れた車両が今週末入庫するという......  モーレツに疲れてきてます......
明日は休み返上で CB400SFさんの車検& 伊東二輪新アイテムの 軽トラの名義変更に行かねば追いつきません。

ヒューズが飛んだ....さてさて

最近診させて頂くようになったホンダ フュージョンXさんです。新車から 約82000km刻んでおります。色々と出てくることでしょうが、今回は 走行中にヘッドライトが消灯してしまったという。調べたら ヘッドライトの10Aのヒューズが飛んでおりました。オーナー様がその場で新しいヒューズに交換してもすぐに切れたそうです。どこかでショートしております。

で、その場所の探索なのですが.....当該車両一番怪しいのは、後付け 社外ヘッドライト周りですか。やはりこういった社外品はロングランの事は顧慮されていませんので、経年使用でトラブル出やすいです。と ここいら辺でショートしていると思いきや、バラシてみたら一応 配線類は見える部分ではショートしている形跡がありません。こうなると 少し厄介です。車体側に入って行っている配線部分(表側で見えない部分)の可能性が高いです。
ということで 裏側回って、ハンドル下の アクセスカバーを取り外すして ヒューズ裏辺りからメインハーネス集中カプラ部、ヘッドライト配線裏側辺りを見てみます。

見たところ問題ないですね。ここいら辺はメーカー純正のままの配管のようですし。
と、左ハンドルスイッチのハイロ―切り替えノブを数回 動かすとヘッドライトヒューズ部でショートしていた側に +電源が回って来なくなりました。ということは......
この状態はショートしていないので、ヒューズ入れても切れない原理となります。
案の定 ヒューズ入れて、メインキーONでもヒューズは切れません。ここで ヘッドライトの球まで装着してみます。.....と ヒューズは飛んでないのに ヘッドライトは点きません......? 電源テスタでライト側のカプラを見てみると、そこに来なければいけない +電源が来てません。

ここでほぼ 原因は特定できました。左ハンドルスイッチのハイロ―スイッチが壊れています。
早速左ハンドルスイッチをバラしてみますと、ハイロースイッチに入っている配線のハンダが全て経年使用の劣化で 腐食しております。そのうちの二本は ハンダが剥がれて 配線が浮いておりました。ここの部分でショートを起こしていた模様です。本来ならこちらの左ハンドルスイッチ交換となるのですが、新品部品は安くもないのと走行距離も結構刻んでいる 車体ですので、一番安価な方法で修理となりました。とりあえず ライト点灯できるようにしました。その後は お店で見ている限り ヒューズが切れるということはなかったですので 大丈夫でしょう、
今回はダブルで不具合が発生していました。まぁ 距離刻んでいる車体ですので無理もないですね。

油圧ブレーキスイッチ

常連様900SSへステップアップのため、新たなオーナー様へ嫁いだ ドカの400SSさんのリヤブレーキスイッチ交換です。リヤブレーキマスター下部辺りにオイル漏れがあり、今月初めに一度 ブレーキオイルをを補給したのですが エアが噛み込むようなことがないわりに、オイルは減っていくというもの。よ~く見ていると、ブレーキホースとマスターシリンダーの接続部の 油圧スイッチがオイルリークしている模様。早速交換です。

1991年の初期型400SSですが、この頃の年式の車両は900もそうですが写真のような油圧スイッチをリヤに使用していることが多いです。機械式と違って、ブレーキ内にかかる圧力にてスイッチが稼働するもの。大抵、リヤマスターシリンダーとブレーキホースを繋いでいるボルト部分にこの部品を装着するのが一般的です。当該車両はその腐食の仕方からも、当時物と推測されます。93年以降の車両は通常の機械式スイッチが標準となったようですが。
問題なく脱着完了。オイルを入れ、車両からスイッチに入る端子部分を作り直して完了でした。