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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

オフ走行車は特に要注意

ちょっと前に下取りで引き取ったエンジン壊れているレース仕様の KTM 250EXC-F。
復活させるかの焦点にもなる 車体全体点検の一部。

リヤ周りで困ったことが.....

リヤキャリパーのスライドピンが動いてなく 抜けませんでした(汗)。

下は悪戦苦闘の末抜けましたの図。

 

たまにオンロード車含め 公道車でもこういう事ありますが 多いパターンは 全くブレーキ周りを整備してない事もそうですが 他色々な事も想定されます。
まずは オフ車の場合全般ですが 特にオフ走行したにも関わらず 全く洗車していない。
付着した泥がその後 また水分を呼ぶので その部分から腐っていきます(錆もそう)。
また逆にエンデューロレース車のように 毎回走行後に高圧洗車機で集中して洗い出し過ぎているのも良くないです。
シールの内側の防水グリスも吹き飛ばしていってしまいます。

他林道使用車もそうですが やはり泥の侵入も多大な影響があります。
一般林道使用車でもエンデューロ車でもその頻度(泥走行の多少)にもよりますが箇所により 半年~最低でも一年に一度は 各部の作動部のグリスアップはした方がよろしいです。

今回はなんとか取り外せましたが ピンも錆による表面腐食により痩せてしまっております。
これくらいだとグリス漬けにして作動には問題ないですができれば交換した方が吉ですね。
因みに ピン固着していたのでブレーキパッドも偏減りしていたので ブレーキタッチもおかしかったはずです。
当該車両は他にも多々 手を加えなければいけない部分が多く この後も大変でした(泣)

林道部の皆さまも再度 心しておいてください。

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ピレリ ディアブロ ロッソ4コルサ

今月新発売タイヤを早速  ウチのお客様 Yossyくん900SSに 装着です。

ピレリ製 「ロッソ4コルサ」。

ピレリの公道ハイグリップタイヤの最新版ですね。

今までの同系列位置づけのタイヤが ロッソコルサ2でしたが 今回は ネーミングにも微妙に変化が。
本来なら「ロッソコルサ3」となるのでしょうが それを避けてあえてロッソ4の後にコルサを付けているので 先に発売されている 同社 スポーツタイヤの ロッソ4に絡みつけての販売作戦なのでしょうか。

ややこしいですが それでも ロッソコルサ2 後継タイヤは間違いないです。
タイヤボリューム感が前コルサより更にあるような印象です。
最新テクノロジー投入のハイグリップタイヤは如何な性能でしょうかね~。
そのお値段もお高いですけどね~

900SS スタータワンウェイギア不調

先月作業したものです。3月にウチで 販売した 900SSさん。
セルスタート時にモーターのみ空回りするのが頻発することになったので修理入庫。

昔から ドカ系 忘れたころやる作業、スタータワンウェイギアの交換です。
セルスタート時だけ セルモータの動力をクランクに伝える役割なので これが壊れると色々ありますが 単純にはスタータボタン押しても セルのみ空回りしてクランキングできなくなるというの多い事例です。

色々 装着方法、形状にはタイプはありますが ドカはこんな部品です。


国産車でも車体特性や乗り手のセルの回し方、バッテリーの状態により この手のスタータギアは 短命で逝ってしまう事も良くあります。
新車から 14000kmで逝ってしまった XJRの時は 作業自体が超大事だった思い出がよみがえります.......
話しは戻して、ドカの場合(というか逝く理由の一番)は 弱いバッテリーで始動困難な状況でしつこくセルを回していたり、スタータボタンの押す時間が短めな人に多いです。これは 古いハーレーやヤマハのV-MAXなんかもそういう感じで壊れますね。
ほぼ バイク側が悪い事はないですね(イレギュラーに機械的に壊れた場合は別ですが)。
特にドカのキャブなんかは 一か月くらい始動していないと 最初の初動困難な事が多々あり その時にバッテリーが弱いと 相乗効果にスタータワンウェイに負担になる行為となります。
因みに キャブのフロート室から古いガソリンが抜ければ かなりの確率で初期始動は楽になるのですが 900SSの場合 ハーフカウルはまだしもフルカウルはカウル外さないとなのでね.......

今回はおそらく前オーナー時にそのような使い方が多かったと見てますので 今回は納車後 3か月ほどでしたので 部品代だけいただき作業代はサービスで交換です。

左ケースを開けて フライホイールも外さないとです。


フライホイールの裏側に装着されております。
KTMのEXC-Fも同じような構造でしたね。


ドカは作業的に色々細かいワナはあるのですが 久しぶりの交換でもすぐに思い出すものです。
古い国産車や ドカ系(高年式も要注意)、ハーレー系の方は 特にバッテリー管理は最上級扱いくらいに 常に状態良くした方がいいです。経年使用したら使えていても容赦なく交換した方が 車両のためにもなりますので。


ムルティストラーダ1000DSのエアクリーナって.....

伊東二輪 唯一 一台見てます Sガイさんの ドカのムルティストラーダ1000DSさん。
自分でエアクリーナエレメント交換できないので 交換依頼でした。

まぁ 出来ないというのも分かります。
大変なんですよね~、作業が......この頃のムルティは。

ま、ヤル気を超絶出せばそんなでもないと言えばそんなでもないのですが......大変です(笑)。
色々ワナもあったりします。
なにが大変かって上物(タンク~シート)を取り外しまでの道のりが色々外すので.......

今回はタンク脱着自体で 予定外のワナにハマりまくって泣きそうでしたが なんとかエアクリーナ交換に辿り着きましたよ。予定外のワナはもう疲れたのでネタにすらしません(怒)

うわもの外れれば後は早いですよ!(笑)。

初のムルティ1000系のエアクリーナエレメントとご対面......


「聞いてはいたけど 本当にスポンジなんだぁ。。。。。」
「っていうか 想像通り ほぼ粉砕して フィルター部分 ないし((笑))!」


そう、昔の2スト原付や 伊東二輪でも今だたまに見る スズキのアドレズV125系などのエアフィルター粉砕事件と同じです(苦笑)。
ドカでは SBK系の 916~998や999系は吸気ダクト内にスポンジフィルターなので定期的に見てないと 経年劣化にて粉砕しているケースが多々あります(tetsu996Rもそうでした(笑))。
SBK系以外の車両は みな乾式だと思ってましたが 何故か ムルティ1000DSだけスポンジとは.....
同時期 同型エンジンのSS1000DSや S2R1000などは ビスカス式フィルターなのにね。

「Sガイさんいつも全開だからな~..... 粉砕しても気が付かないわけだ(笑)」と一人 ブツブツ言いながらエアボックス内に散らばった フィルター残骸を取り除きましたよ!(怒)

ということでK&Nの フィルターに交換でしたが 今回の件でよ~く解りました。
tetsuがムルティ1000DSで作業的になにが一番やるべきかって言われたら 早々に 有無も言わさず エアクリーナーエレメントを社外乾式に交換推奨ですね!
ということで無事 Sガイさんに引き取られていきました。
ブイブイ言わせるのも ほどほどに(笑)。

マジェスティ 155 S 諸々整備

長年のお客さま Yさまの初期 マジェスティ155 S。そろそろ25000kmに到達かということで 駆動系含め 要所の消耗部品交換ということで入庫。

ここまでやって 一般的消耗部品の エンジンオイル、ブレーキ関連、タイヤ関連の部品しか交換してきませんでした。

今回は プラグ、エアクリーナエレメント、駆動系と言ったところを交換。

ベルトカバー外す前にエアクリーナーカバーが開くので ご対面。

想像通りの汚れでした。

新品はこんなにキレイです(苦笑)。


次に駆動系。

当該オーナー様は 激しい走りをしないので 結構ヤレてないだろうという予想通り あらゆる部分の会消耗が最小限に抑えられておりました。
ドライブプーリー周りも遠心クラッチ周りも まだまだ使用できそうな感じでした。


ベルトは流石に距離分の ベルト幅が若干狭く減ってましたが それでも経年のわりには状態よかったですね。
ベルト、ウェイトローラを交換して 完了。
まだまだ乗れますので これからも定期的に点検等 もってきてください。