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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

Dio クラッチ破損

伊東二輪入るマンション住人さんの Dioさんの不調相談。

突然 エンジン停止での車体の押し引きが重いとのこと。特に後ろに押すのがという案件。

診て見ますと センタースタンド上げた状態での前方方向にはなんとか回るのですが 後輪を後方に回す方向が 既に かなり重いのでこの時点でなにかおかしいですね。
ブレーキは考えづらいですが 昔他の車両で ブレーキシューがベースから剥がれてしまっていたのがこんな感じになったものもありましたが 今回は 多分 クラッチ不良かと。

よくあるケースとしては、 3個あるスプリングの内の一個が折れたのではと想像していましたが ベルトカバー開けてクラッチ確認したところ 要は同じことでしたが レアな方での壊れ方でした。

写真で見ると3個あるクラッチのうち一個だけ浮いています。


一見クラッチスプリングが折れたのと同じようですが違います。

外したクラッチ裏部です。

スプリングがひっかかる部分が折れてしまってました。

クラッチ自体の摩耗剤部分がほぼ無くなっているくらい使用された物でしたので 単純に寿命とも言えてましたが.....

こちらは新品。


tetsuバイク屋人生でもこういうのは レアケースですね。
どちらにしろ経年使用での金属疲労破損ということです。

新品クラッチ周りに交換して完了でした。
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過充電

お客さん ドカの1198のバッテリーがこんなんなってしまいました(汗)。

過充電に気が付かず 最期はバッテリー死亡にてエンジンストップからのレッカー搬送でした.......

1198のバッテリーは左カウル内 エンジンの真横に装着されてます。
とはいえエンジン熱等でこう変形したわけではありません。
レギュレータ制御ができなくなり過充電のためバッテリーが熱変形してしまったということ。
電圧制御するレギュレータは バッテリーケースの下、マフラーの真横辺りに装着されます。
ドカのこの頃のレギュレータは国産の同時期の物とも同じ 本体に冷却フィンがあるもの。
一見 アンダーカウルを抜ける風で冷却されそうですが それは走り続けているときのみですよね。
しかも 昨今の日本の夏の暑さの中では走行中でも冷却は期待できないのではとも思ったり......
元々ドカのSBK系は昔の851、888以降 916からは バッテリーの搭載位置がエンジン横になり (スタイル的に隠すところがないのもあるが マスの集中化が大きい)熱的被害を受けやすくなりました。
エンジンの進化と共に発するエンジン熱量を顧みず エンジンの真横にバッテリーを搭載するスタイルが慣例化。999ではそれまでの右側から整備性も考えての 左側に。でもこれが更に無理あります。今度は更にマフラー等の影響も受けますので。
この周辺にレギュレータを配置するのでこれも熱がこもる場所に何故にという位置なので必然的に使用環境によってはバッテリーもレギュレータも壊れますよね。

ま、国産車でもSS系で渋滞をハマりながら走る車両は短命で壊れるのは同じことですが......

今回は運悪く 過充電側での故障でしたが未充電として壊れる方が多いです。
これも電圧計を見ない限り 気が付きませんので どちらにしろ一般的にはエンジンストップもしくはエンジン不始動にて気が付くパターンがほとんどかと......

どちらにしろ 対策らしい対策はないですが 一番いいのは『暑いと思う日は乗らない』にかぎりますよ。

定期的な900SS

DUATI 900SS、伊東二輪ではトラストワン時代からのお客様から新しいお客様も含め 出入りするドカの中でも今でも数多く診ている車種です。

当該車両は 常連 yossyくんの 1991年型 900SS 連休前に車検預かり中の図です。

この年式のみになる 純正 黒外装は珍しいです。

知らない人はオールペンしたと思われがちなんですがね。
白フレーム時代は リアルカジバ時代を彷彿させるので これはこれでtetsuは好きですね。

レッツ4 ドリブンプーリー破損

常連さまの スズキレッツ4さん、加速減速時にたまに 振動が大きくなり後輪付近で異音がするというのと その際に加速時の走りも重くなるとのことで診断依頼。

で、スタンド立てて後輪から回しして回転減速時になにか違和感があるので 即ベルトカバー外してみます。

一見なんともなさげでしたが ドリブン側(後輪側)のベルトが引っかかっているムーバブル部分を動かしてみて気が付きました。ここがなにかおかしなことになってます。

で、外してみた写真がこちら。

この写真で なにが変な事になっているのに気が付ける人は 原付駆動系 通です(笑)。

こちらの写真は分かりやすいかと。
左が外したドリブンのムーバブルプーリー、右が当該部分の新品のプーリー。

そう、センターの溶接されている部分から綺麗に分離してしまっていました。

tetsu修理歴でも随分前にこうなったのを他の車種で一回だけ見たことありますので これはレアケースですので。
新品に交換して無事完了でした。

今回は早期発見で他部分に影響がなくて良かったです。

超久しぶりの お山練習

先週17日にtetsu 久しぶりのエンデューロ車練習、しかも 日野オフロードランドへ行ってきました。伊東二輪で言う『お山練習』です。

他林道部員も b部長、K主任、Sinくん、長谷Gさん、松Kくんと集まり 久しぶりの『合同練習』でした。


とはいえ tetsu 日野自体も1年半ぶりくらいだしここ 一年もほぼ練習していないので 他のみんなは中級コースへと繰り出してましたが tetsu一人淡々と基礎的な部分も確かめながら 普通に初級コースのみをグルグル回ってました。
もう四捨五入60 なので 兎に角 『押したくない!』ので(笑)。っていうか押しが必要ないくらい上手くなればいいのですが それには練習量となにより若さが足りない(笑)。ですよ!

それにしても暑かった~~。
前日の雨の影響もあり コース内は蒸し蒸しでしたね。
午後の走行の最後の方は 気持ち悪くなり(昼に食べた 焼きぞばが.....)倒れるかと思いましたがヤバくなる前にやめましたよ。
今後も9月末の8時間耐久レースに向けて 練習を積まねばなんです!

なんせ 今年は初の『アイアンマン』でエントリーなので(苦笑)。