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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

過充電

お客さん ドカの1198のバッテリーがこんなんなってしまいました(汗)。

過充電に気が付かず 最期はバッテリー死亡にてエンジンストップからのレッカー搬送でした.......

1198のバッテリーは左カウル内 エンジンの真横に装着されてます。
とはいえエンジン熱等でこう変形したわけではありません。
レギュレータ制御ができなくなり過充電のためバッテリーが熱変形してしまったということ。
電圧制御するレギュレータは バッテリーケースの下、マフラーの真横辺りに装着されます。
ドカのこの頃のレギュレータは国産の同時期の物とも同じ 本体に冷却フィンがあるもの。
一見 アンダーカウルを抜ける風で冷却されそうですが それは走り続けているときのみですよね。
しかも 昨今の日本の夏の暑さの中では走行中でも冷却は期待できないのではとも思ったり......
元々ドカのSBK系は昔の851、888以降 916からは バッテリーの搭載位置がエンジン横になり (スタイル的に隠すところがないのもあるが マスの集中化が大きい)熱的被害を受けやすくなりました。
エンジンの進化と共に発するエンジン熱量を顧みず エンジンの真横にバッテリーを搭載するスタイルが慣例化。999ではそれまでの右側から整備性も考えての 左側に。でもこれが更に無理あります。今度は更にマフラー等の影響も受けますので。
この周辺にレギュレータを配置するのでこれも熱がこもる場所に何故にという位置なので必然的に使用環境によってはバッテリーもレギュレータも壊れますよね。

ま、国産車でもSS系で渋滞をハマりながら走る車両は短命で壊れるのは同じことですが......

今回は運悪く 過充電側での故障でしたが未充電として壊れる方が多いです。
これも電圧計を見ない限り 気が付きませんので どちらにしろ一般的にはエンジンストップもしくはエンジン不始動にて気が付くパターンがほとんどかと......

どちらにしろ 対策らしい対策はないですが 一番いいのは『暑いと思う日は乗らない』にかぎりますよ。
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