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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

748R 諸々

川口からの 2000年モデルの748Rのお客様。
以前に 900SSを伊東二輪にてご購入いただいたオーナー様でそちらも所有中。

748Rは最近 メインキーONで燃料ポンプ&スタータが回らないことが頻発すいるとのことでご相談。ついでに距離的に25000kmということでタイベル交換もご依頼でした。

まず 先の燃料ポンプ&スタータ回らないというのはある程度事前情報からしても ドカ特有でたまにアルアルの リレーの故障と踏んでおりました。
ただ この電源系にリレーを介している手法が 2000年辺りのドカ系は パターンとして使用しているリレーの種類や方法が車種によって違っていたりするので 実際現車確認しないとです。
年式近い車両は各リレー 共通な物もあったりするのですがそれでも3種類くらいあるので tetsuも基本的に在庫では自分の996Rのと同じタイプしか手持ちではもってません。

で、案の定 予想通りのリレーがダメでした。
これ たま~に突然ダメになったりするから厄介なんですよね。
復旧するときもあるのですが 突然死んだままになるのもあるのでその場合 レッカードナドナしかありません(泣)。
この車両 ノーマルは 996Rタイプの一世代前のタイプのリレーでしたが基本その進化系が996R以降に使用しているものでしたので この部分は手持ちで対応完了。


左がダメなリレー。右は同じく搭載されていたファンリレーの方ですが こちらも経年劣化が激しかったのでついでに交換しておきました。それほど高額ではないので 定期的に交換が望ましいかもしれませんね。
これ以外に もう一回路手前にもリレーが2個入ってまして スタータ系だけでも最終的に4個のリレーを介している事になるのが この辺りの748Rや996SPS系の車両の特徴です。
996Rから簡略化されます。
何故にかのかは不明ですが(国産では見たことないので) 丁度インジェクション過渡期ですので電流対策がシビアに考えていたのか。

リレー交換後はその後 百発百中 電源入るので問題なしと断定。

で、タイベル交換の図。

いつもながら 748.996系は大変ですが 2000年の748Rは タンク下のエアBOXが分離式で外周のみ外せるのでスロットルボディ外さなくていいので 断然楽です。

唯一面倒なのは 2000年~2002年の748Rだけ 専用タイミングベルトってところでしょうか。
他の車両と互換性ないので 取り寄せる時も少し面倒です。

オール作業完了して電源もすんなり入るようになり 納車になりました。
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クロスカブ110 強化クラッチ

先に書きますが 別に推奨部品っていうネタではないので(苦笑)。
ふつーに使用している方々には無用ですので。

クロスカブ110のお客様ですが 最近 全力走行しているとクラッチが滑り気味とのことでご相談。


巷では ふつ~に乗ってさえいればカブ110系のクラッチは滑らない模様なのですが 極限まで使用している方々だと ある程度走行距離重ねてくると高回転時に滑り気味になる模様。

で、案の定なのですがバラしても 予想以上にフリクションプレートもスチールプレートも正常にしか見えないんですね~(以前もそうでした)(笑)。


これ エンジンを改造しているわけでもないので 別にバイク側が悪いわけではない 要は『仕様』ですが これまたカブ系となるとこういう対作品みたいなものが社外品でありまして。

昔のキャブ時代のカブ50やモンキー系のエンジンをタケガワの88ccキットとかにボアアップするとノーマルクラッチではもたなくて ほぼマスト的に強化クラッチを組むのが定番でしたが 今回のはノーマル車ですからね(苦笑)。どんだけ飛ばすんだって.....

で、話しは戻り tetsu的に外品で見まわしてみても 信用できそうなのは SPタケガワ製の強化クラッチプレートか クリッピングポイント製の 強化ケブラークラッチキットかというところ。
以前に クリッピングポイントの物は別のお客様のクロスカブに装着したことあったので またこちらを選択。
まぁ 基本的に強化って唄ってますが 純正のダイヤフラムスプリングの下にもう一枚プレート上の板(大きいワッシャーみたいなもの)を入れて よりクラッチの圧着力を高める方向性なのは タケガワもクリッピングポイントも同じだと思います。


ただ クリッピングポイントはケブラークラッチプレートも付属してくる点が 感じ的に『強化』している感になりますが(笑)。

これ組み込むと確かに高回転滑りづらくなるのですが tetsu個人的に感じるネガもありまして シフト時の半クラがなくなる方向になり シフトタッチも悪くなります。
適性な位置でクラッチ遊び調整すると シフトタッチが超悪いです。
ノーマルのような「ガチャ」って感じでは入りません。
シフトタッチを良くする方向にすると ピンポイントな境目で今度はシフトチェンジがしづらくなるというオチにもなり この点が 乗っている時の感触としては今一かな~って思ったりします。

まぁ ふつ~な使い方していればこういうものを入れる必要がないくらい現行 カブ110系は良くできているのですがね。

高崎からの 900SS

伊東二輪のお客様 なにげに 関東 他県方面の方々もいらっしゃいまして 毎度ご利用ありがとうございます。

今回の車両は 群馬県 高崎方面の方の ドカの900SSさん。
この車両、前オーナーもウチのお客さんでしたので そこから入れるとかれこれ 12年以上は観ています。
伊東二輪が 以前 まだGooバイクに掲載していたころ はるばる現車確認にしに来て頂き ドカへの不安要素やその後のメンテナンス等でどのようにすればいいかの相談を経て ご購入頂きました。
メンテは結果的に消耗品以外で なにかあったら 伊東二輪に持ってくるという事で本人も納得でしたが 販売後 約4年 車検から車検もまぁまぁ乗られてますが これと言った大きな故障もなく 上手に乗られてますね。
今回は 車検他 軽度な修理依頼です。

当該オーナーさんはオイル交換時も 必ずご来店、ちゃんとその時にtetsuもタイベルやクラッチ周りが見れるので一年に一度は診れるのでtetsuも 安心です。

走行環境も良い方なので(家から出てすぐがワインディングだそう、ウラヤマシイ) 4万キロ突破した車両も絶好調です。
当人もかなり気に入っている車両なので 末永く乗って欲しいものです。

モンキー パンク修理

久しぶりの 旧モンキー(今はモンキーって125ですから)のリヤパンク修理依頼。


赤いホイールなのは かの 『くまもんモンキー』だからです。
フルノーマルの車両でしたので カワイイですね。
6Vモンキーの頃から知っているtetsuとしてはこの 後期モデルはインジェクションなので不思議な感じです。

で、この頃の車体のモンキー、ゴリラ系のホイールと言えば 「合わせホイール」。
タイヤを入れるのにも、外すのにも ホイールを左右に分割するんですね。
こんな感じ。


大昔30年ほど前はこの構造のホイールに幾度 泣かされたことか.....(泣)

大昔はモンキー、ゴリラ系ももっと一般的に使っている人が多かったので必然的にパンク修理も多かったですが、なにが泣かされるかって この合わせホイールがバラせなくなっている車両が多々だったのです。
この合わせホイール、スチール製なのでサビます。
特に古いヤツは塗装も剥がれるので余計にサビます。それまでのタイヤやチューブ交換歴にもよりますが.....
で、このホイールの合わせ面内に水が浸入し放題の構造なので 使用環境や保管環境により この間がサビまして ひどくなると このサビで合わせ同士がサビて固着して剥がれなくなるという図式になるのです。そして これまたいざなんとか合わせ面が剥がれたとしても そのままホイールに穴が空くなんてこともありまして........
更にひどいものでは 合わせは剥がれたけどタイヤ外せないというオチになったり......
タイヤのビード部とホイールもサビで固着してとれなくなるというのにも遭遇しました。この時は サンダーでタイヤ切りましたがね(疲)。そして タイヤにホイールのフチが張りついてきて ホイール ジ、エンド っていうのもありました。
兎に角 イヤでしたね。しかも 超疲れるし......

バラし頻度が多ければ簡単なんですがね......

今回の車両は年式も新しく タイヤもまだ硬化していなく ホイールの中もキレイそのものだったので楽勝でした。鼻歌でしたよ(笑)。

こんなキレイなモンキーホイール、今までで見たことないっすよ(笑)。


昔からのおまじないで 合わせホイール組む際には 次回に酷くならないように 合わせ面にグリス塗りたくりの刑も久しぶりにやりました。

という モンキー合わせホイール 昔は大変だったんだよ~ネタでした(笑)。

MY23 250EXC-F

先日の荒天の中、修理車も部品待ち 来客もないであろう天候だったので 重い腰を上げて 約一か月放置していた tetsuの MY23 KTM250EXC-Fを整備し始めましたよ。
ま、仕事の方もメチャ忙しくて その上 左肩の状態がまだまだ改善されなかったので ヤル気ゼロだったのもありますが。

っていうか 自分の車両の納車整備はいつでもツライですね(笑)。
全集中のヤル気を出さないとです。こんな状態までしなければいけないのが分かっていたので.....
っていうか こんな状態までなっているってどういうこと?


これでこの後 フロントも外れるので もうなんだか解らない状態でした(苦笑)。

因みにステムのグリスアップで抜いた際 新型になっての関心した部分もあり。


ステムのシャフト部分の写真ですが 真ん中の凹み部分はハンドルロックが刺さる部分(EXC系は一応公道走行可能な為、ハンドルロックがあります)。以前はこの部分がシャフト内まで貫通していてこの部分から水やダスト類がベアリング側に侵入することも顧慮して レーサー化の場合 、先人の知恵を借りて この部分に目留めのテープを巻いていたのですが 今回から貫通させてない加工となってました。

凝った造りです。これでテープ処理も必要なし。

その後 夜な夜なチマチマやって 95%まで完成しました。

ま、外装は昨年使用したものなのでこうなると違いは今一解りませんがね(笑)。
フレームの色が違うくらいかな。
肩の状態もよくなってきたので そろそろ乗りたいな~。