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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

レース用から公道車へ

トラスト時代からのお客様なら知っている人も多い Mr,Tくんの 筑波サーキット専用車兼 レース用のドカのM900Sie。

ここ2年訳あって 伊東二輪にて車体お預かりしていましたが この度 一般公道仕様に戻すことになりまして。

絶賛 登録検査に向けて 奮闘中の図。大分完成してますが。


本人も元々 モンスターを公道で乗りたがっていたので。

で、外してあったノーマル外装類を取り付けるわけですが これが面倒くさい!!

軽量化も含め レースでいらない物ほぼほぼ外してますからね。
ライトにテールランプにウィンカーにその他細々と。
更に レース用ECUとかも 排気ガスの関係上 車検ではダメなのでこれも戻したり。
あ~、面倒くさい(笑)。
更に USB電源やらETCやらスマホホルダー欲しいだ、元々レース用車として触っていたtetsuとしては『レーサーにはいらないんだよ!』って言ってやりたい(笑)。
あ、今回は公道用だった。

他 2年間動いてなかったですが店内保管というのもあり 意外と他状態は悪くなかったのが幸いでした。

ま、これもMr Tくんのためですので。
完成体を写真撮るの忘れましたが なかなかカッコイイっすよね。

タイヤは交換しましょうね。
ディアブロスーパーコルサ じゃ 公道一般使用から峠ワインディング共々なにも 楽しくないっすよ。
あ、でもasaP氏と筑波走行会行くのかな?
なら そのままなのかな?ま、今まで慣れているからご自由にって感じですかね(笑)。

これで少しはツーリングで約束できるバイクになりますかね?(笑)。
引き続き 楽しく乗ってくくださいね。
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V125 ホイールベアリング交換

常連さま スズキ アドレスV125さんのフロント周りからたまに金属音がするとのこと。

走行約8万キロ車両なので おおよそはホイールベアリングの疑いでしたが その通りでした。

アドレスV125は実は 前同系列モデル車に当たる アドレスV100と 基本、ブレーキ周り(キャリパやディスク)、ホイールベアリングが共通です。特にホイールベアリングは同品番。

ですが アドレスV100時代は 各個体車体でも 5万キロも距離走ってくるとホイールベアリングが一度ダメになるのが多かったイメージですが V125になってからは距離乗っても極端に交換は減りました。
おそらく V100はフロントサスペンションの構造が旧来のボトムリンク式だった事が大きいのでしょう。
V125のフロントサスは テレスコピックフォークになったおかげで 制動時の安心感や制動力自体も向上したのに加え ホイールベアリングの寿命にも影響したと認識しておりました。

それでもたま~に壊れますよね。
ま、これは大型車両でも 同じような使い方していても壊れるものと壊れないものがあるのと同じで 最終的には工業製品なので致し方ないでしょう。

ま8万キロ使った時点で十分とも言えます。


大抵の壊れ方と同様、右側は全く問題なく 左のディスク側の ベアリングレースが一部粉砕してしまってました(汗)。
そのおかげで ボールが保持できなくなってました。
もう少ししたら粉砕でしたね。

左が取り外した物。レースの破片も回収できました。右が新品。


V125のフロントアクスルシャフト自体も細いので ベアリングも直径 約25mmくらい。
こんな小さなベアリングで 8万キロ、このベアリング周りがノートラブルで走る方がスゴイですがね(笑)。
無事交換して V125なので まだまだ走れますよ。
伊東二輪 10万キロ超えているV125さんは現在4台共 元気ハツラツですからね。

FCR

久しぶりに 新品の ケイヒン製 FCRキャブを ドカ 900SSに装着しました。


当該 SS元々装着されていたFCRが長期放置で燃料パイプに亀裂が入り他の部分もかなり劣化が激しく復旧させるより新品導入が望ましいという結論で新品交換です。

製品は勿論 BITO R&Dさんの プレセッティングされている 900SS用のキットです。
エンジンノーマルだし街乗りなので勿論 39パイの方です。
既に FCRが装着されていた車両なのでハイスロも買わなくていいし そもそも 男のファンネル仕様で乗っている車両なのでエアクリ取り付けアダプターも必要ないので作業的には楽でしたね。

新品キレイですよ~。


そしてエンジンインシュレータ側に刺さる部分が各車両用に それぞれ違うので専用品が削り出しされたものが同梱されてきますが うつくすぃ~~~~~。

これを ネジ部にシリコン塗って FCRのベンチュリエンジン側に装着しますが 見えなくなるのがもったいないですね(笑)。

ということで無事装着されて 元気よくエンジン始動。
当該車両は それほど パイロットエアスクリューのアジャスト等を変更する必要はなさげでした。
やっぱり新品FCRキャブは いいね~っていうアクセレーションでした(笑)。

アクシストリート125 諸々修理

ヤマハ のアクシストリート125さん、新車からのワンオーナー車さん。
当初は普通にオイル交換のみのご依頼でしたが......

オイルを抜く時点でtetsu そのドレンボルトに違和感が(汗)。

ヤマハ系のこの手のエンジンは オイル抜く箇所が2カ所あり、①一般的なドレンボルトと ②簡易オイルフィルター機能を兼ねた(中にスラッジ等濾過する 網が入っている)ボルトがあります。
頻度よくオイル交換している車両なら いつもは①の方でオイル抜いての交換でいいのですが オイル交換3回に一回くらいは②の方からも抜いておいた方が良いというのが通例です。
今回の車両は tetsu 初見というのもあり ②の方からオイルを抜いたのですが 外したその②のボルト形状が知っているそれとは違うんです(?????)
お客さんの前で「え~?あ~?う~? え?え?え? え~~~~~?」って謎の発声行動をとってしまいましたよ(苦笑)

で、よ~く見ていて 判明!!

ボルトの外周が全て割れてなくなっていたのです!!!(怖)

確かに ②のボルトを外す前にやけにエンジン下部がオイリーだな~と思っていたのですが 走行 約38000kmだし オイル交換頻度も解らないから そんなものかな~くらいに考えていましたが 原因はこれです。逆によくそれくらいで納まっていたものです。

結果 もれなく入院お預かり。ついでに 新車から一度もご本人曰く やってない駆動系の整備他 定期整備部分もご依頼されましたのでちちらも修理します。

で、まずは問題のエンジンドレン部。写真見ると一目瞭然ですよね.......


左が新品、右が破損していたもの。
見事にOリングが入る部分から欠損しているのですがあまりにキレイに全周割れてないのが逆に不思議でもあり謎でもあります。
装着部分はエンジン真下ですが 何かエンジン下部に当たったとしてもそれなら工具かける19mm部分にもなにかしら傷入ります。それにエンジン下部の前に センタースタンド等があるので現実的にこの部分にこのような力が加わるとは思えないのですがね......
以前のオイル交換時にこの部分の開け閉め時になにか起こったのかな....
前作業は tetsuが携わってない案件ですので謎のままですが.......
まぁ 結果的にこの時点で発覚しておいて良かったということで新品交換して無事に完了。
次は駆動系へ。




駆動系はオーナーの扱い方が優しいとみえて ベルト、ローラ、プーリー、クラッチ共 非常に良い状態でした。ベルトとローラ、スライダのみ交換で問題なし。

38000kmノータッチのエアクリーナはこんなものでしょう(苦笑)。
上が取り外し物、下が新品。  よくがんばりました!



プラグもこれくらい減りますよね。

バイク全般 インジェクションエンジンになってからプラグが飛躍的にもつようになったのが逆に 乗り手も整備側も気にしなくなった傾向があります。本当は 約10000kmに一度くらいの交換が望ましいんです。

そしてこれはオイル交換時にtetsuが見つけて発覚交換。
たみにこのブログでもアップする 『タイヤバースト 1秒前』的なリヤタイヤです。


アブナイアブナイ(汗汗)。ホント バースト間一髪な事をオーナーさんに伝えて これよりはマシだけどほぼツルツルだったフロントタイヤ共々交換しました。

という 普通のオイル交換から大々的な修理作業に発展した例ですが 結果的にこれでまたある程度長く乗れると思えるので良かったと思います。

スズキ ジクサーSF250

スズキ ジクサーSF250

長い常連様 乗り換えでの ご依頼車両。
連休前に納車した車両でしたが 2021年モデルの 実走 600kmの超極上車でした。
当該車両はインド生産とのことですが メーターや他の部分も結構許せる範囲での出来映え。
単気筒なので軽い軽い。クルクル回ります(笑)。
昔の方式とは違いますが 往年ライダーは知っている スズキの 『油冷』エンジンなんです。
なので結構エンジン周りもシンプル。
新車価格が約50万くらいなのも魅力でしょう。
カウルでフレームワークを隠す手法によりホントカッコよさが違います。
カラーリングも現行車でははくなってしまいましたが 当時の ワークスGPカラーなのがカッコイイです。



ドカやオフ車ばかりではない証拠写真でした(笑)。