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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

セロ男組合での 初林道中

先週4/21はロードツーリング行ったばかりでしたが、今週は 黄金週間休みも兼ねて 4/28は 今年初の林道中にお客さんと行ってきました。
舗装部活動も林道部活動も シーズンインなので忙しいtetsuなんです(笑)。

といっても 今回は yossy企画でしたので サポート参加という感じですか。
この時期はまだいつもの長野方面には行くのは危険なので 今回は探索兼ねての 初方面に行きます。


5台参加のうち 林道初心者が2名だったので それこそ『プチ』的感覚でしたが 意外とプチにはならずだったという(笑)。
しかも 若手は誰もいないっていう(苦笑)。
平均年齢 52.2歳って 林道中でどうなんでしょうね.......

朝6時30分に海老名SAに集合。

奇しくも 全員 セロー250となったということで 『伊東二輪 セロ男組合ツーリング第二弾』となってしまいました(笑)。
しかも 組合での初林道中とも。

旧来林道部からは 店長 tetsu、セロ男組合長 yossy、機敏な(今では機敏ではない)デ●の O田先生の3人。林道初が U杉くんと セロー乗って文明開化した N田くん(以前ブログネタでtetsuとマフラーネタやっていた人ね)の2人。
全員セロー250(厳密に tetsuは毎度の XT改ですが)。キャブ3台、FI2台という組み合わせです。

今回は 御殿場下車してに 富士山南西部辺りを探索します。
フラットダート主体の林道が数本あるようで その支線等も含めて軽く探索予定です。

燃費がいいセローですが 一応高速下車後にガス満&コンビニで朝食を。
ロードツーではそんなことあまりないですが、林道はお腹空くので朝 しっかり食べないと 途中でスイッチ切れてしまいますのでね。
ホントスイッチ切れると 途端に楽しく走れなくなるんですよ(経験談)。

組合長先頭にナビ頼りで林道エリアに向かいます。
そういえば 今回、 tetsu XTで林道中は初となります。
ここ数年は林道中と言えば ほぼ 690ENDURO Rでしたので。690EDRは ハンドル切れないところと車高が高いところが シチュエイションによってネガになることも多々ありますので その辺が全て払拭されるであろう XTの林道中は楽しみでもあります。
ただ フラット林道は 690の方が断然楽しそうではありますが(笑)。
やはり 走る前から想像できる セローの機動力を生かしての『お気楽な探索』ができるところが最大のメリットでしょう(笑)。


yossy組合長の事前データ収集もあり 結構数本の林道を繋げての快走です。しばらくして 脇に作業道っぽいところがあるのを探索に入ってみました。

そしてここでまず今回一回目のアクションシーン!
yossy先頭に その次をU杉くん→O田先生→N田くん→tetsuの順に作業道入っていきましたが その地点はなんのヘンテツもない 湿ったサンド(砂)地の緩い左コーナー。
O田先生 ここで突然 左にダ~イブ!な感じで転倒してしまいました(驚)。

幸い 人間は怪我もなくでしたが tetsuの目の前で転びましたが 路面を見ていなかったのではと思うくらい あっという間にダイブしていました(苦笑)。
なので 久しぶりの シャッターチャンスを見逃すわけにはいきません(笑)。
怪我してないことさえ分かれば 甘くはしませんので ウチの林道部は(笑)。
ましてや O田くんは 今回参加者で言えば 一番の経験者なので それこそ助けるわけないんですがね(苦笑)。
きっと 師匠の 魚雷隊長もそうするはず(苦笑)。

O田先生がなかなかバイクを起こせないので それはほっておいて 他みんなで 奥を探索してくることに(笑)。
ほっておいても FIセローですからキャブのように始動困難になることはないです。
他燃料漏れやオイル漏れもしている風ではないですしなにより フラット地面なので 個人的見解では ほっておいても問題ないとふんでましたので。
因みに この内容を見て 『対応がヒドイ』と言われようが tetsuは昔からこんな対応でみなと林道中を楽しんできたので これが伊東二輪 林道中の方針なんです(笑)。
可能なかぎり『自分のバイクは自分で起こせ』ですよ。よほどに身体等に支障がないかぎり 自己完結が基本だとtetsuは思います。
勿論 その状況次第や  体力ヘロヘロになって起こせないとか 年寄りだから起こせないというのは しょうがないので助けますがね(笑)。
この時のO田先生はまだ午前中も午前中だし 体力もまだ数パーセントも使ってないレベルだとtetsuは思ってましたので 敢えて 厳しくしてみました(笑)。tetsuより一歳だけでも 年下だし(笑)。

さて 奥に向かって探索してみると 斜面を登りながら ウッズの間を抜けていく楽しいルートを発見。tetsu先頭でそこをグルっと回ってみると 途中 細いながらも浮いている倒木がありましたが フロントアップ&抜重でなんとかXTくんはクリアしましたね。
流石 足がすぐ着くってスバラシイと思いました。
他 U杉くんと N田くん 2人は こっちのルートを行かすのは可哀そうだったので その手前の障害物のないルートを通ってきてもらう事に。
 

tetsuに続いていたyossyは浮き丸太の部分で一旦ハマった模様。

 


そこをシャッターチャンスしているとtetsuの左脇で『ヴゥワ~ン!ヴゥゥ~~~ワ~ン!』とエンジンの音だけケタタマシク奏でている割に 一向に前に進まない N田くんがいます。

なのでこちらもシャッターチャンス(笑)。

近すぎて 悶えている描写が伝わりません(笑)。

見ていると 段差の斜面を登ろうとしているのですがリヤタイヤが路面に噛んでなく むなしく空転しているのに何度も頑張っているではないですか。
既に地面は掘れ始めていたので 一旦それをやめさせて バックして一本左のルートに行くことを教えました。

まぁ N田くんは初林道というのに加え リヤタイヤが IRCのGP22の空気圧 1.5というのも相まって若干難しかったでしょう。でも持ち前えのガッツとスピリッツがあるので 安心してこういう場面でも見てられました。

10分ほどこの辺を探索してO田先生のところに戻ると まだ車体が寝そべっておりました。(えぇ~?!)

本人 バイクブランクとその他の影響からから体力がもたなく起こせなかったようなので 仕方なくtetsuが起こしてあげました。 しょうがないですよね、起こさないと先に行けないのでね。

ここでしばらくO田くんは休ませている間に 反対方向の作業道を探索に。




U杉くんはセローOEMタイヤの BS TW301.302ですが なかなか乗り手の筋もよいみたいで 結構苦も無くついてきました。まぁ tetsuに言わしめれば U杉くんはマゾ気質に加え かなりの負けず嫌いな性格そうなので この手のシチュエイションは自ずと燃えると思ってましたので 結果 その通りでしたね(笑)。

このルートでも N田くんが嵌って またもリヤタイヤの空転音が。

それを見かねて N田くんの後ろにいたyossyがN田くんを押すも 一向にその場から出れない模様。
シャッターチャンスをしながら遠くからみていると どうもフレーム下部がなにかに つっかかっている雰囲気。


 
tetsuが歩いてその場まで行き 下部の丸太を下に押さえつけながら yossy押すことでN田くん 脱出に成功!

後で聞いたら『行けるだろ!』と軽い気持ちで選んだルートで繁みに隠れていた細い倒木に気が付かなったという 路面状況を 良く見ずのアルアル原因でした。
ま、しょうがないですよ 今回が 初林道中なのに こんな予定外のとこ 走らされているから(笑)。
 
でもN田くんの言っていた 『フラットダートより こういうシチュエイションの方が 燃えます!』
という気持ちがあるから走れているのもあります。
昔、某Mザワくんは 普通の林道で文句言ってましたからね(笑)。
違って この時点で U杉くんもN田くんも かなり楽しいと言っていたので 二人ともそういうのに向いているってことで(笑)。

O田先生の疲れもある程度とれたところで 一旦下界へと。

まだこの時点で11時前くらいでしたが yossyが探してあった 近場のお好み焼き屋さんに昼飯を食べに向かいます。

流石yossyが探したお店だけあって普通ではないです(笑)。

中でも食べれますが 天気もよく気温も高めだったので表で食することに。
こんな環境下で お好み焼き食べるっていうのもオツですな(笑)。


お店のサービスで 採れたての タケノコの煮物をいただきましたが アクもなく美味しい一品でした。ありがとうございました!

食後に近くのコンビニで飲みの等補充して 後半戦に。

前半戦行かなかった林道に行ったのですが ここで結構 楽しめたのも事実。 
結果的に道はどれも最終的に抜けれなかったの プラス その脇の作業道等も探索したため その辺りは更にガレていたり、一部 廃道と化しているような個所もありで 、そして yossy道勘違いするで 同じところグルグル」なんていうのも 結果的に 走りまわる距離は増えるので楽しいっていえば楽しいんですけど よく考えると 先に進んでいないっていうのが どうなのかなっていうのも(苦笑)。

ま、楽しかったから結果論 OKということで(笑)。

でこのグルグルエリアで またもO田くん やりたくもない 本日二回目の アクションタ~イム!!
今度は緩い下り路面で 左繁みに 同じく ダ~イブ。
またもtetsu 真後ろから 見てしまいました& 容赦なく シャッターチャンスです。


分りづらいですが 本人 ちゃんと 写真用 ポーズを決めてくれてます(笑)。
でも 今回は左足がバイクの下敷きになっていて身動きとれないようなので みんなで起こしてあげました。今回も怪我はないですが これもある程度 身体のプロテクター装備等での恩恵もあります。
一番は 下敷きになる前にバイクを放り出せるといいのですが 場合によってそうもいかないですし、tetsuなんかはクセでバイク離せないですしね(苦笑)。
だけど 放せない方が 怪我のリスクも高いので 皆さん要注意ですので。

本題に戻り この辺で O田くんは体力の限界が来たようで 次の大き目な舗装路に出たら 早退という流れに。残念ですが 本人が辛くて楽しくないことを無理して連れていってもいいことないですし こちらも逆の意味で辛くなるので いたし方なしでした。
まぁ 今では立派なエンデューロ課の Sinくんも 昔は林道中で早退してましたからね(苦笑)。



そして後半戦も半ば、それまで無転倒を死守してきた U杉くんも 本人も気が付かない疲れからかは知りませんが 方向転換させる際にほぼ立ちゴケ風に転倒。
シャッターチャンス到来にも撮らさずの 即起こしでした(笑)。


起こした瞬間の写真は撮れましたがね(笑)。

この時点で 午後2時30分頃。
あとは前半戦で走った林道の支線をある程度探索できるかぎりして 午後4時頃 帰路につきました。


黄金週間の前半 日曜日と言うこともあり 帰りの東名高速は大渋滞してました。
グーグルマップ先生曰く フル高速でも 帰路 約2時間30分ほどと.....(涙)
それなら どうせみなセローだし 下道でもいいのではとなり 結果まだ 渋滞がそれほど多くなさげな 山中湖~道志道通ってフル下道で帰ることに。

余談ですが tetsu道志道走るの 多分 10年ぶりくらいかな~くらいでしたが 随分と雰囲気が変わっていることに驚きました。

道志道での 一定速走りで 眠気の世界に勧誘されまくりでしたが それでも東名高速の渋滞を永遠とすり抜けていくのよりはマシだと感じました。

最後の 稲城辺りのコンビニにて解散となりました。

改めて セロー250の機動力のすばらしさにより 楽しめた林道中でもありました。
更に付け加えるなら 林道初心者は 『セロー250にしとけ』と思っていたtetsuの考えは間違ってないと再認識しましたね。
だから U杉&N田くんは楽しめたのだと思いますので。

ということで 組合長 yossy、企画に写真 ありがとうございました。
& 他 組合員各々もお疲れ様でした。

因みに 綺麗目な写真がyossy。
ブレてて光補正されていないのがtetsuの写真です。携帯古くて写真画質悪いので悪しからず.....

PS:ハンドガードもついてないのに一部 ガレてるところやヤブ漕ぎを走らされた O田くん、U杉くんはゴメンなさいね。今後は是非 装着してくださいね(笑)。

以上 非常に楽しい林道中でした!
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FORZAのタイヤ デカし

バイク屋やっていてもいざこういうことがないと知らない事も多いっていうネタです。

伊東二輪では基本ビッグスクーターは 長きのお客様のみ見ている状況ですが その中の一台。
2020年に新車で購入した O田さんのホンダ FORZAの前後タイヤ交換依頼で ちょっと驚いたことが。

FORZAのタイヤって外径大きいんですよ。

フロント15インチ、リヤ14インチなんです。



写真 下 二本のタイヤが 今回のFORZA用の新品 左がリヤ 14インチ、右がフロント15インチ。
サイズ感を見比べるために 上左が 原付系12インチ、右が大型バイク系の17インチです。
これからすると スクータースタイルからすると フロント15インチは結構な大きさですよね。

ひと昔前のビッグスクーターは せいぜい フロント13インチ~12インチ。リヤは ほぼ12インチっていうのが主でしたので 大きな違いです。

ホンダはPCXを出した時もいち早く 14インチタイヤとかにしてましたので安定性をとりたいのでしょうね。
しかし 250ccスクーターでリヤ14インチだと メットイン収納部はあまり入らなそうですけど どうなんでしょう......

暖かくなったので山梨方面へツーリング

4月も後半になり流石に 気温も上がってきたので 今年初の 山梨方面のお山交えてのツーリングに行ってきました。

tetsu、お客様交えて 10台でしたので ここ最近としては久しぶりに多めの台数でした。

10台中 8台がドカという、『ウチはドカ屋ではない!』のいつもの発言には説得力ない様相でしたが まぁそれはそれ(笑)。
しかもドカでもレア車傾向な車両ばかりですが 再確認ですが 『ウチはドカ屋ではない!』ですので(笑)。



tetsuは 今回は やはり851出動です。

昨年と今年初めのツーリングで使用してみて あまりの高速でのオーバークールの現状がイヤでしたので暖かくなってからと思ってましたので。
そのために R600から外した前後タイヤ、ミシュランパワーGPも入れて万全の状態。
本格的にお山走らすのも初ですので 楽しみでもありました。
元祖 ドカのSBKホモロゲ車両の走りはいかにです。
そんな浮かれから 兼ねてから851に装着したかったものをツーリング前日夜に お店で交換してみました。
マフラーなんですが、当時の851 スーパーバイクキットとして装着されていた 本物の『ベルリッキ』製 メガホンマフラーです。


やっぱりこの車両にはこのマフラーが似合いますよ!
とはいえ 以前からこれを装着するのに躊躇していた懸念材料もありまして.....
それは『音量』....... 昔聞いていたので知ってはいたのですが 改めて装着させて始動させた音はというと....... 「マジ!ウルサイ!」の5倍くらいな感じですか......マジ笑えないです。
この時点で この音で ツーリング参上するのは 消極的に思ってましたが、一応試走してみようと思い店の回りをグルっと乗ってみました結果.....
「どう考えても 俺には無理!」という結論になり 結果 ベルリッキ装着は断念しました(涙)。
カッコはいいですが カッコで乗れるのは若い時だけ(笑)。
年寄りには ある程度 癒しが必要なのですが この音では癒しのかけらもないです(マジ)。
もう 音がウルさすぎて 乗っている自分も気分が悪くなる感じなので それで一日中ツーリングで乗っている事考えると ツーリング後半でバイク捨てたくなりそうなのが想像できたので却下でした(笑)。
でも やはりマフラー交換していい感触の部分もあり、エンジン回転がスムースに上がるのとエンブレも穏やかになる方向になるのと やはり マフラー2本分軽くなるので 車体の運動性能的にも良くなります。押し引きでも分るレベルですしね。
これで ノーマルに戻すのもな~っと思案して 個人的には 見た目的に本意ではないながら 手持ちの900ssのテルミニョーニ カーボンマフラーを装着することでまずは決定しました。

という くだりで始まりました今回のツーリング。

参加車一覧

くまさん GSXS1000F


Y澤さん 999


asaP 998S ベンボストロム


yossy 900SS(1991 ブラックエディション)


N藤さん 900SS(1997 最終モデル)


Sinくん R-1M


西Dさん 998S ベイリス


S部長 M900Sie


K平くん 996

朝6時15分に中央道上野原インター近くのコンビニに集合出発としました。
参加者年齢層が高いので 集合時間よりかなり早い時間帯で ほぼ集合していたのが笑えました。


みんな早く起きてしまうからですね(笑)。まぁ 今回初参加の996のK平くんは 参加者唯一の 20代でしたが 興奮しすぎて寝れなかったということで 伊東二輪にtetsuと待ち合わせ 5時にしてあったのですが4時30分に来てましたからね(笑)。
そして 集合時間チョイ遅れでやってきたのが 林道部部長の S部長M900。
彼 30代ですので 若さが反映されてましたね(笑)。



まぁ来たと同時に出発でしてので 予定より5分遅れくらいでしたのでなんのことはない。

この日は当初天気予報的に下り坂予報もあったことからか 道中のルートでは 車もバイクも終始少なく 久しぶりに 超快適なツーリングだと思いました。

7時15分頃には 小菅の道の駅到着。

ここで知ったのは トイレは午前9時からでないと開かないという事実....
これは知らないと (大)をしたくなった場合は 悲劇となるので皆さん要注意ですよ(マジ)。

みんなで記念撮影の図


ということでここでも休憩はテキトーにサッサと先に行きます。
国道411に出て 塩山方面に。
ここも 丹波山~塩山に抜ける間に 遭遇した車はたったの2台。
なんて快適なんでしょうでした。

そして塩山市内に入りコンビニにてトイレ休憩。



しばらくして近場のガストが開いているのを知り 朝食へ行くこと決定。
ガソリン給油してガストで朝ごはんを食べに入ったのが午前8時30分頃。

何気に ドカのSBKシリーズが並んでいる図。
851、996、998S、999 と これに1098(1198)がいれば ドカのL型ツインエンジンのSBKシリーズでの大まかな外観違いでのモデルがコンプリートされるということです。
ドカ屋でもないのにです(笑)。


午前10時頃には 帰路の後半戦へと走り始めて 都留のコンビニで休憩。

そこから秋川抜けて 相模湖から中央道へ。

12時30分頃、石川PAで解散という流れでした。


天気も思ったより良く、それほど 寒くも、暑くもなく 皆 大きなトラブルもなく平穏に終了できた楽しいツーリングでしたね。

個人的には 851をまともに走らせられた意義が大きかったです。
自分が若かりし頃の憧れのバイクの筆頭でしたからね ドカの851は。

そこであらためて tetsu的に 851を 元気よく走らせてみての感想。
朝の気温が若干低かったのでラジエターのガムテープはそのまま 2月のゲリラ参加のとき 同様にしていきましたが それで今回は 丁度 高速 75度くらい。悩みのオーバークールは発生せず、下道前半では80~85度くらいを維持。塩山入って気温も上がった後半戦ではガムテは ほぼ剥がしました。 国道20号のトロトロ走では 90度超えてくることもありましたが ファンは回ることなく(95度手前で回る)安定していたので851には ベストな気温でしたね。
因みに 851は ラジエターファンが回ると996系とは違い 一応水温は下がって来るのですが 回っている時間も長く その分バッテリー消費するので低回転での充電能力が乏しいこの頃のドカではなるべく回したくはないのが正直なところなんです。
でも オーバークールがない安心感もあり お山でもそこそこマジメに走らせてみることができました。(それでも 年季ものバイクなので 気は使いましたよ)。
参加車中 唯一 80年代車両&正立フォーク。
でもその正立フォークは マルゾッキの M1フォークと言い、当時のレーシングフォークレプリカとも言われていたフォークなので 正立と言ってもそこそこいい仕事はしてくれていると思いました。
R-1Mのような現代車両からしたら ブッチギリの旧車の域ですが その走りは 「流石ドカのSBKのご先祖さま!」と言える走りをtetsuに感じさせてくれました。
現代タイヤのグリップ感が勝ってしまって車体が暴れる場面もありましたが それでも全体の車体安定感は 自分の996Rに通じるものを感じられました。
エンジンは普通に851ccしかない 100馬力ほど(多分軸出力なので後輪出力は90チョイなのかな?) なので エンジン回転まわして行ってもさほど感動もなにもないのは自分の996Rのパワーを知っているからですね。
4バルブ 851ccの割に 思ったより エンジン回転上昇は モッサリしているなぁとも思いました。
感覚的には 900SS+α 回りやすいエンジンかな~くらいな印象。
体感加速での速さは 自分の996Rの加速の半分くらいかなというのが正直なところ。
なので身構える必要もさほどないですが そのため 登りは思った以上に登りません。
車体構成上 現代バイクのようにフロントには乗り込んでいけないですが 逆に後輪で曲げていく L型ツイン時代の ドカ本来の持っている方向性通りでしたのでその通りに走らせれば 結構普通に攻め込んで走らせられる印象でしたね。
それを見た 走り側派の くまさんやSinくん(この二人は国産車)も 驚いてくれてましたので。(それはそうでしょうね(苦笑))。
特に GSXS1000Fを駆る くまさんは 心の中で 851をバカにしていた模様でしたのでね。
その気持ちも分かりますが(笑)、直線パワー以外では 意外と抜けそうな気配がないくらい 851の運動性には驚いてました。
それがお見せできただけで tetsuは ニンマリですよ(笑)。
逆にそのおかげで 851のポテンシャルもtetsuなりに計れたのでよかったです。
くまさんお付き合いいただきありがとうございました <m(__)m>。

また初期以降の年式の851~888では 車体、エンジンの進化もあり 違った印象があるのでしょうがそれは もしなにか機会があれば進化の違いを体感してはみたいですね。
 
851の先代オーナーさまへの楽しい報告がまた一つ出来て良かったです。

という楽しいロードツーリングでした。

写真はほぼ yossyくんによるもの、毎度ありがとうございます!

参加者のみなさまも おつかれさまでした!

ではまた。

GSX-S1000F 車検他

保険屋 クマさん号 車検他の図。


何気に クマさん バイク歴中 一番長く乗っている車両になった スズキ GSX-S1000F 2016年型。
本人は 『スズメ号』って呼んでますが tetsuもその通りだと思います(笑)。

エンジンがGSX-R1000の K5(2005年モデル)ベース、スイングアームも R1000のまま使用、フレームに至っては専用設計だけど R1000より軽く造られていると なんともストリートユースに振ったわりに 随所にイキイケ感を出しているスズキならではの イイ感じのバイクだと tetsu個人的に感じます。
一見 ツアラー車両方向だと思っている方も多いようなのですが そうではないようで、やはりベースとなる先販売だった カウルレスの 1000Sがストリートファイター要素で出した経緯があるのでその方向性を持っていると考えた方がしっくりきます。
なので 基本的に ワインディングでも SS勢と同等に走れるスペック造りがスズキ製作陣の狙いだったようです。なのでリヤシート周りも貧弱なのはその影響のよう。

こんな方向性なところも クマさんも気に入っているのでしょうが.......

でも 気にいってない部分もあるようで(苦笑)、思ったより チープだった 電脳装備。
この部分はtetsu的には当時の新車車体価格からしてもなんら期待するものではないとは思っておりましたが その通りな結果に..... 
本人曰く『トラクションコントロールが テールスライドした後に効く!』とよく言っております(苦笑)。
まぁ これはメーカー指標が もっと 普通に使用する人前提だったのだと思いますがね。

それと これはtetsu個人的印象ですが、安く販売するためだったためか 随所に整備性の良い部分と悪い部分が混在しているのが整備する側としては若干 ウザいですが.....
R1000のお客様がいないのでなんともですが R600やR750はいますがそちらの方が整備性は全然いいです。

特になにやるにでもカウルの脱着がついてまわるのですが これがまたなかなか 外しづらくてイライラします。


写真のようにエアクリーナー周りを見るのに タンクがリフトアップするのはありがたいのですが これもドカの900SSや旧モンスターのように 「あっと言う間」に到達できるわけではないところが やはりイライラします。
色々周りの物を外さないとっていうのが.....イラです。

思わせぶりと言うのでしょうか(笑)。

でもノーマルの排気音もいいですし 走りは R1000譲りというところもあり 意外とよく走ってくれるようなので 許しましょう(笑)。

因みに 今回前後タイヤも交換。

tetsu昨年からお気にいりの ミシュラン パワーGPです。

今年 パワーGP2が発売され パワーGPは 旧型タイヤとなり 在庫があるものは安く売るようになったのでコスパいいと思います。
パターンやメーカー問わずで 走り重視の方はいいタイヤですので この機に交換お勧めです。
クマさんもこれで 峠も 電脳装備に頼らなくても楽しく走れますよ~(笑)。

900SS ワンウェイクラッチ交換

先日修理した 案件です。
5年ほど前に伊東二輪にて販売したドカの900SSくん 1995年の北米 CR仕様車。

90年代辺りのドカにはたまにアルアル案件ですが スタータワンウェイクラッチがスベり始めてしまっての入庫。
最近乗る機会がなく たまのエンジン始動により バッテリーが弱いところでの始動困難と相まって なる故障修理です。
国産車では ヤマハの 旧VーMAX他 大排気量車で同様になるようなものが多かったですね。
XJR1300のこれを交換した時には泣きながらやった記憶が蘇ります......
エンジンを車体から降ろして ほぼ全バラしないと交換できない衝撃の展開に 二度とやりたくない作業のかなり上位に来ます。
そういえば ハーレーもショベルは多かったイメージ。エボでも少なくなったけど忘れた頃 発生して何台か修理しましたね。
どれも 今では懐かしい トラスト時代の思い出です。
近年車ではドカ含め ほぼやらないのでその辺の構造が良くなったのでしょうがインジェクションで劇的に始動性がよくなったこともあるでしょうね。
でも ワンウェイクラッチの故障の最大の起因点は 『弱いバッテリーでしつこく始動作業を繰り返すこと』に他なりません。

本題戻りまして。
ドカのワンウェイクラッチは フライホイールの内側にあるタイプ。
なので左エンジンケース外して フライホイールも外さないとです。

先日もパルサーコイル交換で同様な構図をお見せしましたが ほぼ同じような工程です。

当該車両も 新車時装着のガスケットが残ってました。
tetsuが初めて開けるのかな?走行距離 7500mマイル車両なのでほぼ間違いないでしょう。

フライホイール外した裏に固定リングで嵌め込んであります。



 これがワンウェイクラッチの新品。

純正でちゃんとまだ出るのがエライです。
ちゃんと修理できる安心感は大事ですよね~。


外したワンウェイクラッチ。

内側の各ベアリング部分に白い縦筋が付いているのが分かると思いますが その部分が削れてしまっているため 始動時に相手のリングギアを回すことができないのです。

新品に交換して 快調にクランクが回る事確認。
エンジン始動後 当900SSのエンジンは絶好調ですので 是非 なるべくでも乗ってあげて欲しいものです。

余談ですが この頃のドカのキャブ車は特に不稼働時間の期間が多く開いた車両ほど 始動するまでに困難を極めます。
始動できないのに グルングルンセルを回し続けて セルモーターにも負担になります。
最終的には 今回のワンウェイクラッチ含め スタータ関連のどこかが壊れてきます。
また 配線周りにも少なからず よろしくない影響はあります。
そうなる事を想定して最初からある程度大容量のバッテリー(車からのジャンプとか)を併用しながら始動させることを推奨します。
その際には一回一回を休み休みというのも大事。
そうしないと このワンウェイギアは長持ちしませんことご注意ください。

よく言われる 『イタ車は壊れる』のに該当する.....わけではありませんので。
こういう案件は バイクが悪いわけではありません。
扱っている人間側の認識の問題と思ってください。
それを感じるのも難しいですが この手のドカを上手く乗り続けるには そうしてあげてください。