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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

日替わりV100その①


スズキ アドレスV100。トラスト時代に何台納めたか分からないくらい おススメできる車体でしたね。速さ、小柄さ、もさることながら「エンジンの耐久性」はバツグンと言えるでしょう。
そんなこんなで修理車も多いわけでして.....と言いつつ、当該車両は知り合いの車屋さんのお客様のもので半分委託修理ですね。
走行中に減速状態になったらそのままエンジンストールして、その後エンジンかからずとのこと。
持ち込まれた時も一瞬かkりそうですが、持続せず その後は全く セルでもキックでもかかりません。定番のプラグの火も見てみますが問題なく飛んでます(しかしコレが罠でした.....)。
何度かセル回して プラグを見ると 生ガスで濡れているもようですが初爆もありません。
とりあえず次にキャブレター見てみますと、つい最近もやった 「インシュレータ」がこれも穴が開いていました。これはこれで今回発覚しておいて良かったと思います。
で、この部分からゴミ等吸って キャブのスローエアやメインエアーの穴が詰まったのでは?
と思ってバラしましたが結構問題ないレベル......
とりあえずキャブを戻して、エンジン始動してみると 一撃で始動するではありませんか.....
一見 キャブをやってかかったように見えますが、実は違いました。
アイドリングから低回転は良かったのですが高回転まで回すと 突然 エンジン回転が落ち込んでストールしそうになります。調子悪くなる瞬間、エンジン上部で 「チチチチ」という チャカマンのような音の連続音があります。「これか!」と思い 色々見ているうちに判明しました。
その昔も他の車両でやりました。

イグニッションコイルにいく一次電圧の配線の被覆が一部こすれて薄くなっており、その部分からボディに電流がリークしていたのです。
なので、運よく この配線が完璧にボディから離れている場合はなにごともなく走れます。
今回のパターンですと、一時電圧がボディにリーク(短絡)することにより 点火を閉じている状態が出来上がっていたため エンジン始動できなかったのです。
先端部分 約5cmを切り落とし、新たに配線を引いて完成です。
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たまにこうなる.....

久しぶりに現在の店内状況です。

希望している訳ではないのですが.....たまにこうなる、「ドカ屋だ」(笑)。
写真に写ってないところまで入れると店内ざっと6台のドカがいます。
フレーム単体の900SS初め、エンジン降りてる900SS、制作前のSS900ie、外装修復中の999、キャブ調整中の900SSとそこに またまた希少車「SPORTS1000S」さんのリヤウィンカー交換です。

当時2006年、2007年の2年しか販売されてなく球数も少なく今じゃスポーツクラシック系はこれはこれの路線で人気ありますね。このポジションも 当時ラインナップの1098系よりもスパルタンですよ。このオーナーさんも「バイクは二本サス!」というこだわりとカフェレーサー風カウルというところでこの車両をお探しになったとか....わかります。 かっこいいですもんね。
って実は 現在の伊東二輪、ドカに負けず オフ車軍団もなぜか5台ほどいるので かなり偏った風貌です。でもお店の外に並んでいる主力は「カブ軍団」なんですがね(笑)。

M900


伊東二輪では珍しい、ハードカスタムなモンスター900さんキャブです。944cc仕様、FCR、ゲイルスピード鍛造ホイール、バフがけスイングアーム、削り出しステム、ステアリングヘッド、SHRKアップマフラー、外装 等.....キレイに存在感バリバリにカスタムされています。.基本ご自分でできる方ですが要所は以前より任されております。前回の交換から4年強経った タイミングベルト交換、ついでにそのタイミングベルトの奥側に装着されているインナーカバーも交換の依頼です。
 
当該車両、社外のアルミタイミングプーリーがヘッド側に装着されておりますのでベルトを外すのは高年式の物と同じく、プーリー外さずで交換できる優れものです.......が、奥のベルトインナーカバーを交換のため、プーリーを外さなければいけません。社外のアルミプーリーは材質や整形の問題からか、経年の熱と脱着時期によって カム本体にカジってしまっていて簡単に取り外せなくなっているものがあります。この車両もその通りで、自作プーリー外しで外しました。
奥のカバーは販売当時の物と見受けられました。

写真赤丸の部分に亀裂が入っていますね。この頃のはこのあたりで亀裂進行により折れるということがあります。折れると、ベルト周りに甚大な被害をもたらします。
この対策のためか、交換部品として発注すると 下の部分が短くなっているものが来ます。インジェクション空冷2V系は全てこの短い仕様になってます。
本日引き取りに来られまして、元気に走り去っていきました。

カブ90、チェーン・スプロケ交換


今年のトラスト時代に購入頂いたお客様のスーパーカブ90、バイク急便仕様のチェーン、前後スプロケット交換です。お店から出て約3000km。納車時は全く問題なかった駆動系でしたが.....
定期的に点検等持ち込まれてましたが、ここ最近チェーンの辺摩耗が激しく調整してもチェーンの張る箇所と弛む箇所の差が大きく調整しきれなくなりました。まぁ重い箱載せて、毎日 激走していますので無理もないですね。
リヤスプロケットの歯も波乗り状態です(笑)。

カブのノーマルはチェーンの上下にカバーが装着されていますので弛みも判断し難いですが、よく「ガチャガチャ」言わせながら激走している車両を多く見ますよね。中で外れると大変なことになる可能性もありますので皆さま気を付けてくださいね。リヤ側で巻き付くと、後輪ロックの可能性......エンジン側で絡まると、最悪クランクケース割りますから(汗)。

今回はチェーンもSTDより倍以上の値段しますが仕事内容考え本人希望で 耐久性重視で。RKの420MRU(Oリング入り)で交換です。
年末繁忙期 頑張って安全運転でお仕事してくださいね。

久しぶりの泥んこ遊び


いや~、2年ぶりとなる「オフ走行」でしたが、やっぱり楽しい~!
先週の予告通り、今週の水曜定休日に もう一台の愛車、CRM250ARで相模川河川敷に走りに行きました。
今回は同い年 常連お客様、よっしーくんと 行きました。オフ歴は短いですが近年精力的に林道散策に行っているオフ車をオフとして使っているお客様です。わざわざ仕事の休みを合わせてくれました。
 
こちらもCRM250(Ⅲ型)となります。余談ですが、トラスト時代からかなりのtetsuの好みでCRMシリーズを販売した経緯があり未だ 常連オフ車乗りの80%はCRM系です(笑)。みんなあの2ストパワーにやられちゃっている(それ以外にも多々、良いところがある)方達なので部品が出ないと解っていても乗りつぶす方々ばかりなので....
以前はシーズン中は林道散策に精力的に出向いていたのですが、ここ2年 独立話も含め気持ちに余裕がなく 大好きなオフ走行も行けてませんでした。

特に今回の相模川河川敷は何年ぶりになるやら......かれこれ8年ほどにはなるのかと。ホンダのモトクロッサー CR125をトランポに積んで走りに来てましたね。
本当は林道行きたいところですが 久しぶりに走る身体には丁度いいですし、この時期は特に山の方は路面や積雪等の兼ね合いで林道も走るのにはままならない(千葉や海沿いの方はまだいいのですが)ので、手っ取り早く 練習も兼ねて走れるのが東京からですとこことなるのです。昔はお店の近所の多摩川河川敷に同じようなオフ車で走れるところがいっぱいあったんですがね......
この場所は色々なシチュエイション、技量によってコース(らしき物が勝手にできている...苦笑)があり プチオフロード経験にも良いですね。場所によって拳大ほどのゴロゴロの石の箇所があるのでそういったところは初心者はツライかもしれませんが....
先週末 降った雨の影響で所々 大きな(深くも)水たまりができてますが、逆に湿っている方が 土ボコりも立たないのでいいこともあります。ネガは.... 容赦なく泥だらけになってしまうことです... 林道ですと滅多にこんな泥だらけになりませんから....
最初は 我が林道師匠、エンドー師匠の教えの 「全ては8の字から」というのを思い出し 反復練習をして 身体も思い出してきましたね。


慣れてきたところでコースっぽいところをテキトーに走ってみましたが すぐに感覚は思い出しました。しかも いけない事にやっぱりヤル気が出てきてしまいます。レーサー魂が顔を覗かしてきます.....危ないです。その昔 CR125にスイッチするきっかけになった事件がありまして.... 初期型のCRM250でこのこの場所に定期的に練習にきていたことがあったのですが、その時に調子に乗りすぎて バンクで吹っ飛んで バイクは中破、人間 身体中打撲(未遂で右手首 負傷していたのでは....)というイタイ目に逢ったのが頭をよぎるのですが..... 性格的にダメなんですよね~
この経緯があったから、こういったところで走るのはCRMではなく純モトクロッサーにスイッチとなったわけでしたが....これはこれでまた違ったフラストレーションが溜まった訳で。これはまたの機会にお話しします。
水溜まりを避けるように走っていても無理があります。30分も走ればこの通り....


後は 2時間ほど休憩入れながら 走り回りました。
途中休憩していたら、古めかしい車両のわりに妙にキレイな小柄な車両が激走しています。しかも車体の動きやアクセルワークを見るに、かなり乗れそうな方が操ってます。よくみると「あ、あの車両知っている!とあるお店で現在で新車購入できる2ストオフ車の スズキ TS185だ!」

たまたま知る機会があった、愛知のバイク屋さん 「石原商店」さんで購入できる話を、先日 よっしーくんに話して その写真も ネットで見せていたのです。二人で盛り上がっていましたら、TS185の方が我々の横に来まして声をかけて頂きましたので思わず、「それって、石原商店さんで購入した新車ですか?」と聞いたら、先方もビックリした表情で 「石原商店知っているの?そうこれまさしく、その新車!」と! 話が盛り上がり...... しかもこの方、お住まいが 伊東二輪と同じ 世田谷区喜多見在住だったという(ウチのお店の場所も知っておりました)....なんとも世間は狭いです。このTS185はどこぞの海外仕様地車で 平行輸入で入れてきているみたいです。まだこのような車両を必要とする国があるのですね。
宮ヶ瀬に慣らしに行く途中、ついここに寄ってしまったという(笑)。tetsuより年上とお見受けしましたが、走りも話も 元気いいこと!颯爽と 激走して去っていきました(笑)。
久々の身体なので ほどほどで切り上げておかないと 怪我しますので 2時間ほどで終了。
どちらにしろ、後半は 握力が落ちてきて 車両の抑えが利かなくなるのですがね。


帰る間際はよっしー号もtetsu号もいい感じで 泥だらけです(笑)...... 帰ってしっかり洗車して泥を落としておかないと 腐食やサビを呼びますからね~。
いや~、楽しかった!