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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

頑張れよ!スーパーカブ&プレスカブ納車


この二台。21歳大学生の友達同士で今回ご購入いただきました!二台同時に納車でした。
今まで一度も原動機付きの二輪に乗ったこともなく、車の免許はあれど ほとんど運転もしたことがないという、典型的 最近の若者たちでしたが....
カブ購入の発端となったのが、先に一人の方が(この彼がプレスカブを購入)、原付が欲しいとのことで直接お店に相談に来ました。近年では珍しいことなのです。このご時世、どうしてもインターネット上だけで全てを済ませてしまう傾向です。特に若い方々はその傾向が強いとい感じていました。しかし、今回のこの彼らは 「直接現場の話を聞いてみない事には解らない」ということから、先に来店した彼の住まいが伊東二輪より近かったからというものです。
で、最初の相談内容ですが 「スクーターとカブ、どちらを選ぶのがいいか。」というかなり漠然としている内容でした。
その時に彼にも言いましたが、スクーターでもカブでもどちらもいいところがあるので、一概にどっちがいいとは決められません。そこで、今後 それらの原付を購入後 なにがやりたいかを聞いたところ、「鎌倉に行きたい!」という声が聞かれました。この時点で、迷わず 「カブにしなさい!」という意見を投げかけてみました。スクーターでも行けなくはないですが、こういった 最初から「少し遠方に行ってみたい。」という野望がある人には、どこにでも行ける 「スーパーカブ」の方が、より未来があり より楽しい原付ライフが待ち受けることですので。勿論、スクーターにそれが無いとも言いません。ただカブの行動力の無限性にはかないません。それで楽しくなってより大きい排気量へ移行する人も多々見てますし。
ただ、彼らにはカブを選ぶのに躊躇するところが当初ありました。「仕事バイク感ありすぎて、カッコ悪い」という印象です。
しかし、この印象は 伊東二輪にあった現車を見る事で一転しました。実際のスーパーカブは意外とカッコイイとか、リトルカブという存在も知って よりカジュアルなことも。
っていうか一転どころか納車時には 二台とも「仕事仕様じゃんか!!」って言える状態でしたね。(笑)
当初車両探しですが 一人はリトルカブで色も 水色か、赤希望。一番難しい選択です。
もう一人は、普通のカブでOK。できれば 風防付きがいいと、しかもサビやヤレはある程度目がつむれると。こちらの方が 見つかる確率は高いですね。
案の定、オファーを頂いてから 普通のカブが先に見つかりました。しかも風防付きで。90年代の排気ガス規制前の車両でしたが適度にキレイで、エンジンも調子よく 予算内に収まるものでしたので、即決いただきました。
一緒に車両を見に来た、 リトルカブご所望の彼もやっぱり早く車両が欲しくなりますよね~。
で、もう一台先にあった在庫の カブ50にしようかと迷っていたので、彼の為に仕入れたわけではない 程度いいプレスカブがあるのを 紹介してみました。キャブ時代の物で走行 3900km。本来は伊東二輪をご利用いただいている 近くの新聞屋さんにどうかなっと思い 仕入れた程度良い車両でしたが.....そのリトルカブを探してくれと言った彼....プレスカブを一目見て、「カッコイイ~」と。結局、なんでもいいんじゃぁないか!

そんなこんなでカブを選ぶ際に、荷物を入れておけるところがないと不満を言っていたので、GIVIのようなリヤBOXがあることを教えてあげました。.....と思っていたら、以前に 鉄製のリヤBOXを取り外して保管してあったのを思い出し、それを勧めてみましたところ これまた「カッコイイ!」とツボにはまった模様。なんなんでしょう、この彼等は!
で、一人にだけBOXもかわいそうだったので、もう一人のプレスくんにも もう一つ余っていた 高級 ファイバー製大型BOXをこちらもサービスで装着してあげることに.....
ヤフオクで売ればそこそこで売れるものでしたが、いいでしょう 学生さん達だし。それに、二人ともスゴく喜んでくれていたので、このリヤBOX達も本望でしょうし、tetsuも嬉しい限りです。これで残り2年間の学生時代で色々なところにカブくんで行って欲しいものですね。すぐに日本一周に行けるのも「世界のスーパーカブ」ですからね。気を付けて乗って下さい!
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伊東二輪 初ツーリングのお知らせ

伊東二輪 初ツーリング 企画
興味のある方は お読みください。
兼ねてから 何人かの方から 「ツーリングはいつするの?」とお問いあわせ頂いておりました。
なかなか 仕事の展開が読めず、ダラダラと出来ずに来ましたが やはり一発「やってみないことには!」と思い まずは どうなるか解りませんが、 伊東二輪の初ツーリングをやってみようと思います。まだ行き先は検討中ですが日程、概要だけ先に告知させていただきます。

日時:5月22日(日) (雨天時 一週間後の29日に延期)
目標:今回はトラストワン時代よりはライトに 「食」をしにいきがてら 走るという感じにしたいと思います。
走行距離は 目安 300kmほどは走りたいと思ってますので ここはトラストワン時代と変わらず メインは 「走る」という部分にウェイトを置きますので 各自 自分の走行スタイルと相談してご参加願えればと思います。
参加車両に特に制限はありませんが、往復共 高速道路使用しますので ご了承ください。
その他 解らないことは必ず 事前に伊東二輪までお問い合わせください。

他詳細については決定次第、店内告知、HP上、当ブログに掲載いたしますのでよろしくお願いいたします。

カブ軍団の逆襲


長らくDモードの天下だったところに一筋の光が...(笑)
今週末は 世界のスーパーカブくん達のオンパレードになります。水色リトルカブはボアアップ依頼ですがその他の スーパーカブ50、プレスカブ50、リトルカブは全て 納車待ちという。
しかもこの三台 共通しているところが、「リヤBOX」装備依頼という.....いやtetsuは推奨派ですからね!ついでに風防も!この依頼経緯はまた後日!あ~ 他にもまだまだDモードが待ってます!
ゴールデンなんて誰が言った!(笑)

DB3との闘い 其の二

予想どおり、後ろフレームを持ち上げるだけ持ち上げて、左ケースが取り外せまし.....ん?
あれ、後ろは回避できそうなんですけど.....1センチくらい浮いた先がどこかが干渉していてそれ以上外れません。。。。??? なにやら 後ろではなく、今度は前です。
そう、なんと フロントエンジンマウントを軸に後ろ持ち上げての 回転技までは良い方向だったのですが、最後の最後で フレームが前傾することで、今度は左エンジンカバーの丁度 フロントエンジンマウント部分がフレームのその部分にほんの少し干渉しているのが発覚。
結局、後ろのエンジンマウントボルトをもう一度仮戻しして、フロントアップスタンドでフロント周りを持ち上げ、丁度いいバランスの部分で 前後のエンジンマウントボルトを取り外しました。
これで フロントも 約1センチ フレームと左ケースカバーとの間が干渉しないようになり どうにかこうにか左ケースカバーが取り外せました。

この部分、tetsuが初めて取り外したようです。元々このDB3と同年式のドカの900SSはこの部分にガスケットはもう既に使用してない年式ですが、なぜかDB3さんは入ってましたね。まぁなぜかは解りませんが 組み込み時にはガスケットを全部キレイに剥がして、ドカと同じ シリコンガスケットのみでの装着で大丈夫でしょう。
写真の黄色丸部がフライホイールです。この裏側に今回の主題のスターターワンウェイクラッチが入ってます。
で、下の写真がフライホイール取り外して 裏側のスターターワンウェイクラッチとスタータギアを外した図です。赤丸の物が ワンウェイクラッチ本体です。今回はこれを交換です。

で、この交換を先延ばしにしていると 以下の写真の フライホイールの内側やスタータギアのワンウェイクラッチの接触面が攻撃されてしまい 最悪全て交換となりえるのです。
今回のケースでは、若干 フライホイールの内側部の傷がありましたがまだ要交換も必要なく、ギア側はキレイなものでしたので 初期治療で良かったと思います。




この方式のスタータワンウェイクラッチは国産車も共通ですが、「弱っているバッテリー」でしつこくエンジン始動させていると 追い打ちをかけて症状が悪化していきます。やはり大排気量車はセルからエンジンへの負担も大きいのでなるべく負担軽減のためにも 元気いいバッテリー状態を維持するのがオーナーさんの務めだと思って下さい。それくらい大事なことですので。

交換後は元に戻していき、フライホイールを鬼トルク(規定で締めないと 緩みます...しかも尋常じゃぁないトルクなんです....)で締め、順に取り外した通り戻していき、セルが回せる状態になってやっと 「テスト」できました。
元気よくクランキングできています。これでこの闘いにも終止符がうたれました。
悪あがきした甲斐あり、大事作業にならず他の費用が抑えられましたので また元気に乗ってほしいものです。

DB3との闘い 其の1


先日、「ビモータ」の洗礼の話題を挙げた、DB3さんのスタータワンウェイクラッチの交換の顛末です。

前回、スタータワンウェイクラッチが収納されている側の 左ケースがフレームに干渉して外せないというところで 「悪あがき」をしてみるところで中断しとおりました。
こういった作業は、やり始めたら ある程度の方向性まで進めたいので、その後他の作業とのバランスを見ながら、先週 慣行しました!
まずは、頭で考えていた 「半分だけ」エンジンマウントを外す方法に出てみました。
DB3のフレームはダイヤモンドフレーム方法ですので、ドカのトラスフレームと同じく エンジンがフレームの一部という手法をとっております。この場合、大抵 エンジンの前側と後ろ側にフレームと結合するエンジンマウント部があります。

写真の赤丸部分が前側エンジンマウント。黄色丸が 後ろ側のエンジンマウント。
前側は緩めるだけにして この後ろ側のエンジンマウントだけ抜き去り、リヤ側のフレームを持ち上げられるだけ持ち上げてみることにしてみます。
とはいえ、リヤサスはフレームから外さないといけないですし、スイングアームはドカと同じくピボットレスフレームなのでエンジン直付けなので 色々な状態を顧慮しなければ作業できません。因みに こういう時はエンジンを固定するために ドカ専用のエンジン台が活躍します。
なんでこんな回りくどい手法になるのかは、ビモータの外装の付き方やエンジンのフレーム搭載方法が 「修理屋泣かせ」な構造に由来してます。兎に角、この外装類もおいそれと外すのは大変なのです。因みに、普通にバッテリー交換の 工賃と言われれば......国産ユアサの搭載バッテリー代と同等くらいはいただきたいくらいなのです(2諭吉以上くらいですか....)
こんなビモータさんなので、万が一 エンジン下すことになるようなら ついでにエンジンも開けておきたくなるのは解ってもらえますよね.....
話はそれましたが、この手法でも随分大変なんです.....文面で説明するのは大変なので....
「大変なんでした」だけ解ってもらえれば......(苦笑)
この手法で フレーム裏側に近接していた エンジンケースカバーのヘキサゴンボルトが緩めることができました。もう少し持ち上げられれば エンジンカバー取り外してフレームも回避できそうです.....
が!!ここで左エンジンカバーをを取り外しにかかって思ってもみない新たな障害に遭遇しました!(泣く).......つづく