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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

M900ie レーサー点検整備


伊東二輪 の 舗装部ロードレース部門で長らく奮闘している シゲくんのサーキット用車両の定期整備です。ドカの 2001年式 M900ie。旧851フレームベースの一番スパルタンな時代の車両ですね。車体も小柄で軽くもあり 乗っても楽しく tetsuもこの時代のモンスターが一番好きかもしれません。一月に一度はサーキットに通っていたシゲくんも昨年は5月から仕事の関係上 乗れてなかったらしく マシンも放置状態に。で、やっと近々で乗れるようで 定期整備依頼です。
街乗りもしていないのもありますがやはりサーキット専用車両ですので通常使用より各部の消耗が激しいので街乗り車両のような点検とは別に 定期的点検は必要です。


タイベル、クラッチ周り街乗りよりダメージが早いのでマストな点検調整です。クラッチが結構焼けてきましたね。そろそろ交換か..... 余談ですが 写真でシゲ君号は マイクロロンのステッカー貼ってありますが、これは以前のオーナーが貼っていたようでそのままにしております。伊東二輪ではこの手の添加剤を特に推奨しているわけではありませんので(個人的に)。なので宣伝でもありません(笑)。

ブレーキ周りも清掃がてら作動点検、作動調整しましたが リヤブレーキが残量半分ほど。
街乗りならまだいいのですがサーキットの場合 基本的に半分までいったら交換しておいた方がいいですね。

ライダーの使いようにもよりますがシゲくんはリヤを多用しますので 写真のようにパッド表面が焼けてます。レース用メタルパッドですが ここまで焼けてくると熱の逃げ場としてのパッド残量による容量にもかかってきますので やはりここで新品交換しておくようです。
フロントブレーキパッドも残量が微妙でしたが、今のところのシゲくんのフロントの使い方ならもう少し使ってもOKでしょう。4月頃のタイヤ交換と合わせてやりましょうかというところです。
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FE250 伊東二輪号 シェイクダウン


昨日 今年初のオフ練。 先日アップした今年のtetsuの愛機、FE250をやっとシェイクダウンすることができました。昨年後半に練習で使用していた 2011年型 KTM250EXCFと色々と装備が違いますので そこいら辺もどうなのか....
基本的エンジンの流れは2011年のEXCFより受け継いでますが大きく違うのは吸気方式。
キャブとインジェクション。またサス構造の違い等......特に リヤ周りの違いが一番大きなところです。KTMのエンデューロ系車両はモノショックでも伝統的リンク無しモノショック式と言って リンクを介していない所謂  直サス。対して ハスクのエンデューロ系車両は 最近のバイク業界では(一本サスなら)主流のリンクサス。細かい事は ともかく リンク式サスも古くは オフロード車両の発展途上から生まれた産物。
それでも KTMは何故 あえて今の時代も直サスなのか。
これを説明すると長~くなるので割愛。とりあえず、直サスでもそのデメリットを感じさせないほどの素晴らしい仕事をEXCFはしてくれると感じていたのでそれはそれで不満なかったですが。

で、FE250。正直 tetsuの技量では キャブのEXCFだろうがインジェクションのFEだろうが 大きな変化を感じることはなかったですね(笑)。乗りやすさは変わりません。っていうか tetsuの体力には 必要十分にして それでも余ってる性能です。しかも 5年のモデルイヤー差は皆無です(笑)。それよりギア比の違いの方が最初違和感がありFEでの選択ギアに戸惑いました(EXCFはロングになっていたので、FEはノーマルの低速ギア比)。走行するにつれて 「あ~リンクサスだとこういう動きだったね~」って場面もありましたがそれで特に感動することもなく(笑)、FEに入れたタイヤの感触の方がEXCFより良かった印象の方が強かったか。これは路面にもよるのでこれで決定するのは早すぎですがね。っていうか タイヤの違いであってマシン差ではないし(笑)。
とはいえ マシンの全体印象は悪くなく、良さそうな点も見いだせたのでファーストコンタクトは良かったかと。
でも、改めて キャブ時代のEXCFもtetsuに言わせれば 完成されてますよ。不満ないですもの(笑)。
と FE250の感動よりEXCFを褒めているっていう変な展開を感じさせる ファーストライドでした。
今後に期待!!あ、それはライダー次第だ(笑)。

VINO 水なし

知り合いの車屋さん経由での診察依頼です。ヤマハ4ストビーノ インジェクションです。日に日にエンジンがかかりが悪くなり最終的に不動になったものの検診でした。

走行距離自体は16000キロ車でしたが 見るからにそれ以上走っている雰囲気も。でセルの回りが今一でしたのでキックしてみたところ.....「スカっ」っていうか スカスカに蹴れてしまいます。
感触的に圧縮がない感じですが一応 左ケースカバー開けてみます。やはり問題ありません、ついでに直接 クランクシャフトを回してみましても クルクル回ってます(汗)。プラグ外してプラグ口を手で塞いでみてクランク回しても 圧力感じません......
4ストビーノは水冷ですのでラジエターあります。この手に乗ってらっしゃる方で多いトラブルは ラジエター液の点検を怠っているパターンで水が無く エンジン焼き付いてしまうパターンです。

と考えながら ラジエター本体のキャップ開けてみましたところ 予想通り 全く水がありません!
定期的にバイク屋さんで診てもらっていたことはないそうで 典型的 乗りっぱなしでのエンジンご臨終と推測されます。
圧縮がないのでバルブなのかピストンなのかはエンジン開けてみないと解りませんが、どちらにしろ 修理する金額で程度のいい中古の原付が買えてしまいますので ここで作業ストップです。
乗りっぱなしで大丈夫な 乗り物はありませんので 是非 定期健診を信頼できるバイク屋さんで診てもらう事です。伊東二輪で購入いただいたお客様は勿論、他店購入車両でも定期健診いたします。車種により取り扱いできないものもありますが一度お気軽にお問合せいただければと思います。

シェイクダウン待ち


2016年 ハスクバーナ FE250
今年のtetsuのエンデューロレース 参戦車となります。
本日 残りの部品組み込み、事前整備も完了して 後はシェイクダウンを待つのみです。
真新しい外装も すぐに泥だらけ、傷だらけになることでしょうが(苦笑)。それが運命の使われ方ですので。
まずは この子との意思疎通がどれだけとれて 走らせられるかです。
いつもそうでしたが、特にレーサー車は そのバイクが好きか嫌いかは関係なく、いかに自分仕様に仕上げて行けるかが大きなカギだと思っております。
さぁ ファーストコンタクトはいかにです!

こちらは真の燃料ポンプ不良

川口在住の常連様、ナカさんの93年型 900SSさん。昨年暮れに 走行中エンスト後 エンジン不始動にてレッカー搬送。診断結果 燃料ポンプ故障でした。

こちらは最初 燃料ポンプのヒューズが切れたのが発端。お店にレッカーされて見た当初は 問題なくエンジンも始動できていましたが何回か再始動しているうちに 突然 燃料ポンプのヒューズが切れました。結局 その後ポンプ配線がショートしたままとなり 配線チェックしていき最終的判断はそのままポンプご臨終となったと判断なりました。

新品ポンプがギリギリ年末に届きましたが、作業時間もなくどちらにしろナカさんも引き取りは年始後のなるとのことで公認 越年しておりました。

燃料ポンプ不良は昔から国産車のあらゆる車種(原付~大型バイク)にて不良になるケースは普通にあります。壊れ方も様々です。昨年 tetsuの996Rのように圧送力が落ちてくるなんて超解りずらいケースもありますし.... 普通にブラシ辺りがダメになり回転できませんってこともありますしね。

取り外したポンプですが勿論外的破損はありません(大抵そうです)。新品は型番、ポンプの大きさ共新型になっておりました。が、歴代 ここ20年でtetsuが携わった900SSのポンプ不良も1台しか見たことないのでこちらもマイナートラブルの種ですがね。
新品交換して調子よく元に戻り 今週オーナー様引き取り完了しました。