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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

プレスカブ50 フロントブレーキ修理


こちらも日常の足に使われている ホンダ プレスカブ50さん。何気に伊東二輪、歴代プレスカブを普通に在庫して 普通の方に購入頂いているので 所謂「普通使い」なプレスさんが多いのです(笑)。

で、約一か月ほど前からたまにフロントブレーキが引っかかって作動しなくなる事象に悩ませれての修理依頼。カブの場合(というか ドラムブレーキ全般ですが) ワイヤー不良かブレーキシュー周りでの作動不良もしくは 経年減りというところに落ち着きます。

今回は ワイヤー固着と共に ブレーキシュー減りもありました。

新品ワイヤー&ブレーキシュー



こちらは取り外したブレーキシューと新品(左)の見比べ。

摩耗剤の部分(灰色で層になっているところ)の厚みが違いますね。因みに シューはパッドと違い使い切ることは構造上ありません。

どちらも新品になり気持ちいいブレーキに戻りました。

9万キロ V125もまだまだ元気

2006年トラスト時代に 新車より購入の スズキ アドレスV125さん。毎日の通勤や足で使われ 9万キロに。このオーナーはいつも全開なので(苦笑)エンジン負担も大きいですが しっかりオイルの量や定期交換は怠らずですので今でも元気です。7万キロ時に一度ピストン周りは整備しておりますがその時も内部はキレイなものでしたし。スズキさんの原付2種は アドレスV100もエンジン耐久性はすごくあるものでしたが V125は基本的消耗部品(ブレーキパッドや駆動系)が同じ乗り方していても全体的にもつイメージですので必然的に車体が長もちするでしょうね。

そんな頑丈なV125でも 所詮スクーターなので基本的消耗部品の駆動系の定期消耗は来ます。今回は 加速時に振動が大きくなってきて加速も鈍くなってきたということで入院です。


左エンジンカバー開けてベルト状態を見たら 大きな亀裂等はありませんでしたが ベルトがエンジンケース下部に擦れた形跡がありました。ベルトを外してみると 全体的にやれてきていて一部 ベルト繊維がほつれているとこも発見。これはこれで一要因でしたが、大きな要因は ドライブプーリーのほうで。

センターボス(カラーみたいなもの)部分で結構ガタが大きくなってました。この部分のガタが大きいまま乗り続けると ボス部分がクランクシャフト本体なので 駆動系からの追振動でエンジン自体によろしくないですし、ベルトが早期摩耗にて切れる要因にもなります。他に ウェイトローラも偏摩耗していたので 今回はこの部分総交換ということで。


新品群はこちら。勿論ですが 綺麗で気持ちいいですね。

交換して試走、平常通りの走りに戻りました。まだまだ行ける気配ですね。

久しぶりの V100 アルアル でも(怒)

ご近所で止まってしまって再始動できなくなったV100さん。セルは元気に回ってますが、始動する兆候なし。プラグをみて診ましたが 火は飛んでます。どうも 圧縮がないような感じがするセルの回り方です。キックしてもそんな感じ..... 初見な車両なので ちょっと嫌な予感...... お客様も2か月ほど前にネットで個人売買にて購入とのことなので 尚更嫌な予感(汗)

しかしお預かり後 それほど時間を要さず 主原因を突き止めました。っていうか、まず次に吸気系を疑いましたが エアクリーナーの蓋を外した瞬間に「なんじゃこりゃ?」的展開に......



当ブログでもたまに載せます、よく見る風景ですがちょっと違う。写真はバラバラになってしまったエアクリーナーエレメントですが 右上の白い物は V100用とかのエアクリーナーではなく ただの台所用スポンジのようなものが(汗)。

あの~、スポンジならなんでもいいわけではないですよ~。家庭用は耐ガソリン性能なんてないですから.....

とこれらが吸い込んだだけと思いきや、この先も V100アルアルでして。


キャブまで見るので 勿論 エアクリーナーBOX本体取りましたが、そもそもエアクリーナーBOXがキャブに接続出来てませんでしたよ!! 厳密に言うと、その部分のインシュレーターという部分が裂けていたのですが......

外したBOXのインシュレーター部。


これ、人為的にインチキ修復を試みてありますし.....ビニールテープで(怒)

結局、このインシュレータの破片を吸い込み それがキャブの吸気部に挟まってしまい そのまた一部がリードバルブ部分にも挟まっていたようで。

新品との比較。破損の物は吹き飛んだこともあり 全長が全然足りてないです。


キャブの吸気口もこんなになってます。


V100のエアクリーナーバラバラもインシュレーター裂けも 定期的に起こる事象です。消耗部品ですね。それにしても 知っていたなら(前オーナーなのかそれ以前からなのか)治すならちゃんと治してほしいものです(怒)こんなの応急処置でもなんでもないです!!
現オーナーは今回の修理についてはなにも悪くないですからね。
各部 綺麗にして全装着。問題なく再始動できるようになりました。

プレスカブ50 75cc化


ホンダ プレスカブ50改 75cc。今週始めに納めた車両ですが。9万キロ目前でミッションが壊れた スーパーカブ90の代替として 神さんご購入です。仕事柄 バイク使っての仕事なので必然的に距離伸びるので 耐久性重視です。カブ90も約2年で 6万キロ乗ってましたので。
で、流石にナンバー50のままでは免許証も危ういし、色々な束縛も面倒なので 合法改造申請ということで排気量アップ。伊東二輪では定着の キタコライトボアアップキットにて納車前に慣行。元々在庫時はノーマル車の 走行9000キロ車両でしたので装着されていたピストン等もキレイそのものでしたね。

キタコさん新品シリンダー&ピストン いつ触ってても小排気量はカワイイですな。



で毎度一番時間もかかる お決まりのガスケット剥がし......緑色のが残ったガスケット。これを剥がさないといけません。

今回は シリンダーベースはそれほど手こずらずに進んだので良かったですが.....




毎回この作業時には tetsuは独り言で「人生 ガスケット剥がしだよ!!」とブツブツやるものです(笑)。
75cc登録にて納車、黄色ナンバーにて 現在 ナラししながらお仕事奮闘してますね。