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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

原付 エンジンストールは......

ホンダ スマートDioさん ここ数日 朝一始動時や信号待ち等で エンジンがストールして止まってしまうことが多いとのことでご来店。ご年配の方で長く同じ車両を乗ってますが なにか故障等が起きないと持ってこられないパターン車ですね。
冷間時なのでオーバーヒート等は考えづらいので 基本の点火と吸気を見ておきましょう。
吸気側のエアクリーナーは結構汚れてましたが それが直接的原因で 今回の症状ほどではないと判断。次に長年見てない(おそらく新車時より.....) プラグをみてみますと。



左が装着されていたもの。右が新品。
電極間の隙間の違いが一目両全です。
当該車両は キャブの4サイクルエンジンですが2000年以降の車両ですので エンジンに不具合がなければ プラグもそれほどカブる事もなく 燃焼状態も良好を維持して 結果プラグの寿命ももってしまうものが多いです。
いきなり点火しなくなるものもあればこれより痩せ細っても 問題なく走れる車両もあります(カブとかそうですね)。今回は その症状が冷間時の低回転で出るようになったということでしょう。
新品交換して翌日 「メチャクチャ力が出たし、音も違う!!」と報告しに来てくれました。
たかがプラグ、されどプラグですね。やはり 定期走行交換が望ましいですよね。
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最近のバイクは......


昨日の夜にある程度形にして 本日完成させました(疲)配線物は人がいない夜でないと集中してできないので......。

スズキGSXS1000Fさん。HID取り付け依頼とついでにオイル&オイルフィルター交換です。既に 写真は左カウルが外されてますが.......
近年のビッグスクーター含め カウル付きバイクは 各社ネジ止めの部分が極少になり、ハメ込みでの構成になっているものが多いです。ですので 外し方も新車時の取り扱い説明書にしっかり載っているというのも最近の傾向。当該車両のオーナーは取り扱い説明書をご持参いただいたので大変助かりました。
実際これがないと どこをどう引っ張ったらカウルがとれるのか解らないくらいネジが少ないのです。むやみに引っ張ったら 最悪割れてしまいますしね。

HIDを装着するときにいつも苦労するのが バラストをどこに隠すかですが カウル付き車両の方がネイキッドより隠せそうなのですが、これまた意外と車両によって苦労します。当該車両は当初 お気楽に考えておりましたが 意外と球の装着位置が奥まっており その周辺にも余裕はありません。カウル側にも特に据え置ける場所がなかったので しょうがなく メーターとヘッドライト本体の間にある空間を利用することに。


で、ここまでに到達するのが簡単そうで そうでなかったっていう.....

当初は左アンダーカウルのみの脱着でHIDもオイルフィルター交換もいけると思ってましたが、いざバラストの積む位置をライト上部の空間としたために 右アンダーカウル、ヘッドライト丸ごと(要は前周り)脱着するはめになったっていう。
一見 スクリーン外して、メーターバイザーを外せば その下の空間に手が入りそうですが、この車両 この部分がすべて一体なのでした。フロントカウルと言える 色が付いている部分だけを外すにはヘッドライト丸ごと外すことになっている構造でした.....


流石に ここまでの脱着説明は取り扱い説明書に載ってませんでしたので 疲れましたね。
スクーターも含め 年々 こういった構成での外装装着が多くなってきたので 昔とは違った 各メーカーの特色を理解していないと 本当にバラすだけで時間かかってしまいますね。
まぁ、その分 樹脂の材質が飛躍的に良くなっているので 成せる構成なのでしょうが......
HID仮装着して点灯確認、電源配線を加工して 本装着完了。その勢いで オイルフィルターも交換。後は バラした逆で組むだけですが、これもまた色々とコツがあり 簡単にいかないのも 最近のバイクですね。とはいえ こういうのこそゆったりやらないと ハマるので 落ち着いて組み上げて完了しました。
またしばらくバラしてないと 忘れるんですよね~(苦笑)

ツーリングは中止でお店は開けてますが.....


今日も終日雨雨予報のため バイクを表に出せない伊東二輪の現況です。
本来は今日は伊東二輪 秋のツーリングの日でしたが 台風の影響で秋雨前線が活発化、雨雨予報でしたので中止としました。代替えというわけではありませんが、11月12日にリベンジツーリングします。行先は当初の 由比漁港が先週の台風21号の高潮の影響で被害が出ており、浜のかきあげやもしばらく臨時休業だそうでしたので 行先変更にて 富士市のB級グルメな「つけナポリタン」を目指します。ということでいい加減 日曜日は晴れてほしいですね。3週連続雨って.....

25年ぶりのお客様へ900SS納車


小雨がパラつく午前中に ドカの900SSを納車いたしました。一週間づらしたのにまたも台風の影響で雨予報でしたがなるべく雨の確率が少ない朝一ということでしたがそれでも少し小雨が降りだしてました。
今回 ご購入いただいたお客様は、旧トラストワン時代でのtetsuも バイク屋駆け出しの頃に知り合ったお客様でして それがなんと 25年ぶりに来店下さったというきっかけからでした。
本当にありがたいお話です。
2カ月ほど前の来店時には まだ中型免許で乗れるバイクでの模索で、現行新型車両はデザイン等がすきではないや 基本的にこの方の趣向性が 単気筒や2気筒がいいというのも知ってましたので その辺に見合って今でも部品調達して直せる車種だと その時の着地点は ドカの400SSだったのですが...... 伊東二輪にある数台の900SSの在庫を見たり 色々と考えているうちに「大型免許を取りに行こう!」となり 約一か月で取得。結果 900SSを購入いただいたという経緯でした。
いや~ よい選択だったと思います。色々な面で気難しい車両でもありますが 今回のようなお客様にはうってつけ&気に入ってくれることだと思います。他の車両と変わらず 楽しく乗れるよう 伊東二輪もサポートしていきたいと思います。

プレスカブ50 タペット調整


カブネタ連発です。
お客様プレスカブのエンジン打音が少し出てきていたので タペット調整します。当該車両は2008年以降のインジェクション車です。旧キャブ車時代よりエンジンレイアウトが変わっており ヘッド周りも大幅に違います。大きな違いは カムのロッカーアーム部にローラベアリングを使用しています。この装備が良し悪しがあり スムーズなカムの回転に繋がる反面、エンジンのピックアップ時に 回転打音を引き起こしやすいのがあります。FIのカブは乗り方やオイル交換頻度にもよりますが 大概 15000km近辺で一度 タペットクリアランスは見た方がいいでしょうね。結構 ヒュンヒュン+カタカタ音が多めの車両なら特にです。それを怠っていると ロッカーアーム側のローラが逝ってしまう率が高くなるので。そうすると被害も大きくなります。

音の要因は ヘッドカバーが大きいのも一因もあるのでしょうね。この部分で音が反響しているみたいです。旧キャブ時代はヘッドカバーがなく 各タペット部分へのアクセスキャップだけでしたしロッカーアームも単純なソリッド方式でしたので 基本的にタペットクリアランスが多くなってくるとカチカチ音が多くなるものでした。


隙間ゲージを挟みながら調整です。メーカー推奨の一番狭い状態より少し緩めで調整がミソです。ギリギリより少し緩めの方がエンジンも調子いいんです。当該車両はカム周りにも問題なく 調整のみで随分静かなエンジンになりました。まだまだ頑張ってくれるでしょう。

あ、そういえば 11月発売からの新型カブは 日本の熊本生産になるそうですね。写真見ましたが 丸目に戻り デザインも本来の「スーパーカブ」っぽいデザインに戻してきてましたね。価格は上がるようですけどホンダもなんやかんや 考えてるんですな......ま、なにはともあれ tetsuは良いことだと思いますが......  世界1億台のまさしく 「スーパーカブ」ですからね。