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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

アドレスV125G 前後タイヤ&ブレーキ周り交換


当店 V125では長老の 約8万キロ弱走行車。昨年 腰上開けて ピストン、リング等交換した車両ですね。毎日の通勤車ですので自然と消耗部品も減ります。この方昨年のエンジン整備時に「そろそろフロントブレーキがダメだから近々お願いします」と言っておきながら 約1年来なかったっていう(苦笑)。既にその時点で大分 フロントのブレーキディスクは摩耗限度を超え過ぎてましたが.....

ということで フロントタイヤ、リヤタイヤ、フロントブレーキパッド、ディスクの交換依頼です。






絶妙にどれも「使い切って」ますね。

写真撮ってないですが ブレーキオイルも真っ黒けっけでしたね.......

ブレーキディスクはもう少し摩耗が進むと 割れる域でしたが.......皆さんもタイヤの摩耗もそうですが、ブレーキディスクの摩耗も放置しておくと大変危険ですので早めの交換をお勧めします。
全交換して また日々の通勤快速に戻っていきました。
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S4R 仙台からのオファー


仙台の方からのオファーによりお探しした程度良いS4Rの納車整備です。この方は1年半前にM800をやはり仙台より購入いただいた方です。車両も大変気に入っており問題もなく走られてきたようでしたが 今年に入った辺りから ドカでも よりパワーがある車両にも興味が出て来て 色々とメールや電話でディスカッションいたしました。一時は 現行の M1200辺りも模索したようでしたが 結果 やはりバイクらしいフォルムを優先ということで S4Rでということになりました。やはり 頼むなら伊東二輪ということでオファー頂き こちらとしてもありがたいお話でした。
色は問わずと言われておりましたが、本人一番希望の 「赤フレーム、白ホイール」でしたので ご本人も喜んでいただき tetsuも嬉しかったですね。

ということで 先週末から今週初めに渡り バキバキ納車整備中です。抹消登録車両なので中古新規登録となりますが 仙台はこれからの時期 乗れなくなりますので予備検査をとっておき 来年2月に登録するという事で合意のお話となりました。


お立ち台の上で タイベル、クラッチ、バッテリー、クーラント、油脂類 &24カ月点検 & USB電源やら外付けパーツ類装備にて 火曜日朝に 予備検査行ってきました。素性が良く、定期整備も怠ってなかった車両のようで車両状態もよく、サクサク整備もしやすくて 良い車両でした。検査も問題なく 無事合格となり 今週末に 仙台にtetsu自ら 配送納車しに行きます。ということで 週末 25日、26日は休業させていただきます。

アドレスV125 クランクポジションセンサー

ドカ祭りの中 堂々とスクーター修理です!
とまぁ お題の後半は一般の方は聞きなれない言葉のお題ですが。トラスト時代からのハーレーのお客さんの SUGAR工房のSくんの通勤車両 アドレスV125が最近 始動不能になるケースがあるということでご来店。まさに 伊東二輪に来る前に 手前の狛江にある ラーメン屋に立ち寄ったら そこでエンジン不始動に。そのままその症状を見せるべく 頑張って2キロほど世田谷通りを押してきたSくん。
しかし こういう時に限って お店ではエンジンかかるもの(苦笑)。案の定 何事もなく調子よくかかってしまいます。とはいえ Sくんのお話を聞いていて tetsuが今まででV125で二度 施術したことある ある意味「原因究明困難」な症例と判断。最初の施工は約2年前の当ブログで紹介しております。
その 故障原因の部品名が「クランクポジションセンサー」なのです。説明すると長いので簡単に言うと クランクの角度が「ここです!」ってタイミングを見ている物。360度の回転の中で「ここで点火」っていう命令の最初の部分と言いましょう(笑)。この先のプラグの点火への導きは また点火方式(イグナイター、CDI、ECU等)によって微妙に違うのですが この部品がおバカさんになると プラグに火が飛ばなくなる一因でもあります。
で、今回の始動不能な時が この部分からの命令がなされないで点火できないというのを過去に2台やったことがあるのです。ただ 正常な時は何事もなく エンジンがかかってしまうため その時にはどこも疑うこともできないので 初めての車両の時は大分症状が煩雑に出るようになってある程度解ったという......
しかも V125の場合、本来 このクランクポジションセンサーからの通信が途絶えている場合 FIランプにてエラーコードが出るのですが これがまた完璧に壊れてくれないとエラーコードも出ないっていう...... 技術が進歩しても 最後は人間の経験値と思考力っていうところが メカニック側としては複雑な気持ちとなりますが。とはいえ 現代のECU等が壊れたら(ほぼ壊れませんが) やっぱり普通には分からないですけどね.......  こういう場合は 消去法で システムを見ていきそこでECUに辿り着いたら交換ってパターンもあれば最初から専用テスターに繋げて 診断なんていうのも現代車両は当たり前なので こういう場合ある意味 人間の経験なんて なにも役に立たないとも言います。


話はそれましたが V125のこの部品は(っていうか大抵のスクーターや小型バイク)はACジェネレーターと一緒に配線されており、ある意味 丸ごと交換となります。スズキさんの場合 ステータと呼んでまして これが右エンジンカバー内にあります。強制空冷ファンの風を導くための樹脂カバーが邪魔をして簡単にエンジン本体のカバーに辿り着けないのが V125の整備性の悪さです。
このために後ろ外装全部剥がして、リヤサスもフリーにするっていう技に出ます。
あ、センタースタンドのバネがこの外す部分のエンジンカバーに引っかかっているのでそれも外すのである意味他の方法で自立できないと作業できないところもV125の評価できない部分です.....




で、エンジンカバーを外しますと こんな感じで装着されております。下の方の銅線のコイルが巻いてあるものがステータ本体です。カバー側に装着されております。



こちらが新品「ステータAssy」。 なぜか2年前の部品価格より安くなっておりましたが.....スズキの大人の事情でしょうか(苦笑)....ま、安いにこしたことはないですが ここのポジションセンサー自体がメイドインチャイナ製のようなので(新車装着物もそうですが) 更に安価に作るべくした なんてオチなら怒りますが。

こういうエンジンカバー類を外した時になにが一番時間がかかるかって、ガスケット剥がしですね。特に新車時より外したことがない部分のエンジン周りのガスケットは本当に剥がれないですね。


当該車両も半分ほどはなんなく剥がれてくれましたが 写真のように黄色印部分にこびりついて残っている物は 頑固なんですよ~(泣) スクレーパーというこれらを剥がす工具で挑むのですが 間違うと 自分の手を スパっと切ってしまう事もあるので 注意しながらやります。とはいえ かなり力も使うので 結構疲れる作業でもあります。
ガスケットも綺麗に剥がして 後は元に戻していくのみ。



ついでに頼まれました リヤタイヤの交換もします。丁度マフラーを外していたので ここからは早いですね。外装組む前に 5度ほど始動チェックにてOK。組み上げて 約6キロほどの試走で 10回ほどエンジンストップさせてはかけましたが 問題ありません。その翌日も 朝一、夜と問題ありませんでしたので 謎の病の終息と判断。また Sくんの通勤超速快速に戻っていきました。

いつのまにかドカ祭り?!

いつもいつも良く来るお客様には 「相変わらずドカばっかりだねぇ~」って言われる伊東二輪ですが 言うほどそんなことはないのですが.....。主力のカブ筆頭にオフ車も原付スクーターもあり どちらかというとドカ率はそれほど多くないのですが とはいえ在庫の900SS、モンスター 計4台だけでも  「あか!!!」が主張し過ぎているのか.....
そんな中 現状の伊東二輪は ドカばかりと言える状況でして....(汗)。


ハイ、ここだけで何台ドカがいるでしょう.......

色とりどりでも 店内見渡せど ドカばかり。車検に修理に売約済み車と 外の展示車両も入れて 計12台いますです.....今ばかしは 「ハイドカ屋です」と言ってしまいそうです(苦笑)。


そんな事考えつつ、常連様の 900SS見慣れた空冷2Vのタイベル調整も今日もするって感じですか(笑)。

ブレーキオイルも定期的に交換しましょう


27年新車で登録されたヤマハFZ1、走行 4300kmの車両のフロントブレーキオイルの状態です。かなり劣化しております。まだ2年強と思いますが その間の 寒暖差だったり保管環境の湿度だったりとブレーキオイルを劣化させるのは必ずしも 使用環境によるものではない場合もあります。勿論 ハードブレーキばかりをする人はそれ以上に劣化いたしますが。
真っ黒まではいってませんが 「茶色」以上に透明度が落ちているのがわかります。これでもブレーキオイルとしての役目は果たしてはいますが状態としてはかなりよくないですね。このままオイルも交換せずに使い続けていると ブレーキ周りの作動不良の原因にもなり 最終的にブレーキが効かなくなるケースも考えられます。


新品に交換するとこのような透明度です。
使用距離にかかわらず 一年に一度くらい エンジンオイルと同じで ブレーキオイルの交換も 操作系の維持を考えると良いですね。