200DUKE スタータリレー交換 全車皆兄弟 2024年07月16日 ウチでは珍しい KTMの 200DUKEさん。突然 スタータスイッチ押しても 「カチ」しか言わないとのことで診察。 セルモータの方への電源が来ません。 一応 スタータリレーの電源出口側も診ますが こちらも不通。 ということで スターターリレー不良により交換。 スタータリレーの装着場所が若干作業に手がかかるのが なんだかなぁとは思いましたが無事交換完了。 それにしても 国産では久しく見ない ふた昔前のようなリレーですな..... PR
996 チェーンスライダー粉砕 全車皆兄弟 2024年07月12日 昨年納めた 996 K平さんの一年点検。 で、発覚した チェーンスライダー粉砕してましたの図........ 写真はスイングアーム下部の写真ですが チェーンとスイングアームの間にあるべき 白いチェーンスライダーがありませんねぇ。 これ 916~996~998系は 経年使用では アルアルなんです。 経年劣化で加水分解して 最終的に粉砕となるパターンがほぼ通例です。 なので 何故か伊東二輪では 数台分は新品在庫しております(笑)。 新品はこれ。 で、装着された図はこれ。 因みにこれと同じような物がチェーンが通るスイングアームの上部にもありますが そちらの方が重要ではあります。 上部は粉砕したまま乗っていると ガチでスイングアームが削れてしまう悲劇となりますので。 大抵 粉砕しても乗り手は気が付かないことが多いですが稀に 今回のように点検や 修理・車検で入庫すると発覚することも多々あります。
ビームス パワートレックマフラー 全車皆兄弟 2024年07月09日 最近 他の車種も含め 整備依頼されるようになってきました お客様 岩Mさん のセロー250(DG17J)の 社外マフラーのご相談を受けました。 音がウルサクないのがいいのと 見た目も行き過ぎてないものがご所望とのことでしたので、もれなく 伊東二輪 では tetsu老後号にも装着されている ビームスさんの 『パワートレックマフラー』が一押しですね。 ノーマルのヒートガードを移植する形なので 外観は一見ノーマルチックになるのがいいところ。 そして ビームス開発陣もこだわった 「音質」も非常に 心地よいところがなんとも言えません。 音質にこだわったからか サイレンサーボディ本体はステンレス製ですがマフラーエンドはチタン製。それでも ノーマルの重さより -2kgほど軽くなります。 軽さは正義です(笑)。しかも 後ろで高い場所のモノが軽くなるので なにかと運動性能もよくなるので いいことづくめです。 tetsu個人的には 青の焼き色はいらないんですがね~...... 当該車両は 既に エキパイが SP忠男のパワーBOXが装着されてましたが それでも装着可能です(若干エキパイ繋ぎ部が緩みやすいイメージですが)。 装着された横からの図は 一件ノーマルですよね。これがイイ! マフラーエンドは絶妙に右後ろウィンカーを回避しているところが ホントよく出来てます。 これで 月末の林道中で凹ませたら 悲しいですが それもオフ車としての運命! 楽しく乗ってください。
CRF250ラリー タイヤ交換 全車皆兄弟 2024年07月05日 CRF250Lラリーの前後タイヤ交換依頼です。 以前もウチで交換してますが この辺の車両で一般使いな方には定番オススメの BSのTW301、302に前回同様交換です。 舗装7割、オフ3割比率ですが 結構普通に林道は走れる上に 一般道を普通に使用しても耐摩耗性がいい印象な優等生タイヤだとtetsu的には思ってます。 リヤタイヤの図。右が新品です。 一般道使用が多いオーナー様なのでどうしても角ばって減るのはしょうがない。 こちらフロント。 フロント周りが通常のオフ車より重いので フロントも偏摩耗してますね。 これツーリングセローなんかも同じこと言えるでしょうね。 林道併用の使い方だと明らかにリヤのみ先に減ってしまうのですがね。 新品タイヤになるとどんなバイクも数段かっこよくなるし気持ちもアップしますね。
15年の月日 全車皆兄弟 2024年06月30日 たまたま車検でお預かり中の Y澤さんの999と 伊東二輪 851と並べて写真撮ってみました。 伊東二輪の851は ドカのSBK系列の最初期車両でして 1988年式。 ドカの2000年代までのSBK系譜は 1988年~1993年が 851、888時代。 1994年~2002年までが 916、996、998時代。 2003年~2007年が 999時代。 2008年~1098時代。 となっております。 Y澤さんの999は2004年式ですが 999が発売されたのは2003年からです。 ですので実質 この2車両間には 15年間の差があります。 2024年の現在から15年前だと 2009年。 既に ドカでは 1098がSBKで闘ってましたね。 他社のSSなんかも大分近代的なデザインや装備になってきた印象となります。 この15年の大きな違いとすると 電脳装備の充実度でしょうか...... それからすると 851と999の15年の差の方が かなりの差があると思いますが みなさんどう思います? 851は出た当初からインジェクションですからね~(当時の完成度はさておいておいて.....)。 外観はかなりの違いですよね~ 851はズングリムックリ体形ですが 999はなんとグラマラスなことか! これは916系と並べても断然 999系の方が グラマラス度は勝っているとtetsuは思います。 999は写真写りは今一だと思いますが 実車はこれはこれで非常にカッコイイと思います。 車体のスマートさもこんなに違います。 跨っても 916系よりも999系の方がタンクの丁度足が来る部分がエグれているのもあり 乗った印象もコンパクトに感じるのですね。 基本851のエンジンが進化していって 最終的に1098までなりますが 腰上の大きさや構造は変わりますが、クランクケース側の基本的大きさは最後まで変わりません(強度や構造の問題で形状は若干変わりますが)。 フレームワークもトラスの組み方の違いだけで 実際車重自体はそれほど違いもありません。年式都度のスペシャル車両だけ (SPやらRやら)エンジン内部や吸排気にテコ入れがされているのが通例ですがそれだけ SBKのホモロゲって部分には特化していたのかもしれませんが(勿論販売意欲が企業側としては一番の目的でしょうが)...... 851は1990年式まで正立フォークですがその後900SSのモデルチェンジと同時期に倒立フォークになるくらいで 足回りの変更も 851系後期モデルの888まで 見た目あまり大幅には変わりません。 カウル形状が若干づつ変化していくくらいですが。 1994年に916が発表されて 驚愕の変貌でしたが それでもエンジンレイアウトは同じでしたのでいかに外観デザインが優れているかです。それでいてレースで勝てる車両を造るのですから、その辺は流石当時のイタリアンデザイナーさん達だと思います。 でも走らせると エンジンパワーの違いはあれど ドカのSBK雰囲気は初期型851から変わらず 同様にあるのも面白いものです。 15年の月日に大きな違いもあればほぼ違わないパッションがあるというのがこの時代のドカは まだ進化過渡期だからこそのいい時代の面でもありそうです。 SBK系車両がSBK風としての雰囲気を纏っている 今では『いい時代』と思うようになってしまいましたね.....