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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

15年の月日

たまたま車検でお預かり中の Y澤さんの999と 伊東二輪 851と並べて写真撮ってみました。



伊東二輪の851は ドカのSBK系列の最初期車両でして 1988年式。
ドカの2000年代までのSBK系譜は 1988年~1993年が 851、888時代。
1994年~2002年までが 916、996、998時代。
2003年~2007年が 999時代。
2008年~1098時代。
となっております。
Y澤さんの999は2004年式ですが 999が発売されたのは2003年からです。
ですので実質 この2車両間には 15年間の差があります。

2024年の現在から15年前だと 2009年。
既に ドカでは 1098がSBKで闘ってましたね。
他社のSSなんかも大分近代的なデザインや装備になってきた印象となります。
この15年の大きな違いとすると 電脳装備の充実度でしょうか......

それからすると 851と999の15年の差の方が かなりの差があると思いますが みなさんどう思います?
851は出た当初からインジェクションですからね~(当時の完成度はさておいておいて.....)。

外観はかなりの違いですよね~


851はズングリムックリ体形ですが 999はなんとグラマラスなことか!
これは916系と並べても断然 999系の方が グラマラス度は勝っているとtetsuは思います。
999は写真写りは今一だと思いますが 実車はこれはこれで非常にカッコイイと思います。

車体のスマートさもこんなに違います。

跨っても 916系よりも999系の方がタンクの丁度足が来る部分がエグれているのもあり 乗った印象もコンパクトに感じるのですね。

基本851のエンジンが進化していって 最終的に1098までなりますが 腰上の大きさや構造は変わりますが、クランクケース側の基本的大きさは最後まで変わりません(強度や構造の問題で形状は若干変わりますが)。

フレームワークもトラスの組み方の違いだけで 実際車重自体はそれほど違いもありません。年式都度のスペシャル車両だけ (SPやらRやら)エンジン内部や吸排気にテコ入れがされているのが通例ですがそれだけ SBKのホモロゲって部分には特化していたのかもしれませんが(勿論販売意欲が企業側としては一番の目的でしょうが)......


851は1990年式まで正立フォークですがその後900SSのモデルチェンジと同時期に倒立フォークになるくらいで 足回りの変更も 851系後期モデルの888まで 見た目あまり大幅には変わりません。
カウル形状が若干づつ変化していくくらいですが。
1994年に916が発表されて 驚愕の変貌でしたが それでもエンジンレイアウトは同じでしたのでいかに外観デザインが優れているかです。それでいてレースで勝てる車両を造るのですから、その辺は流石当時のイタリアンデザイナーさん達だと思います。

でも走らせると エンジンパワーの違いはあれど ドカのSBK雰囲気は初期型851から変わらず 同様にあるのも面白いものです。
15年の月日に大きな違いもあればほぼ違わないパッションがあるというのがこの時代のドカは まだ進化過渡期だからこそのいい時代の面でもありそうです。
SBK系車両がSBK風としての雰囲気を纏っている 今では『いい時代』と思うようになってしまいましたね.....
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