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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

KTM250EXC-F 整備 其の一

昨年末の話ですが、伊東二輪林道部 エンデューロ課 Sinくん車両の整備の図です。昨年 5月くらいから乗り始めた MY17式の 250EXC-F シックスデイズですね。本人初めは 林道メインで使用の予定でしたが 気がついたら ドップリ エンデューロライダーになってました(笑)。これは メンバー全員認めます。 おそらく昨年 伊東二輪で一番 エンデューロの為にお金を注ぎ込んだ人でしょう(笑)。


さてそんなSinくんのシックスデイズ。中古で買われた時は 2000キロ後半だったのか。約 7カ月で林道とレースと練習と使い 3000キロ後半くらいまで使用したこともあり車体周りのグリスアップも兼ねての点検整備依頼です。


外装ひっぺがして まずはリヤ周りから。EXC系はリヤサス周りにリンクを介しない構造が特徴で、そのおかげでバラすのはリンク有より格段に楽なのがいいところ(それだけではないだろうけど(笑))。


外したスイングアーム。毎回 高圧洗車で洗っていても 泥痕跡は残ってますね。泥の色が残っているのでしょうが、やはり手が入りづらいところは仕方ないですね。


スイングアームガードも外した図。ガードと本体の間の泥も洗車だけではとれませんね。この手のガードは一長一短かなと。外傷からスイングアームサイドを守ってくれるのはいいですが逆にこの間に残った泥や砂利がシェイクされて 細かい傷がスイングアームサイドにも残ってますのでね。

なにが大変かって まずはなるべくキレイにする作業。洗油で一生懸命キレイにしましたよの図。


リヤサス下部が取り付けられる部分には特殊なベアリングが組み込まれてまして ここはグリスアップや他の潤滑油を入れるのは厳禁なんだそうな(マニュアル上そう言ってます) ふ~んって感じでした。


スイングアームピボットベアリングのインナーカラーの装着の仕方も対防水対策をよく考えた構造で最初にバラした時には感心しましたね。当該車両はおそらく一度グリスアップされている模様で、しっかりグリス(おそらくウレアグリスっぽい)が残ってました。勿論ベアリング側も問題なし。



リヤブレーキキャリパーもセミOHしておきます。乗り手はこの辺 なにも触らないので ウチでタイヤ交換するとき以外見ないので こんなに泥が生まれてきました(汗)


更に ホイールのスポーク緩みもチェックしておきます。自分のも含め 色々見てきて、エンデューロで使用している車両は半年に一度くらいはチェックしたほうがいい感じです。特にリヤは緩む傾向です。この車両もひどくではないにしろ緩んでましたので。



其の二に続く
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カブ ブレーキペダル交換ですが.....

昨年事故に逢われて ブレーキペダルがあらぬ方向に曲がってしまっての交換依頼です。
スーパーカブ50さんのペダルはパイプ整形物を曲げ加工にて作成されてまして一度 あらぬ方向に曲がると おいそれと修正できませんのと 取り外して万力に挟んでとかやる手間を考えたら その時点で新品交換しておくほうが無難なくらい結構大変なんです。

写真のような交換作業中。


なにが大変かって、カブのリヤブレーキペダルはセンタースタンドシャフトと共に装着されているため、そもそもセンタースタンドも取り外す運命になるんです。しかも車体右側に抜けてくるため マフラーも取り外しと 普通の大型バイクのペダルを交換するよりずっと大変なんです。それとこの部分は定期グリスアップする方もほぼほぼいませんので、経年使用によってはシャフトが固着して外れないなんて悲劇もあったりします(汗)
当該車両は 半固着状態くらいでなんとか人海戦術で抜けてくれましたので一安心。
一安心すぎて曲がってたペダルの写真撮り忘れました(笑)。
新品交換無事完了して納まりました。

CRM80 チェーン スプロケ交換


通勤スペシャルな CRM80さんです。最終モデルを新車より乗り続けております。他にもう一台 CRM250ARも当時より新車で乗っており そちらも通勤のみ仕様(笑)。80はそろそろ5万キロ。250は 8万キロ行ってます。しかしどちらも純正パーツはかなりないのですがね....... 
そんな 80さんの方が チェーンダラダラ、スプロケ摩耗し放題で 交換時期に来たのですが とうとうリヤスプロケットも純正新品は入手不能でして.....

社外品がまだまだあるのでいいですが ほとんどがアルミ製になってしまうのが唯一 難点です。レースでもなく減速比の変更をするわけでもなくましてや色気づくわけでもないので(笑) 長もち度で考えたら 純正のスチールに勝るものはないのですが.....で、DRCのDURAスプロケがスチール製なのでそちらにしようと思ったのですが 純正丁数は欠品中 納期未定となってまして.....


そんなの待っていられないので ならば 伊東二輪では社外アルミスプロケットとなったら ラインナップが無い限り おススメの ISA製を選択。CRM80は当時レーサーのCR80なんかとスプロケ取り付けは一緒なので まだまだ選び放題です。ノーマル丁数もあり即入荷。フロントスプロケは純正が入手可能でしたのでそちらに、チェーンはRKのOリング入りで交換完了しました。

福笑い&お餅

いつも年末年始とご挨拶に来ていただき恐縮な 常連お客様 ニシさまからの 新年ご挨拶品で頂いたものです。


「福笑い」と書いた袋には なにやらおせんべいが数種。その中でも この写真のものはお洒落。



左がおそらく 中に入った大小なおせんべいを組み合わせて それこそ福笑いなのでしょうね。右は見た目通り はごいた。日本らしい風情のある もので こういう物に縁のない tetsuも心温まりました(笑)。
更に 林道部ヨッシーくんからも 成城 あんやの和菓子をいただき これまたお上品なアンコ餅だことで(感動)。 写真はもうすでに一個食べてしまってますがね(苦笑)


今年もお客様みなさまのお力になれるよう 頑張れます!! ありがとうございます!!

新年初仕事は.....

新年初日からの作業でしたが.....予約作業あり、突貫作業ありの 結構忙しい一日でした。
昨年末から依頼されていたアドレスV125さんのバッテリー交換は楽勝でしたが、今年の林道部ホープのヨシケンくんのFE250へのアフターパーツ取り付けには少し問題等が出て予定より大幅時間をとってしまい.....(おかげで写真撮り忘れました)
そんなこんなしてる最中に忘れた頃にやってくる 成城の山の上に住んでらっしゃる 長いお客様。初期型マジェスティを乗られているのですがこれまた忘れた頃に動かすもので その度にどこかがダメなのですが それをアポなし突然にもってこられるので 毎回焦ります。おまけに 気が付いたのですが大抵 年始めに持ってくるパターンが多いような.....

今回は フロントブレーキ油圧抜けとリヤブレーキ固着が問題......本人急いでないといいつつ 伊東二輪も一週間預かっておくのもなんだし 今後の予定も満載なので、やっつけられるならやっつけてしまいたかったのでひとまず預かって ヨシケン君号の後に突貫にて作業しました

フロントブレーキは ブレーキオイルが少なくなってのエア噛みでしたが 放置で減る事もないので キャリパーシールかマスターピストンシールが怪しいような....ひとまずブレーキオイル入れ替えで通常のタッチに戻ったので要検証で。
大変だったのは リヤブレーキの方。ドラムブレーキでアルアルですが ブレーキシューのシャフトカムが固着してたのですが 動かない動かない。ラスペネ攻撃と地道な人海戦術で やっと取れました。


抜いたシャフトですがサッビサビですね。ペーパー研磨にてキレイにして超グリスアップして再組み込み。ひとまず 納められるようになり当日引き上げてもらいました。
という 新年早々の 伊東二輪さんでした。