KTM250EXC-F 整備 其の一
さてそんなSinくんのシックスデイズ。中古で買われた時は 2000キロ後半だったのか。約 7カ月で林道とレースと練習と使い 3000キロ後半くらいまで使用したこともあり車体周りのグリスアップも兼ねての点検整備依頼です。
外装ひっぺがして まずはリヤ周りから。EXC系はリヤサス周りにリンクを介しない構造が特徴で、そのおかげでバラすのはリンク有より格段に楽なのがいいところ(それだけではないだろうけど(笑))。
外したスイングアーム。毎回 高圧洗車で洗っていても 泥痕跡は残ってますね。泥の色が残っているのでしょうが、やはり手が入りづらいところは仕方ないですね。
スイングアームガードも外した図。ガードと本体の間の泥も洗車だけではとれませんね。この手のガードは一長一短かなと。外傷からスイングアームサイドを守ってくれるのはいいですが逆にこの間に残った泥や砂利がシェイクされて 細かい傷がスイングアームサイドにも残ってますのでね。
なにが大変かって まずはなるべくキレイにする作業。洗油で一生懸命キレイにしましたよの図。
リヤサス下部が取り付けられる部分には特殊なベアリングが組み込まれてまして ここはグリスアップや他の潤滑油を入れるのは厳禁なんだそうな(マニュアル上そう言ってます) ふ~んって感じでした。
スイングアームピボットベアリングのインナーカラーの装着の仕方も対防水対策をよく考えた構造で最初にバラした時には感心しましたね。当該車両はおそらく一度グリスアップされている模様で、しっかりグリス(おそらくウレアグリスっぽい)が残ってました。勿論ベアリング側も問題なし。
リヤブレーキキャリパーもセミOHしておきます。乗り手はこの辺 なにも触らないので ウチでタイヤ交換するとき以外見ないので こんなに泥が生まれてきました(汗)
更に ホイールのスポーク緩みもチェックしておきます。自分のも含め 色々見てきて、エンデューロで使用している車両は半年に一度くらいはチェックしたほうがいい感じです。特にリヤは緩む傾向です。この車両もひどくではないにしろ緩んでましたので。
其の二に続く
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