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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

ライトスイッチ故障

PCX150さんのお客様、突然のヘッドライト不灯にみまわれての修理依頼です。

話を聞くと 信号待ちで何気にライトのハイロースイッチを触ったら スイッチ自体が硬かったのでそれを無理やり気味に作動させた後からヘッドライトのロービームもハイビームも点かなくなったとの事。
当該車両はまだLED前の通常球2灯タイプですが 両方の球が同時にハイロー切れるという確率はかなりないので ライト自体へのヒューズ切れか電源消失かていう推測となります。
ヒントは ハイロースイッチでしたが一応 ヒューズ確認、ライト球ソケットへの導通も兼ねてチェックしていきます。

やはり 左ハンドルスイッチに入力後スイッチから出力されてないので ハイロースイッチが逝ってしまったみたいですね。
PCXはこのようなケースでもハンドルスイッチ丸ごと交換しなくて ハイローのスイッチのみ交換できます。ホンダさんの原付系は昔から多いのでいざ修理の際は安くすむのでいいですね。


外したハイロースイッチを半分破壊してスイッチ作動部を見て見ましたら スライド部が一部溶けてました。何かしらの原因でこの部分での導通時に抵抗が大きくなり熱で溶けてしまい最終的に接点不良になった模様でした。
この手の修理は結果が判明するまでに 今回のようにサクサクと行く場合もありますが これが断線系だったりすると(改造車に多いです)  かなり時間を要するのでなるべくそういうのには遭遇したくないのですがね(苦笑)。
今回は スイッチ交換して無事完了です。
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ベルトテンショナベアリング交換

車検でお預かりだったドカのS2Rさん。タイベル点検、調整の際に発覚した テンショナベアリングの交換です。

写真のようにタイミングベルトにある程度のテンション(張り)をかけておく箇所にローラベアリングが使われてます。この部分、何故か 空冷系の物の方が表面サビてしまっているケースが見つかります。


これは結構ヒドイ方です。交換ですね。
保管環境や稼働時間の開き方で この辺のコンディションは変わるようです。頻繁に乗られている方の方が こうなるリスクは少ないですね。
このまま放置していると この錆の表面をタイベルの背面が絶えず高速で通過していくので タイベル自体の摩耗や劣化が早くなります。
最悪 破断という考えたくもない状況もあり得ますので 定期的に点検、ヒドイ場合は今回のように交換ですね。
このタイプはベアリングのみ交換できるのでまだ安く交換できていいですが この後のタイプだとテンショナー一体型の物になってしまい高額にもなってしまうのですがね......

手裏剣並み

スーパーカブさん 駆動系オール交換の図。


左が減ったリヤスプロケット、右が新品です。
リヤスプロケットは手裏剣のようになってます。

投げたら マジで大けがしますよ(苦笑)。
投げませんが(笑)。
もういつ歯が折れてもおかしくないですね。
実際 交換の際に幾つか折れているのにもたまに遭遇します(汗)

そうなる前に定期的点検&調整にて ヒドクなる前に交換推奨です。
カブ系のチェーンはノーマルはOリングなしですが交換の際には Oリング入りを圧倒的におススメします。価格も高いですが費用対効果はそれ以上ですので。

どちらも使い過ぎです!!

たまたま同日に 原付のタイヤ交換依頼の案件ですが。
2台とも 使い過ぎです!!!!


まぁ 一年通して よく見る光景ですが タイヤの過摩耗での走行は 基本的に整備不良になりますからね。
最悪、減点&罰金が科せられますよ。
減点1点、罰金5000円らしいですが 罰金だけで原付50ccはタイヤ代出ますからね。
なにより 危ないです!!
これで空気圧もマメに点検してなければ簡単にバーストして最悪転倒しますからね。
本人も怪我しますが転んだ車両が他方に被害を及ぼす可能性も十分あります。
皆さま タイヤ交換は 早めの交換。交換サインは スリップマークが出てきたら交換ですからね!!!

レッツ4 ホイールベアリング交換

ご近所さんのエンジン不調の スズキ レッツ4さんの修理の際、ついでにフロントタイヤ交換依頼もあった際に発覚。



左右入っているホイールベアリングのうち 片側は崩壊寸前(汗)



上が新品、下が外したベアリング・ディスタンスカラー。 
普通の経年使用のサビ以上にヤレヤレでした。

崩壊寸前に発覚してよかったです。
今回はかなりタイヤも減っておりましたので フロントの動きの異変に気が付きづらかったのもありますが これくらい壊れていたら真っすぐ走るのもかなりブレたはずです。
皆さまも気を付けてください。