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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

GSXR750 K7 車検


たまにブログにお目見えする カーボンホイール装着 通勤スペシャル GSXR750 K7さん。車検での入庫です。前回から 15000kmほど走り 現在 59000km。
それでもキレイにして乗られているので その古さを感じさせないですがなにげに10年選手(登録は2008年でしたので 実質は9年ですが)。
600のボディに1000まではいかないにしろ 150PSのエンジンを搭載で オールラウンド性では一番バランスはいいと言われてますよね。
オーナー様もその軽さと取り回し、またこの年式はスリムでのあるので その部分がお気に入りで今だ乗り換えたい車両が見当たらないとのことで 変わらず通勤スペシャルのようです。
車検でのすので一通りは見ますが 車検~車検の間も タイヤ交換他 整備を任されますので それほど大げさな部分は発覚しません。
ただし 前回の車検の時もそうでしたが、ラジエターのクーラントが結構減ってるんですよね~

やはり春夏秋冬の通勤バイクですので、特に 夏場の渋滞は大敵なのですが......



今回もラジエターサブタンクは予想通り 空っぽでした。で、ラジエターキャップを開けて中を覗くも 見える範囲にクーラントは見えません(汗)

結局 ラジエターの方には 300ccほどの補水液が入り サブタンクに も同量ほど入りました。
いくら国産と言えど フルカウル ハイパワーエンジン車なのでその発熱量は 750ccと言えど 大きいです。ヒートアップされたままの状態が長いので このようになってしまいますね。
ドカの水冷はこの状態になる前に噴出しますのである意味 それを許さないということでは教えてくれるのでいいですがね。



で、これほど過酷な状況下での5万キロ突破エンジンなので ピストン吹き抜けによる排気ガスのCO、HC濃度の状態が少し心配でもありましたが こちらは 前回の車検時とさほど変わらない数値で安心しました。流石 浜松製作車なのかな。
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KTM690エンデューロ オイル&フィルター交換


伊東二輪 林道部隊のヨッシーくん690エンデューロのオイル&オイルフィルター交換です。
このタイプのLC4エンジンは 入っているオイル量も少なく、エンジン特性上 かなりオイルが汚れるのが早いようです。
特に林道も併用している車両は早めのオイル交換が望ましいですね。
伊東二輪ではドカの水冷系に入れているのと同じ NUTEC NC50(10W-50)を使用しております。しかしオイルの汚れ方は短距離でもドカの空冷2V並みに汚れますね。
今回はオイルフィルターも交換します。

 

このタイプのLC4エンジンは 大きさの違うオイルフィルターが2つ、オイルストレーナーも2か所と それほど大きくないエンジンの割りに ろ過機能に重きを置いている構造であります。
理由は色々あるのでしょうが、メーカースタイルからやはり車両が過酷な環境下でも生き抜けるようにという配慮が一番なのかなと思います。
オイル交換するとこれまたドカと同じで エンジンの静寂性や振動が若干変わります。
やはり外車は日本車とは違った 独特のエンジンフィーリングに密接にオイルの特性が加わっているのが感じられますね。
そういう点でも エンジンが生きている風に感じられる面白いエンジンだと思いますね。

カブ90 チェーンにスプロケにブレーキシューにタイヤ交換

常連さん バイク急便仕様のスーパーカブ90くん。
もう1ヵ月以上前から リヤスプロケットの歯が「波乗りジョニー」状態になってましたが、そろそろリヤタイヤの消耗も近づいていたので 本人が無理やり交換時期を遅らせて乗ってました.....

がそうも上手くいかず 配達中に チェーンがコマとびし始めたと電話が。
荷物を乗っけてなければまだしも、仕事で積んでいる箱の重さもありますし もう無理と判断してそこいら辺のものを全て交換ということになりました。
部品はもう既にそろえてあったのでいいのですが、お店に向かってくる時は 時速30kmでもたまにコマ飛びしていたとのこと。坂道は恐怖だったとも.....(苦笑)

来店時のリヤスプロケットがもうこんな感じでした。


波が落ちてきてますよね(笑) っていうか これでチェーンが引っかかってるのが不思議なくらいです。

今回交換した全ての図です。


これで精神的に楽になると本人はコメントしておりました(爆)
また頑張って お仕事してください!!

V125 フロントブレーキ修理

飛び込みのお客様のアドレスV125。フロント周りから「ザラザラした音」ということでお立ち寄りいただきましたが.......
車体の押し引きですぐに解りました。


写真をご覧の通り、フロントブレーキがヒドいことになっております。既に 「電車ブレーキ」(鉄と鉄で停止させている状態)になって長かろうという推測ですが。

取り外したブレーキパッドもこんな感じでした。


運よくキャリパー側に被害はなかったのでよかったですが。
ブレーキパッドは元より、フロントブレーキディスクも勿論新品交換となりました。
通常 ブレーキパッドが残量がなくなってきた時点でブレーキのタッチも変わりますし、異音(鉄がこすれる音)もしますので気がつきそうですが、意外と気がついていない方が多いです(中には それを知っていても修理するのを面倒臭がっている方もお見受けしますが.....)。
こういった事も未然に防いでおけば、いざという時に多大な出費にならずに済みますので 日頃なにもメンテナンスしていない方は定期点検を強くオススメいたします。

セロー225WE ハンドル交換&オイル漏れ修理 其の二

で、こちらはオイル漏れ修理の部。

単気筒エンジンのこの手でよくある、タペットカバーからのオイル漏れです。



ご覧の通り 排気側は結構漏れてます。本人は気がついてませんでしたが、このまま放置していていいことはないですね。オイルによりエンジン表面が焼けて 変色してしまいますしね。

どうせなので吸気側も交換します。
タンク外したところ、吸気側も薄っすらにじんでいましたね。


まぁ 最終モデル 2004年から数えても13年選手ですので、このくらいはなっていてもおかしくないですよね。

タペットカバーを外した裏側がこんな風にOリングが嵌ってます。


このOリングがエンジンの熱等で 硬化していき隙間のシーリング効果が落ちて オイル漏れの原因となります。

ついでにタペットの隙間も見ておきます。こちらは まだ調整誤差範囲内でしたので 吸気、排気共に無調整でOKでした。

非力な車両ですので くれぐれもいたわって走ってあげて欲しいものです。