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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

CRM80 キャブ腐ってる~


新車より乗り続けている 常連通勤スペシャル ホンダ CRM80さん。約4万キロの言ってはなんですが 外観的にかなりお疲れモード(本人も納得の上です)な車体です。フロントマスク周りにはうっすら コケも生えてますのが恐ろしいです。でも 走ります(笑)。
しかし ここしばらく調子が悪かったのが とうとうエンジン回転が上がらなくなったということで緊急入院。
ほぼ通勤スペシャルで乗ってきて お店に来る時は、①タイヤ交換 ②ブレーキ交換 ③チェーン調整か交換   以外にはお目にかかることもないくらい 載りっぱなしでしたので.......

よくお店まで乗って来たというくらい エンジンの回転が上がりません。なんとかアイドリングはしておりますが チョークを引いても 少しでもアクセル開けるとエンジンストールします。

色々と考えられてしまうような車両状態ですし、なにかが起こっていても お決まりの 「部品入手不能」という文字が頭をよぎるため バラす場所も考えますね。
とはいえ 今まで診てきた車両ですし 本人もまだ乗り続けたい意向なので こちらとしても最大限見れるところは見ておきましょう。

ということで 電気系トラブルでないことを祈りつつ この症状で考えられる項目の 簡単部位から順に見ていきます。
プラグOK、エアクリOK、ガソリン満タン、CDIやイグニッションコイルリークなし、各コネクタOK......とここいら辺まで来る前に 違う順番ルートでの怪しい箇所は やはり「キャブ本体」だったのですが。
キャブレターのOリングセットはまだ入手できたので いよいよ キャブバラしてみましたら。


なんと中が腐っているではあ~りませんか!
この方 実はもう一台 250も持ってまして 二刀流で通勤に使ってるのは知ってました。
おそらく かなりの期間 250の方に専念して80の方を放置プレイに処されたのでは?と。
緑に変色しているのがメインジェット先端部。ガソリンが腐った証です。
チョークバイパスもこの腐ったガソリンが詰まってました。
本当によくエンジン始動できて走ってました。っていうか 随分前から調子が悪かったはずですよ!
全て綺麗にして再組み込み。生まれ変わったように 始動性も走りも元に戻りましたよ!
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一日 3台のV100修理の図


ハイ、今日一日で修理で交換した部品達。全て 違うアドレスV100の物です。まだまだ多数のV100乗りが在籍する伊東二輪ですので こういう日もありますよね。

①前後タイヤ交換

②前後ブレーキパッド、シュー交換

③リヤブレーキワイヤー交換

夢に出てきそうです(苦笑)

またまたカブ男 ボアアップ


ノーマルカブ50を購入頂いた方に 合法 ボアアップでの納車依頼です。以前にもリトルカブで同様のケースがありましたね。
前回は ピストン単体での 径の違いが今一分からない写真でしたので、今回はしっかり単体同士で写真を撮ってます。


左がノーマル 39mm、右がキタコのライトボアアップキット 48mmの物。
9mmの差は直径になると大分違いますよね。
このおかげで エンジン回転は回りませんが 豊かなトルクフルなエンジンになります。これでフロントスプロケットを1T上げれば 大分エンジンも楽に走ることができます。

FORZA Z リヤタイヤ交換


先日点検したホンダ FORZA Zさん。週末に一泊二日のツーリングに行くのに 天気が雨そうなのが気になり 結局リヤタイヤを交換することに。
って言うか あらためて新品タイヤと並んで写真を撮ると、交換を悩む必要はないですよね(笑)。
天気がいいことを祈ってますが.....

ZRX400 始動困難は


以前 ハンドル交換したセロー225の友人さん。紹介で修理依頼のカワサキ ZRX400くん。今年1月に先輩より譲ってもらった車両で 当初から始動しずらかったのが2月に始動不能になってしまったと。
初め電話で応対している限りはプラグがカブってしまったような感じでした。
狛江に駐輪しているとのことで 自力で押してくると..... 20代前半らしいので こちらも「レッカー代もったいないから おしてきなさい!」と勧めてしまいました。
あ、この方 まんまと任意保険に加入してませんでしたので レッカーサービスなんていうものも知らなかったので 今回を教訓に いかに通常依頼の際のレッカー料金が高いかを教えておきました。
任意保険はなにも対人や対物、自身の傷害に対しての保険だけではありません。レッカーサービスという素晴らしい付加価値があることを忘れてはなりません。

で、お客様のお話しをもう一度しっかり聞き 症状を確認。この手のカワサキ車はエンジン冷間時にチョーク引いて セル始動は絶対なのですが、本人の話では チョークを引いていても 初期始動時にはちゃんと爆発してなくて よくエンジンストールするとのこと。カワサキさんでありがちのヘッドがお馬鹿さんになってしまっているのか.......


まずはプラグを見てみます。と、なぜかプラグの番手が2番も落としてありましたが(ノーマル 9番のところ7番に)。昔から カブりクセの車両に番手を下げる方式がとられますが、それはその場凌ぎだけで根本的な解決ではありません。そう考えると あまり調子いいエンジンではないのか??? と 1番のプラグを外した時点で ???と。カブっている所か キレイに焼けております。おまけにまだ交換して間もないプラグっぽいです。2~4番も同様な感じでした。

どちらかというとガスが来てない? ガソリンは8分ほど入っております。とすると 負圧コック不良?などと考えつつ おもむろにチョークを引いてみますと 「ん?」なにか 感触が変。
妙に引き代が軽いようです。キャブ本体側のチョーク作動部を見てみますと......動いてません。
チョークレバーが引けるのに キャブ側が動かない=チョークワイヤー切れてます。


写真が取り外したチョークワイヤー。内部のワイヤーが途中で切れておりましたね。
おそらく本人さんに譲ってもらった以前から切れていた様子です。
これでは寒くなってからの始動が困難になるのもうなずけます。それでバッテリーを弱らせてしまってもいましたね。
プラグを戻して ワイヤー交換前に 手動でキャブ側のチョーク作動部を動かして始動させてみますと 問題なく一発でエンジン始動。しばらく暖機させましたが 気になる異音やアイドリング不安定もなく 良い子のエンジンでした。これで 楽しく乗れるといいですね。