忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

スーパーカブ リヤスプロケット交換


ホンダ スーパーカブ50さん。飛び込みお客様で チェーンの調整をしていましたら やたらチェーンの張る箇所と緩む箇所の差が大きい?
チェーンは伸びきっている訳でもなく状態もそれほど悪くない。距離は16000kmほどだったので おそらくチェーンだけ交換してその時スプロケットはそのままだったようで。
チェーンケース外してみましたら 案の定 ウチのブログでたまに登場する 「手裏剣」状態ですね。
まだこれは引っかかる部分があるからいいですがね(苦笑)


運よく この年式と同じ 丁数の新品リヤスプロケットを手持ちで持ってましたので 無事交換修理完了でした。
チェーン、スプロケットと駆動に欠かせない部分です。
小型バイク、大型バイク問わず スプロケット周りも皆さんはあまり気にしない箇所ですので ご自身で判断つかない場合は 最寄りのバイク屋さんに定期点検で診てもらうようにすることをお勧めします。勿論 伊東二輪でもお受けいたしますので お気軽にご相談ください。
PR

ブルターレ910R 車検


伊東二輪では珍しい MVアグスタさんの車検依頼です。まさしく 「タンブリーニ」時代の旧アグスタ時代のブルターレさんですね。しかも910R。
それまでの800cc時代から色々とパワーアップして装備もパワーアップしたモデルです。
今回 初めてブルターレを触りましたが 随所にビモータ時代のタンブリーニ氏のデザイン優先度が見受けられましたね(それが仇に 整備性が悪いとも言えるのですが.....)
ただ時代の流れで(当該車両は 2007年) 基本的な外装の処理の仕方などは 同時代のドカの1098に似ているところもあります。


整備していて おしゃれだなぁって思ったのが 普通ならどうでもいいのでしょうが、フロントキャリパーの裏側に 「BRUTALE」の文字が赤く入ってます。
表側はブレンボに許可が出なかったのか 販売的にこちらの隠れ文字の方がようかったのか。
でも折角 これくらい誇示するように入れてくれるなら表がいいように思いますがね。


全くの余談ですが、このバイク tetsuが久しぶりに「欲しいかも」って思える 直列4気筒バイクでした。車体を走らせたパッションがいい感じなんですね。ハンドリングも好みでしたし、エンジンのフィーリングも少しジャジャ馬的で荒々しい趣きなのが好印象でした。なかなか パッと乗ってこう思える車両って巡りあわないものなので印象的な車体でしたね。

オイルドレンボルトワッシャー

スーパーカブの納車整備をしていると かなりの確率で こうなっているワッシャーに遭遇します。

写真は カブのエンジンオイルのドレンボルトですが。



近影ですが、オイルが漏れないようにするアルミのワッシャーが装着されてますが わかりづらいですがこれ、かなり変形しているのです。




どれくらい変形しているかが分かる写真がこちら。


左がドレンボルト。真ん中が 装着されていた変形してしまっているワッシャー。右が新品です。

定期的なオイル交換でも ドレンワッシャーを交換せず、しかも 過大なトルクで締め付けを繰り返していると 真ん中のようになります。

一般の方は ドレンボルトのある位置や性質、またボルトの太さから オイルが漏れないようにという意識の元 過大なトルクで締め付けていることが大多数ですね。
この代償で エンジン本体のネジ部を痛めてしまうこともあります。
「オイル交換ぐらいは自分でやりたい」という方が昔から多いですが、時にはそれが大きな代償になってしまうことを顧慮して欲しいです。
また 本来この場所に入っていなければいけない ドレンワッシャーすら入ってないこともあります。
オイル抜く際に オイル受けに落ちたのを気が付かずに そのままドレンボルトを締めているのでしょうか......
特にこだわりが無ければ オイル交換の工賃やオイル処理代を出してでも バイク屋さんにやってもらった方が 安いと思います。

バッテリー液入れ過ぎ!!

先日修理でお預かりした900SLさん。本来の修理はこのネタではないのですが バッテリーについての知識についてです。

来店前にバッテリーの内圧抜くダクトから 異様にバッテリー液が噴出すると......
過充電かと思ってましたが、実はそうではありません。

下の写真では 一見 バラツキはあれどしっかりバッテリー液が入ってますよね。




 もっと分かりやすいように 手前にスパナを入れて 向こう側に傾けてみました写真。


向かって 右側が+側。左が-側。 バッテリー液を入れる層は6層あるのですが 左2層は これだけ傾けても 液面見えませんね。これ 最初のバッテリー液 入れ過ぎです!!

流石にこんなに入っていたら 走行中はバッテリーが充電状態となるので バッテリー液 噴きますよ!
オーナーさんはバッテリー液が希硫酸というのも知らずに 自宅の畳の上で 充填作業をしたらしいです(怖)
最近のバイクはほぼMF(メンテナンスフリー)バッテリーですので こういった作業も無くなりましたが、本来 一般の方がバッテリー液注入して装着自体が危険ですので 普通 販売店で注入後お渡しするはずですが......昨今のネット通販でこのような事も起こってしまうのですね。
みなさんもDIYでの作業はクレグレも気を付けましょう。という一例でした。