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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

レブル250 諸修理 其の二


取り外したキャブレターです。予想通り ベンチュリ側が真っ黒ですね。内部パッキン類も全て新品交換します。ついでにスロットルバルブも新品入手できたので左右とも交換します(手が汚れてこの間の写真はありません。。。。)
フロート室も経年の細かいゴミはありましたが やはり実働車だったのでこれと言った問題もありませんでした。



更についでに インシュレータも左右とも奇跡的に新品が入手できたのでこちらも勿論交換。当該車両は硬化はしていましたがヤマハのビラーゴのように ヒビ割れ劣化等は起こっていなく まだ使用できる感じでした。



更に そのままヘッドカバーはぐって、バルブのタペットクリアランス調整に突入です。当該車両は昔ながらの ロッカーアーム頭部で調整が出来るタイプなので楽でいいですね。in、ex側とも 規定値より 0.05ほど開いてましたので それぞれ規定値最小よりちょい緩めで再調整します。

全部組み上げて エンジン始動。見事に静かなエンジンに戻りました。
その他ブレーキ周り等も修理して 完成。
まだまだ元気に快走してくれそうな状態で オーナー様も喜んでおられました。
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レブル250 諸修理 其の一


ワンオーナーの ホンダ レブル250さん 約5万キロ走っての 諸々整備、修理依頼です。当該お客様は 当店で 他車両を購入頂いてまして 何気に 多種な車両をお持ちでしたが この車両が若かりし頃に新車購入後 ずっと乗ってらっしゃるとは 素晴らしいですね。

今回 エンジンのタペット音が少ししてきたのでタペット調整と 一度も開けてないキャブ周りの整備もという依頼、それと フロントブレーキロータ 他細々としたところといった内容。

とはいえ 定期的に走らせているようなので エンジンも不調という事もなく 全体的には調子が良いと思われます。それでも 30年近くなる車両ですので エンジン周りのゴム関連の劣化は否めません。



年式も年式ですので どこまで部品が出るかによりましたが、今回 作業するのに欲しい部品は全て出ました。一部 在庫のみで廃盤になるものもありましたが 年式を考えれば あっただけラッキーです。


ということでまずは裸にしまして 購入後一度もバラしてないキャブレターから見ていきましょうかね。
こちらは 一般的キャブOHに加えて、スロットルバルブ(ダイヤフラム、キャブレターの差し込むエンジン側のインシュレーターを新品交換します。

其の二へつづく

つくばの900SS車検他整備



先週SS祭りの最中にあった こちらも長年のお客様 ガクさんの900SS-SP 車検整備中の時の図。学生さんの頃からかれこれ20年以上になるお客様。現在 茨城県 つくば在住ですが わざわざ車検他整備に持ってきて頂いております。ありがとうございます。

今回は車検他、チェーン・リヤスプロケット・前後ブレーキホース・クラッチホース を新調したいとの事で色々と作業も多かったです。リヤスプロケットは以前交換した フロントスプロケットとのギア比の兼ね合いで もう少しロングにしたいとの意向での交換です。ついでに リヤサスのイニシャルの変更も依頼されましたね。





このオーナー様は昔から 「自分号」に調整していくのが好きな方でして メールで色々とディスカッションもいたしますが 楽しいですね。
やり過ぎると どツボにハマりますが、自身が分かっている範疇なら きっと自分に合った乗りやすい方向へと調整できていけると思います。

先日 引き取り後 つくばへの帰路での車体の感触は 本人曰く 「かなり完成体」という事をメールで言っておりました。まずは良かったですね。
乗れるときが少ないですがその分 その時は集中満喫してください!

TW225 ロンツー前の整備にて


ハーレーとTWの二台持ちな 常連さん だーやまくんの九州ロンツー前の整備の依頼です。
以前に 「バイクのある風景」で 紹介したTWですな。


その時の写真はコレ↓
http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/05ec55942e0aecf22f50f67713a56892/1450875982
こういう写真を日本各地に撮りに行くのが趣味です。

来週から九州一週間の旅にでかけるようで その前に車体点検を依頼されました。この車両で最近は林道探検も行っているようですが元々激しく走るオーナーさんではないので5万キロ走行している今でも元気はいいです。


で、ざっと見ていて気が付いたのは 当該車両 ハンドルをノーマルより 幅狭、アップに交換してますが そのため アクセルワイヤの取り回しが変わっている影響か 右にハンドル目いっぱい切った際に ステムとフレームの間にワイヤーを挟んでいたようです。アウターワイヤーのガイドが半壊状態で インナーワイヤーが動いているのが見えている状態でした。
まだ部品が間に合うので新品交換です。




前回の整備の際に指摘したリヤブレーキシューも残り僅かだったのでこちらも新品交換。バラした際に ブレーキシューを稼働させているシャフトの動きが渋い事を発見。(黄色丸印部)



この部分も経年でグリース切れや水等の浸入で シャフトが錆びたり 腐ったグリスが抵抗になり回転が重くなります。ヒドイと全く動かなくて シャフトが抜けないなんてこともあります。
抜いてみると それほどヒドくはなかったですが 古いグリスが固まっているのが原因のようでした。
綺麗にして再組み込み。

今回どちらも 出発前に発見できて良かったですね。やはりたまの 点検は大事ですね。
「レインマン」の名を返上できるよう 楽しい旅を祈ってますよ!!

V100祭りも開催中?其の二

③たまにあるある 「エアクリーナー知らずに粉砕状態」
お客様の紹介でご来店の方。調子は悪くないのだけど 2日ほど放置すると冷間時にかなりセルを回さないとかからないと..... 車体拝見すると 年式的には1996~8年辺りの車両ですが実走距離が少ないことが伺えました。エンジンの音や振動をとってもそれほど違和感がないので 本来この距離ならしっかりしていますね。数年前に人から譲ってもらって 近場のチョイ乗りにしか使わないそうだったので あまりに走らなすぎでエンジンが不調のまま来てしまっているのか.... とりあえずお預かりして2~3日放置して様子を見させてもらうことに。で 3日後 始動してみますと お客様の言うほどは不調ではない模様。とはいえ 慣れてないと始動時に難儀するのもあるかな~と思いつつ 一通り考えられる部分をチェックです。 プラグは全く問題ありません。
次にエアクリーナー...... 


はい たまに当ブログで目撃する 「いつ粉砕していたか分からない状態」でした。まだ軽傷ですが、エアクリーナーBOXを外してみますと、キャブのベンチュリ側のスローエアー部辺りにはベッタリ粉砕してガソリンの吹き返しで溶けた エアエレメントの残骸がこびりついてます。


反対側に位置する チョークバイパス側も怪しいですね。ということでキャブレターも分解清掃です。
綺麗にして新品エアクリーナーにして 一発解決でした。

④忘れたころある 経年使用によるセンタースタンド折れ。

こちらもご購入後 14年乗っていただいている女性オーナーの物。先日自宅でスタンドかけようとしたら 「バキ!」という音とともに スタンドが真っ二つ。自力で 折れたスタンドを針金でマフラーに吊ってご来店。 走行距離も4万キロほどですが あきらかに経年使用により折れてましたね。
これはもう 他のスクーターでもそうですが(原付が大半) その頻度によりいずれ折れてしまいますね。新品交換&まだまだこの先も乗るそうなので 純正オプションのサイドスタンドもまだ新品で入手可能だったのでそちらも装着。まだまだ元気に乗ってください!