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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

第36回 8時間パワーエンデューロ 後編

お待たせしました 8耐決戦の日曜日の朝です。

前日の雨は 朝方まで降っていたようですが 天気は回復傾向の様子。朝6時に会場に着いた時には 青空が覗いてまして 一昨年の時よりは コンディションが良くなりそうです。
一昨年は レース中盤まで雨が降ったり止んだりでしたので コース途中も結構なマディコンディションでしたので。

レース前のハスク FE250二台。


ゼッケン8号車は 2016年式。ゼッケン 52号車は 2019年式。
まだ走行前なので キレイです。2台共 トラブルなく走りきってくれる事を願うばかりです。

まだまったりの今回のメンバー一式


朝のコースマーシャル試走での報告では 駐車場の泥泥度合いに比べて コース内は それほど悪コンディションでもないようで ほぼカットなしの予定通りのコースレイアウトでレース進行になるとの事。
とは言いながら エンデューロレース、しかも8時間も走るので 前半難所でもないところが中盤辺りから難所化するのは予想つきます。そういった箇所でいかにハマらないかがレース結果に大いに影響するのですが こればかしは他の走行車両の動向にもかかってきますので ほぼ出たとこ勝負なんです。ただ 色々な経験値が多いほど こういった状況でも回避能力が高くなることもあります。
tetsu以外の二人はハードエンデューロ経験を武器に 進んでくれることでしょう。
問題は 私tetsu自身です(苦笑)。今年の練習量もあまり多くとれてなく、特に難所処理能力の経験値は高いわけではないので なんとか「全集中」をこころがけて 生粋のレーシングスピリッツで乗り切る作戦で参ります(笑)。なんとか2人の足を引っ張らないようにするだけです。
2年前に打ち立てた目標、3人で 「10位以内」を目標にスタート位置へバイクを持っていきます。
スタートライダーはやはり エースライダーのK主任。二番手を 堅い走りのSinくん。三番手をtetsuというオーダーにしました。このオーダーは結果的にも正解だったと思います。
ゼッケン52番車は スタートライダー S部長。二番手をヨシケンくん。三番手を渡くんというオーダー。こちらは心配するなら S部長と渡くんがヨシケンくんのFE250での事前練習がほぼ出来てないので ぶっつけ本番的に乗るところだけでしょうか。ま、渡くんは日頃 KTM250EXC-Fで基本 同型エンジンなのでそれほど問題ではないかと。唯一 部長が日頃 ベータRR2T200の2スト使いなので その順応性だけがカギかと。ま、tetsu個人的に言うと 2スト乗れる人は4ストは問題なく乗れるはずですがね。逆はやはり2ストの感触が合うか合わないかで結構 違ってきますから。


ゼッケン順なのでほぼ一コーナー側に車体を並べます。
150台なので 最後尾は 反対側の駐車場裏手の移動路までに及びます。
それにしてもいい天気になりました!!



スタートしやすいようにサイドスタンドは格納して車体をtetsuが抑えてのスタート。

スタートしてすぐに 「大阪」と呼ばれる 長い急坂を登って行きます。
3年前に初めて 部長・K主任・渡くん組でCRM250で参戦した時は レース中盤でこの大阪がコンディション悪化で登れなくなる車両続出で結果カットになったところです。
今回はその時よりはコンディションが良さそうなので 転倒渋滞等なければ問題なく使用でしょう。

午前8時にレーススタートです。
スタート合図は 主催者競技監督の 小林さんの打ち上げ花火が号令となります。
そして 号令スタート!







主任の初動も早く 乗車してエンジンスタート!
一番手で 大坂に向かっていきました!! 
「北川選手 見事なホーーーールショーーーーーーット!!」と実況を入れたいくらい気持ちよかったです!!

対して52号車は 部長がFEのエンジン始動に手間取って かなりのロースタートになったと後で言ってました。

ま、それでもまだ8時間 ここでの順位はそれほど問題にはなりません。

さて 最初の一周を何分くらいで戻って来るかが 後の一周のペース配分の指標になります。
12分越えた辺りからトップが戻って参りました。そして 順位的に覚えてませんが およそ15番手近辺で 主任が帰ってきました。主任のタイムは 約14分でした。
そして第二ライダーの Sinくんに交代。

8号車は スタート後だけは 1周交代とし その後は 基本的に各自2周での交代という作戦にしてました。tetsu達はこの後も 途中ガス給油も含め クイックピットで交代していきました。
その後 25分くらいで 52号車も戻ってきて ヨシケンくんに交代。
52号車も最初は一周交代だったようで その後はピットに戻ってでの交代をしていきました。
 ゼッケン8号車は  約16分でSinくんが戻って来てtetsuに交代。

コースも覚える意味でも 「そこそこペース」で、でも 「全集中」して走らないと何処でしでかしてしまうか解らないので上手くバランスとるのが大切です。
それと スタート後 しばらくは身体の動きも悪いのでそれにも注意です。
コースは一昨年走った時より 要所が同じレイアウトだったりもありましたが基本的には一周では覚えきらない感じでした。ただ 難所は基本的にない様相でした(しかし その後 一部 難所化するところが出現しますが.....)。tetsuは一周目に一度 右に軽度に転倒した以外は問題なく走破してきました。
一周約 17分でtetsu戻って来まして主任に交代。この時にフロントサスのセッティングを変更。
主任も最初の走行でフロントの硬さを感じたらしいけど、Sinくんが戻って来た際に 主任にキレ気味に「サス硬すぎ!!こんなの乗れないよ!!!」と 文句言ったそうで(苦笑)。
今回のゼッケン8号車のフロントサスは レース前にほぼぶっつけで K主任のKTM XC-WのXprorerサスを移植しての初レースで セッティングも河原で3人で仕様を確認した程度でしたので 実際のお山コースでの走行はこのレースが初めてだったというのが この辺の不満になったかと。
しかし 即席セット変更が当たり 以降問題なく乗れてました。
そして予定通り2周交代にして 約30分越えて戻ってきまして Sinくんに交代。
このときに今度は 主任がフロントの曲がり(正確には捻れ)を指摘。おそらくtetsuが一周目に右に転倒した際に発生したものか。曲がっている方向と度合いを主任の感覚で教えてもらい 次のtetsuに交代の際に修正してみることに。
Sinくんが戻ってきた時点で車体を主任が抑えておくことで、ハンドル左目いっぱい切った状態でフロントホイールを右側からテキトーな強さでtetsuが蹴り入れてみました(笑)。これが絶妙に効いたようで その後真っすぐに戻ったようでした。

ここらで各自の走行写真なんかを見てやってください(笑)。























 




そして 2時間過ぎた辺りから 途中のマディ気味路面が 「田んぼ」のようになっていき 難所化へと変貌してきました。(まったく笑えません.....)

非力な車両やトレール車、またスモール車(ホイールが小さい車体)がスタック続出するようになり 通れるラインも限られるようになってきて 一歩間違うと 自分がスタックしてしまう様相です。(ここの写真は別の方々です、晒してスミマセン<m(__)m>)


こういう路面でスタックしてしまったり転倒すると現状復帰までの体力をかなり使いますので 細心の注意での走破を目指します。
この箇所は この状況がしばらく続き この日一番の 難所となっていきました。


この田んぼエリアを突き進む Sinくん


同じく 主任


それほどの登りでもないですが こういう路面になると ホント難しくなるのもエンデューロアルアルです。田んぼ化になってからはtetsuもそのエリアで前走車がいないことを祈ってましたが 毎回 数台はスタックしており、中には横倒しになり隣のラインも塞いでおり 毎回同じラインを通れず
でしたが なんとかハマらず 走破することに成功。

こういう時には tetsu十八番(と言っていいのか(苦笑))の 「二足二輪」と 「一速でほぼ開けない」走行の写真。

これでも ズルズルと進んでいるんですよ。カッコ悪いですが いいんです(笑)。
転ぶのは悪! レースは全ては結果ですから。
勿論 横のハマっている人などかまっているヒマもありません。心に余裕があればお助けするのですがね(苦笑)。止まれないので(笑)。


そしてレース後半に差し掛かるところで この部分はコースカットとなりました。
更にもう一か所 コース後半のガレ場エリアも渋滞発生でカットに。
それとは逆に路面コンディションの回復と共に走りやすくなっていく路面も出てきました。
更に 6時間を越えた辺りから コースで遭遇するバイクの数も減って来た感じになってきて(リタイヤや途中休憩中だったり)大分走りやすくなってきました。





ゼッケン52号車組も 大きなトラブルなく 淡々と走れているようで 毎回ピットに戻ってきては交代でしたが、8号車側と違い みな のほほんとしているのが印象的でした。
部長なんて 渡くんが戻ってきてから出動準備してたし(笑)。
でも 趣味のレースなんて そういうゆとりも必要なんですがね。

ゼッケン8号車側のお話に戻りまして、今回 3人で2周交代としていて実質 一回につき 一人休憩 約一時間ほど。レース前は随分休めると思ってましたが これが意外とそうではなかった.....
一昨年は 二人体制で一周交代していたので 休めるのは実質 20分くらいでしたがその分 ペースも今回より遅かったのでどうにかなったかのかと。
今回は 休める分を走り側に転嫁させて、なるべく 自分なりなハイペースを維持しながら走行なので 意外と身体は疲れてきているもので 6時間過ぎくらいには 各自 身体の各部が攣り始めました。
そして ラスト1時間が迫る前にK主任に交代してからその後の交代パターン通りでいくと ラストライダーがtetsuになる予想に..... 
パワーエンデューロのルールで レース終了30分前からはライダー交代含め ピットインができなくなるというものがあります。
K主任からSinくんへ交代が 6時間55分頃、次のtetsuに交代が このままだと 7時間30分手前くらいで交代。そのままtetsuが行くと おそらく残り 2周しかできない可能性大。
これは上位進出を狙うには よろしくないパターンと判断。また 既にSinくんもtetsuもラスト連続2周行くのは体力的にツライく それらをふまえ K主任には了承得ずに(走ってましたので(笑))勝手に判断しましたが Sinくんとtetsuの独断で 次の交代でSinくんもtetsuも各自一周づつ その分「超集中」して走ることでラストライダーをK主任にするという作戦に。やはり体力的には一番 頑張ってくれるだろうK主任にすることで 残り周回数を更に一周増やせる可能性を優先しました。
Sinくんは最後 この日ベストに近いタイムで戻ってきました、そしてtetsu こちらもベストを出すつもりで走破していましたが コース後半の激下り入口で痛恨のフロント滑らせるというミスで転倒。幸いまだ傾斜が緩いところでの引き起こしだったので タイムロスも最小限にできましたがこれは やはり反省点でしたね。それでも残り30分には余裕で帰ってこられて 無事ラストライダー K主任へバトンを渡せて作戦通りの展開になりホッとしました。
後は K主任の激走頼みです(笑)。



ゼッケン52号車もS部長が走行しており ヨシケンくんがラストライダーとしてクイックピットで待ってましたが 刻々と残り30分となりそうです(汗)。計算上ではギリギリ戻って来るはずなのですが......とラスト1分となった時に 部長の姿が確認されました!


皆で声援送る中 ピットが締められる前に戻ってくることが出来ました。無事 ヨシケンくんに交代して これで何事もなければヨシケンくんが残り2周は行けるはずです。
K主任の方も それほどペースを落とすことなく 予定通り 8時間のチェッカー前にもう一周突入することで tetsuの計算通り もう一周多く周れることに成功。

途中予定を変更した作戦成功です!(ヨシッ!)

そして8時間が過ぎた時点でチェッカーが振り下ろされました。
順次 戻って来るライダーに 拍手が送られます。いつもなら ハイタッチでのお迎えなのですが こういった部分もコロナ対策ですね。


そしてゼッケン8号車 K主任、ゼッケン52号車の ヨシケンくんと無事2台共 8時間完走のチェッカーを受けました。

そしてレース結果です。
ゼッケン8号車 総合=13位、オープンクラス=12位
ゼッケン52号車 総合=48位、オープンクラス=41位

こちらでリザルト見れます➪https://motopower.jp/race-result.html

ゼッケン8号車は残念ながら目標の10位以内まであと2台でした。
しかしタイム的にも上位進出までにはもう一周~二週多く周るスキルがないとダメだったので今回は今の三人各自持っている力は出し切って レース展開でも大きなミスやハマることもなかったこと考えると 満足行く結果だったとはtetsu的に思ってます。
また マシンのセットアップも全員不満なく乗れたこと考えると こちらも満足いくものだったと事に二年分の無駄がなかったとも言えましたので こちらは車両に感謝です。
なんといっても 3人「野良ライダー」の集団ですし 経験もまだ3年ないですからね(と勝手に自分達を鼓舞させます(笑))。
上位陣には国際AやB級や JNCC 上位ライダーもいたりと やはり野良ライダーでそれに食い込んでいくには、それ相応の練習や経験を積まないといけないというのも改めて思い知らされました。

ゼッケン52号車も健闘したものです。こちらの3人は3人共 レース前の練習があまり満足に出来てなかったのとレース前に急遽 車両も変更になり用意もバタバタだったこと考えると そこそこの周回数も回れましたし 大きなトラブルにも見舞われなかったので 本当に良かったと思います。

という感じの第36回 パワーエンデューロのレポートでした。
今年は熱中症での病院送りにならないようにと主催者側も考えての9月開催のおかげで それほど暑い中での走行ではなかったのが楽だったのもありますが やはり一位の周回数は尋常ではないですね.......

ということで既にtetsuとK主任は来年へのリベンジとして 再度 10位以内を狙うことを誓い。Sinくんは それに無理矢理付き合わされるという展開は変わらずで(本人ブツブツ言ってますが......)
また来年のパワーエンデューロのいつも通りの 「暑い夏」開催を祈り 今年の8耐の幕は下されました。
最後にメンバー写真

多くの写真を撮ってくれた Sinくんファミリー その他応援に来てくれた クマさん、ヨッシーくん始め 応援いただいた方々 ありがとうございました!
また来年もこのレースがある限り 出走いたします。

最後に 大会関係者並びにスタッフの方々、この難しい状況下での開催 ありがとうございました!
来年はまたレギュラーの7月末開催となれることを期待しつつ 楽しみにしております!!
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第36回 8時間パワーエンデューロ 前編


やってきました お題のレース!!待ちわびた 二年ぶりの開催。
約一か月前になってしまいますが 9月19日に行われたレース模様です。
tetsuのエンデューロレースを始めるきっかけとなったレースですね。
場所は 一昨年と同じく 福島県 猪苗代にあるチーズナッツパーク。
一昨年 K主任と組んで tetsu初参戦にて 総合31位、オープンクラス 28位という結果でした。
そして その後のK主任との協議の結果、更なる高みの結果を目指すために 次回は 3人体制にて参戦することに早々に決定しておりました。林道部随一の テクニシャンライダーのSinくんにオファーをしました。一昨年の同レースに tetsuと同じく 初参戦、しかも アイアンマン(一人で走破する方々のエントリークラス名)に出場 して完走しております。


そして8耐使用予定の tetsu FE250を 3人でマシンのセッティングも兼ねて 昨年はハッピーエンデューロを主にこの3人チームで積極的に参戦して好成績を残しつつ8耐を目指しましたが 残念ながら昨年はコロナの影響で8耐は中止となってしまいました。

今年こそは開催を信じ 各自 更なるポテンシャルアップを図ってきたわけでして 特に K主任、Sinくんは 積極的にハードエンデューロにも参戦してスキルアップもテキメンで それは頼もしいかぎりです。


↓ 2020日野ハードエンデューロ 秋の陣 の時の K主任&Sinくん







それに比べて tetsuは 丁度一年前の左手首骨折から約半年 バイクに乗れなく 更に今年も腰を痛めたりで6月くらいまで 十分な練習はできなかったです。しかしそんな理由で二人の足を引っ張るわけにはいかないので tetsuなりに少しでもポテンシャルアップに励んだつもりです。

↓ tetsu 今年一番の苦行でした(マジ笑えない)




そして今年は 本来の開催日程予定の7月下旬から2回延期にて 9月19日に無事開催決定。
開催可否にも賛否ありましたが 開催英断をしてくださった 主催者並びに 大会関係者、チーズナッツパーク周辺の住民方々に感謝です!!

伊東二輪林道部より2チームエントリー。tetsu・K主任・Sinくんのチームと S部長・ヨシケンくん、渡くんのチーム。たまたまですが どちらもマシンは ハスクバーナ FE250となります。


tetsu組は ゼッケン8番。 S部長組は ゼッケン 52番となります。
実は エントリーから既にレースは始まってまして(勝手に思ってますが)エントリー完了順にゼッケン振り分けですのでシングルゼッケンをゲットできたのはまずは「ヨシ!」って感じでした。ロードレースの耐久の場合 予選がありましてタイム順に スタート位置が決まりますが、こちらの8耐(というかエンデューロレース全般は 予選がないので  150台エントリーでスタートはゼッケン順に並んで ルマン式スタートなので 若いゼッケンほどスタート有利となるのです。

前日の土曜日は台風の影響もあり 生憎の雨。そんな中でも少しでも下見できるところは下見してきて その後 前日受付&車検 を無事終了。

上のは 車検終えた後に全員撮ってもらえる写真です。

ゼッケン52番組は 渡くんが夜到着のため 先にきていた2人で車検を受けていたので tetsuが合成しまた。遠足等で欠席した人のような写真ですが実際は欠席してませんから(笑)。


さぁ 決戦の日曜日です。

後編に続く

ハッピーエンデューロ日野 2021 其の二

そして 午前の部 次が90分クラス。
こちらも初参戦の シモンくん出走です。
前回の ハッピー成田で知り合いになった トモさんも 今回も愛車 XR250で90分クラス参加へ。

仲良く 楽しくバトルできるといいですが。

スタート整列図。

今回の90分クラスは 歴代のハッピーエンデューロで最高台数のエントリーだったようで。いつも 多くても70台くらいでしたが、今回は100台に迫る勢い.....
ハッピーエンデューロなので あまり多い台数になると それはそれで 楽しくなくなってもきますが(tetsu個人的意見ですから)。昨今のオフ車レース人気からでしょうかね.....
コースコンディションは 雨は止んできているようでしたが残念ながら路面状況は40分の時とそれほど変わらず こちらもショートコース変更でのスタート。
最初のアップヒルは トモさん、シモンくん 仲良く ランデブーで登ってきておりました。
前のゼッケン44がトモさん。後ろがシモンくん。


tetsuも自分のレースの用意があったので 最初の周回と中盤から後半しか見れませんでしたが、シモンくん曰く 一周目は数知れず転んだと....(そりゃ 日野も初だしレース初ですから....苦笑)
でも 周回を重ねるごとに 楽しくなってきたらしくベストラップは 最終週だったっていう。




前半は レース経験が一戦早い トモさんとバトルできていたようですが 最終的にはシモンくんが突き放してチェッカーでした。

でもレース後、二人とも疲れたけど 楽しかったようで満足気だったのがよかったです。



そして 午後からはtetsu、sinくん出走の 3時間クラス。
この間に路面の回復が予想より早かったらしく 3時間クラスは奇跡的に 当初の予定通りのフルコースで行われることに(バンザイ)。
昨年のハッピー日野がやはり悪コンディションで ショートコースになってしまっていたのでやはりフルとなるのは嬉しいです。
そして 何故か 「美蔵レーシング」より 急遽ライダー変更により出走することになった シモンくんとトモさん。経緯は話すと長くなるので割愛して、マシンは 美蔵レーシングより90分にもエントリーしていた方のハスク TE250i。


二人ともなかなか出来ない経験ですが(マシンもコースも時間も)どうなるのか....こちらは3人体制ですがなんせ2人が初心者ですからね....ガンバレー!

3時間もグリッド式スタート。tetsuはゼッケン4。sinくんは#8ですので必然的にフロントロー。日章旗と共に一列づつスタートです。
ここからは sinくん動画キャプチャ画面にて。
画面左上の ミカリン日章旗振り降ろしにてスタートです。tetsuはすぐ左にならんでおります。

スタートよろしくtetsuは無難に3番手で。この後 sinくんは最初は様子見で行くのでこんなもんかの5~6番手。


しかし 最初の長い登坂で 一気にsinくんに抜かれるtetsuっていうwww
この後 一度もsin くんには遭遇しません(寂)



そしてしばらく行くと 今回事前情報では「丸太あり」というふれこみだったのがまさかの「横置きトラックタイヤ」だったっていう(汗・泣)

しかも日野ハードエンデューロ等で使用しているまんま3連チャンっていう構図。

sinくんは経験ありましたが、tetsuは初見です。しかし 皆そちらに行くので 必然的に「俺も行かねば」的に 一周目はなんとか気合でクリアしていきましたが.....
でもこの時点で「エスケープ」が頭によぎってないのがそもそもダメでした。
tetsuは2周目にはこの場でスッタモンダとなり約5分ロスるくらいにハマりにハマりまくって「もうレースやめます」くらい体力なくなって心も折れかけていた時に タイヤ側とは反対方向に走っていくライダー発見.....そう エスケープがしっかりありました。しかも 後々検証でも タイヤを超上手くクリアしたとしてもそれほどの短縮にはならなかったのでは?っていうオチでして。
体力消耗考えたら 「エスケープ一択」でした。
しかし sinくんは何故か3周目も突入してまして そのおかげで ちょっとした悲劇が起こりまして....その時の映像がこちら。

タイヤエリアに着くと 前走者がスッタモンダしてますね。

しばらく精悍しておりましたが いざ行くことに!
とフロント上げて乗り越えに行った瞬間、左に転倒してしまいます。

何故か この写真では左手が既に離れているようにも見えます...... そして転倒とともに音声では「おうゎ!」と なにかが起こったのような叫び声が......なにか痛そうです.....
そして横になっております(苦笑)


レース後に言っておりましたが ここでアバラ骨を痛めた模様......
レース後半は徐々に振動等で痛くなってきて 何回かピット前で休むことになったっていう。

しかし 「8耐前なので無理せず怪我だけはしませんから!」と豪語していたのはどこへやら(笑)。いや 本人痛かったので笑ってはいけません(苦笑)。
でも 今も昔も「骨が弱いsinくん」なので しょうがないですね(笑)。
いや、一番悪いのは 3周目までエスケープに気が付かなかったことでしょう(笑)。
sinくん晒してスミマセ~ン<m(__)m>
因みに フォローしますが sinくんは普通ならこんなタイヤ楽勝です。やはり クロスカントリーレースで周回重ねてきての疲れが出てと集中力が切れてでの転倒ですので....

tetsuもこのタイヤエリア事件以外ではドはまりや転倒もなく 淡々と走って行きました。

シモンくんがピットから撮ってくれた写真でも相変わらず 「林道ライダー」です。覇気がない(笑)。

sinくんは「いたい~、つかれた~」と言いながら手を振ったり ピットしにきても笑顔で走っているのが謎です(笑)。



流石 昔 肋骨折っていても 5日間の林道中をこなした経験の持ち主です(20年前のお話)。

そして3時間無事に走り切り チェッカー。
結果は sinくん9位。tetsu11位という結果。
どうにか同一周回でしたが 大きく差があり、アバラ骨負傷のsinくんに負けました www。
シモンくん、トモさんも 本人達にしてみれば未知のコースで難しいところもあったようですがなんとか走り切り チェッカー受けてましたので良かった良かった。

ハッピーエンデューロ日野 2021の公式リザルトはこちら
https://speedhive.mylaps.com/Events/1909465

今回は K主任他 主要メンバーが皆欠席でしたが 久しぶりのフルレイアウトレースが出来て楽しかったです。レイアウトも面白かったですし。
3連タイヤは全く楽しくなかったですが.....丸太ならまだしも(苦笑)。
おじさんは苦労したくないので(笑)。いや 要は上手くなればいいのか.....
でも tetsu裏目標の 「無休憩走破」は完遂できたので個人的には満足でした。

今回も ダートスポーツはじめ スタッフの方々の対応、レース運営 ありがとうございました!!
次回も楽しいレースを期待しております!!

ということで このレース慣れのまま2週間後の パワーエンデューロ8耐へと行きます!
2年振りの開催にて 我々林道部の2年分の鍛錬を見せるべくGoです!!

sinくん負傷してますが(笑えない....) (勿論走らせますが by K主任)




ハッピーエンデューロ日野 2021 其の一

しばらくレースレポをしてませんでしたので まとめて....とは行けないのでまずは パワーエンデューロ 8耐.....の2週間前にあった 「ハッピーエンデューロ日野 2021」の模様を先にアップせねばです。

伊東二輪では定番参戦レースとなっております ダートスポーツ誌主催の 草エンデューロレース。40分の超初心者クラスから 初心者~上級者までOKの 90分クラス、3時間クラスと多様に渡り 様々なレベルのライダーニーズを考えてます 楽しいレースです。90分クラス、3時間クラス共に上位陣には 速いライダーさん(今回もそうですが国際B級とかいます)も参戦してきますので何気にレベルも高いです。

ここ一年は3人体制でエントリーしてましたtetsuでしたが 今回はエースのK主任が参戦不可能だったためもう一人の相棒ライダーの Sinくん共々 久しぶりの ぼっちエントリーということに。勿論 我々2人は3時間クラスですよ!
この2週間後に 我々 本チャンレースと目論んでいる パワーエンデューロ8時間耐久レースへのレース慣れも兼ねての前哨戦的に捉えてますのでまずは 怪我無く完走が第一目標です。
tetsuは今年前半~6月まで 数回に渡り 腰周りを痛めておりましたのでその間 まともに練習もできていないので レース慣れよりも「身体慣れ」の目的の方が強いですがね。
また tetsuは個人的に久しぶりの3時間を裏目標的に 「無休憩」で走りきることを掲げてます。一昨年にぼっち3時間として2回参戦しておりますが どちらも後半にかけて一度 ピットインして休んでますので.....まぁ 休むのが悪いわけではないのですが やはり体力&集中力バロメータとしては 少しでもしっかり先に進めている感がある方がレース展開的にも 自分的な活力になるので。
 
今回は更に新人2人も参戦。一人は 伊東二輪林道部随一の若手ホープ、シモンくん。

YossyくんのBETA クロストレーナー250の新たなオーナーとして今年からエンデューロ練習に参加。しばらく腰を痛めて故障者リスト入りしておりましたが ここにきてライディングも解禁。元々レース趣向ではないのですが 色々経験した方がよいのでそんな意味でもハッピーエンデューロはもってこいでした。主任は3時間に出したかったようでしたが そこは無理せず本人の意向で90分クラスへ初エントリー。
そしてもう一人は 林道部員の皆もビックリ 伊東二輪 奥方。

なんと今回が人生初レースです。勿論エントリーは40分超初心者クラス.....それよりもビックリなのが そもそもオフロード歴約1年(しかも随分昔のハナシ)で今回の参戦車 XT250X改(前ネタでセロー化したヤツ)に乗ったのがレース一週間前の河原練習 約1時間のみっていう......40分走り切れるかが甚だ怪しいですよね......マディの経験も斜面上り下りもしたことないんですよ(汗)。走行不能の時は マーシャルさまヨロシクお願いします<m(__)m> って心境でした。

そんなこんなで当日は前日までの大雨の影響が残り午前中も降ったり止んだりの悪天候。当然路面もマディなわけでして タイムスケジュール的に 第一レースの40分クラスが一番マディ率は高かったのではと思いました。

まずは40分クラス。

初心者クラスということもあり コースも少しショート化されてのスタート。日野は歴代 ルマン式スタートでしたが 今回はグリッド式でしたので 10台一組横一列スタート。奥方3列目からのスタート。こんな泥路面も走ったことないですが ダイジョウブですかね~?(笑)。他の車両の転倒等に翻弄さえて一周すらできないのではと。しかも初めの難関の スタート直後の坂登りをどう攻略するかです。


乾いていれば問題ないでしょうがなんせマディですので登れるはずの人でも転倒してたりスタックしております。実際 奥方がマディ坂にさしかかったときには数台が泥にまみれてもがいてまして ラインもかなり限定されている状況(汗)。はたしてこれをかいくぐれるのか......
そんな奥方、ゼッケン21のXT250を駆りホームストレートのマディ坂も一度も転倒することなくスタックもせず ヒョイヒョイと転倒車を避けて 登り切りましたさ。


これにはtetsuと一緒に見ていたSInくんもビックリでした。この後もここでは一度もミスなく登坂してましたので 本人も自信がついたのでは。ま、リヤはビードストッパー2個装着してタイヤもVE33S9部山。空気圧 0.3キロ以下で投入しましたので登れないわけがないのですがね(苦笑)。
慣れてきてからは 一周 約4分くらいのペースでした。
レース中盤から後半にかけては途中 見えないところで数回転倒して一度は自分でも起こせたようですが それ以外は流石に XT250の車体の重さに加えて後半は 泥の付着での重量増しに本人一人で起こすのは不可能に....でも大丈夫。ハッピー40分は初心者クラスですから マーシャルがすぐに助けてくれます。更には「一応」女性ですからね(笑)。アラフィフに近いBBAとは知らずマーシャルさん かわいそうに(笑)。あ、起こせない奥方が可愛そう?(苦笑)イヤそれは言い訳的には 練習不足ですからしょうがないと許してやってください(笑)。



ま、でもなんやかんや最後は40分走り切り しっかりチェッカー受けたので 褒めてあげましたよ。なんの練習もしてないで意外とレース前はビビっていたのを考えると 上出来でした。
なにより ホームストレートの坂道を一度もスタックしなかったのは素晴らしかった。
やはり「考えるより慣れろ!」が正解です(笑)。

レース後泥だらけののXTくんとともにレース後も本人は満足気でしたのでヨカヨカでしょう。


続いて 90分クラスが始まります。

其の二へ続く

JEC東日本エンデューロ選手権第2戦



先週末に参戦してきたレース模様です。
MFJ管轄の 公認レースとなる JEC(ジャパンエンデューロチャンピオンシップ)主催となる 「東日本選手権」の第二戦となります。
tetsu昨年から参戦している 「オンタイムエンデューロ」となります。
因みにまだ第一戦はやっておらずこちらは緊急事態宣言の影響で本来3月開催だったものが延期となり5月。それが更に延期となり 8月開催となったため 第二戦が先に来てしまったのです。
第二戦も変更はあり、本来は群馬県長野原町で公道交えた オンタイムエンデューロとなる予定でしたがこちらもコロナ影響で当初の開催地でのレース進行が難しくなったため 成田MXパークにて開催となりました。第一戦がそもそも成田MXパークなので 2戦連続 成田となります。(tetsuは5月のハッピーから3戦連続です)

昨年は後半戦 二戦を左手首骨折のため参戦できずでしたので 久しぶりのオンタイムレースで楽しみでした......しかし!! 天気予報は無情にも 雨予報。しかも 先週はほぼほぼ毎日 雨が降り続いたっていう..... マディ苦手のtetsuに 神様は試練を与えているのだと言い聞かせて ポジティブに行ってきましたよ(苦笑)。
因みに 今年は KTM125EXCを主力マシンとして投入しておりますが 3月の勝沼といい まだ激マディでのレースしかやってないんですけどね.......

そして今回のコースマップはこれ......

黒い線がルート①、ルート②。青い線が テスト区間となります。

だったのですが レース前日の土曜日、下見の時に なんかコーステープの張り方に違和感があり 走行中のコースマーシャルに聞いたら 大雨の影響で コース変更になるとのこと。
結局 前半のルート①が全カット。2.6kmのテストも中盤の鴨池側が全てカットとなり約1km減くらいなのか。救いは 後半のルート②側はそこそこ使用するようだったので ただのテストグルグルレースよりは良かったかなとも思いました。

下見してNBルートは 基本的に超難所はないのですが テスト区間では 安全マージンを削ってでもタイムを出すのが優先なので そこが難しいところ。今回のような激マディだと尚更 攻めどころが難しいのです。そのテスト区間には タナガレ逆走も入っており ここは難しそう....と思っていたら当日 エスケープラインが設けられてラッキーでした。とはいえ全員ラッキーでもあるのか(笑)。でも速い人は 本ルートを走破してもタイムあまり変わらず出しているようだったので恐ろしいです。


超難所がないと明記しましたがそれでもルート内のウッズ丸太辺りは後半は ラインによっては掘れてしまって ヌタヌタの重い泥が出てきて 躊躇していると ハマって押し出せなくなる局面もあったり その先の2way丸太も 初めからどちらも下が掘れて深い水溜まりができていて 丸太を越す際に必然的に下が掘れていき レース後半はスタック車を出すことを想定しているいやらし~構成でした。

しかも 雨なので丸太も角度によって滑りまくるので スタック車続出すると....って考えると自分がそこでのたうち回っている構図が想像してしまうので 考えませんでした(笑)。
まぁ、オンタイムエンデューロは ルートでの走破力も試されるので必然的にスピードを出さずとも疲れさせることにもなります。その疲れがある中で テストでは集中して攻める必要があります。そして 一番の要は 一周を決められた時間内で終始 周回しなければいけないことですね。

そしてレース本番。
朝一で車検終了と同時にパルクフェルメ(車体保管所)に置いておきます。
ひとたび預けたら スタートまで触れません。今回はおよそ スタートまで約 1時間ほど。

時間がきたら順次 パルクフェルメより押し出してきて 自分のタイムスタートまで待ちます。
基本的に同一時間を走るのは3台づつ。なので途中 何事もなければこの3台はレース終了まで同じ時間帯に周回することになります。
スタート合図があってからエンジンスタート。
この時点からもルール上のペナルティに注意が必要です。
合図前にエンジンスタートするといきなり1分加算です。そして エンジンスタートから1分以内に自力で20m進まないと 10秒加算されます。
なので車体のコンディション管理も大事です。

tetsu号は 向かって左、ゼッケン507番です。
一周の決められた時間を守るのがオンタイムエンデューロの基本中の基本。そしてテストで全周回の総合タイムが速い者順に順位がつきます。これに 早着、遅着 他 諸ペナルティ時間が加算されたものが 最終結果となります。
昨年の成田でやはり雨レースで一周目に悪夢の漬物ハマりがあり 「7分遅着」があったのは苦い思い出です。でもそれも経験。 とはいえ今回はルートがそれほど厳しくなかったのとタイム設定も毎周 8分ほど残るくらいで周回できたので結果的には余裕でもあったのですがね。
今回は 一周目のみ 28分。以降 25分でのタイム設定でした。


そして一周目のテスト区間はタイム計測ないので所謂 下見走行です。ここで色々チャレンジラインを攻めてみるのもよし、当初予定通りのラインをそこそこ攻めて 基本的タイムと路面状況を把握するのもよし 各自の思惑で走ります。

オンタイムは一周ごとに自分のトランポエリアに帰ってこれます。時間に余裕があれば車体を洗車したりセッティング変更、修理も可能です。ただし ライダーのみしか車体に触れないというのもオンタイムならではです。

tetsuはゴーグル、グローブを交換して次周に入りました。以降 毎回ゴーグルの表面を洗って 扇風機で極力乾かす作戦で最後までゴーグルが使えたのはマディレースでも助かりました。

 
自分の時間に近づいたら タイムチェックポイント前で待機して 順番を待ちます。タイムカードをオフィシャルに渡してタイムを記入してもらいスタートしていきます。

そして二週目からはテストの計測開始です。NBは 全周回5週、内4周が計測です。
tetsu テストは計測3周目に 3コーナー目の鋭角ターンの下りでフロント切れ込ませてこのレース唯一の転倒を喫してしまいました。ただ 今回もハンドルから手を離さず クラッチ切っての転倒でエンジンも止まらずだったので実質 10秒ほどの影響だった感じでしたので 自分のレース結果順位には反映されてないですがね(苦笑)。125EXCはキックしかないので再スタートでてこずると大変です。でも逆に車体が軽いので今回も引き起こすまでは早かったので一長一短ですがね......オンタイムはこの数秒の積み重ねでの総合結果なのでやはり転倒は悪ですね。
でも実は 計測2周目もテスト途中のチョイ下りでリヤブレーキを強く踏み過ぎて エンストさせてしまったというのは 内緒です(笑)。ここはキックでロスりましたね(反省)。

因みに下の写真、テスト中の丸太連続区間を走り抜けているところですが フロントフォークがほぼほぼ沈んでいる瞬間の状態にtetsu驚きました。

タイヤとフェンダーの間がロードバイク並みくらいしかないですよね(汗)。
ジャンプしているわけでもないのにこれだけ作動しているのです。
これでも本人、フルボトム感なしで走ってますので。
エンデューロレーサーのサスは偉いですわ(笑)。

レース後半は雨足も強くなってきました。

最終週の後半ルートも轍や掘れた路面で苦戦しているライダーもいながら 上手く回避して 遅着なしの完走。

結果は 56台参戦中 33位。大きなトラブルはなかったものの 残念ながら平均以下な結果でした。
正式結果は ⇒ 東日本エンデューロ選手権第二戦 リザルト
ま、レースは自分の現状立ち位置を教えてもらえるので 今後も日々精進するのみです!!

泥レースな中の大会運営の方々並びに 参加者の方々お疲れ様でした!!
また大会オフィシャルフォトを使用させていただきました。カメラマンさんありがとうございました!!
また次回 8月8日 成田で! 次はフルドライがいいなぁ~~~(願)