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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

MFJ東日本エンデューロ選手権第3戦 山梨大会 本番偏

そして、下見翌日 本番です。
天気も変わらず良かったですが、山梨県含め 関東全域に熱中症アラートが発令されてました。
それも顧慮されて レース周回数が変更になりました。



早朝のライダースミーティング。勿論 ソーシャルディスタンス&マスク着用ですね。

当初 NBは 8周。NAは10周。 IBは 6周の予定だったようですが、NB、NAは各2周減の 6周と8周に。IBも1周減の5周に。
この周回数をオンタイム内で周るのが今回の簡易オンタイム。
テスト(タイム計測区間)は 今回も一周目は下見走行。2周目以降から計測です。
NBは 5回計測となります。
走破時間は 4時間(+30分まで遅着OK)以内。これからすると NBは 一周 40分以内でまとめれば 遅着にはならない計算ですね。当初の8周なら 30分以内なので体力的に厳しかったかも。
ゴール時の早着はペナルティ無し。ですので 毎周毎にパドックで休むもよし、さっさと走り終えられる人はそれでもOKです。とはいえ それは何事もなく周回できた場合(マジ)。キャンバーなんかで一度でも落ちたら どうなるか分からないルートですので。

テストタイムとペナルティタイムの合算が少ない人ほど◎の結果となります。


7時~8時の間で受付~車検へ。そのまま パルクフェルメに車両預けてきます。次にエンジン始動できるのはスタート時となります。

NBは29台エントリー。今回も3台づつ組で 一分間隔でのスタート。
9時からIB、NAと順番にスタートしていき NBは 9時8分頃からスタート。tetsuは 9時12分頃からのスタート順。なので 14時12分までに6周がオンタイムとなります。

今回は前回の成田の反省もあり まずはハマる事は避けたいのが目標です。
とはいえ 前回成田のような『毎周オンタイム』よりは気は楽ですが、成田より 神経が磨り減るようなルートとハマった時やしでかした時のリカバリーが大変なこと。それに加え 暑さによる疲労がレース後半になるほど 懸念されるとこです。

今回の下見でも一周がどれくらいのタイムで帰って来れるかが分からないので 一週目は焦らないまでも 集中したペースで周回してみます。勿論 『しでかさない』のが最大の注意点を忘れずです。

スタート時間が迫ると 順番に呼ばれて 各自のゼッケン、名前が入ったタイムカードをもらって パルクフェルメに入ります。ここからスタート地点まで押して行きます。


日章旗にて一分毎に3人づつスタートしております。
tetsu #500 は左右挟まれて スタートです。

3人の中では最後尾でスタートしていきました。なんとなくマイペースでいきたかったので。
スタートしてすぐにウッズの中に入って即 登りですが そのすぐで既に 先にスタートした組がすったもんだしておりました(汗)。

まだそれほどラインも選べない箇所で かなり空転して登れない車両が数台。タイヤ選択なのかタイヤ空気圧なのか その後の周でも苦労している方もいましたが、tetsuは停止状態から登れない事も終始なかったですが。先を急ぐこともまだないので、順番に待っているうちにここの渋滞は順次解消していきましたが 既に路面はかなり掘れてしまって。次周はこのラインは要注意です。
それを越えたすぐに今度は 最前半の肝としていた 「斜面に横たわる丸太越え」の箇所で 6台ほど あちらでもこちらでも バタついています。中には ライダー同士で助け合っているところも。ここは一番上まで登って行ったところに一台分のラインで 丸太をエスケープ出来る箇所が設けられてましたが そこまで行くラインもそれはそれで難しく 既にそこに向かう2台はどちらも後輪空転させながら押しが入っている状況(汗汗)。そこを待つラインでtetsuも待つハメになったのですが tetsuの前に他に2台、更に 後続の組も2組ほど追いついてきてしまいました。このままでは 各ラインが塞がってしまいそうだったので 止む無く他のラインへ変更することに。一番行きたくなかった 丸太越えラインを選ぶしかなく 3カ所ほど選べるなか 一番無難そうな 斜面下部に。


これはIBルートの一部写真ですが。イメージで(笑)。

平坦な丸太越えは確率高く クリアできるようになってますが そこそこの斜面にあるものはそもそも練習もしたこともないので ぶっつけ本番でした。
そしていざ 越えますと、フロントアップしたまでは良かったですが路面のグリップ力が期待したほどでなく(いや、乗り手がヘタッピだから)リヤが斜面に沿って流れてしまい バイクが傾いた状態で丸太越えになってしまう事に。結果 フロントがクリアできましたが リヤが弾かれて バイクが斜めのまま丸太上で転倒という事に(泣)。ただ この瞬間まで冷静だったが救いで 転ぶと分かった瞬間にバイクだけでも丸太の向こう側に行って欲しかったので バイクを丸太の向こう側に放り投げる感じになるように人間だけバイクから先に離れて落ちました。
が! 残念ながら期待した状況になってくれなく、ハンドル部分だけ丸太のこちら側に引っかかった状態になってしまってました。とはいえ車体の3分の2は丸太の向こう側に落ちて転倒していたので 状況としては最悪ではなかったのが救いでした。
この時に不注意ながら なにも考えずにtetsuがした行為が後に事件になります(汗汗汗)。
引っかかったハンドル周りを丸太の向こうに落とすのに丁度tetsuの転んだ姿勢の足元にハンドル部があることから 「足で蹴落とせば体力的にも楽」と瞬時に考えて、なにも考えずにハンドル周りを蹴ってこの場を切り抜けたわけですよ。
この「蹴り」の当たった場所がいけませんでした。
因みにこの周以降は 上段に行くラインが拡幅され tetsuはそちらのラインを主で使い 以降 ここはハマることはなかったです。
続きですが、その後起こして エンジン始動後 しばらく先のキャンバーセクションを走っていると ラジエター周りから煙が......通常なら これくらいの走りではラジエターから水を吹くはずないのですが?と思いながら 確信もないので レース前に急遽装着していたラジエター冷却用のPCファンを回した状態で とりあえず先に行きます。
その先の急斜面の下りはエンジンも止めたりして降りていたのでしばらく煙も出てませんでしたが 後半のウッズ手前のチュル路面の登り終えたところでまた煙があがりました。なにかおかしいですが 止まって見るところもないのでテスト前のところまで行き そこで停車させてラジエター周りを見てみることに。そこで原因発覚。ラジエターキャップが外れかかっていたのですが、よく見ると キャップ嵌め込み部がキャップ側もラジエター側も変形しております。そのせいでキャップが緩める事も締める事もできないっていう。とりあえず これ以上現場でどうすることもできないので ここで無理するのはダメと判断。テスト区間終了するとパドックに帰れるのでまずはそこまで行くことに。一周目のテストはタイム計測もないので なるべくエンジン負担にならないようにしながら本当に下見という感じで走り抜け パドックへ。一周目が20分ほどで戻れたので 修理にも余裕がもてます。

まずは キャップを外さないとです。状況によってはこの場でリタイアDNFともなりえそうですが、どちらにしろ試行錯誤するのは大事です。まだまだオンタイムですしね。
こういったトラブルもライダー自身で対応しなければいけないのがオンタイムエンデューロの基本ルールです。JECっぽいシチュエイションをいきなり体感することになるとは。

で、ラジエターキャップは貫通ドライバーあてがって モンキーレンチをハンマーにして(ハンマー持ってなかったので)無理矢理取り外しに成功。やはり キャップの変形もさることながら、キャップの受け部となる ラジエター側も変形してしまっており ラジエターキャップでの規定圧力がかけられてなかったのでクーラントが吹いてしまっていたようです。
そうなんです、前述した 「丸太での蹴り」が仇となったようでした(苦笑)。なにも考えずに蹴った時に 踵がキャップ上部に当たっていたようです。

とりあえず、プライヤーとモンキーで曲げて、叩いて インチキ板金して ひとまず形に戻してみました。あとはキャップ装着時の硬さを調整して なんとかイメージでは走行可能な感じに復元。抜けたクーラントも全体の3分1ほどの補水で済んだのでエンジンへのダメージもないでしょう。そんなこんなで2周目に。その後は クーラントが吹くことはなかったので 現場修理は上手くいったようでした。


2周目からはテスト計測も。今回はテストも自分なりには攻めれた部分もあり 成田より感触はかなり向上。 毎周自分的には攻める部分も増やしたつもりでしたが その分他の部分でタイムロスしたのか 最後まで大幅にタイムが更新することがなかったです。最終的に どの周も突出してよい周もない平凡な結果でした。確かに タイムを詰めれそうな数カ所をどれも安パイラインで通過していたので(しでかすとリカバリーが大変でもあるので) それもそうなのですが(苦笑)。



毎周 10分~15分ほどの休憩を入れつつ最終週へ。この時点でも自分の終了時間内まで40分残ってましたので タイム的には今回は余裕でした。しかし 身体には蓄積疲労が溜まっていき 終盤には 手足の攣りにも出てきました。これが当初の8周予定でしたら もっと大変だったでしょうね。

一周目の丸太事件以外にはミスなく周回しておりましたが 最終週は身体全体の攣りとの闘いとなり 途中途中 止まって休む事も多くなりました。その影響でか ルート後半のチュル登り路面中腹で踏ん張れず 転倒してしまいました。


がなんとか起こして、中腹よりリスタートもでき最小限のリカバリーに成功しました。その分 最後はテスト前の休憩も多めに入れる事になりましたが。

結果、無事 オンタイム内にて完走。総合結果は NB 29台中 17位。喜べるほどの結果ではないですが、それでも4ポイントゲットとJECにて初ポイントゲット。ロードレース以来 20年ぶりに 選手権たるものでポイントゲットできた事は素直に嬉しかったです。実際 今回も走行不能他理由で DNFや遅着になった方もいましたので。因みにIBは6台中 3台のみ完走と今年も過酷だったようです。NB、NA、IBと今回の暑さの中 参加の方々 お疲れさまでした。

こちらは IBのルートとある 奥の方の写真。どこに向かうのか(汗) これを5周オンタイムとは流石です。



今回の総合結果はコチラ⇒ 東日本第3戦リザルト



クロスパーク勝沼のJECは 参加者全員に 参加賞頂けるのも有名です。今回は ぶどうの詰め合わせ。入賞者は これが大きい箱でした。嬉しいかぎりですね。

tetsu家の子供らはブドウ好きなので余計に喜んでおりました。お味も大変美味しかったです。

今回のレースでまた 『実戦練習』にて色々と学ぶものがあり 充実したレースでした。前回の成田戦に比べれば「レースができた」と tetsu個人的には思えた内容でした。
反省点は テストでのタイムの出し方ですね。もっと工夫、チャレンジが必要ですね。もう少し体力もかな。
次回は 9月のハッピーエンデューロ5th にエントリー予定。JECは10月の日野となります。
場慣れの意味でも『実戦練習』にて 更なる進化を目指します!

PS:子供らはレースより虫相手が楽しかったようです(笑)。の図。
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MFJ東日本エンデューロ選手権第3戦 山梨大会 下見偏

2週間前に行われた 東日本エンデューロ選手権第3戦のリポートです。
前回 7月上旬に行われた 成田の次戦となります。場所は 山梨県 毎度おなじみに クロスパーク勝沼。JECなのでオンタイムエンデューロなのですが、今回は 「簡易オンタイム」という方式。開始時間と終了時間が決まっており その間での規定周回数を基本にするもの。そして毎週に一か所 タイム計る テスト区間があります。規定終了時間より30分までが遅着としてテスト結果に加算。それ以降は 失格=DNF となります。

今回も参戦機は 2スト TEです。前回の成田で感じた 必要な部分の改良をマシンに施したものが走り(特にルート)でtetsuを助けてくれるはずですが......

勝沼と言えば「チュルチュル」というイメージですが、今回はレース前一週間 ほぼ雨が降ってなかったので 今までにないほどのドライコンディションの様相。
しかしそれよりも難敵は 「暑さ」ですね。これは皆イコールコンディションなのですが それでも梅雨開けてからの連日猛暑なので。

成田で一週目に「漬物事件」という 痛い目見たのを教訓に 今回はしっかり レース前 前日徒歩下見を慣行。

写真は自分のと JEC MCの楽さんのページからいただいた写真も使わせてもらってます。

ルートはスタートから既に JNCCのWEXや日頃 練習で使っているコースではない 謎のところから侵入していき ほぼ後半まで「こんなところ勝沼来てても知らないんんですけど」っていうくらいの未体験ゾーンを走るルート。途中途中 WEXでも見たことあるところに接続はしますがすぐにまたお山の中へ.....
何て言いますか、どちらかという 徒歩登山での 「山索」みたいなルートとも言いますか(笑)。



今回は NBとNAが同じルート。IBだけ スタートしてすぐに違うルートに。IBは昨年 完走者 2名という難敵ルートだったらしいですが 今年はどうなんでしょう。


tetsu Jrと共に 一周下見行きました。
兎に角 登るか下るか、後は キャンバー(斜面ですね)を走らされるか。そしてその間に 倒木や大きい木の根が随所にあるという tetsu的にはNBでも十分 マゾのルート。走るルート間違えると 悲惨な運命になる箇所も随所に..... キャンバーでは絶対谷側に倒れたくない場所も.... そのまま復帰できないところ多数(汗)。普通のクロスカントリーレースなら大渋滞で終わるでしょう的な(笑)。




tetsuの写真だとどれも簡単に見えますが、随所に重要な箇所で 走るラインを間違うとその先 とんでもないことになるところばかりなのです。

コースレイアウターの勝沼管理人さんのSっ気が垣間見れます(苦笑)。 そして 特に ウッズ間では路面もそれほど乾いてない部分もあり それがまた登り、下りと 絶妙に体力、神経をすり減らしてくれる様相でしたね。

これは楽さんのからですが、ず~っと上からかなり 下ってくる場所ですね。


また ルート後半で登場する 下り切って登る箇所は 練習時でも上級者向けで 使用しているEDコース部ですが、ここはいつでも 最下部がヌチャヌチャ。そこから鋭角Uターン気味に登ってくるのですが ここは今回もいい感じ?(よかないですが)にチュルチュル手前ときたもので 今回もtetsu的には 嫌な区間だったかと(実際 レースで毎周 通過の際 リトライされてるライダーが数台いました)。

これから先はWEXや練習でも使っている 後半ウッズに突入。今回は 難しくはないですが走らせるレイアウトになってましたね。



そして、テスト区間。こちらも 勝沼のMXコースとEDコースを上手い具合に縦横無尽につなぎ合わせているのですが 兎に角 トリッキーな上に 要所要所 難しい場所も。主催者曰く 「勝沼走り慣れている人ほど 逆にタイムを出すのは難しいかも」と申されてました。スタートとゴールはWEXでもおなじみのMXコースのホームストレート。


テストスタートしてすぐに 埋没タイヤ使った「タイヤジャンプセクション」がありましたが tetsuはこんな練習したことなかったので 本番でも全周回避すると最初から決めていました。タイムを少しでも縮めるにはやった方がいいのでしょうが ぶっつけ本番で失敗して前転でもしたらそれどころではなく 下手するとその場でDNF大怪我にて終了なので (笑えませんし)。

兎に角 ルートは集中力と体力温存をいかにできるかがカギな感じの一周です。
さて本番は

本番編に続く。

ハッピーエンデューロ 4th 後編

お昼が終わり午後の2時間レースです。12時50分辺りからスタート位置に整列 13時過ぎにスタートです。午後はS部長、Sinくんも参戦です。

スタートラインでの写真。

伊東二輪林道部3人とも 一桁ゼッケンですので フロントローに仲良く並んでおります。ゼッケン7番は今回もスタートはK主任です。


90分と同じく 日章旗スタート! K主任とSinくんは良いスタートでしたがS部長は少し遅れた模様。


その後のルートも90分と変わっていましたが 大坂orエスケープは同じ。一週目 K主任は迷わず 丸太大坂へ。Sinくんも続いて 丸太大坂へ。二人ともここは 問題なくクリアしていきました。後で聞いた話ですが、Sinくんはエスケープの道があるのが分からなく K主任につられて 丸太大坂に行ってしまったとのこと。でも 初登坂で登り切れるところが 匠のSinくんです。


その後に登場する 丸太とガレ場の組み合わせの「タナガレ」でS部長は一本目の丸太に捕まり 更に後退(他の方の動画で確認しました) そして K主任、Sinくんと一周目終えて 二周目へ。

しかし S部長が戻ってきません。しばらくして3週目に突入した他の2人ですが 一向にS部長は戻って来ません。嫌な予感でした..... マシントラブルか どこぞに落ちた(要所要所で谷側に落ちると 復帰困難な場所が数か所ありまして)と楽観視していたのですが....... ひとまず なんの情報もないので 無事を祈りつつ レースは続いていきます。


3週目くらいまではK主任が要所でミスったためSinくんがリードする場面もあったりと 「今日はSinくんいつもよりハイスピードだなぁ」なんて思って見てました。だって いつも 直線は「休むところ」と言って 全くアクセル開けないので(笑)。


その後K主任が徐々にリードして本来の走りに戻って 約1時間でK主任から交代の合図が。

後半をtetsu受け持ちでコースイン。90分のルートとは違う箇所も確認しなければなので一週目は 7割くらいのペースで走ってみました。基本的に難所が増えたわけではなかったですが、転倒者等いたらライン的に難しくなるところとかが増えた感じでした。それでも 路面状況がいいのと1時間分での体力計算でいいので 随分気が楽でした。それにしても どこを走っていてもS部長の気配はありません。ま、余計な事を考えながら走るのはミスにつながるので 走りに集中してゴール目指しました。


これも「ラジコンライダーtetsu」です(笑)。

tetsuもミスは多少ありましたが兎に角 安定走行に集中して 90分と合わせて 2時間も無転倒で切り抜け 無事チェッカー。


何故か 2時間でもチェッカー受けた写真を撮っていただいてました。

総合結果 6位。レーサークラス 3位という こちらも好結果、しかもこちらは 嬉しい K主任とペアでの初表彰台です! 
Sinくんも レーサークラス 7位!という初のシングルフィニッシュ。惜しくもあと一台で入賞だったので残念でした。

2時間結果表の写真。




因みに K主任・tetsu組は 結果表的には 4位なのですが、3位が TEスポーツから招待エントリーのモトクロス国際A級ライダーの根岸選手が賞典外でしたので 3位繰り上げということなんです。でも更に因みに 2時間1位は エンデューロ国際A級の 滑川選手は賞典外でないというのはどうなんでしょうか...... ISDE(インターナショナルシックスデイズ)経験者ですよ~!ま、でもこんな我々 底辺ライダーとレースしてくれるのもありがたいお話ですので (ロードでは考えられないです)。
更に もう一人凄い人が走ってまして。 トライアルスーパーA級ライセンスの野崎選手(昨年の全日本トライアル選手権でランキング2位!の実力者です!)はダートスポーツの方と組んでノーマルセロー250で参戦しておりましたが これが野崎選手が乗ると 異次元的に超速いのなんの....レースのベストラップを叩きだしてました。驚くべきは 46台出走中 スタート最後尾から一週目 2位で帰ってきたそうです(驚)。そんな色々が見れたレースでもあり 楽しく走れましたよ。

表彰式です。
90分4位の図。



続いて 2時間 3位表彰台の図。


どちらも我々 「マスク姿の坊主二人組」っていうのが 個人的に印象的ではないかと(笑)。


そして、ここで 忘れられそうになっていたその後のS部長の件。
なんと 予想外の負傷リタイアでした。一周目後半の下りで前転して転倒した際 右手小指辺りを負傷。その後 マーシャルに二人乗りでパドック帰没。オフィシャル医務担当に診てもらった結果、小指骨折という結果に(涙)。 その後 S部長は今週 無事右手の手術を終えてビール療養中だそうです(苦笑)。全治 3か月~半年だそうなので 今年中の復帰は厳しいかな。ま、若いので無理せずにですね。

ということでそんなS部長を中心に 今回も楽しいハッピーエンデューロでしたの図。


レース主催のダートスポーツ様ならびに コース設営、マーシャルの方々 楽しいレースありがとうございました!またいずれ参加させていただきます!

ハッピーエンデューロ 4th 前編


今月12日に出場した ダートスポーツ主催のエンデューロレース 「ハッピーエンデューロ 4th」に参戦したレポートです。
ハッピーエンデューロは 昨年6月の 2ndに初参戦 その後 10月の3rd と伊東二輪林道部より参戦してまして今回で3回目の参戦となります。
レースは 初心者等向けの40分、更に グルグル展開レースの90分、更に一周の距離も伸ばして時間も倍に 走る極みをしたい人向けの3時間があります。
伊東二輪林道部は 毎回3時間に各人エントリー。
昨年2ndでは 林道部 S部長が 林道部エントリーレース初の表彰台の3位になる快挙。
そして3rdでは K主任が 4位入賞!tetsuも レース毎にリザルト順位があがる事ができて 伊東二輪林道部でのレースでも関わり深いレースなんです。
また今回も公式写真からかなりお借りしてます。流石プロの写真という感じです。これが全部無料というところもダートスポーツ様に感謝ですね!

ダートスポーツのRedさんの撮った パドックの一写真なんですが、手前から tetsu FE,Sin EXCF,S部長 RR2T。何気に雰囲気ある写真でいい感じです。

今回の開催場所は成田MXパーク。本来今年3月の開催予定でしたが新型コロナウィルスの影響で延期になっていました。また この時期の開催ということで熱中症対策ということで3時間レースは2時間に短縮して開催ということになりました。
tetsuは当初 他のレース日程との兼ね合いで ハッピーエンデューロには不参戦予定でした。しかし他のレースも延期や中止となったりで tetsu自身の今年のレース予定も大幅に変更。そんな中 K主任から今回のレースに二人で組んで エントリーしないかとの話しをもらいました。 丁度 コロナ自粛で3か月ほど練習も ほぼしてなかった事、また6月半ばにtetsu入院ということもあり 体力的に心配と思いながらも 逆に8月予定だった8時間耐久レースが9月後半に延期になったこともあり 自身の実戦練習もあり参戦を決めました。またマシンも 8耐使用予定のtetsuFEを使用、昨年よりFEのリヤサスの仕様を変更したこともあり8耐で今年も相棒のK主任との相性も検証するのに絶好でした。
そんな事もあり 今回は二人で組んで 初の 90分クラス、2時間クラスと ダブルエントリーとしました。ゼッケンは両方とも 「7」です。

今回もまたK主任お手製ゼッケンですが 昨年の8耐にちなんで、今回も 幽霊部員となりつつあるmiyaくんが飾られています(笑)。miyaくん元気~~??

他には S部長とSinくんが 2時間クラスに各自エントリーしました。
S部長は 昨年7月に行われた 8耐以来ですので約1年ぶりのレースです。
Sinくんはポールポジションのゼッケン 1番。S部長もゼッケン5番で全員でフロントローです!


そんなS部長。朝から一仕事です。

前日に組んだリヤタイヤが進行方向逆に組んでいることが発覚!しかし本人はヤル気がなくそのままレースに出ようとしていたのですが 主任の許しが出ず やむなく交換作業に。暑い中の作業で 走る前から汗ダラダラになってました(笑)。前日飲んだビールが全部出て逆に良かったのでは?(苦笑)

また 今回仕事の都合で最終的にエントリーが間に合わなくて 自身のKTM690EDRでツーリングがてら応援に来てくれた Yoshikenくん。

車体スペック的に走れるのでみんなで「隠密で出ちゃえ!」とまくしたていたのは内緒です(笑)。暑い中差し入れ他 色々な場所で観戦応援していただき感謝でした。

天気はここ最近の雨予報をかいくぐって 前日から曇り模様でしたが当日は梅雨空も吹っ飛ばしての晴れに。そして強風も手伝って 路面はこれまで参戦したレースで一度もないくらいにドライに。
ハッピーエンデューロは毎回 コース図発表がないのが特徴です。朝一にコース下見ができていればまだ違いますが 基本的にみんな レース始まってからの実戦下見となるのも面白いところ。

午前中 最初のレースが40分クラス。続く 10時過ぎから90分クラスのレーススタート。90分クラスも2時間クラスもK主任/tetsu組のゼッケンは7番。 第一ライダーはどちらもK主任ということで。また交代は走行時間の半分ほどで交代ということで。なので90分は45分で。2時間は1時間でという感じで ピット入る前にK主任合図にてということで。
スタートはゼッケン順 10台づつの一列スタートです。


日章旗にてスタート、K主任も狙っていたという ホールショットで突入。しか~し、その先の大坂で 転倒失速、しかし パワーの主任リカバリーで4位にて一周目を戻って来ました。その後は本来の主任走りで周回していきます。90分は一周約5km。主任は大体7分辺りで周回してきてました。


主任の走りを見物しているtetsu図。変顔はアシスタント Jrです(苦笑)。


その後 無難に走りきり スタート後50分頃にtetsuにライダー交代。
 
主任と交代して出動していく図。

tetsuはこの一週間前に同じ成田MXコースで開催されたJECに参戦したのもあり コースレイアウトは違えど かなり楽な気持ちで走れました。しかも90分なのでかなりグルグルレイアウトでした。グルグル練習好きのtetsuにはうってつけでしたね(笑)。


後に出てくる写真も皆同じような写真のtetsu。自分で名付けてますが「ラジコンライダー」っぽいですよね(笑)。動きがない!(笑)。速そくないのがウリです!(爆)

自分達の順位は良く分からないですが兎に角最後まで手を抜かずにひたすら冷静に周回をこなすのがエンデューロレースでより良い結果が残るポイントだと考えます。
そんな事を考えながら 約40分ほどを走りきれるペース想定で走りましたので日頃のクロスカントリーに出ているペースより速度を上がて走れました。暑さもあり後半は少し疲れも出た感がありましたが なるべくペースを落とさないように周回した結果、ラストはチェッカー前ギリギリで次の周回に入れたので これは良かったです。実際 tetsuが 周回チェックラインを越えた直後にレース終了チェッカーが降られたようなので。そして一周して本当のチェッカーです。


そしてまずは90分クラスの 結果発表。K主任/tetsu組 #7 は 総合でもレーサークラスでも 4位という好結果に。まずは 上位入賞結果が出せて良かったです。


貼りだされた総合結果表。


1時間の昼休みを挟み 午後に2時間クラスのレースです。
90分レースでK主任がFE250の車体の動きで気になった部分のセッティング変更をしなければ.....ガソリンも入れなければですし。
何気に 忙しいですが まずは午前の走りで超お腹空いたのでお昼食べてから 午後のレースの用意です! 「食べなければ戦に勝てぬ」ですので!

後編へ続く

2020METZELER MFJ東日本エンデューロシリーズ第2戦成田大会 後編

レース本番です。
写真は tetsu Jrが 頑張って撮ってくれたものしかなく 少ないので文字で想像してください(笑)。
(公式写真が後に入手されたら 挿入できればと思います)

8時32分より 5分ほど前にパルクフェルメ前に待機。
既に 最初のスタート組の3台がスタートゲートに並んでいました。
そして8時32分。自分の番が来ますと 名前が呼ばれ タイムカードをもらい自分のマシンの元へ。
tetsuはタイムカードをハンドル部に装着している トレイルテックのホルダーに折り込んでます。
その間 1分おきに先の組みが選手紹介の後 順にスタートしていきますので こちらもそれにならい 順番にバイクを押していきます。ここで間違って セルボタンを押してしまって万が一エンジン始動してしまったらそれでペナルティなので マシンを押す時もセルスイッチには気を付けてました。

8時36分過ぎからtetsu達の組みがゲートに並びます。tetsuはゼッケン500番。組みは 500~502番です。順に選手紹介され ゲートの電波時計が8時37分になりました。3人一斉にエンジンスタート。

tetsuTEはチョークは引いておいたのでセルボタン押すのみで 2秒ほどですんなり始動。
15秒ほど暖気しているうちに 他の一台はスタートしていきました。もう一台の方はtetsuがスタートしてすぐに一緒にスタートしましたね。まずは無難にスタートです。

ここから一周の下見走行ですが 前述のように25分では帰ってこなければいけないので ペースも判らないので そこそこ気合を入れていきました。前半のルートでは イノシシ街道~池までが シングルトラックのそれこそイノシシが通るような道。右は山、左は谷という マゾなルート、しかも途中右側に立っている木が微妙に邪魔で左足を谷側に着きながら ハンドルを左に切りつつバイクも少し谷側に傾けないと縫っていけないので ここは最後まで超慎重に通ってました。しかも足着く場所も 倒木の上なのでたまに滑るっていう(怖)。間違っても左に落ちてはいけない!って前のみ見てました。ここは終始マーシャルが常駐してましたが それでもレース中盤に他のライダーさんが一台落ちてしまってました(汗汗)。ここを越えると下っていき 調子に乗ってスピード載せると 途中 40~50cmほどの段差が突然出てくるのでメチャ焦りました。ここも3週目くらいまでついついスピードが乗ってしまいその先で下りながら右にカーブするところで減速しきれなくて 危なく谷側に落ちるところでした(ここも後半一台 半落ちしてました)。結局レース後半はこの区間は終始 超安全運転で切り抜けてました(苦笑)。

池に出てからは お山に入っていき まずは登っていきます。登り始めが二本の轍にヌルヌル路面、しかも登り切ったら 即Uターンとタイトなのですが 幸いにもここからの区間は 昨年10月のハッピーエンデューロで走ってましたので大体のレイアウト及び 路面は覚えていましたのでそれほど焦らず走っていけました。とはいえ その先も突然 沼池渡りが出現したり 細いですが斜めにイヤラしく倒してある木があったりと 調子に乗っていると危ないです。なのに この先で tetsu気が抜けてました........MXコースに出る3つ前のコーナー立ち上がりにある 若干の登り。ここは昨年のハッピーの時も登れない人が出て渋滞になったところ。二本の轍があり 若干乾き気味なのは左側(山側)のラインだったのですが その手前の急な下りながらのコーナーのライン取り上 アウトのラインに乗ってしまったので tetsuは そのまま右側(谷側)のラインになることに。こちらのラインは若干ぬかるんでいるようにも見えたのですが 「勢いつけて 登れば大丈夫でしょう」と気楽に突っ込んだのが運の付き。前輪は越えたのですが後輪がまんまとぬかるみにハマってしまいました。ぬかるみの地面が少し掘れているようで その時点でタイヤが泥に半分ほど埋まってしまってました(マジ汗)。数回脱出を試みますが むなしく空転するかエンストしてしまいました。それ以上はドツボにハマると判断してバイクから降りて 引き抜きを試みましたが全くもって無理な模様。こんな状況なので当然 バイクは人間降りても立ってます(笑)。これ エンデューロ業界では「漬物」と呼んでいるらしいですがまさか自分が早々になるとはでした(泣)。この間にも後続からのライダーさん達が左側のラインを通過していきます。焦るなと言っても焦ってしまうtetsu。「一週目から遅着かよ~」が頭によぎり パワーを振り絞ってどうにかフロントを轍から引き抜きましたがリヤがビクともしません。無理やりマシンを倒そうにもガッチリ轍にハマっていて倒すこともできない状態に。「こんな時に俺が K主任に変身できればここから引き抜けるのに!」って考えたら なんか笑えてきました。人間 追い込まれると おかしくなるんですよ(笑)。こんな事やってたら アラフィフオヤジライダーの体力ゲージは急降下(汗汗汗)。
「一周せずにDNFか?」と頭をよぎったところ 運よく マシンに乗った周回マーシャルさまが来まして tetsuの状況を見て 「これは無理ですね、手伝いましょう」というお言葉を。tetsu的には神のご加護に見えました。まぁ 山間ルートで思いっきり コースを半分以上塞いでる状態で危ないと判断されたのもあるのでしょうが(苦笑)。
おかげさまで漬物状態から脱出できました。まだスタートからテストまで行ってないのに半身泥だらけで ゴーグルも見えませんよ。漬物事件でかなりの疲労。 テストも下見走行どころではなく まずは遅着時間を最短にするべく 兎に角パドック目指しました。ので 「漬物」以降 あまり覚えてません(笑)。 ここで先にコースで説明してませんでしたが JECのオンタイムは一周のうちに自身の車が置いてあるパドック内を通過します。この時 時間に余裕がある人は休むもよし。また修理、ガソリン補給が必要な場合もここで出来るようになってます。ただし タイム規制は同じなのであくまで自分の持ち時間内でこれらをやることが前提。そうでないと遅着してしまいます。たまに急ぎ過ぎて 早着な人もいるようですので いつでも冷静さが必要です。

話しはもどしまして tetsuがパドックに戻ってきた時間から逆算しても この時点で「5分遅着」でした。ただでさえ遅着なのでさっさとタイムチェック行きたいところですが先の漬物掘り出し作業にて(苦笑) グローブがグチャグチャでしっかりグリップが握れなかったのでグローブは予備に交換。ゴーグルもグチャグチャだったのでついでに 洗えるだけ洗ってからチェックポイントに向かいました。結果 「7分遅着」として次の周回に。

こうなると 更に オンタイムエンデューロは注意なのが、一見 遅着した分数分を次に挽回しなければと勘違いしやすいのですが そうではありません。 遅着した分数分 これ以降の周回のタイムチェック時間が全て 「7分後にずれる」というもの。なので最初にもらったタイムチャートの時間に全て 7分足した時間がtetsuの新しいタイムチャートとなるのです。タイムチャート自体はガムテープで書き写して タンク脇に貼って 走行中も確認できるようにしてあるのですが それに7分足せばいいわけですが そのうち頭がこんがらがってくるので マジックで修正しましたさ。泥が付いている上からマジックで書いたので 正直 解読不明ですか....(苦笑)


写真は洗車してから撮ったのでキレイですが.....

この後は淡々と周回していきましたね。

 

7分遅着があったのも逆にリラックスできたのか、テストでは決してタイムを出しに行けるほどの走りではなかったですが 終始ミスもなかったので自分的には今回はよしかなと思いました。攻めてみて転んで更に遅着とか本末転倒なので。そもそも 一周してパドックで余裕ができるのは毎週 2分~3分くらいだったので 結果的にルートの走破力ももう少し上げないと テストで攻めれないと感じました。

最初の漬物事件以降は ハマることもなく小転倒くらいで 文字通り 淡々と最後まで走った感じでした。

最初にも書きましたが レース結果は 42台中34位でレース順位としては褒められたものではありませぬ。ただ 初JECでしたので 自分的には 完走できたのが まずは良かったです。
序盤の 漬物事件の時はDNF(未完走)の文字が頭をよぎりましたからね。
ここも説明補足ですが、自分の持ち時間 最終着予定時間(tetsuの今回の場合 10時54分)から30分越えると DNFとなるルールです。ので 走り切っても最終着が 30分越えているとDNFとなってしまうのです。

因みに 午後のIA・IB・NAのレースは雨も降ってきたことが大きいのでしょうが結果  完走者はIA 一名、NA 一名 のみ。 他はIBで周回走り切っている人でも DNFでしたので時間オーバーということですか。 色々と過酷だったと想像できます。

というオンタイムエンデューロの初参戦レポートでした。
tetsuの予想通り「自分との闘い」が強い印象でした。走破力・精神力・スピード・判断力・バイク関連の技術力、それに体力があればなおの事、総合力が試されるレースと感じました。クロスカントリーもそれは同じですが メリハリが必要なのはこちらの方が 遥かに強いような。tetsu自身 まだまだタイムを削って行ってどうののレベルではないですが しばらくはこの世界を鍛錬してみたいと思いました。


不思議と疲れた感はあまりなかったですね。