MFJ東日本エンデューロ選手権第3戦 山梨大会 本番偏
天気も変わらず良かったですが、山梨県含め 関東全域に熱中症アラートが発令されてました。
それも顧慮されて レース周回数が変更になりました。
早朝のライダースミーティング。勿論 ソーシャルディスタンス&マスク着用ですね。
当初 NBは 8周。NAは10周。 IBは 6周の予定だったようですが、NB、NAは各2周減の 6周と8周に。IBも1周減の5周に。
この周回数をオンタイム内で周るのが今回の簡易オンタイム。
テスト(タイム計測区間)は 今回も一周目は下見走行。2周目以降から計測です。
NBは 5回計測となります。
走破時間は 4時間(+30分まで遅着OK)以内。これからすると NBは 一周 40分以内でまとめれば 遅着にはならない計算ですね。当初の8周なら 30分以内なので体力的に厳しかったかも。
ゴール時の早着はペナルティ無し。ですので 毎周毎にパドックで休むもよし、さっさと走り終えられる人はそれでもOKです。とはいえ それは何事もなく周回できた場合(マジ)。キャンバーなんかで一度でも落ちたら どうなるか分からないルートですので。
テストタイムとペナルティタイムの合算が少ない人ほど◎の結果となります。
7時~8時の間で受付~車検へ。そのまま パルクフェルメに車両預けてきます。次にエンジン始動できるのはスタート時となります。
NBは29台エントリー。今回も3台づつ組で 一分間隔でのスタート。
9時からIB、NAと順番にスタートしていき NBは 9時8分頃からスタート。tetsuは 9時12分頃からのスタート順。なので 14時12分までに6周がオンタイムとなります。
今回は前回の成田の反省もあり まずはハマる事は避けたいのが目標です。
とはいえ 前回成田のような『毎周オンタイム』よりは気は楽ですが、成田より 神経が磨り減るようなルートとハマった時やしでかした時のリカバリーが大変なこと。それに加え 暑さによる疲労がレース後半になるほど 懸念されるとこです。
今回の下見でも一周がどれくらいのタイムで帰って来れるかが分からないので 一週目は焦らないまでも 集中したペースで周回してみます。勿論 『しでかさない』のが最大の注意点を忘れずです。
スタート時間が迫ると 順番に呼ばれて 各自のゼッケン、名前が入ったタイムカードをもらって パルクフェルメに入ります。ここからスタート地点まで押して行きます。
日章旗にて一分毎に3人づつスタートしております。
tetsu #500 は左右挟まれて スタートです。
3人の中では最後尾でスタートしていきました。なんとなくマイペースでいきたかったので。
スタートしてすぐにウッズの中に入って即 登りですが そのすぐで既に 先にスタートした組がすったもんだしておりました(汗)。
まだそれほどラインも選べない箇所で かなり空転して登れない車両が数台。タイヤ選択なのかタイヤ空気圧なのか その後の周でも苦労している方もいましたが、tetsuは停止状態から登れない事も終始なかったですが。先を急ぐこともまだないので、順番に待っているうちにここの渋滞は順次解消していきましたが 既に路面はかなり掘れてしまって。次周はこのラインは要注意です。
それを越えたすぐに今度は 最前半の肝としていた 「斜面に横たわる丸太越え」の箇所で 6台ほど あちらでもこちらでも バタついています。中には ライダー同士で助け合っているところも。ここは一番上まで登って行ったところに一台分のラインで 丸太をエスケープ出来る箇所が設けられてましたが そこまで行くラインもそれはそれで難しく 既にそこに向かう2台はどちらも後輪空転させながら押しが入っている状況(汗汗)。そこを待つラインでtetsuも待つハメになったのですが tetsuの前に他に2台、更に 後続の組も2組ほど追いついてきてしまいました。このままでは 各ラインが塞がってしまいそうだったので 止む無く他のラインへ変更することに。一番行きたくなかった 丸太越えラインを選ぶしかなく 3カ所ほど選べるなか 一番無難そうな 斜面下部に。
これはIBルートの一部写真ですが。イメージで(笑)。
平坦な丸太越えは確率高く クリアできるようになってますが そこそこの斜面にあるものはそもそも練習もしたこともないので ぶっつけ本番でした。
そしていざ 越えますと、フロントアップしたまでは良かったですが路面のグリップ力が期待したほどでなく(いや、乗り手がヘタッピだから)リヤが斜面に沿って流れてしまい バイクが傾いた状態で丸太越えになってしまう事に。結果 フロントがクリアできましたが リヤが弾かれて バイクが斜めのまま丸太上で転倒という事に(泣)。ただ この瞬間まで冷静だったが救いで 転ぶと分かった瞬間にバイクだけでも丸太の向こう側に行って欲しかったので バイクを丸太の向こう側に放り投げる感じになるように人間だけバイクから先に離れて落ちました。
が! 残念ながら期待した状況になってくれなく、ハンドル部分だけ丸太のこちら側に引っかかった状態になってしまってました。とはいえ車体の3分の2は丸太の向こう側に落ちて転倒していたので 状況としては最悪ではなかったのが救いでした。
この時に不注意ながら なにも考えずにtetsuがした行為が後に事件になります(汗汗汗)。
引っかかったハンドル周りを丸太の向こうに落とすのに丁度tetsuの転んだ姿勢の足元にハンドル部があることから 「足で蹴落とせば体力的にも楽」と瞬時に考えて、なにも考えずにハンドル周りを蹴ってこの場を切り抜けたわけですよ。
この「蹴り」の当たった場所がいけませんでした。
因みにこの周以降は 上段に行くラインが拡幅され tetsuはそちらのラインを主で使い 以降 ここはハマることはなかったです。
続きですが、その後起こして エンジン始動後 しばらく先のキャンバーセクションを走っていると ラジエター周りから煙が......通常なら これくらいの走りではラジエターから水を吹くはずないのですが?と思いながら 確信もないので レース前に急遽装着していたラジエター冷却用のPCファンを回した状態で とりあえず先に行きます。
その先の急斜面の下りはエンジンも止めたりして降りていたのでしばらく煙も出てませんでしたが 後半のウッズ手前のチュル路面の登り終えたところでまた煙があがりました。なにかおかしいですが 止まって見るところもないのでテスト前のところまで行き そこで停車させてラジエター周りを見てみることに。そこで原因発覚。ラジエターキャップが外れかかっていたのですが、よく見ると キャップ嵌め込み部がキャップ側もラジエター側も変形しております。そのせいでキャップが緩める事も締める事もできないっていう。とりあえず これ以上現場でどうすることもできないので ここで無理するのはダメと判断。テスト区間終了するとパドックに帰れるのでまずはそこまで行くことに。一周目のテストはタイム計測もないので なるべくエンジン負担にならないようにしながら本当に下見という感じで走り抜け パドックへ。一周目が20分ほどで戻れたので 修理にも余裕がもてます。
まずは キャップを外さないとです。状況によってはこの場でリタイアDNFともなりえそうですが、どちらにしろ試行錯誤するのは大事です。まだまだオンタイムですしね。
こういったトラブルもライダー自身で対応しなければいけないのがオンタイムエンデューロの基本ルールです。JECっぽいシチュエイションをいきなり体感することになるとは。
で、ラジエターキャップは貫通ドライバーあてがって モンキーレンチをハンマーにして(ハンマー持ってなかったので)無理矢理取り外しに成功。やはり キャップの変形もさることながら、キャップの受け部となる ラジエター側も変形してしまっており ラジエターキャップでの規定圧力がかけられてなかったのでクーラントが吹いてしまっていたようです。
そうなんです、前述した 「丸太での蹴り」が仇となったようでした(苦笑)。なにも考えずに蹴った時に 踵がキャップ上部に当たっていたようです。
とりあえず、プライヤーとモンキーで曲げて、叩いて インチキ板金して ひとまず形に戻してみました。あとはキャップ装着時の硬さを調整して なんとかイメージでは走行可能な感じに復元。抜けたクーラントも全体の3分1ほどの補水で済んだのでエンジンへのダメージもないでしょう。そんなこんなで2周目に。その後は クーラントが吹くことはなかったので 現場修理は上手くいったようでした。
2周目からはテスト計測も。今回はテストも自分なりには攻めれた部分もあり 成田より感触はかなり向上。 毎周自分的には攻める部分も増やしたつもりでしたが その分他の部分でタイムロスしたのか 最後まで大幅にタイムが更新することがなかったです。最終的に どの周も突出してよい周もない平凡な結果でした。確かに タイムを詰めれそうな数カ所をどれも安パイラインで通過していたので(しでかすとリカバリーが大変でもあるので) それもそうなのですが(苦笑)。
毎周 10分~15分ほどの休憩を入れつつ最終週へ。この時点でも自分の終了時間内まで40分残ってましたので タイム的には今回は余裕でした。しかし 身体には蓄積疲労が溜まっていき 終盤には 手足の攣りにも出てきました。これが当初の8周予定でしたら もっと大変だったでしょうね。
一周目の丸太事件以外にはミスなく周回しておりましたが 最終週は身体全体の攣りとの闘いとなり 途中途中 止まって休む事も多くなりました。その影響でか ルート後半のチュル登り路面中腹で踏ん張れず 転倒してしまいました。
がなんとか起こして、中腹よりリスタートもでき最小限のリカバリーに成功しました。その分 最後はテスト前の休憩も多めに入れる事になりましたが。
結果、無事 オンタイム内にて完走。総合結果は NB 29台中 17位。喜べるほどの結果ではないですが、それでも4ポイントゲットとJECにて初ポイントゲット。ロードレース以来 20年ぶりに 選手権たるものでポイントゲットできた事は素直に嬉しかったです。実際 今回も走行不能他理由で DNFや遅着になった方もいましたので。因みにIBは6台中 3台のみ完走と今年も過酷だったようです。NB、NA、IBと今回の暑さの中 参加の方々 お疲れさまでした。
こちらは IBのルートとある 奥の方の写真。どこに向かうのか(汗) これを5周オンタイムとは流石です。
今回の総合結果はコチラ⇒ 東日本第3戦リザルト
クロスパーク勝沼のJECは 参加者全員に 参加賞頂けるのも有名です。今回は ぶどうの詰め合わせ。入賞者は これが大きい箱でした。嬉しいかぎりですね。
tetsu家の子供らはブドウ好きなので余計に喜んでおりました。お味も大変美味しかったです。
今回のレースでまた 『実戦練習』にて色々と学ぶものがあり 充実したレースでした。前回の成田戦に比べれば「レースができた」と tetsu個人的には思えた内容でした。
反省点は テストでのタイムの出し方ですね。もっと工夫、チャレンジが必要ですね。もう少し体力もかな。
次回は 9月のハッピーエンデューロ5th にエントリー予定。JECは10月の日野となります。
場慣れの意味でも『実戦練習』にて 更なる進化を目指します!
PS:子供らはレースより虫相手が楽しかったようです(笑)。の図。
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