2022 JEC東日本選手権 第一戦 日野
前日までは 晴れ時々曇りの天気予報が 大外れに外れ、くもりスタートの 結果的に 後半 雨のレースとなりまして またも「マディ」なレースでした。
毎回 「レースが練習」かのごとく 今回もお山練習なしのぶっつけ本番です。
っていうか左肩の件が治癒してませんので3週間 練習すらしてません。(泣)
写真はまた 「ぼっち参戦」なのでレース後の車両の写真しかありませんが....
なのでまたもほぼ文章でのお伝えとなります。
JECなので 今回はオンタイムエンデューロです。しかも 久しぶりのちゃんとしたルート&テストの日野でのオンタイムレースですので楽しみでもありましたが 実際走った感想は ルートの設定が予想以上にキツかったです。あと やっぱりマディは苦手ってことかな....(苦笑)
下の表が今回当日に配られた タイム表です。
各自ゼッケンで 決められた周回時間が分かる表です。
黒いペンで囲っている部分が tetsuの走る枠です。
下 拡大図。
基本JECは三台一組づつの出走です。
tetsuは今年は ゼッケン 486です。
今回は TC(タイムチェック)を計 5回 こなす設定。その間に タイム計測の「テスト」区間があります。一周の持ち時間は 45分。
45分で ルート+テストを周って 時間通りにタイムチェックできるのが 普通の優等生となります。
テストは一周目のみ計測せず 残りの4周を計測した中で一番速い順で順位決めです。
ここで良いタイムを集めたものが「勝者」ってことですが....
これに オンタイム特有のペナルティ 主だったものでは 早着(早くタイムチェック受けてしまう)、遅着(遅くタイムチェック受けてしまう)、またその他細かいペナルティで分刻みでテスト結果に加算されるというもの。
合計30分のペナルティ以上が失格となります。
ですので 最終的にいくら良いテストタイム出して周回も最後まで周っても ペナルティが加算されると最後は 失格、DNFとなるルールです。
下が今回のレース前に発表されたコースMAP
あまりに簡素化されすぎている感のMAPでして 実際レースで走ってみて理解できたのは あくまで「イメージ」なMAPということでした(笑)。こんな直線的では勿論ありませぬ。
一見 これ見るだけだと簡単と思えてしまうのが絵の表現力ってことでしょうか?(苦笑)
今回は 一周 約10キロ。
10キロ45分は 普通のエンデューロコース走るなら「楽勝」と思うでしょうがこれまたルートがそれほど簡単な設定にはなってない事もあるので 楽観視はできません。それを5周こなすわけで。
合計 約50キロ。走行分数だと 3時間45分。
実際 今回の設定は tetsuの短い エンデューロ人生でも結構 上位に入るくらいキツかった。
毎回日野のJECのルートは 日野ハードエンデューロも企画に携わる ビッグマンことIA 栗田氏によるものなので そう考えると納得のルート設定でした.....
約一か月前の肩の負傷が治癒してないオヤジ身体の状態でも走る事にはさほど問題はありませんでした。
そんな事よりも 日頃練習、経験値が足りない 「登る」系のセクションがルートに組み込まれていたのが 後半になるほどtetsuにはキツかった..... 要所は 4か所でした。(もう一か所は前半一度苦しんだ後に簡単ラインを発見してしまいその後問題なしに)
周回ごとにそれまで使えていたラインが掘れて行き 前走者ハマってる⇒ しょうがなく他のラインチャレンジする⇒ 失敗する⇒そのシチュエイションごとにに様々な苦難が待ち受けました。
①失敗して キャンバー側にキマる(バイクが谷側に倒れることです)
②木に挟まるorバイクの下敷きになる
③強烈な押しを入れる必要が出る
④前周は成功したが翌周は 超失敗して それが泣きそうな状態に陥る
そんな中でも 前半から最後までイヤだったのが ダム横後に現れる 「登ってる途中から90度左にターンしながらキャンバー突っ切る」短いけど斜面角度があり 難しかったところ。
毎周 誰かしら 大変な状態になっていたところです。
最終週は 元々のラインが掘れすぎてしまって 既にそこにスタックから抜け出せない車両がドハマった状態になっており 他ラインをチャレンジして斜面でもがいている車両が他にもいて アタック待ちが数台溜まっている状態に。
それでも他のラインがまだあるよのごとく マーシャルが参考ラインを通っていくので このハマった人は助けられません。
オンタイムのルールで 「基本ライダー以外のヘルプは禁止」というのがあるのですが ライン上を塞いでいる場合はやむを得ず マーシャルが手を貸して 車両をライン上から外す行為も認められます。
しかし マーシャルもさることながら 後ろから来たIBの方々達は流石の難しいラインでもクリアしていくので この時点でお助けはないのです。
この時 tetsuの前にいたマーシャルは「あんな風に行けばいいんだよ~!」なんて軽く言っておりましたが.....「それが出来れば みなIBだよ!」と言いましたよ(笑)。
そんなこんな、そこからリカバリーで進めればいいのですが 後半は 体力消耗もしているし しかも難しくなったラインでの 再チャレンジを慣行しなければいけないので 心が折れそうになってきました。
結果 ここはIBのラインを参考に 2度目のチャレンジでクリアできて 超嬉しかった。
逆に違うラインをチャレンジしていき 結果そのセクションがクリヤ出来ると自ずと嬉しいもので こういう感覚の麻痺の真骨頂が 「ハードエンデューロ」な方々なのかなとも思ったり(笑)
で、ここがオンタイムレースの正念場。遅着しようがペナルティ範囲内なら順位はつきますので。諦めてはいけません!
兎に角走りきることを目標に置いているtetsuなのでなんとかチャレンジできる時間がある限りは頑張ったつもりで 結果完走までは漕ぎつけました。
NBクラス エントリー43台中 20台がDNF(Do Not Finishの略)となる 苦しいレースだったようですが やはり上位陣はそれ相応な方々なので18位までは 遅着などないですね。
tetsu なんとか 22位と完走できました。完走組ではほぼビリでしたが....
ラスト一周前まではオンタイムだったですが雨が降ってきてセクションも難所化していってクリアするのに時間がかかり最後は10分遅着ペナルティが加算でした。
ま、ペナルティがなくても 20位くらいとあまり変わらないくらいテストは大したことないタイムってことです。ポイントゲットまでにはほど遠い現実です。
それと 最終周回は 全員遅着とらずの特別ルールとなったのでそれもラッキーでしたが....
ま、「もっと精進しろ」ってことが再認識させられた今回のレースでした。
レース結果はこちらから見れます。
⇒ 2022 JEC日野 リザルト
因みにここからは今回のレース結果からの余談ですが。
NBクラスの一位の選手は JNCC AAライダーで超有名な出口選手。今回テストのタイムがIBよりも早いのも当然でしょうくらいに速いライダーなのですが 周りも承知の速さですので 既にこの結果でIBライセンスを差し上げてもなんら問題はないと思いますがね(笑)。
tetsuの次の組だったですが ルート早々にいつも追い付いてくるので サササと先に行ってもらってましたが 毎回 大声で「ありがと~ございま~す!」と爽やかに手を振りながら豪快にかっ飛ばしていきました(苦笑)。
FC350ですが 後ろから迫ってくる排気音が 凄まじく大きいので なりに回転回して速いスピードってことですが 走っている姿は余裕な感じでしたよ。
しかしリザルトは 流石です。
本人曰く フルノーマルの モトクロッサーでサスセットもノーマル。タイヤがIRC VX30で空気圧 1.3だったそうです。 それで あらゆるセクションも後半マディMXコースも攻めているわけですが......恐るべしですわ......次回のSUGOも出走するようなのでIAタイムに匹敵するタイムを出せそうですね。
そして 今回のレース後のtetsuの出来高です。
TE250はレース後キレイに「ツッパリテール」となってました。勿論無改造ですよ(笑)。
因みにまともな状態はこちらね。
どうなったかは想像してくださいね(笑)。
これ見比べると 相当 ツッパってます(汗)。直さねば.....
そして久しぶりの泥だらけ片付け。これがまた疲れるんですよ.....
今日は雨だからまだ気が楽でしたがね......
バイクから掘り出した 「日野のお山のお土」はこれは氷山の一角(苦笑)
ま、勝沼の泥沼雨よりいいですがね.....
という今回のJEC日野レースレポでした。
参加された方々 お疲れ様でした!!
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