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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

TW225 あれこれと


常連様のだーやまくんのヤマハTW225 くん。かれこれ中古で購入頂き 約2万キロ以上走り そろそろ前後タイヤ交換という時期に。だーやまくんはこの車両で日本全国 様々な場所に 「バイクのある風景」を写真で撮りにいっております。以前に当ブログでこのTWを納めた 写真を紹介したことがありますね。
で、以前からそれらの仲間でオフ車を乗っている人達に 本格的にオフロードに誘われているとのことで 今回はよりオフ寄りなタイヤにしたいとのこと。あまりタイヤが選べないTWですので 当たりさわりない ダンロップのK180にすることに。
本人はもっとオフ寄りなタイヤを所望しておりましたが、元々本人も飛ばす方向な乗り方でもなく落ち着いて走るタイプなので これで十分と教えました。逆にこれ以上の性能が欲しい場所に行くなら、車両ごと買い替えなさいとも。
で、ついでに転倒確率を顧慮して本人意向でショートレバーにしたいとの申し出だったので 少し予算があげれれば 転倒しても折れづらい仕様のZETA製の「ピボットショートレバー」を紹介してあげました。

これがその写真です。ラインナップにはTWとしては載ってませんが、現行 セロー250やWR250R等と同じ形のレバーですので問題なく装着できます。

一枚目はノーマル。


二枚目がZETAレバー装着図。


鍛造製品なのもいいですが、もう一つ エライ機能が 写真三枚目のように 外側にレバーが開くという点。


これにより転倒した際のレバー折損の確率を減らしてくれるというもの。
製品精度、質感もよく ちょっとお高いレバーですが いいですよね。
これで楽しくオフ遊びしてみてください!
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CB400SF スピードセンサー交換


車検でお預かり中のホンダCB400SF VTEC3さん。昨年11月にフロントフォークインナーチューブを交換した車両です。長らく車検も承ってますので整備状況は把握しています。
新車より約6万キロを刻んできた今回、スピードセンサーを交換します。
昨年の暮れ辺りからスピードメータが作動しないことが多くなってきたとのこと。確率は車体のスピードを数値化するためのセンサーの不具合です。稀にメータ本体ということもありますが。CBの場合ミッションの回転数を拾っての変換するセンサーです。カプラの接触不良等を見ましたが問題ありません。エンジン冷間時では解らなかったですが暖気後走行すると症状が出ます。その時に出力電圧の変動がありませんのでセンサー交換します。
このセンサーの装着位置がシビれちゃうんです。ドカのように後輪の回転数を拾っているようなセンサー位置は交換が容易いですね。

CBのそれはエアクリ―BOXの真下、しかも定番のスプロケット側ではなく エンジン右側(クラッチの裏あたり)に位置しており 脱着が容易ではないのです。
写真が脱着までの道のり中。
赤丸印がそのセンサー位置です。わかりづらいですが 垂直に装着されています。
 

こちらが新品センサー。

本来はキャブレター外して、エアクリーナーBOX外しての作業となりそうでしたが現状検証と手持ちの工具駆使という方法で そこまでせずとも交換することができました。
後は車検基本整備して来週早々 車検に行きましょう。

わこうっち


久しぶりの「ご当地ナンバー」シリーズです。
今回は 埼玉県の「和光市」です。
納車しました車両のお客様が埼玉県の和光市在住でしたのでこのナンバーです。
普通のナンバーもあったそうですが、なぜか係員に「わこうっちナンバーにしてもらえますか?」と聞かれて やむなくこちらにしたそうです(笑)。
わこうっちはナンバーの左右にいる和光市のキャラクターだそうです。
しかし 毎度いいますが、世田谷区も 車や 小型二輪車のナンバーの「世田谷ナンバー」なんて作らず 原付のこの手のご当地ナンバーを作った方が よっぽど楽しくていいでしょうに....と思う世田谷住民は tetsuだけではないはずです。いくらでもキャラクターいますよね!

チョイノリ修理は微妙なところ.....


スズキのチョイノリです。ドカの常連様が知人に上げた車両らしいですが元々不調なところに仕事先でエンジン不動になり数ヶ月放置の物が動くかという依頼です。
元々tetsuが携わった経歴がない車両なので現物を見ずにはお答えできないのもありましたが、車両の種類も非常に重要な要素となります。
今回の場合 スズキのチョイノリです。元々がメーカーがお金をかけずに製作した車両ですが、正直 チョイノリに関してのtetsu個人的な感想では「ちょいのりほどもできない車両」という結論になってます。特に坂道がある場所では停止後登れなくなったりもあるでしょうし....
そんな造りですから短命なエンジンでもあります。燃焼室のバルブを動かす方法も OHVと言って 古い方式(スーパーカブの初期型やハーレーはこの方式)で開閉させているのですが、そのプッシュロッドとカムが「樹脂製」でできているっていう.....当該車両はセルが付いた後期型ですので上記の部分を改良しているのですが、そうは言っても 所詮「チョイノリ」ですので....
所詮と言い放ってしまって チョイノリ信者の方には申しわけありませんが あくまでtetsuの見解ですので。
で、一見単純そうな造りですので 整備性くらいよければ まだ「仕方ない」と言えるのですが、kこれまた意外に整備性悪いんです。ですので今回のようなケースでまずやるキャブレターオーバーホールをするのにも 比較的整備性のいい スクーター辺りより時間工数かかってしまいます。
そうすると 車両状態や価格に見合ってないと判断して 伊東二輪側としては躊躇してしまいますよね。
現車を前に外観判断では思った通り 状態は非常によろしくありません。当該車両は以前のエンジン状態もお話聞いていたらあまり調子がよくない状態なのと、出所も「ヤフオク」ということなので 全く信用できない物でしたので 修理の方向はオススメしませんでした....
お客様は本当に近所だけの使用とのことだったのですが、 もし始動可能になっても後に諸々の不具合が原因で すぐに始動不能にもなりえる事を納得してもらい キャブレターOHのみということで承りました。
 
このようにタンク、フロア、タイヤフェンダーと外していき フロア下にキャブが見えてきました。おっと、エアクリーナーのカバーが外れたまま走行していたのでしょうね....
この部分もネジを使わず ただの嵌めこみ方法なので 意に返さず知らずのうちに外れていたのでしょう。

バッと作業したのでキャブ内の写真は撮ってませんが 経年放置でなのかエアクリーナーが外れたなのかは分りませんが キャブ内に水が溜まってました。一応 フルオーバーホールして 再度装着。キック10発ほどでエンジン始動。
やはりアイドリングも不調ですしマフラーにもどこかピンホールの穴が開いてます(マフラーはサビサビだったのでね....)。これでアクセル全開にしたらもっと穴が大きくなりそうですので それ以上はアクセル開けません。微妙な修理となりましたが 一応走行できる状態までには全体も点検して オーナー様が引き取っていきました。さぁ どこまで走ってくれるのか.....

998Sベイリス 燃料漏れ


昨年 オーバーヒートにより水タンク修理をしたベイリスくん。
昨年末に自宅でエンジン始動した際に かなりのガソリンがタンク下部から漏れてきたと オーナーくぼじぃくんから電話。
これも 916系ではたまに起こる現象でしたのでtetsuはすぐに不具合箇所が頭によぎりました....
ただ 箇所によって軽症の場合(Oリングのみ交換)と中傷の場合(一部部品交換が必要)とあります。この一部部品交換が916、996、998で大きく変わってきます。
今回のような燃料漏れ。多くのパターンは タンク下部の燃料ポンプに差し込んである ワンタッチで外れる燃料ホースの樹脂製のコネクター部に原因があります。
その部分に嵌めてあるOリングが逝く場合とコネクター本体の破損によるどちらかがほとんどです。
特に998系以降は燃料ホースがコネクターから一体化されておりそのコネクターが破損していた場合 結構なお値段になってしまうので厄介です。
電話での話しでは結構な勢いのようでしたので 「コネクター破損かな~」。。。。と。
以前に修理した998もそういえばオーバーヒート気味に走っていた経緯のある車両で この部分のコネクターに亀裂が入っているのをtetsuが別修理の際に発見したのを思い出しました。
996系のこの部分はリヤシリンダーヘッドの真上辺りに位置してますので(しかも空間狭い)、かなり温度に関しては過酷な環境下におかれてます。ですので タンク取り外して整備する際も慎重を必要とする箇所です。tetsuはこの部分を触るときは必ず コネクター部を温めてから外しにかかります。

話を元に戻しますが、勿論自走不可ですので レッカー搬送されてきました。
早速シートカウル外して燃料タンクを持ち上げてリヤバンクのヘッドの上にウェスを敷いて キーオン。燃料ポンプの作動音と共に 結構な勢いで燃料が漏れてます。
どうもコネクターの差込部分です。
写真の黄色〇印の方のコネクターです。


以前の亀裂もこのコネクターを引き抜いてみないと分りませんでした。Oリングだけならラッキーですが。


で、結果。緑色のOリングの損傷のみと判明。2週間ばかし預かりとなるのを覚悟していただけに 手持ちの新品Oリングで即修理完了。即日引き取っていただきました。