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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

タンブリーニ車 2VS4


偶然の車検預かり車両、解る人はこの愛好家(笑)。双方とも 『タンブリーニ』車ですね。ドカの998Sボストロム とアグスタの F4 1078RR。どちらも スチールトレリスフレーム、片持ちスイングアーム、センターアップマフラーは同じ。でも エンジンはV型2気筒 対 直列4気筒。全くキャラの違うエンジン方向性なのに こうもデザイナーで 同じような方向性にもなるという イタリアンデザインならではのものでしょうか..... カッチョイイですね~
tetsuは個人的に どちらも 右リヤビューからの眺めが 色っぽくて好きですね。片持ちと
センターアップの曲線美の 掛け合わせがなんとも 迫力もあり それでいてエレガントな部分もあり いいんです(笑)。


整備性は 998Sがレーサー的方向性な整備性からすると F4は随所に街乗り車両としての整備性の良さも垣間見えます。やはり 当初のデザイン時の車体の方向性が如実にその部分にも出ているのか....それとも F4は機能性も追求しているのか.....
それにしても 伊東二輪にある2台。どちらもレア車なんですね。998Sボストロムも日本に現存何台あるかですが、このアグスタもただの1078RRではなくてビポスト(二人乗り仕様)なのでやはり日本では球数極少でしょうね...... これまた2台同時に作業しているのでtetsu的に なかなかそれもレアです(笑)。
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XJR1300  スローパンク


先日車検でお預かりだったXJR1300さん。車検時にお店に預けにこようとした際に リヤタイヤのエアが抜けているのにオーナー様気が付きました。なにか刺さってる形跡は無さそうで 近場でしたし 本人も空気入れはあるとのことでしたが オーナー女性という事もあり 無難にレッカー搬送してもらいました。

新車からtetsuが携わってる車両ですので諸々の整備、修理経緯も把握しております。現在 26000km。一度 前後タイヤは交換しております。
店に入庫して一通り見まわしてもタイヤに問題はありません。とはいえ、針金のような物が刺さってスローパンクということもありますし。ひとまず エアーを4キロほど入れてみると 微妙にエアの漏れる音がします。当初 エアバルブの虫がダメだと思われましたが その本体側がダメなのが判明。

この写真だと一見問題ないですが。




拡大部分の根元に亀裂が入ってますね。



このタイプのエアバルブはエアーを入れるときのチャック形状にもよりバルブがダメになるケースが多いですが、それ以外でも最終的に経年劣化でゴム部が硬化してしまい亀裂が入ってしまいます。今回もその亀裂より 微量の空気が漏れるようになってしまってました。バルブ自体を手で押さえてると漏れも止まってましたので 最後に車両に乗った時に振動等で亀裂が進行したのでしょう。


チューブレスタイヤのエアバルブ自体を交換するにはタイヤを外さないとできません。当該車両はフロントのエアバルブも細かい亀裂がありましたのと、丁度 前後タイヤも ほどほど減ってましたのでついでに 全交換としました。
ミシュラン パイロットロード2から今度は メッツェラーM8へと。

TW225 フロントフォークOH 他


たまに『バイクのある風景』写真ネタ等で登場する だーやまくんのTW225くん。これで日本全国 色々と出向き『バイクのある風景』を撮り続け 現在 走行 61000km。また 長期ランに備えて 諸々整備依頼です。随分前からボロボロになっていた フロントフォークブーツの交換と共に オイルは漏ってませんが この距離なのでどうせなのでフロントフォークフルOHもします。




フォークから取り外した ブーツはドーナツのようにバラバラです(笑)。新品の状態は右側です。
そのまま勢いで フォークバラバラにしてシール交換組み立てます。



フォークブーツがしっかりすると見栄えもいいですね。本人も引き取り時に 新品ブーツのフニャフニャ感に感動しておりました(笑)。


ついでに オイル&オイルフィルター交換、エアフィルター交換等して 滞りなく 納まりました。
だーやまくんは乗り方もいいので この距離でもTW系特有のオイル消費もなく まだまだ元気に走っていけるでしょう!

原付ヘッドライト アルアル

ちょっと古めの原付スクーター系やカブ系に多い ヘッドライト点灯不良 「アルアル」です。下向きのライトが点かなくなって球交換ということでご来店。通常 球切れを疑うのは当然ですが 車種や状況によってそうではないパターンも多くあるのもチョイ古原付です。


写真はヘッドライトを外して球を取り外す段階。球の後ろ側が溶接してように半分溶けてますね。
これ 車体の経年走行振動等で球とソケットの間で接触不良を繰り返して起こってます。
ということなので 当然 後ろのソケット側の接点も溶けております。
原付スクーター系はどうしても樹脂カウルにライト装着という構造なのと それ自体にあまりお金をかけている訳ではないので 長く乗ってくるとこういう事にもなりえます。


当該車両はまだこれくらいでいいですが、ヘッドライト本体まで溶けてしまっていて修理不能な状態になっているのもあります。そういった車両は 外因等でライト周りのカウルが破損したまま(取り付け不良等)で走っている車両は振動も更に大きいので 必然的にこのような状態になってしまいます。

今回のケースは 球は切れてませんが 球もソケットも交換しないとダメでした。