忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

2017年の伊東二輪 スーパー林道中 2日目 前編

翌日14日は朝から雨模様。朝7時頃に起きた時は結構な降り方でしたが、出発するときはそれほどひどくもなかったです。しかし 向かうのが山の方に入っていきますのでカッパフル装備で出動です。

この日も時間と体力が許す限り 知りえる林道を攻め立てて 南下しつつ燃え尽きて帰路に向かう予定です。(笑)。一泊二日だとどうしても走りに贅沢になっちゃうんですよね~。
とはいえ この日走る予定の南会津方面の林道は昨年6月の福島方面の大雨でかなりの箇所が土砂崩れ等で災害復旧の為 通行できないところが多かったのです。とはいえ昨年は二日目が台風直撃だったので昼の時点で退散しましたので それに比べれば ひとまず走れるくらいの雨なんて大したことないです。昨年通れなかったところも通れるといいのですがね.....

一発目の林道は 宿からおよそ 30キロほど走ったところ。会津田島の北側にある山を西に巡る 大窪林道です。国道 400号の旧道から入るので入口自体は解りづらいですが 昨年も走ってますが今年も その入口に立つと 今でも綺麗な入口なのには驚かされます。旧道は荒廃しているのに 入口だけはこんなに立派なのもあまりないのですよ。


ここは22kmほどあり走りごたえがありますが 比較的山中を走り抜けるので景観はあまりありません。路面も それほど荒れてはないのですが 場所により路面状況も変わります。前半及び途中途中 深砂利が敷かれており この日のような濡れた状態では注意が必要ですね。特に入ってすぐの登りは一度止まってしまうと 再発進が難しい路面状況でした。後ろ 二人の懸念もありましたが 「習うより慣れろ」ですから 走ればおのずと体感するでしょう。こういう路面だと 逆に遅いスピードで走る方が難しいので(車体が安定しなくて危ない) 自分のペースで駆け上がって行きました。侵入して 2キロほど行ったところの止まりやすいところで心配で 後ろを待ちますが 案の定 来ません(汗) 



後ろでは ミヤくんが二番手で登頂してましたが 路面の石に跳ね返され 思うような進路がとれずに悪戦苦闘していた模様。しかしまだ体力もある時間ですので(笑) なんとか事なきで登ってきました。その勢いのまま ズンズン走ります。しばらく走ると 路面が穏やかになってきて 細かい石はありますが 比較的フラットな状況になり 直線も多くなるので そこそこ気持ちよく走ることもできます。しかし たまに出現する深砂利にフロントがすくわれる事もしばしばなのでここは注意が必要でした。途中 支線の分岐部で休憩。 

朝からカッパ着ていても この笑顔!! 雨でも楽しい林道です(笑)




この辺りはハチが多数飛んでいて 休憩等で止まる度にハチが周辺をブンブン飛んでおり ミヤくんは恐怖おののいて うかうかと休憩できないようでした..... まぁこちらがなにかしなければなにも起こりませんが うっかりヘルメットの中やグローブの中に入っていたら怖いので休憩そこそこで出発です。雨もこの時点では止んでいましたがまだ山の天気で解りませんので この先の林道抜けるところまでは着ていくことに。



大窪林道の終点は玉川林道という南北に通る10キロほどの林道と接続してます。この辺りに観光名所の「駒止湿原」があり 車の往来もあるのですが 昨年もそうでしたが今年も本来行きたい 南側は今も災害復旧工事の為 通行できませんでした。ので迂回の為 北側の国道401号に抜ける方に行きます。とはいえこちらも 5キロほどの区間を走って行きます。渓流沿いを降りて行き アスファルトに出てすぐが国道401号です。



ここでカッパを脱いでいると 国道側からこちらに曲がってきた オフ車3台と遭遇。新潟の 長岡ナンバーの方々でした。CRM250(初期型)、KLX250、ジェベル250の組み合わせ。なにやら毎年 ここいら辺でキャンプツーリングをしにきていると。この先の状況を説明して この周辺の情報交換もできたので良かったです。新潟の方も 林道ありそうで意外とないので やはりこちら方面に来るのですね。とお互いに 最近の林道探索が厳しいのも嘆きながら 旅の無事を祈りつつ 別れました。

とこのときに 思いもよらない事件が発生!!

二日目後編に続く.....
PR

2017年の伊東二輪 スーパー林道中 初日後編

三河小田川線を戻ります。ミヤくんの意向で前を走って欲しいとのことだったので フジくんに先に行ってもらい tetsuはミヤくんペースで先導して戻ることに。轍の回避ルートを教えつつ戻ったのですが それでもどうしても離れてしまう場面が何度か..... 途中 後方 間隔が広くなって 見えなくなってしまったので 2分ほど待っていましたが一向に来ないので 戻ってみたらやっときたので どうしたのか聞いたら、「轍から抜けれなくなってました」と..... バイクは見る方に走っていってしまうので、ミヤくんも出現した轍をそのまんま見て 吸い込まれた模様でした。


三河小田川線を出て 国道49号を猪苗代湖方面に向かいます。この時点で時計は午後1時前。どこかでお昼をと思っていたら 国道沿いに カフェレストランを発見。あまり賑わっている雰囲気ではなかったのですが、ここが当たりでした。中の雰囲気も良く、窓際は清流が見えます。店内はジャズが流れており落ち着く雰囲気でした。ですが ランチ含め、食事メニューも充実しており tetsu達が入店後 しばらくしてお客さんがそこそこ来店して気が付けば賑わった店内となっていたので ここいら辺では有名なのかもしれませんね。
食事も終えて 午後の部へ突入。次の林道に入る前にガス給油。猪苗代湖横を走っている最中は天気も回復してきて綺麗な青空が見えるようにもなりました。



午後も計 4本の林道を駆け抜けたのですが、4時過ぎに抜けていた10キロほどの黒沢林道では途中で道を間違えたおかげで 壮大な風景な場所に出ました。
林道を抜けた瞬間 風力発電の大型ペラが頭上を回っていたのにはビックリしました。
布引高原にある 風力発電施設のど真ん中に 出たのです。
フジくん、ミヤくんも感激していて なぜかtetsuは道を間違えたのに 感謝されたっていう(笑)。
でも いい風景を見れて良かったです。

宿のチェックイン予定は 18時にしてありましたが、なんとか予定より早く到着することができて5時45分 宿到着でした。
宿は 芦ノ牧温泉にある 「芦ノ牧ホテル」というところに泊まりました。
チェックインロビーが一階ですが、それより上の階はなく 客室等に行くのは エレベーターで下に下がるという 面白い構造のホテルでした。なので 一番上の階が 「9階」となっていて一番最下層が1階になってました。 なぜそのようになっているかというと 渓流沿いに建っているのですが 崖に寄り添って建っている建築物のためそうなっている事前情報では知っておりましたが、実際 そうでした。写真を撮れなかったのが残念。


その代わり、部屋からの下の眺めは 渓流が目の前。




上を見上げると 走って来た国道 118号の橋が見えます。そう、あの高さに 一階ロビーがあるのですね。



そんな風景を背に 部屋を振り向くと フジくんが美味しそうに 「到着のカンパイ」をしておりました(笑)

まいう~~~!!

二日目 前編に続く......

19日は伊東二輪周辺は 大きな雹が降りました(@_@)

19日 4時過ぎから 伊東二輪周辺は 猛烈な雨風(台風以上とも言えます)となり そのうち バラバラと音がするのでよく見ていると 雹が降ってました。そのうち段々とその粒も大きくなり 拾った 物は2cmほどのもの。


写真で タバコの箱との比較でもその大きさが分かります。
世田谷通り走る車に当たり跳ね返ってる様子が 恐ろしかったですね。
玉川花火大会も 即中止だったようで..... 延期がないので 楽しみにしていた人は可哀そうでしたね。っていうか あの時間から場所取りしていた人なんかは本当に大変だったでしょう。

2017年の伊東二輪 スーパー林道中 初日中編



で、次の 「小田竜澤線」。地図上では 出てすぐの 右側に入口があり 全長10キロほどの林道と。で、その通り 止まっていたところから 50mも走らずで 林道入口を発見。接地看板にも 「林道 小田線」と明記されてます。我々のいる方が 「小田」という地名で 10キロ先の抜けた辺りが「竜澤」という地名なので 「小田竜澤線」というのは地図見ても理解できていましたので この林道だろうと思って入って行ったのが 予想外の苦行でした。フジくん、ミヤくんには悪いことをしたなと後で思いました。後で検証したら どうも道を間違えていたようなのですね.....



進入 数百mはいたって普通の林道でしたが しばらく走ると 濡れたフカフカの路面と急こう配となってきて ちょっと初心者にはツライ雰囲気になってきました。そうこうして走っていると支線が沢山あり 2、3度間違えて入ってはUターンを繰り返してました。ここで tetsuも一瞬足が地に着く前に左に立ちごけして やはり後ろに積んでいる荷物の影響で後ろ周りを掴めるところがなく 車体を引き起こすのにミヤくんに助けてもらいました。ミヤくんありがとう!!


そんなこんな更に進んでいくと 3方向に分かれる 小さい広場みたいなところに出ました。一本は雑草がうっそうといしていて、一本は すぐに行き止まりになる雰囲気。真ん中の一本は比較的 森林伐採業者に使われている感もあり ちょっと険しそうでしたが そちらを選択して入ってみたら......

そこから 50mも行かないところで 路面も更に柔らかい泥の多い路面となり 切り出した丸太の破片も道に飛び出ていたりと こんな状況なところが続くようだと 装着しているタイヤでは役不足。流石に未経験者には酷なのと先の予定の時間もあるので ここは素直に Uターンとしました。
上で「来なくていいよ~!」って叫んだのですが ミヤくんは聞こえず 頑張って tetsuのところまで来てしまいました。



その手前の一山を登るのに 悪戦苦闘しながら登ってるのをフジくんが撮ってました。
フジくん曰く 「後ろに俺がいるのに、もの凄い量の泥が吹っ飛んできてた!」というくらい容赦なく後輪を空転させていた模様。こんな路面では 経験や腕が第一ですので無理もないです。


で、登ったはいいけど Uターンして降りていくのに ミヤくんは安全をとり 同じ場所をバイクから降りて 押して 下ってました。乗って降りた方が 安全そうなんですけどね.....



下の広場に戻り。この林道はここで戻る事に決定して 最初の入口まで戻る事。元々の予定でも 最初とこの林道は 往復して猪苗代湖方面に向かう予定でしたのでそれはそれでOKでしたので。


入口まで降りたら ミヤくん バイクにもたれかかってます。流石に 今の路面でバテましたかな。
しばし休憩して 最初の三河小田川線を戻ります。
雨が降ってきそうなので全員ここでカッパ装着します。



初日後編に続く.....

2017年の伊東二輪 スーパー林道中 初日前偏

以前は こういう道中の様子をHP上に出してましたが ブログ側にアップしていきたいと思います。
面白いかはさておいて オフに乗らない人なんかは眺めてみると 違った世界が見えると思います。

今年も夏季休業中を利用して 8/13~14にかけてお客様と 一泊二日で林道中に行って参りました。行先は昨年と同じ 福島猪苗代湖~南会津の方面へと走破する計画です。参加人数はtetsu含め3人。もう二人は 林道歴 1年のDRZ400Sのフジくんと 今年林道デビュー 今回で林道3回目となる KTM690エンデューロRのミヤくん。他の林道部隊は休みの日程が調整つかず、各自 泊りで林道中に行った者もいました。



午前5時30分に東北道 佐野SAに集合。予定通り 出発、午前 7時30分頃に郡山インター下車。国道49号を西方面(猪苗代湖)に向かいます。すぐのガススタで燃料補給、続いて コンビニで朝食や飲み物調達して準備万端出動します。ここから最初の林道は 約 15キロほど。いつもそうですが この瞬間はウキウキしていて一番楽しい時間かもしれません。
天気予報では猪苗代周辺は曇りベースの晴れでしたが ここは山の天気。うまいこといってくれるとは限りません。案の定 郡山インターから降りても 朝方まで雨がふっていた模様です。そして向かう山の方は 霧というか低い雲に覆われてますので 雨が降る可能性は大きいです。まぁ 雨でも楽しめるのも林道の醍醐味なのでそんな事は気にせず 降ってきたらカッパ着ればいいので いざ!!

最初の林道は「三河小田川線」約 17キロの林道です。昨年初めて走って、そこそこ走りやすい林道ではありましたが一部 雨の影響で 路面が削られてるところもあり 新人くん達には要注意ですが それも鍛錬ですから(笑)。習うより慣れろです!!

ということで 初日初林道でこの元気良さも どこまで続くんですかね(苦笑)の写真。


朝までの雨で 路面も濡れていますが ほどよい濡れ方なので 硬い土 路面なんかは逆にグリップしてくれたりします。ロードしか経験の無い方には何言ってるんだか分からないでしょうが オフ車でこういうところ走ると解ります!雨でも楽しめるのが 林道です(二日目は更にそうなります.....)
勿論 岩や石が多い路面は濡れすぎていると 逆に滑りやすくもなるんですが、元々 滑る前提で走っているので 好き嫌いは別として 慣れるものです。


先頭tetsuでフジくん、ミヤくんの順で走ります。経験が浅い2人なので 前半は なるべく見えるところで走り、深い轍が出現した場合は クリアするルートも参考にしてもらいます。しかし なかなかペースも合わないのはしょうがないこと。途中で待ったり また単独走で走ったり、伴走したりとしながら この林道の終点へ。舗装路出たところで ほどなく フジくんDRZが来ます。
眺める先に小川に橋がかかっているのですが 沢山の蝶々が水を摂取しに舞い降りてますね。こういった光景はこの時期 林道間で他の場所でも見られます。走っている時に遭遇したら 魚雷隊長の教えの通り「なるべく よける!」走行です。




しばらく ミヤくんを待ちますが 一向に来る気配(林道は基本静かですので 近づいてくるとバイクの排気音で解ります)がないので 「う~ん、転んだかな?」とフジくんに話し tetsuが戻って見てくることに。ヒドイ事になってなければいいですが......


で、戻っていくと すぐに上から降りてくる XR250の方に遭遇。途中でKTMを見なかったかと聞くと なにやら 転んだのか荷物が落ちたかは不明だけど 大丈夫だと話していたという情報で ひとまず問題はなさそうなのを確認。そのまま ミヤくんの方へ走って行くと 1キロほど走ったところで 横倒しになっているKTM発見!! ミヤくんが懸命に引き起こそうとしています。見たところ怪我はなさそうですので一安心。



昔からの林道中風習で まずは写真をパチリ!! そう、鬼なんです(笑) 怪我してなければ こういうのも思い出になりますからね。
この時に生まれた ミヤくんの名言!!
「ツルツルすべるんですよ~~~!!」
そう..... この当たり前の状況を 誰にもぶつけられない思いと共に 叫んでました(苦笑)
今回 一番の名言でした(笑)。

あ、そういえば 昨年参加した 当時駆け出しライダー パン屋のモリくんもtetsuの前で 素晴らしいダイブを披露してくれてたなぁ(苦笑)。派手な転倒のわりに怪我もバイク破損もなくその時もよかった。その写真も昨年披露してなかったので ここで載せます(爆)

↓昨年同じ林道でtetsuの目の前で大転倒した直後の写真=パン屋モリくん(いい笑顔だ!!)

この笑顔、通常のツーリングライダーには理解できないでしょう、「転んでるのに笑ってる」。まぁそんな感じになってしまうのも オフロードバイクですかね(謎)(笑)。まぁ大抵 通常の転倒ですとかなりの破損にはならないのがオフ車の特徴でもあります。転ぶ 絶対スピードが低いというのもありますが。


で、話はそれましたが KTMの690ENDURO R(EDRで略)は倒れていると その車体の構造上 引き起こすのに一苦労します。シートレールが無く、リヤの樹脂製燃料タンクが座面他を兼ねているのですが 兎に角 持つところがない! 特に左に倒れてると マフラーを持つのが一番力は入るのですが、触媒入りマフラーですので 走行中はもの凄く高温で とても触れた代物ではないですし.....
ということで 写真撮影後速やかに 応援救出したのは言うまでもないですが(この後の林道で tetsuもミヤくんに助けられるっていう....(笑))


とりあえず 大きな損傷はないのでフジくんの待つところに。先ほど すれ違った XR250の方もフジくんと共に待っていてくれてました。ご心配ありがとうございます!


ミヤくん曰く「ハンドルが曲がった!」と。とはいえ 690EDRは標準 レンサルファットバーハンドルなのでそうそう曲がりません。転倒するとオフ車ではよくある 「フロント周りの捻じれ」ですね。荒っぽい治療なら 足で軽く蹴りを入れて修正できますが ここは時間もありますし、まだ新人くんなので 工具でフロント周りの構成ボルトを緩めて 優しく修正してあげました(笑)。難なく元に戻り いざ 次の林道へ。次の林道は 地図上では今走ってきた林道から出てすぐの右側に入口があるようですが....... ここで違う林道に入ってしまい しばし苦行と化します.....(汗)
初日 中編に続く......