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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

GSXR750色々


連チャンで珍しく4気筒勢です。こちらもトラストワン時代より担当させていただいている、スズキGSXR750 K8さんです。600のボディに1000に迫るエンジンパワーのバランスで、現代のSS系のベストバランスと言われております。その軽さに輪をかけて、前後BSTのカーボンホイールが装着されております。
な、なりですが 日々の通勤スペシャル車両です。現在、約53000km走っております。
今回はリヤタイヤ交換、リヤブレーキパッド交換、エアクリーナエレメント交換、プラグ交換のご依頼です。



なにげに整備性は悪くないのが好感持てますね。ブレーキパッドもベストタイミング。リヤタイヤは通勤スペシャルの証のセンター部のみ角減りしていますね。
リフレッシュされて更なる通勤スペシャルに戻って行きました。
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こういう事例でもタンク内に水が....


先日車検でお預かりしたホンダCB750さん。今では絶版車です。整備に関して相談を受けたのが、「もしかすると燃料タンク内に水が混入しているかも」という心配。なぜそれが解るのかと本人に聞いてみたところ、最近 ガソリンキャップを開けた際に タンクキャップ下部に溜まっていた水がタンク内に入ってしまったということ。

それは放ってはいけません。そもそも燃料タンクは普通に使用していても内部が「露結」することで自分の意思とは関係なく錆びていきます。ただし 燃料を絶えず満タンにしてでのしばらく乗らないなどの場合はかなり軽減されます。また頻繁に車両を載られている方はタンク内の燃料が絶えず入れ替わりますので、こちらもほぼ起こりえないと思います。
あとはその車両によって「サビやすい」「サビにくい」という車体差はありますのでそこの部分も関係しますが.....
で、大抵はタンク下部の溶接合わせ面辺りからタンクが朽ちていき燃料が漏れるようになってしまうという.....


タンクキャップ周辺の水がタンク内に入ってしまった原因、写真の赤丸印がタンクキャプ側からタンク裏側に向かって パイプ上で繋がっています。これで入れ過ぎてしまったり何かの拍子にタンクカップ周辺に廻った燃料や水等を外部放出するようになってます。当該車両はこの部分は経年のゴミやダストにより 塞がってしまっておりました。そのため雨水等が逃げ場がなくなり、タンクキャップ周辺からタンク内に流入という図式でした。
これが残った燃料をタンクより出してみたの図。

解りずらいですが、右半分ほどが水が分離している状態です。水はガソリンより比重が重いので必ず一番低い部分に溜まったままになります。キャブレターに回った場合、絶対に吸い上げられないままとなりますので、不調の原因にもなりますしそのままですとキャブレタのアルミボディをも腐食させてしまいますのであなどれません。今回の事例はよくある事ではありませんが、やはりバイクカバーなり定期的に動かす(燃料を循環させる)のは動く機械にとっては必要なことです。このまま放置せずでよかったです。

これも よく「あるある」.....いや あってはいけなんですよ。

世界のスーパーカブの90さん、最近 エンジン異音が気になるとの事でご来店。走行 18000km。通常ならカブの世界なら、何ら問題ない距離なのですが......
この[なんら問題ない」というところに大きな意味がありまして。
カムチェーンの弛みの音が非常に耳につく車両となっておりまして、カムチェーンの辺摩耗が一番に思い浮かびます。ただし、カブの場合 カムチェーンテンショナーがエンジンオイルの油圧にも依存している構造ですので、エンジンオイルが少ないだけでも相当の負担となります。
どちらにしろ、エンジンオイルの量を見ると......怪しいです。
ということで抜いた図がこれ。

全容量 800mlに対して......そうですね~ 出てきたのは 100mlほどですか(汗)
どのくらい交換していないか、オーナー様も把握してませんでした。
真っ黒も真っ黒......でディーゼルエンジンのオイル交換のようです.....
そのままカムチェーンも見てみましたが、結構 緩いですね。
ということでカムチェーンは交換します。
このようにオイルが減ったまま乗り続けている車両は、特に 原付の車両に多く見ます。走り方でもかなり変わりますが、やはり「定期距離」でのオイル交換を励行しているか否かで大幅な違いが出ます。
しかも、メーカー推奨距離でOKだと思っている方は要注意です。あれは、あくまで メーカーさんがテスト時で行っている状態と同じ使い方でのお話し。
正直 同じ使い方で一般道を安全に走れないことは容易に想像つきますよね.....
そこからの走り方への 頑張り度合いでもオイル劣化や消費量は大きく変わってくるということです。
あ、それと エンジン壊れていない4サイクル車でも使い方によりオイルは減りますので。
原付 125cc以下の4サイクル車両。よほどの人ではない限り 「2000km」毎のエンジンオイル交換が長持ちさせる秘訣です。一年でその距離も行かない方は、一年に一回の交換と思ってください。ぶっ飛ばす方はそれ以下でした方が......と長年の色々な物を見た意見でした。

明日のツーリング集合場所での注意事項

明日22日のツーリング参加者の方に注意事項です。
明日は思ったより参加台数が多くなったため 集合場所での注意点となりますのでご一読を。
明日の集合場所の「ファミリーマート調布インター店」は駐車場はそこそこ広いですが、立地条件上、バイク集団の待ち合わせによく使われているようです。どこでもそうですが、大人数での駐車場占拠は お店の方や近隣の方々に多大なる迷惑となります。
どうか、各自 その辺を十分踏まえた上で 大人の対応での駐車等 よろしくお願いします。なるべく車の駐車スペースが避けられればと思いますが、止む無い場合でもなるべく多くの台数を一つのスペースに駐車できるよう考えて置いてください。
また、歩行者等にも十分配慮しての行動 よろしくお願いいたします。
/ 伊東二輪 伊東

明後日のツーリング行く車両なのですが....


明後日の伊東二輪ツーリングに参加予定の超常連さん SトーくんのCRMAR号、土壇場でのオイルタンク交換修理の図です。ゴールデンウィーク前に2ストオイルタンクの亀裂が発覚(写真も黄色丸部分)。その後新品部品を発注しましたが、既に廃盤となっておりました(本当にホンダさん恨みますよ!!) 装着箇所の兼ね合いで、キック時の自分の足で亀裂を入れたり、径年使用での破損と 色々起こるものです。

ということでまだ修復可能なオイルタンクを治そうかと思いましたが、Sトーくん。実働部品取り車を持っています。このドナー車から今回はオイルタンクを譲ってもらうことに。
ついでに在宅管理も大変なので、ドナー車の方は バラバラにして自宅保管となる依頼も受けました。
無事交換始動して引きとりにきました。これで、ツーリング行きもOKですね。当日もほどほどの激走でお願いします(笑)!