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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

TMAX530リヤブレーキロータ交換

度々登場します保険屋さんTMAX530号。約15000kmを超え 乗り手の走りにリヤブレーキが終焉を迎えました.....TMAX530のリヤブレーキロータはこの手の車両では大きいです。ちょっとした250ccのフロントブレーキディスクより大きさも厚みもあるのではないかと.....

そんなロータでもこのオーナー、意図的にリヤブレーキを引きずる乗り方をしているため(一般的にはオススメしませんが、求めているなにかがある場合は自己責任ですので....)ロータ表面も荒れ、焼きも入ってきてしまってます。写真では解りずらいですが、写真以上に今までのロータは表面が焼けてしまってます。

取り外した ブレーキパッドも残量はまだ3分の1ほど残ってましたがこちらも表面は焼けてしまっていました。こうなると制動力も半分以下、しかも熱を帯びてきても 効きが急激に立ち上がってコントロール性に欠けるものとなります。とはいえABS装着車ですのでどうにかなりそうですが、そこはオーナーの「こだわりのタッチ」。これにはtetsuも同意です。
ということで、ロータ&パッド交換しました。
週末はどこぞに行くようですが、あまりいやらしい走りはしないように(苦笑)。
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PCX150ガラゴロ音

昨年低走行距離で販売したPCX150さん。往復90kmの通勤スペシャルな車両ですので距離も半年で10000km走りました。最近後輪左側辺りから「ガロゴロ」と音がするとの事。走行中はほとんどしなく、アクセル戻して 惰性で走って停止するようなときに特に鳴ると.....
で、エンジンかけてみると 確かに したりしなかったり.....センタースタンドで空転させると 回転落ちてきたときに結構な音がします。そのままお預かりして診てみることに。予想はクラッチ周りになにか起こり始めている兆候....ただ大きな振動もなく回転回す分にはしないのでまだ大それたことにはなってないとも.....

左のカバー外しても見た目全く問題ありません。後輪を前回転、後ろ回転とゆっくりしてみます。特に後ろ回転でてに伝わる振動が大きいのと音もします。おおよそ見当はつきました。
クラッチハブごと外してみて、ミッションギアのみの状態で後輪回しますと、なんの問題もなくスルスル回りますね。

クラッチハブセンターの手前のボールベアリングが逝きかかってますね。写真赤丸印の部分です。手で空転させても違和感がありますので。で、見えているのですがこの交換は結構面倒でもあります。色々なスクーターでもほぼみんな同じ構造ですが、ここが強い車両、弱い車両は色々あります。PCX150はクラッチ鳴りも多い車両ですが、結構短距離の物でも同じように鳴っているものも多いので、おそらくPCX125の共通構成のままの箇所が多いので、そういうところから弱い部分も出るのでしょうね。
直径3cmほどのベアリングなので 外してみていると「これで150ccでも大丈夫なの?」と言いながら交換していました。(すみません、作業に熱中してまたもその写真はありません)
無事交換して組み立て始動。なんら問題なくなりました(当たり前ですが)。これで毎日往復90kmの通勤に戻れますね。

7万キロも使えば.....


ホンダCRM250ARさん。tetsuと同じく2ストが無くなる直前にトラスト時代に新車で購入した兄弟車です。ちなみにこのとき全部で5台の新車のARを納車しましたが、うち4台は同おオーナーの元、元気に走ってます(うち3台はしっかりオフ車として使用)。今回の車両は唯一、女性オーナー。しかも普通に通勤スペシャル(笑)。なので、我々の車両の中で一番距離乗ってます。今回73000km。全体的には失礼ながら「ボロく」見えますが、やっぱり日々動いている車両なのでなりに調子はいいですね。こんなとこはさすがCRMです。
ただし最近、通勤途中に排気バルブが止まってしまう症状が多発するように.....ARの場合、この手の症状で多いのは排気バルブ周りのカーボン溜まりによる作動不良➪これで回路ショートするのを避けるためにECU側で止めてしまう。というパターン。稀にサーボモータ故障やECU本体故障もありますが、当該車両 ECUは絶対壊れる初期装着ECU(新車からの物は遅かれ早かれ絶対壊れます)が3万キロ時に壊れて 現在 バージョン2となっているのである程度信頼はできますが....それでも電装物なので解りませんんが.....ARバルブ部のサーボモータからの作動ワイヤー外して、空での作動を確認しても それほど力もいらなく全閉↔全開とできるのでここの不良は考えられません。話を聞いていると通常走行中には大丈夫で、信号待ち等の低速に落ち込んでからの 再加速時にそこから回転が吹け上がらなくなるらしい.....と 以前から気になっていたこの右側スイングアーム周りの「超汚れ!!」

これ、サイレンサーからの未燃焼2ストオイルが垂れているんですが.....タイヤにもかかっているんですが.....とこれは今に始まったことではなく 随分前からのこと。通勤スペシャルでこの距離ですから無理もない.....この状態で近場を走行しても車両的には調子よかったのですが、この半端ないオイル垂れ状態を考察して、サイレンサーを交換してみることにしました。
新品はもう手に入りませんので、tetsu手持ちの 中古のストックを出すことに。それまでこもっていた排気音が 軽めの乾いた音になりました。オーナーさんにも乗ってもらったところ、「今のところ快調時の感じ!」というお話し。とうことでこれでしばらく乗ってもらいましょうか。


あまりに汚いので勝手に スイングアーム・ホイールと汚れを拭いたらこれこの通り。
ちなみに 一見 ノーマルのARに見えるのに なぜ「エクセルリム」になっているか解りますか~?モタード仕様ではありませんので。ただリムの色を変えたわけではありません。
ヒントは車体全体の大きさかな~

クラッチレリースシール抜け


ドカの900SSくん、クラッチレリースのいシール抜けです。常連さんのSSですが、約一か月前にツーリング先でクラッチの切れが悪くなったのが発端。なんとか自宅まで帰り、クラッチオイルを見てみたらリザーバタンク内にオイルが見えなかった。ということで、クラッチオイルを入れて様子見ていたら、クラッチは切れるようになったと.....
で、当店 来店予定日まではなんとかもったようでした。現車確認してある程度破損個所は解りました。「クラッチレリース」部の内部シールが逝ってしまった模様。おそらくクラッチレリースシリンダー側の内側にオイルスラッジの塊があって、そこを絶えずレリースピストンが出入りしてましたので、最終的にシールが切れた模様です
 

この年式はレリース内がバラせる構造ですので、ピストンASSYの交換で 無事解決しました。

GSXR750色々


連チャンで珍しく4気筒勢です。こちらもトラストワン時代より担当させていただいている、スズキGSXR750 K8さんです。600のボディに1000に迫るエンジンパワーのバランスで、現代のSS系のベストバランスと言われております。その軽さに輪をかけて、前後BSTのカーボンホイールが装着されております。
な、なりですが 日々の通勤スペシャル車両です。現在、約53000km走っております。
今回はリヤタイヤ交換、リヤブレーキパッド交換、エアクリーナエレメント交換、プラグ交換のご依頼です。



なにげに整備性は悪くないのが好感持てますね。ブレーキパッドもベストタイミング。リヤタイヤは通勤スペシャルの証のセンター部のみ角減りしていますね。
リフレッシュされて更なる通勤スペシャルに戻って行きました。