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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

昨日もエンデューロレースへ


HPには記載してましたがブログに一昨日告知していきそびれました。
二週連続となってしまいましたが、昨日もエンデューロレース参戦でした。
ダートスポーツ主催 「ハッピーエンデューロ4th」。
伊東二輪林道部から S部長、K主任、Sinくん そしてtetsuで参戦。
tetsuは K主任と組んでハスクのFE250で 90分クラスと2時間クラスにダブルエントリーしてきました。

ひとまず 結果のみ発表。

K主任/tetsu 組
90分クラス 4位。
2時間クラス 3位。

Sinくん(2時間クラスのみ) 7位 

S部長 (2時間クラスのみ)(リタイア)これは予想外でした......

という結果でした。
tetsuはK主任と組んで どちらのクラスも上位入賞できて 嬉しかったです!
特に2時間は3位表彰台でしたので 一際 嬉しかったです!
Sinくんはあと一人で入賞だったので惜しかったですね。
S部長に関しては 今はなにも言えないんです(苦笑).......

レースレポートはまた後日アップします。
ひとまず メンバー各人 お疲れ様でした!
そして 毎回楽しいレースを主催してくれるダートスポーツの方々&エントリーの皆さま&観戦応援の方々、暑い中 お疲れ様でした~。
エントリー出来ずとも 応援に来てくれた Yoshikenくんもサンキューお疲れ様でした。
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アドレスV125 フロントフォーク修理

常連様 5万キロ走行アドレスV125Gさん。フロントフォークが変な動きという事で相談受けました。見たら フロントフォークシールが随分前から抜けている模様で フォークオイルがかなり漏れてしまっている模様。
シール交換ですが、アドレスV125は ステムごと外さないと フォークトップキャップが緩められないので 結構大作業となります。しかも そのトップキャップでステム上部に固定しているので トップキャップを外さないと フォークが抜けないのですね。

ステムごと外してフォーク周りを見たところ。かなり漏れだしてしまっている風です。



そしてこちらがトップキャップ外してフォークをステムから外して 内部のオイルを抜いたところ。


本来 約100cc入っているのですが半分も残ってませんでした。危うく フォーク内部が壊れるところでしたね。今回は ダストシール、フォークシール交換して完了でした。

2020METZELER MFJ東日本エンデューロシリーズ第2戦成田大会 後編

レース本番です。
写真は tetsu Jrが 頑張って撮ってくれたものしかなく 少ないので文字で想像してください(笑)。
(公式写真が後に入手されたら 挿入できればと思います)

8時32分より 5分ほど前にパルクフェルメ前に待機。
既に 最初のスタート組の3台がスタートゲートに並んでいました。
そして8時32分。自分の番が来ますと 名前が呼ばれ タイムカードをもらい自分のマシンの元へ。
tetsuはタイムカードをハンドル部に装着している トレイルテックのホルダーに折り込んでます。
その間 1分おきに先の組みが選手紹介の後 順にスタートしていきますので こちらもそれにならい 順番にバイクを押していきます。ここで間違って セルボタンを押してしまって万が一エンジン始動してしまったらそれでペナルティなので マシンを押す時もセルスイッチには気を付けてました。

8時36分過ぎからtetsu達の組みがゲートに並びます。tetsuはゼッケン500番。組みは 500~502番です。順に選手紹介され ゲートの電波時計が8時37分になりました。3人一斉にエンジンスタート。

tetsuTEはチョークは引いておいたのでセルボタン押すのみで 2秒ほどですんなり始動。
15秒ほど暖気しているうちに 他の一台はスタートしていきました。もう一台の方はtetsuがスタートしてすぐに一緒にスタートしましたね。まずは無難にスタートです。

ここから一周の下見走行ですが 前述のように25分では帰ってこなければいけないので ペースも判らないので そこそこ気合を入れていきました。前半のルートでは イノシシ街道~池までが シングルトラックのそれこそイノシシが通るような道。右は山、左は谷という マゾなルート、しかも途中右側に立っている木が微妙に邪魔で左足を谷側に着きながら ハンドルを左に切りつつバイクも少し谷側に傾けないと縫っていけないので ここは最後まで超慎重に通ってました。しかも足着く場所も 倒木の上なのでたまに滑るっていう(怖)。間違っても左に落ちてはいけない!って前のみ見てました。ここは終始マーシャルが常駐してましたが それでもレース中盤に他のライダーさんが一台落ちてしまってました(汗汗)。ここを越えると下っていき 調子に乗ってスピード載せると 途中 40~50cmほどの段差が突然出てくるのでメチャ焦りました。ここも3週目くらいまでついついスピードが乗ってしまいその先で下りながら右にカーブするところで減速しきれなくて 危なく谷側に落ちるところでした(ここも後半一台 半落ちしてました)。結局レース後半はこの区間は終始 超安全運転で切り抜けてました(苦笑)。

池に出てからは お山に入っていき まずは登っていきます。登り始めが二本の轍にヌルヌル路面、しかも登り切ったら 即Uターンとタイトなのですが 幸いにもここからの区間は 昨年10月のハッピーエンデューロで走ってましたので大体のレイアウト及び 路面は覚えていましたのでそれほど焦らず走っていけました。とはいえ その先も突然 沼池渡りが出現したり 細いですが斜めにイヤラしく倒してある木があったりと 調子に乗っていると危ないです。なのに この先で tetsu気が抜けてました........MXコースに出る3つ前のコーナー立ち上がりにある 若干の登り。ここは昨年のハッピーの時も登れない人が出て渋滞になったところ。二本の轍があり 若干乾き気味なのは左側(山側)のラインだったのですが その手前の急な下りながらのコーナーのライン取り上 アウトのラインに乗ってしまったので tetsuは そのまま右側(谷側)のラインになることに。こちらのラインは若干ぬかるんでいるようにも見えたのですが 「勢いつけて 登れば大丈夫でしょう」と気楽に突っ込んだのが運の付き。前輪は越えたのですが後輪がまんまとぬかるみにハマってしまいました。ぬかるみの地面が少し掘れているようで その時点でタイヤが泥に半分ほど埋まってしまってました(マジ汗)。数回脱出を試みますが むなしく空転するかエンストしてしまいました。それ以上はドツボにハマると判断してバイクから降りて 引き抜きを試みましたが全くもって無理な模様。こんな状況なので当然 バイクは人間降りても立ってます(笑)。これ エンデューロ業界では「漬物」と呼んでいるらしいですがまさか自分が早々になるとはでした(泣)。この間にも後続からのライダーさん達が左側のラインを通過していきます。焦るなと言っても焦ってしまうtetsu。「一週目から遅着かよ~」が頭によぎり パワーを振り絞ってどうにかフロントを轍から引き抜きましたがリヤがビクともしません。無理やりマシンを倒そうにもガッチリ轍にハマっていて倒すこともできない状態に。「こんな時に俺が K主任に変身できればここから引き抜けるのに!」って考えたら なんか笑えてきました。人間 追い込まれると おかしくなるんですよ(笑)。こんな事やってたら アラフィフオヤジライダーの体力ゲージは急降下(汗汗汗)。
「一周せずにDNFか?」と頭をよぎったところ 運よく マシンに乗った周回マーシャルさまが来まして tetsuの状況を見て 「これは無理ですね、手伝いましょう」というお言葉を。tetsu的には神のご加護に見えました。まぁ 山間ルートで思いっきり コースを半分以上塞いでる状態で危ないと判断されたのもあるのでしょうが(苦笑)。
おかげさまで漬物状態から脱出できました。まだスタートからテストまで行ってないのに半身泥だらけで ゴーグルも見えませんよ。漬物事件でかなりの疲労。 テストも下見走行どころではなく まずは遅着時間を最短にするべく 兎に角パドック目指しました。ので 「漬物」以降 あまり覚えてません(笑)。 ここで先にコースで説明してませんでしたが JECのオンタイムは一周のうちに自身の車が置いてあるパドック内を通過します。この時 時間に余裕がある人は休むもよし。また修理、ガソリン補給が必要な場合もここで出来るようになってます。ただし タイム規制は同じなのであくまで自分の持ち時間内でこれらをやることが前提。そうでないと遅着してしまいます。たまに急ぎ過ぎて 早着な人もいるようですので いつでも冷静さが必要です。

話しはもどしまして tetsuがパドックに戻ってきた時間から逆算しても この時点で「5分遅着」でした。ただでさえ遅着なのでさっさとタイムチェック行きたいところですが先の漬物掘り出し作業にて(苦笑) グローブがグチャグチャでしっかりグリップが握れなかったのでグローブは予備に交換。ゴーグルもグチャグチャだったのでついでに 洗えるだけ洗ってからチェックポイントに向かいました。結果 「7分遅着」として次の周回に。

こうなると 更に オンタイムエンデューロは注意なのが、一見 遅着した分数分を次に挽回しなければと勘違いしやすいのですが そうではありません。 遅着した分数分 これ以降の周回のタイムチェック時間が全て 「7分後にずれる」というもの。なので最初にもらったタイムチャートの時間に全て 7分足した時間がtetsuの新しいタイムチャートとなるのです。タイムチャート自体はガムテープで書き写して タンク脇に貼って 走行中も確認できるようにしてあるのですが それに7分足せばいいわけですが そのうち頭がこんがらがってくるので マジックで修正しましたさ。泥が付いている上からマジックで書いたので 正直 解読不明ですか....(苦笑)


写真は洗車してから撮ったのでキレイですが.....

この後は淡々と周回していきましたね。

 

7分遅着があったのも逆にリラックスできたのか、テストでは決してタイムを出しに行けるほどの走りではなかったですが 終始ミスもなかったので自分的には今回はよしかなと思いました。攻めてみて転んで更に遅着とか本末転倒なので。そもそも 一周してパドックで余裕ができるのは毎週 2分~3分くらいだったので 結果的にルートの走破力ももう少し上げないと テストで攻めれないと感じました。

最初の漬物事件以降は ハマることもなく小転倒くらいで 文字通り 淡々と最後まで走った感じでした。

最初にも書きましたが レース結果は 42台中34位でレース順位としては褒められたものではありませぬ。ただ 初JECでしたので 自分的には 完走できたのが まずは良かったです。
序盤の 漬物事件の時はDNF(未完走)の文字が頭をよぎりましたからね。
ここも説明補足ですが、自分の持ち時間 最終着予定時間(tetsuの今回の場合 10時54分)から30分越えると DNFとなるルールです。ので 走り切っても最終着が 30分越えているとDNFとなってしまうのです。

因みに 午後のIA・IB・NAのレースは雨も降ってきたことが大きいのでしょうが結果  完走者はIA 一名、NA 一名 のみ。 他はIBで周回走り切っている人でも DNFでしたので時間オーバーということですか。 色々と過酷だったと想像できます。

というオンタイムエンデューロの初参戦レポートでした。
tetsuの予想通り「自分との闘い」が強い印象でした。走破力・精神力・スピード・判断力・バイク関連の技術力、それに体力があればなおの事、総合力が試されるレースと感じました。クロスカントリーもそれは同じですが メリハリが必要なのはこちらの方が 遥かに強いような。tetsu自身 まだまだタイムを削って行ってどうののレベルではないですが しばらくはこの世界を鍛錬してみたいと思いました。


不思議と疲れた感はあまりなかったですね。

2020METZELER MFJ東日本エンデューロシリーズ第2戦成田大会 前偏

ということでそのオンタイムレースに参戦リポートへ。

レポートしながら前記事では説明した部分をレース進行と共に説明していきますので(tetsuは説明好きなので苦笑) きっと長くなります(笑)。なので 面倒な方は斜め読みしてください。

お題目が正式大会名称です。「JEC」とよく明記しておりますが、これは「ジャパンエンデューロチャンピオンシップ」の略でして このレースを運営するプロ―モーション部会です。メッツェラーは冠スポンサーですね。
レースとしては 日本のモーターサイクルスポーツ協会のMFJが主催となり 日本のエンデューロレースでの公認競技会となります。JNCCが非公認かと言うとそういうお話でもないのですが、大きく違うのは レース参戦でライセンスが必要か否かですか。JNCCはライセンス無い方でも即エントリーできます。比べて JECは MFJライセンスがないと参戦できません。
ライセンス区分は 下からジュニア(Jr)、 国内B級(NB)、国内A級(NA)、国際B級(IB)、国際A(IA)となります。MFJは 国際格式のライセンス制度ですので 国際ライセンスとなると 基本的に海外の公認レースにも参戦可能となります。
基本的に最初は NBライセンスとなります。申請のみでとれます。
因みに NBで出れるJECのレースは 色々あります、全日本にも出れますし、他のエリア 北海道でも中部でも九州でも出れれば出れます。そして各選手権で年間数戦あるレースでポイントを獲得してその総獲得数で年間ランキングを決めます。ポイントはレース毎 参加台数にもよりますが 基本的には20位までがもらえます。そして年間ランキングにより 次年度のライセンス昇格が決まる仕組みです。全日本での成績なら総合ランキング8位以内、東日本の場合 4位以内がNAへの昇格基準です。tetsuは順位を考える前にまずは JECで走れるのかが 今回のレース参戦の検証です。

話が長くなりましたが、今回はエリア選手権ですので クラスは IB、NA、NB、ジュニアクラス。これに賞典外でIAの参戦がOKになってました。今回はIAが3人参戦しておりました。
午前中にジュニア、NBクラス。午後にIA/IB、NAクラスでの開催。

では今回のコースマップがコチラです。↓



より詳細を見たい方は ↓クリックにてURLへ  
コースマップ詳細


では マップの説明です。解りずらいですが ウネウネした黒いラインと途中から青いラインになりまた黒いウネウネを繋いで一周です。
マップ中心やや下辺りに TCとあるところが スタート兼その後の タイムチェックポイントとなります。ここで毎週 自身に配られる タイムチェックカードを自分に与えられた時間から一分以内に渡して チェックしてもらう場所。
MXコースとエンデューロコースを組み合わせて 一周約 6キロ。黒い線の部分が ルート(移動区間)、青の線の部分がテスト(タイムアタック区間)です。
この一周を決められた時間で周回するということです。

朝早く現地に到着 5時過ぎくらいからコース下見してから挑みます。あ、事前のコース下見走行はできません。前日の午後から徒歩で下見ができるようになります。で、全部見るのがベストでしたが 時間もないので主にテスト区間を下見(しかしルート区間を見なかった為にこれが後に悲劇を生みました.....)。前半はMXコースを走り 中盤からエンデューロコースのウッズへ。途中の杉林という部分で 丸太~キャンバー登りがあったり、その先 タナガレでルート間違うと難しい(tetsu的にです)ガレ路面&丸太の連続組み合わせやその先の 大坂激下りといったものが盛り込まれており NBといえど 技術もさることながらハートも強くないといけないようなレイアウトでした。前日までの大雨で基本的にマディ寄り路面。特にMXコースは難しそうですし、丸太や木の根が出てくるところで斜めに渡るところは周回するうちにスベリそうでしたのでまだまだ技量が足りてないtetsuとしては不安要素でもありまして(汗)。そして 後半に来る 大坂下りもラインが大事そうでした。これを毎週タイムアタックしないといけないわけで、ミスはまだしも転倒は回避しなければなので難しそうです。走りのメリハリを決めていかないといけなそうでしたがさてその結果はいかに。

そして7時過ぎから 受付をしてから 車検を受けてパルクフェルメに車両を預けます。
残念ながら写真撮ってないです。
ここで初の「パルクフェルメ」という言葉。これもJECでレース開始前に行うもの。上記の通り 車検を受けた車両はその後 全てこのパルクフェルメに車両を預けなければいけません。そしてレース開始で自分のスタート時間になるまで車両には一切触れないのです。勿論エンジンもかけれません。

受付で本日のタイムチャートを貰います。
各ライダーのゼッケンと名前が明記されており3人一組でスタートからその後 走行する時間が違うので 重要なチャートとなります。
このチャートには ドライ時用の「Aタイム」とマディ時用の「Bタイム」設定がありNBは 今回は 周りの予想でもBタイムとなると思われていたところ予想外の 「Aタイム」での進行に。タイム設定を見る限りtetsu的に厳しそうな予感でした(汗)。

下の写真がそのNBの「Aタイム」のタイムチャート。
黒いマジック枠部分がtetsuの組のタイム。


tetsuの部分を拡大して説明。tetsuの時間で説明。


最初のPF入場。これは 8時32分に先に車両預けたパルクフェルメに入れる時間となります。ここで自分のタイムカードを貰います。それは車体に積むなり自身で携行するなりして その後のタイムチェックごとに掲示 チェックしてもらわないといけません。ここで重要なのが この時点で車体は触れるのですがエンジンはここでスタートしてはいけません。もししてしまうとペナルティとなります。
パルクフェルメからスタート位置に押していきます。この間 前の組が順次 時間が来ると スタート合図でスタートしていきます。JECは スタート時に各ライダー全員 名前とチーム名を言ってもらえます。なかなか恥ずかしいですけど慣れると嬉しくもありますね。昨年のJECライツではなにもリアクションしませんでしたが 今回は ガッツポーズしてみましたよ(笑)。
話しは戻り、スタート場所(チェックポイント)には 大きな電波時計が置いており それがレースのタイムキーピングとなります。因みに 自分でも時間が解らないといけませんので tetsuは 電波腕時計を車体に装着。予備で普通の時計を自身に装着して走ってます。
電波時計の時間が 8時37分になるとtetsuのスタートです。これがチャートの赤文字 スタート部。この時点で初めてエンジンスタートとなります。ここでもルールで スタート合図から一分以内にエンジンスタートして20m先のラインをまずは通り過ぎなければいけません。なので暖気しながらでもそこを通過して 後はそこで暖気なり行っていいなり 自由に走行していっていいのです。万が一エンジン始動できない場合、押しでまずは20Mラインは越えなければいけません。
そしてオンタイム特徴なのが スタートの周は 「下見周」と称されており テスト区間でもタイム計測はしません、とはいえ 一周のタイムは決められているので自分の予想ペースで帰ってこなければいけません。なのでルートの状態も下見しながら特にテスト区間は 思いっきり攻めないまでも自分で下見したラインを試して間違いないかとか、他のラインをここで試してみるかとか 色々重要でもある周でもあります。今回のNBのスタート周は「27分」与えられておりますので 27分でまずは帰ってこなければいけません。その後の 緑数字からが テストでタイム計測する周となります。そして一周のタイムもスタート周より5分短くなり「22分」設定になります。そして 最終週が終わってからパルクフェルメに戻る時間が 10時54分となってますが ここまでの時間をこの表の時間通りに帰ってこれれば まずはペナルティタイムの加算はないということです。
大体これで 基本ルールは分かってきましたかね?(笑)。

ということで後編で今回のtetsuレース内容となります。

初 JEC NBレース(オンタイムレースの説明)

昨日 7/5 JECの 東日本エリア選手権 第二戦のNB(ナショナルB級)クラスに 初参戦してきました。

場所は 千葉の 成田MXパークにて。曇りでしたが前日までの大雨で 路面はマディでしたね。

結果は NBクラス 34位(42台中)でした。
順位はともあれ 初参戦で完走できたのがまずは良かったです。実は危うく DNF(未完走)になるところでしたので(汗汗)。
自身退院後 練習もほぼなく ぶっつけに近かったので 体力含め 心配でもありましたし。

で、ここで 今一度 オンタイムエンデューロの説明を。
JNCCは 「クロスカントリー」レースですが JECは 「オンタイム」式のエンデューロレースです。
簡単に説明すると、クロスカントリーは「よーい、ドン」で 決められた時間内で何週できるかを競う 所謂 解りやすい競争です。基本的に目の前に出てくる人を抜きまくれば結果に直結です(笑)。
それに比べて オンタイム式は 車のラリーのレースのルールを知っている人は すぐに理解できると思いますが それ以外の人は説明をしても今一解らない人の方が多いかも。
なのでぶった切った説明してみますと、ライバルは走る他のライダーですが もう一つの敵がいます。「時間」です。総レース時間は様々となりますが(大体 2時間~3時間)ここで規定周回数が決められます。ここで まずは絶対ルールは「決められた時間に必ず」毎週すること。だから 「オンタイム」と呼ばれてます。
そしてそのチェックは毎週 チェックポイントでの 「タイムチェック」で各ライダー一人一人されます。ここに 一秒たりとも決められた時間より 遅くも早くも到着してはいけません。これが大事。時間外になった場合 その時間差がペナルティとなって 自分の総合結果に反映されるもの。ここまで聞くと 「なんだ 自分のペースで走ればいいんじゃん」って思うかもしれませんがそうではないです。そこはエンデューロレースなので 簡単なコースレイアウトではないのが普通。ましてや無転倒とは限らないですし。どこかにハマったり、落ちたりもあります(実際今回のレースtetsuハマりました)。勿論路面コンディションでの影響も大きくあります。そして周回を重なて行くことでコースコンディションの変化と共に 疲労も出てきます。それらが「オンタイム」にのしかかってくるのが面白いところですか。
書き忘れてましたが スタートは 大抵 3~4人一組でのスタートです。大体 1分ごとに組を区切って スタートしていくのです。なので どの人も何事もなければレース中最初から最後まで同じ組み合わせの人が 同じ時間で帰ってくることになります。ただし お互いにここの区間でバトルする必要はないので 大抵 間隔開けて 一人旅で走る感じです。
で、こう書くと ペナルティが無いライダーは全員同じになってしまうのでこれではレースで言う順位付けが難しいですよね。
なので、ここに順位を決定づけるアイデアがありまして。毎週の同じコース内通過中に 一定の区間だけ同じ部分で 「テスト区間」という部分があります。この区間だけ各ライダー 区間タイムを計ります。タイムアタックするわけです。
この区間タイム×規定周回数+ ペナルティ時間の合算時間で 一番タイムが短い人が勝利します。
因みに 一周の中で ただの移動区間を「ルート」と呼びます。
なので オンタイムで良い成績を出すには
①一周(ルート+テストの総合区間)を指定持ち時間通りに通過する
②テスト区間で 良いタイムを刻んでいく
③その他ペナルティを出さないようにする

ですね。③の件は簡単に補足すると、色々やらかすと 都度ペナルティが時間で加算される仕組みなんです。代表的なのは スタート時に1分以内にエンジン始動できないと 10秒加算。とか 。
レース中 自身のマシンに触れるのは ライダーのみっていうのもポイントです。ガソリン給油すらも部外者ダメです。壊れたマシンを直すのも、燃料補給も全部 ライダーのみが許されます。レース最中のコース内ヘルプも部外者(マーシャル除く)が助けるのは禁止なんです。

こんな感じですかね、説明は。その他 ここには書けてない 重要な部分もあるのですがそこは興味持った方は ググってください(笑)。

こういうレース風情なので ライバルは直接見えないんです。テストで早くても実は 遅着、早着をしていて総合結果で順位は下になってしまうなんて話も多くありえるのです。
またテストを攻め込み過ぎて 転倒破損リタイヤとかもありえます。
なので 自分のコントロールも大分に必要なのです。
兎に角「敵は自分」と黙して ひたすらクレバーに走る感じですよね。
tetsuはロードレースでスプリントライダーだったので やはりクロスカントリーみたいに 目の前のライダーとバトルするのは非常に楽しいです。それはそれでいいですが オンタイムエンデューロは その独特な世界感が 正しく「自分との闘い」 を具現化しながら走る感じだったので 是非 実戦で経験してみたかったのですね。

そんな実戦レポートは次回に。