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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

2020METZELER MFJ東日本エンデューロシリーズ第2戦成田大会 後編

レース本番です。
写真は tetsu Jrが 頑張って撮ってくれたものしかなく 少ないので文字で想像してください(笑)。
(公式写真が後に入手されたら 挿入できればと思います)

8時32分より 5分ほど前にパルクフェルメ前に待機。
既に 最初のスタート組の3台がスタートゲートに並んでいました。
そして8時32分。自分の番が来ますと 名前が呼ばれ タイムカードをもらい自分のマシンの元へ。
tetsuはタイムカードをハンドル部に装着している トレイルテックのホルダーに折り込んでます。
その間 1分おきに先の組みが選手紹介の後 順にスタートしていきますので こちらもそれにならい 順番にバイクを押していきます。ここで間違って セルボタンを押してしまって万が一エンジン始動してしまったらそれでペナルティなので マシンを押す時もセルスイッチには気を付けてました。

8時36分過ぎからtetsu達の組みがゲートに並びます。tetsuはゼッケン500番。組みは 500~502番です。順に選手紹介され ゲートの電波時計が8時37分になりました。3人一斉にエンジンスタート。

tetsuTEはチョークは引いておいたのでセルボタン押すのみで 2秒ほどですんなり始動。
15秒ほど暖気しているうちに 他の一台はスタートしていきました。もう一台の方はtetsuがスタートしてすぐに一緒にスタートしましたね。まずは無難にスタートです。

ここから一周の下見走行ですが 前述のように25分では帰ってこなければいけないので ペースも判らないので そこそこ気合を入れていきました。前半のルートでは イノシシ街道~池までが シングルトラックのそれこそイノシシが通るような道。右は山、左は谷という マゾなルート、しかも途中右側に立っている木が微妙に邪魔で左足を谷側に着きながら ハンドルを左に切りつつバイクも少し谷側に傾けないと縫っていけないので ここは最後まで超慎重に通ってました。しかも足着く場所も 倒木の上なのでたまに滑るっていう(怖)。間違っても左に落ちてはいけない!って前のみ見てました。ここは終始マーシャルが常駐してましたが それでもレース中盤に他のライダーさんが一台落ちてしまってました(汗汗)。ここを越えると下っていき 調子に乗ってスピード載せると 途中 40~50cmほどの段差が突然出てくるのでメチャ焦りました。ここも3週目くらいまでついついスピードが乗ってしまいその先で下りながら右にカーブするところで減速しきれなくて 危なく谷側に落ちるところでした(ここも後半一台 半落ちしてました)。結局レース後半はこの区間は終始 超安全運転で切り抜けてました(苦笑)。

池に出てからは お山に入っていき まずは登っていきます。登り始めが二本の轍にヌルヌル路面、しかも登り切ったら 即Uターンとタイトなのですが 幸いにもここからの区間は 昨年10月のハッピーエンデューロで走ってましたので大体のレイアウト及び 路面は覚えていましたのでそれほど焦らず走っていけました。とはいえ その先も突然 沼池渡りが出現したり 細いですが斜めにイヤラしく倒してある木があったりと 調子に乗っていると危ないです。なのに この先で tetsu気が抜けてました........MXコースに出る3つ前のコーナー立ち上がりにある 若干の登り。ここは昨年のハッピーの時も登れない人が出て渋滞になったところ。二本の轍があり 若干乾き気味なのは左側(山側)のラインだったのですが その手前の急な下りながらのコーナーのライン取り上 アウトのラインに乗ってしまったので tetsuは そのまま右側(谷側)のラインになることに。こちらのラインは若干ぬかるんでいるようにも見えたのですが 「勢いつけて 登れば大丈夫でしょう」と気楽に突っ込んだのが運の付き。前輪は越えたのですが後輪がまんまとぬかるみにハマってしまいました。ぬかるみの地面が少し掘れているようで その時点でタイヤが泥に半分ほど埋まってしまってました(マジ汗)。数回脱出を試みますが むなしく空転するかエンストしてしまいました。それ以上はドツボにハマると判断してバイクから降りて 引き抜きを試みましたが全くもって無理な模様。こんな状況なので当然 バイクは人間降りても立ってます(笑)。これ エンデューロ業界では「漬物」と呼んでいるらしいですがまさか自分が早々になるとはでした(泣)。この間にも後続からのライダーさん達が左側のラインを通過していきます。焦るなと言っても焦ってしまうtetsu。「一週目から遅着かよ~」が頭によぎり パワーを振り絞ってどうにかフロントを轍から引き抜きましたがリヤがビクともしません。無理やりマシンを倒そうにもガッチリ轍にハマっていて倒すこともできない状態に。「こんな時に俺が K主任に変身できればここから引き抜けるのに!」って考えたら なんか笑えてきました。人間 追い込まれると おかしくなるんですよ(笑)。こんな事やってたら アラフィフオヤジライダーの体力ゲージは急降下(汗汗汗)。
「一周せずにDNFか?」と頭をよぎったところ 運よく マシンに乗った周回マーシャルさまが来まして tetsuの状況を見て 「これは無理ですね、手伝いましょう」というお言葉を。tetsu的には神のご加護に見えました。まぁ 山間ルートで思いっきり コースを半分以上塞いでる状態で危ないと判断されたのもあるのでしょうが(苦笑)。
おかげさまで漬物状態から脱出できました。まだスタートからテストまで行ってないのに半身泥だらけで ゴーグルも見えませんよ。漬物事件でかなりの疲労。 テストも下見走行どころではなく まずは遅着時間を最短にするべく 兎に角パドック目指しました。ので 「漬物」以降 あまり覚えてません(笑)。 ここで先にコースで説明してませんでしたが JECのオンタイムは一周のうちに自身の車が置いてあるパドック内を通過します。この時 時間に余裕がある人は休むもよし。また修理、ガソリン補給が必要な場合もここで出来るようになってます。ただし タイム規制は同じなのであくまで自分の持ち時間内でこれらをやることが前提。そうでないと遅着してしまいます。たまに急ぎ過ぎて 早着な人もいるようですので いつでも冷静さが必要です。

話しはもどしまして tetsuがパドックに戻ってきた時間から逆算しても この時点で「5分遅着」でした。ただでさえ遅着なのでさっさとタイムチェック行きたいところですが先の漬物掘り出し作業にて(苦笑) グローブがグチャグチャでしっかりグリップが握れなかったのでグローブは予備に交換。ゴーグルもグチャグチャだったのでついでに 洗えるだけ洗ってからチェックポイントに向かいました。結果 「7分遅着」として次の周回に。

こうなると 更に オンタイムエンデューロは注意なのが、一見 遅着した分数分を次に挽回しなければと勘違いしやすいのですが そうではありません。 遅着した分数分 これ以降の周回のタイムチェック時間が全て 「7分後にずれる」というもの。なので最初にもらったタイムチャートの時間に全て 7分足した時間がtetsuの新しいタイムチャートとなるのです。タイムチャート自体はガムテープで書き写して タンク脇に貼って 走行中も確認できるようにしてあるのですが それに7分足せばいいわけですが そのうち頭がこんがらがってくるので マジックで修正しましたさ。泥が付いている上からマジックで書いたので 正直 解読不明ですか....(苦笑)


写真は洗車してから撮ったのでキレイですが.....

この後は淡々と周回していきましたね。

 

7分遅着があったのも逆にリラックスできたのか、テストでは決してタイムを出しに行けるほどの走りではなかったですが 終始ミスもなかったので自分的には今回はよしかなと思いました。攻めてみて転んで更に遅着とか本末転倒なので。そもそも 一周してパドックで余裕ができるのは毎週 2分~3分くらいだったので 結果的にルートの走破力ももう少し上げないと テストで攻めれないと感じました。

最初の漬物事件以降は ハマることもなく小転倒くらいで 文字通り 淡々と最後まで走った感じでした。

最初にも書きましたが レース結果は 42台中34位でレース順位としては褒められたものではありませぬ。ただ 初JECでしたので 自分的には 完走できたのが まずは良かったです。
序盤の 漬物事件の時はDNF(未完走)の文字が頭をよぎりましたからね。
ここも説明補足ですが、自分の持ち時間 最終着予定時間(tetsuの今回の場合 10時54分)から30分越えると DNFとなるルールです。ので 走り切っても最終着が 30分越えているとDNFとなってしまうのです。

因みに 午後のIA・IB・NAのレースは雨も降ってきたことが大きいのでしょうが結果  完走者はIA 一名、NA 一名 のみ。 他はIBで周回走り切っている人でも DNFでしたので時間オーバーということですか。 色々と過酷だったと想像できます。

というオンタイムエンデューロの初参戦レポートでした。
tetsuの予想通り「自分との闘い」が強い印象でした。走破力・精神力・スピード・判断力・バイク関連の技術力、それに体力があればなおの事、総合力が試されるレースと感じました。クロスカントリーもそれは同じですが メリハリが必要なのはこちらの方が 遥かに強いような。tetsu自身 まだまだタイムを削って行ってどうののレベルではないですが しばらくはこの世界を鍛錬してみたいと思いました。


不思議と疲れた感はあまりなかったですね。
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