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2020METZELER MFJ東日本エンデューロシリーズ第2戦成田大会 前偏

ということでそのオンタイムレースに参戦リポートへ。

レポートしながら前記事では説明した部分をレース進行と共に説明していきますので(tetsuは説明好きなので苦笑) きっと長くなります(笑)。なので 面倒な方は斜め読みしてください。

お題目が正式大会名称です。「JEC」とよく明記しておりますが、これは「ジャパンエンデューロチャンピオンシップ」の略でして このレースを運営するプロ―モーション部会です。メッツェラーは冠スポンサーですね。
レースとしては 日本のモーターサイクルスポーツ協会のMFJが主催となり 日本のエンデューロレースでの公認競技会となります。JNCCが非公認かと言うとそういうお話でもないのですが、大きく違うのは レース参戦でライセンスが必要か否かですか。JNCCはライセンス無い方でも即エントリーできます。比べて JECは MFJライセンスがないと参戦できません。
ライセンス区分は 下からジュニア(Jr)、 国内B級(NB)、国内A級(NA)、国際B級(IB)、国際A(IA)となります。MFJは 国際格式のライセンス制度ですので 国際ライセンスとなると 基本的に海外の公認レースにも参戦可能となります。
基本的に最初は NBライセンスとなります。申請のみでとれます。
因みに NBで出れるJECのレースは 色々あります、全日本にも出れますし、他のエリア 北海道でも中部でも九州でも出れれば出れます。そして各選手権で年間数戦あるレースでポイントを獲得してその総獲得数で年間ランキングを決めます。ポイントはレース毎 参加台数にもよりますが 基本的には20位までがもらえます。そして年間ランキングにより 次年度のライセンス昇格が決まる仕組みです。全日本での成績なら総合ランキング8位以内、東日本の場合 4位以内がNAへの昇格基準です。tetsuは順位を考える前にまずは JECで走れるのかが 今回のレース参戦の検証です。

話が長くなりましたが、今回はエリア選手権ですので クラスは IB、NA、NB、ジュニアクラス。これに賞典外でIAの参戦がOKになってました。今回はIAが3人参戦しておりました。
午前中にジュニア、NBクラス。午後にIA/IB、NAクラスでの開催。

では今回のコースマップがコチラです。↓



より詳細を見たい方は ↓クリックにてURLへ  
コースマップ詳細


では マップの説明です。解りずらいですが ウネウネした黒いラインと途中から青いラインになりまた黒いウネウネを繋いで一周です。
マップ中心やや下辺りに TCとあるところが スタート兼その後の タイムチェックポイントとなります。ここで毎週 自身に配られる タイムチェックカードを自分に与えられた時間から一分以内に渡して チェックしてもらう場所。
MXコースとエンデューロコースを組み合わせて 一周約 6キロ。黒い線の部分が ルート(移動区間)、青の線の部分がテスト(タイムアタック区間)です。
この一周を決められた時間で周回するということです。

朝早く現地に到着 5時過ぎくらいからコース下見してから挑みます。あ、事前のコース下見走行はできません。前日の午後から徒歩で下見ができるようになります。で、全部見るのがベストでしたが 時間もないので主にテスト区間を下見(しかしルート区間を見なかった為にこれが後に悲劇を生みました.....)。前半はMXコースを走り 中盤からエンデューロコースのウッズへ。途中の杉林という部分で 丸太~キャンバー登りがあったり、その先 タナガレでルート間違うと難しい(tetsu的にです)ガレ路面&丸太の連続組み合わせやその先の 大坂激下りといったものが盛り込まれており NBといえど 技術もさることながらハートも強くないといけないようなレイアウトでした。前日までの大雨で基本的にマディ寄り路面。特にMXコースは難しそうですし、丸太や木の根が出てくるところで斜めに渡るところは周回するうちにスベリそうでしたのでまだまだ技量が足りてないtetsuとしては不安要素でもありまして(汗)。そして 後半に来る 大坂下りもラインが大事そうでした。これを毎週タイムアタックしないといけないわけで、ミスはまだしも転倒は回避しなければなので難しそうです。走りのメリハリを決めていかないといけなそうでしたがさてその結果はいかに。

そして7時過ぎから 受付をしてから 車検を受けてパルクフェルメに車両を預けます。
残念ながら写真撮ってないです。
ここで初の「パルクフェルメ」という言葉。これもJECでレース開始前に行うもの。上記の通り 車検を受けた車両はその後 全てこのパルクフェルメに車両を預けなければいけません。そしてレース開始で自分のスタート時間になるまで車両には一切触れないのです。勿論エンジンもかけれません。

受付で本日のタイムチャートを貰います。
各ライダーのゼッケンと名前が明記されており3人一組でスタートからその後 走行する時間が違うので 重要なチャートとなります。
このチャートには ドライ時用の「Aタイム」とマディ時用の「Bタイム」設定がありNBは 今回は 周りの予想でもBタイムとなると思われていたところ予想外の 「Aタイム」での進行に。タイム設定を見る限りtetsu的に厳しそうな予感でした(汗)。

下の写真がそのNBの「Aタイム」のタイムチャート。
黒いマジック枠部分がtetsuの組のタイム。


tetsuの部分を拡大して説明。tetsuの時間で説明。


最初のPF入場。これは 8時32分に先に車両預けたパルクフェルメに入れる時間となります。ここで自分のタイムカードを貰います。それは車体に積むなり自身で携行するなりして その後のタイムチェックごとに掲示 チェックしてもらわないといけません。ここで重要なのが この時点で車体は触れるのですがエンジンはここでスタートしてはいけません。もししてしまうとペナルティとなります。
パルクフェルメからスタート位置に押していきます。この間 前の組が順次 時間が来ると スタート合図でスタートしていきます。JECは スタート時に各ライダー全員 名前とチーム名を言ってもらえます。なかなか恥ずかしいですけど慣れると嬉しくもありますね。昨年のJECライツではなにもリアクションしませんでしたが 今回は ガッツポーズしてみましたよ(笑)。
話しは戻り、スタート場所(チェックポイント)には 大きな電波時計が置いており それがレースのタイムキーピングとなります。因みに 自分でも時間が解らないといけませんので tetsuは 電波腕時計を車体に装着。予備で普通の時計を自身に装着して走ってます。
電波時計の時間が 8時37分になるとtetsuのスタートです。これがチャートの赤文字 スタート部。この時点で初めてエンジンスタートとなります。ここでもルールで スタート合図から一分以内にエンジンスタートして20m先のラインをまずは通り過ぎなければいけません。なので暖気しながらでもそこを通過して 後はそこで暖気なり行っていいなり 自由に走行していっていいのです。万が一エンジン始動できない場合、押しでまずは20Mラインは越えなければいけません。
そしてオンタイム特徴なのが スタートの周は 「下見周」と称されており テスト区間でもタイム計測はしません、とはいえ 一周のタイムは決められているので自分の予想ペースで帰ってこなければいけません。なのでルートの状態も下見しながら特にテスト区間は 思いっきり攻めないまでも自分で下見したラインを試して間違いないかとか、他のラインをここで試してみるかとか 色々重要でもある周でもあります。今回のNBのスタート周は「27分」与えられておりますので 27分でまずは帰ってこなければいけません。その後の 緑数字からが テストでタイム計測する周となります。そして一周のタイムもスタート周より5分短くなり「22分」設定になります。そして 最終週が終わってからパルクフェルメに戻る時間が 10時54分となってますが ここまでの時間をこの表の時間通りに帰ってこれれば まずはペナルティタイムの加算はないということです。
大体これで 基本ルールは分かってきましたかね?(笑)。

ということで後編で今回のtetsuレース内容となります。
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