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初 JEC NBレース(オンタイムレースの説明)

昨日 7/5 JECの 東日本エリア選手権 第二戦のNB(ナショナルB級)クラスに 初参戦してきました。

場所は 千葉の 成田MXパークにて。曇りでしたが前日までの大雨で 路面はマディでしたね。

結果は NBクラス 34位(42台中)でした。
順位はともあれ 初参戦で完走できたのがまずは良かったです。実は危うく DNF(未完走)になるところでしたので(汗汗)。
自身退院後 練習もほぼなく ぶっつけに近かったので 体力含め 心配でもありましたし。

で、ここで 今一度 オンタイムエンデューロの説明を。
JNCCは 「クロスカントリー」レースですが JECは 「オンタイム」式のエンデューロレースです。
簡単に説明すると、クロスカントリーは「よーい、ドン」で 決められた時間内で何週できるかを競う 所謂 解りやすい競争です。基本的に目の前に出てくる人を抜きまくれば結果に直結です(笑)。
それに比べて オンタイム式は 車のラリーのレースのルールを知っている人は すぐに理解できると思いますが それ以外の人は説明をしても今一解らない人の方が多いかも。
なのでぶった切った説明してみますと、ライバルは走る他のライダーですが もう一つの敵がいます。「時間」です。総レース時間は様々となりますが(大体 2時間~3時間)ここで規定周回数が決められます。ここで まずは絶対ルールは「決められた時間に必ず」毎週すること。だから 「オンタイム」と呼ばれてます。
そしてそのチェックは毎週 チェックポイントでの 「タイムチェック」で各ライダー一人一人されます。ここに 一秒たりとも決められた時間より 遅くも早くも到着してはいけません。これが大事。時間外になった場合 その時間差がペナルティとなって 自分の総合結果に反映されるもの。ここまで聞くと 「なんだ 自分のペースで走ればいいんじゃん」って思うかもしれませんがそうではないです。そこはエンデューロレースなので 簡単なコースレイアウトではないのが普通。ましてや無転倒とは限らないですし。どこかにハマったり、落ちたりもあります(実際今回のレースtetsuハマりました)。勿論路面コンディションでの影響も大きくあります。そして周回を重なて行くことでコースコンディションの変化と共に 疲労も出てきます。それらが「オンタイム」にのしかかってくるのが面白いところですか。
書き忘れてましたが スタートは 大抵 3~4人一組でのスタートです。大体 1分ごとに組を区切って スタートしていくのです。なので どの人も何事もなければレース中最初から最後まで同じ組み合わせの人が 同じ時間で帰ってくることになります。ただし お互いにここの区間でバトルする必要はないので 大抵 間隔開けて 一人旅で走る感じです。
で、こう書くと ペナルティが無いライダーは全員同じになってしまうのでこれではレースで言う順位付けが難しいですよね。
なので、ここに順位を決定づけるアイデアがありまして。毎週の同じコース内通過中に 一定の区間だけ同じ部分で 「テスト区間」という部分があります。この区間だけ各ライダー 区間タイムを計ります。タイムアタックするわけです。
この区間タイム×規定周回数+ ペナルティ時間の合算時間で 一番タイムが短い人が勝利します。
因みに 一周の中で ただの移動区間を「ルート」と呼びます。
なので オンタイムで良い成績を出すには
①一周(ルート+テストの総合区間)を指定持ち時間通りに通過する
②テスト区間で 良いタイムを刻んでいく
③その他ペナルティを出さないようにする

ですね。③の件は簡単に補足すると、色々やらかすと 都度ペナルティが時間で加算される仕組みなんです。代表的なのは スタート時に1分以内にエンジン始動できないと 10秒加算。とか 。
レース中 自身のマシンに触れるのは ライダーのみっていうのもポイントです。ガソリン給油すらも部外者ダメです。壊れたマシンを直すのも、燃料補給も全部 ライダーのみが許されます。レース最中のコース内ヘルプも部外者(マーシャル除く)が助けるのは禁止なんです。

こんな感じですかね、説明は。その他 ここには書けてない 重要な部分もあるのですがそこは興味持った方は ググってください(笑)。

こういうレース風情なので ライバルは直接見えないんです。テストで早くても実は 遅着、早着をしていて総合結果で順位は下になってしまうなんて話も多くありえるのです。
またテストを攻め込み過ぎて 転倒破損リタイヤとかもありえます。
なので 自分のコントロールも大分に必要なのです。
兎に角「敵は自分」と黙して ひたすらクレバーに走る感じですよね。
tetsuはロードレースでスプリントライダーだったので やはりクロスカントリーみたいに 目の前のライダーとバトルするのは非常に楽しいです。それはそれでいいですが オンタイムエンデューロは その独特な世界感が 正しく「自分との闘い」 を具現化しながら走る感じだったので 是非 実戦で経験してみたかったのですね。

そんな実戦レポートは次回に。
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