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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

アドレスV125S FIエラー修理のはずが.... 後編

前オーナーがワンオーナーとはいえ整備状況も不明なようだったし通勤使用なので駆動系は状態確認だけでも診ておきましょうということで左ベルトカバー開けましたところ......


一見なんともないように見えますが ①ベルト亀裂入り始め ダメ ②ドライブプーリーボスにガタ&プーリー段付き摩耗 そして一番酷かったのが ③ ドリブンプーリーの3個ある作動ピンの部分が全て割れて半分飛び出た状態でした(汗)

これ随分前からなっていたと推測されるヤレ方でした。

写真中心部がピンをカバーする外側が亀裂から割れてしまっているところ。こうなると ドリブンプーリーが加減速時にまともに動かないため 必然的にドライブベルトにも負担になります。
まぁ 当該車両 6万キロ越え車両なので この部分が新車そのままできていてもおかしくもないですがね。

今回見ておいて本当に良かったと思います。
昔V125ではないですがドリブンプーリーが走行中に破損してエンジンケース本体を突き破ってしまったお客さまがいらしたので..... 勿論どうすることもできませんので 廃車でした。

こうなってきた場合、特に低速~中間加減速時にアクセルに対して スピードの乗りがついてこない事が諸症状でしてそれが どんどん悪化してきます。ですので なんか違和感感じたら 要注意です。
スクーター系のこの辺の交換目安は 約5万キロ前後って感じです。乗り手の走らせ方、走る環境で大幅に消耗度も変わってきますので。
この部分 特にドリブン側オール交換となるとそこそこの金額しますが、通勤スペシャルな方々は早めの対処をすることをお勧めします。
結果、駆動系 オール交換にて見違える走りになり FIエラー消灯も含め ウエさんも大変喜ばれていました。これで オイル交換のみしっかりしてやればV125系はまだまだエンジン走りますよ!
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アドレスV125S FIエラー修理のはずが.....前編

スペイシー125で定期的に修理依頼されていたお客様 ウエさんが知人から譲ってもらった スズキ アドレスV125Sに乗り換えての修理入庫です。譲渡後 一度 テールランプ球切れでご来店時にエンジン始動後も FIランプが消灯していないことにtetsu気が付き そのまま放置はよろしくないことをお伝えしました。現オーナー ウエさん曰く 前オーナーが「誤作動で点灯している」という説明でそのまま譲り受けたらしい(汗)
なにゆえ「誤作動」と断定していたのかは不明ですが 兎に角 ウエさんに車体状況を説明して一度 診断してみることに。ま、FIランプ点いていてもエンジン始動して走れているので まだ大事なことではないと推測します(どこかのセンサーが怪しいパターンです)。

で、FIエラーチェッカーでV125系は現在エラーも過去エラーも診れますので順に見てみましたところ 吸気温度センサーに異常がある模様。過去エラーもそれしかないので 逆にそれ以外のエラーはないというのも悩まずに助かりました。
で、吸気温度センサーの状態を見てみようと接続カプラを抜いた時点である程度判明。

カプラ根本で断線していました。写真で分かりづらいですが 一本は完璧断線。もう一本も被覆剥がれて断線寸前でしたね。

この部分はメインワイヤーハーネスの一部なので修理となると通常 メインハーネス交換となります(汗)。とはいえ たかだかこの部位のトラブルだけでのハーネス交換なんて考えたくもないので(ハーネス高額だしそもそも作業が猛烈大変) 配線延長させての修理ということにしました。
なんとか カプラ部に残った配線から新たな配線を延長することができました。これで 再度エンジン始動、見事にFIエラーは消えました。過去エラーも消して ここは一見落着。

でしたが この後 駆動系の点検で思わぬ展開になります。

後編へ

たいやき

先日 お客様のTodayのタイヤ交換をした際に お客様が引きとり時に お茶菓子として 差し入れていただきました「たいやき」。

tetsu 久しぶりに「たいやき」を食す機会でした。
疲れた時の一服に 甘い物はいいですよね。
大変 美味しくいただきました! 仕事に益々ヤル気が出ます(笑)!

以前から 伊東二輪、色々なお客様からこういった頂き物を頂戴してばかりですが この場を借りて あらためて 皆さまにお礼を申し上げます。
いつも ありがとうございます!!

TW225 チェーン、スプロケ交換&イレギュラー

何回か登場している だーやまさんのTW225くん。既に7万6千キロ走ってますが 乗り手がいいのでまだまだ元気。乗り方も安定志向なので 駆動系も持ちますが そうは言っても消耗品。
前後スプロケ、チェーンと交換です。


そして TWは 毎回 「ちと面倒」なのがフロント側なんです。フロントスプロケット部のカバーは エンジン左のジェネレーターカバーと繋がっているため ここ全部外さないといけません.....
何が面倒かって エンジンオイルが入っているので都度抜かなければだし ガスケット剥がしもあるしです。
「右に倒して作業すればオイル抜かなくてもいい」って言わないでね(苦笑)。それはエンデューロレースや現地で必要な突貫作業の時ね。それにTWは オイル量 約1Lですしね。これが3Lとか高級オイル入っているならtetsu自分のなら 迷わず右側にバイク倒して作業ですがね(笑)。

TWは何故そんな風になっているのかというと このカバー内にオイル流路があって フロントスプロケットのミッション軸、所謂 カンウターシャフトのオイル流路がこのカバー側にある仕組みになってます。リヤタイヤが太いため カウンターシャフトからスプロケットまでの取り出し幅を長くしなければ(ようはオフセット)いけなかったため カウンターシャフトに負担がかかるからなのでしょうか。
無事 作業完了して 気持ちよく納車!!

と思いきや 引きとり時にまさかの セル始動できない?
実は今回 バッテリーも交換したのですが しばらくバッテリーが弱い間はキック始動(TWはキック、セル両方 標準装備の優れもの!)してまして 久しぶりのセル使用でしたが、tetsuが作業時に交換して3回テスト始動させた時には問題なく動いていたのですがね(汗)
で、ざっと見て行って結論的に スタータリレー不良と断定。

しばらくセル始動させてなくて リレーがボケてしまったのでしょうね。ま、これも様々な車種で色々なパターンで壊れる部品ですのでしょうがないです。しかし 何故このタイミングで?!ってことも多いですが......
大抵 ダメになりたては ドライバーの柄とかで叩いたりすれば作動するのですが 今回はピクリとも復活しなかったですね。
TWはまだキックあるから良かったですがね。
後日 こちらも交換となりました。
今年は どこかに「バイクのある風景」撮りに行けるといいですね。

CRF250L 色々依頼

先月 作業でお引き受けしたXR250さんの知人さん号のCRF250Lのこちらも色々 作業依頼。

何気にtetsu初めて CRF250Lは触ります。こちらは初期型の方になりますね。
既に 基本的なガード類等は装着されておりましたが(これは購入時のバイク屋さんでやってもらったもよう) ハンドル周りのガード類含め スイッチBOX類等の位置変更による操作性向上が見込めるため 再構築することを提案しました。
また XRの方と同じく 前輪後輪 タイヤをアナーキーワイルド、ビードストッパー、ハードチューブ化依頼も。



更に オーナー様 初オフ車ということで足つきへの不安からローダウンもご依頼。

本来ローダウンならサスペンション本体の改造にて落とすのが一番いいのですが費用的にもいざ慣れてきたときに元に戻す場合には大変にもなるのでやはり手っ取り早く ローダウンリンクにて落とすことに。
そのリンクも幾つかのメーカーから出てますが 今回は タケガワの物が良さげだったのでそちらを投入。

タケガワのは マイナス 20mm、30mm、40mmと選べますが 穴位置が徐々に下に移行するわけではないのが面白いです。まぁ 20mmを真ん中に上下に振った事で リンク自体を最小限の大きさに出来ているとも言えますが。
この手のローダウンリンクでローダウンする場合 リンクのレバーを伸ばす方向になるのですがただそれだけだと 初期のサスペンションの動きがより柔らかくなるので装着後のサスセットも結構考えないといけないのですが タケガワのは そうでもないようでした。流石 往年のカブ系ボアアップ等エンジンパーツを販売しているタケガワさんだけあって造りのクオリティもよかったですし。この手は信頼性は大事です。

今回 マイナス30mmにして フロントの突き出しを最適化させて試走させてみましたが バランス的には全く問題なく 特にアスファルトでは小気味いい走りで tetsu的には満足行く ローダウンができましたね。
安心の足つき性向上で オーナーさんも楽しく乗れることを期待します!