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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

スクーターあれやこれや

今日もよくあるパターンの連チャン作業の一部です.......
 
①ホンダ フォルツァZくんリヤタイヤ交換です。


丁度 約10000km過ぎですが、ご覧のとおり 丸坊主です。なぜだか本当にこの丸坊主の方々は 小~大スクーター全ての人たちに多いです。パンクしても治らないことを考えてないのでしょうね.....って言うか、バーストしますよ....本当。


ついでにリヤブレーキパッドの残量も少なめで、本来なら交換しても損はないのですが 予算の兼ね合いもありますので こちらは来月辺りに交換することに。
大体 こう言っている人は、使用限度越えて 「ジャリジャリ」っとなってしまうんですよね~
必ず!来月またきてください!と毎度ながらに伝えておきましたが....

②スズキ アドレスV100さん、ドライブベルト切れました......の図。

こちらも 所有者は常連様なのですが、いかんせん社用車として社員に貸している状況。勿論、なにかなければ点検すら持ってこられません。定期点検させていただける方の場合、早期発見で「切れる前に交換」となるのですが......乗り手が気にしてない限り、借り物、 特に社用車の場合 雑に扱われている場合がほとんどです。ということで結果このようになってしまうのでしょうね。運よく 切れたままベルトはその場に残ってましたが、高速回転で切れると 最悪 ドライブプーリー周り他を破損or クラッチ周りにはまり込んで後輪ロック!なんてことにもなりますのでね..... 今回は通常交換と変わらず ベルト、ウェイトローラ交換対処で修理完了でした。

とまぁ...... どうしてこうも使用限度ギリギリまで使いますかな~......
特にスクーター乗りの方々に多いような..... 勿論 痛い目逢って、その後 定期点検に持ち込まれる方もいますがね。  皆さまも気を付けてください。伊東二輪では ちょっとの点検、修理見積もりでも対応してますのでお気軽にお立ちよりください。
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納車整備


昨日納めました、ヤマハ マジェスティSさんの納車整備の一環です。
なにをしているかというと、要所の部分のボルト類を取り外し 「スレッドコンパウンド」という焼結防止グリスを塗布して締めなおしておく作業です。当該車両、2014年型にて走行4000km。まだブレーキ周りや足周りと特に問題なければ取り付けボルト等を緩める作業はないのが普通です。よっぽど新車整備の時に気が利くメカの方が携わっていれば別ですが......

写真は マフラーステー取り付けボルトです。アルミ製のクランクケースに直接締め付けられてますが、最近の新車ではあたりまえですが 全くなにも塗られてませんね。これらは高トルクで締め付けられている場所ですので このまま経年過ぎたら.....と思うと恐ろしいですね。
以前は緩み留めの「ネジロック剤」が塗られていましたが、これはこれでまた邪魔な扱いにもあることが多々あるので 使用箇所や使用用途を考える必要もあります。
で、なぜこのようなことをやっておくかと言うと 長年の経験で 新車時に締め付けられているボルト類は大抵 「オーバートルク」で締め付けられています。心配するほどのことではないのですが、稀にこのトルクが仇となっていて、後日 ボルトが緩まないなんてことになるのです。多いパターンはスクーターのリヤタイヤ交換の際に取り外すべくマフラーの取り付けボルトが緩まない.....やブレーキパッド交換のためにキャリパー外そうとして やはり 取り付けボルトが緩まない.....なんてことに直面したことがありますので。結果緩まなくて ボルト折損と追い込まれることもありました。
これらはここまでの経緯でなにかしらの対策をしておけば防げるのです。
勿論 要所の緩み確認もできますので、一石二鳥ですね。
こういったことを顧慮しながら、これだけではありませんが その車両ごとの整備をして納めるのが 伊東二輪の 「納車整備」と考えております。
因みによく言われるのは、新車をバラバラにして丁寧に組みなおした方が 本来の姿になると言われていますよね。当たりの車両はここいら辺のバランスがよりこの数値に近いのでしょう。
逆にハズレの車両はどこかが大幅に違っているのでしょうね....... がんばってください、メーカーさん!

久しぶりに自分時間


水曜日の定休日.....といえどなにかと仕事絡みでやることがあったりしてここ最近自分の時間での休みをしたことがありませんでした。というか色々忙しくて あまり乗りたい気持ちも無かったのが事実です。たまたま 気持ちにも余裕がでたのか・・・・トラスト時代のお店ツーリング外ですと実に 1年半ほどは走ってないでしょう......
朝の晴天を見て、「あ、今日 バイク乗りたいかも......」と久しぶりに 「乗りたい」欲求が沸きました。特に用意もしてませんでしたが、愛車996Rの外装付けて(自宅待機中はカウル類、ミラーを外してありますので.....)約半年ぶりにエンジンに火を入れてみました。
久しぶりの出動でも愛車996Rはレーサーとしても苦楽を共にしてきましたので(笑)いつ乗ってもすぐに思い出します。やっぱり tetsuの性に合っていて楽しいですね。
とはいえ、走りに行くといってもこの時期 山はあまり向かないですし休みといえど 時間的制約もあったので 平塚辺りにプラっと行って帰ってくるのみの いたって何事もない状況を走って来ました。天気は非常に良かったので、途中 新湘南バイパス走っているときに 富士山含む遠くの景色の綺麗だったこと...... 気持ちよく走れました。やっぱり 短時間でもこういう 気持ちオフ時間は必要ですね。
よし、来週は これまた久々にCRMARでオフだ♪

カブ男くんの次は現行SS


今年モデル、現行 BMWS1000RRさんの登場です。
新車購入 2回目のオイル交換です。BMWの新車はウチでは納められませんが昔からの常連様兼困った時の電気屋さん 宮デンさん号です。前モデルを乗ってましたが車検と同時に なぜか新型へスイッチ!(笑)前モデルでもオイル交換は ウチで任せてもらっております。オイルは伊東二輪ご推奨の「NUTEC」NC50&NC51のブレンド仕様です。
もうここいら辺の車両はなにがなんだか解らない電子装備満載で、書く気も失せるので(笑)割愛しますが tetsuの関心はある装備へ......
今回感心したのが この車両 標準装備で「グリップヒーター」もついているのです。
そのスマートさがいい!
元々この手の前傾SS フルカウル車は、カウル効果は大きいので 特に下半身なんて冬用アウターとか着なくても十分寒くないですが、手は違います。手だけは...... tetsuも寒い(苦笑)
これを緩和してくれるものとして最近は 国産メーカーや外車メーカーもこういったグリップヒータ類に力入れてますが、大抵はオプション装備です。S1000RRも前モデルまではオプションでしたが今モデルより標準装備だそうです。

写真の右ハンドルスイッチ部にある赤丸印がヒータスイッチです。グリップもヒーター配線が入っているとは思えないくらい通常の細さで よくできています。
逆に趣味のグリップ交換ができないとも言いますが(ヒータやめれば可能ですが.....)
いるいらないは個人差ですが、tetsuが言いたいのは こういったSSな車両なのに 一般快適性な装備をさせられるBMWの考えはいいと思うんですよ。「SSに快適性なんて」って言葉は一昔前のお話し。今のSSは快適装備を導入しても有り余る性能で宇宙に連れてってくれますからね(笑)。基本は街乗り車両ですから。これなら寒い冬も乗りたくなるし!
宮デンさんも、「もう止められませんよ!」と豪語していました(笑)

ドカレーサーの次はカブ男くん

クローズドユース車両から打って変わって現実実用車の修理です。
スーパーカブ50FI車さん、キックはできるけどキックアームが元の位置に戻らないとのこと。この部分の修理はカブの場合、どの年式も忘れた頃ありますね。
理由はキックシャフト部のリターンスプリング折れが大半のパターンです。
「いつ」「どのタイミングで」「距離は」等、あまり関係ないですね。こういったリターンスプリング系(シフト等にも使用してますね)は その往復運動で破断するわけなので 多く使えば原理的には折れるのでしょうが....... 今回の車両は 新車より約22000km車両。これ以内の距離で折れた車両も勿論ありますのでいたしかたないですね。
内部で折れたスプリングが悪さする前に治した方が賢明です。よくキックできるからと言ってゴムをキックアームに巻き付けたまま使用し続けている車両もありますが、この時点で修理しておけば部品自体は 全部でも 1000円強ですので........

カブ男くんの場合、右ケースカバー外すのに「ステップ回り」「マフラー」等外さないとです。更に、自動遠心クラッチ本体よプライマリードリブンギアも外さないとです。
で、出てきました。やはりバッきり折れてますね。

左が新品、右が折れた物。折れた先も右ケース下に落ちてましたので一安心です。
新品装着してキック戻り等OK。全部戻してクラッチ調整して試走して完了です!