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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

日替わりV100その②

こちらのV100は走行中突然 ヘッドライトが点かなくなったと....しかも Hi、Lo両方と。確かにtetsuが見てもどちらも点きません。HI、Lo同時に切れるとは考えづらいのですが まずは球を疑いつつも確率的には ヘッドライト配線..... 特に アース線だったり、逆に ヘッドライトスイッチ部だったりとV100に限らず、あらゆる車両のトラブルに共通して色々あります。さぁ、~なにかな~
とフロントカウル外して球とソケットの接点は溶けてもなく優秀。一見切れてなさそうですがこの場合目視は信用ならないので、テスター導通見ます。⇒Hi、Lo共導通OK=一応球は切れてません。
で、次に球のソケット側に電気が来ているか診ます。お~、こっちは来てますね。
ではなぜ点かないか...... 写真の 球と接触するソケット部の経年老化での振動による接触不良と断定です。


写真②の赤丸部分は球の接点と触れる部分ですが 長年の接触により削れて 凹んでしまってますよね。この状態はまだ軽い方です。接点不良を繰り返し 熱を帯びて ヒドイのになると溶け落ちてしまっているのも.....これも接触不良の原因ですが他にもう一つ、外側の青丸部分の三か所にソケットがヘッドライト本体より外れないようにする「ツメ」があるのですが、その部分がやはり経年振動により痩せてきてしまっていたのも要因でした。
手で後ろ側から押さえつけていると球は点きますが、手を放すと同時に消灯してしまいます。
なぜか、伊東二輪では このソケット 新品 在庫持ってます(笑)。
なんせV100率今だ 多いのでね。即修理完了でした。
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バッテリー液がなければ.....


トラスト時代からの常連さん、だーやまくんの4万キロTW。中古購入から二年強、最近バッテリーが弱くセルでは始動困難になったとのこと。TWは標準でキック装備なのでそれでもいいのでしょうが、やはりセルが回るならちゃんと使いたいですよね。走行直後はまだ回る気配があるそうなので充電系統は大丈夫そうです。単純にバッテリーの寿命ですね.....
と新品バッテリーと交換する際発覚したのが...... バッテリー液がほぼ 「カラ」でした(汗)

現在では数少ない「液補充型」バッテリーですので定期的にバッテリー補充液を補給しないとダメですね。中の電極が見えてしまっていても格段に弱るとされていますが、それがほぼカラとなると....かなりのバッテリー本体への負担です。
だーやまくんはこれで北海道2回、他 時間があればプチ旅ツーリングのようにいたるところに出向いています。自然と走った分 充電され続けてますので、バッテリー液も減ります。こういった使い方ですとお店に持ってきてもらうか たまに本人が確認していないといけませんね。
この方、他にハーレーも所有しておりますが最近はTWの出動率の方が多いそうです。
目的は 「写真」。星の写真だったり、風景でもなにか特徴があるようなものを探していくそうです。で、その一部の作品が下の写真です。

最初見たときに 「イラスト」? と思うくらい 幻想的かつ キレイな写真ですね。
写真の中の車両がまさしく彼の TW号です。
ちなみに彼はアマチュアです。師匠にプロがいます。そのプロの師匠に先日 伊東二輪にて セロー250を購入頂きました、ありがとうございました。その師匠の作品のカレンダーを頂きましたが そちらもバイクがある風景が各月に用意されているもので、どれもキレイで飾っていてもいいと思える作品でした。
バッテリーも新品に交換、過充電かも確認して 通常充電状態でしたので 単純 バッテリー寿命での修理完了となりました。
まだまだ元気そうなTW号ですので、精力的に写真を撮りにいってください!

日替わりV100その①


スズキ アドレスV100。トラスト時代に何台納めたか分からないくらい おススメできる車体でしたね。速さ、小柄さ、もさることながら「エンジンの耐久性」はバツグンと言えるでしょう。
そんなこんなで修理車も多いわけでして.....と言いつつ、当該車両は知り合いの車屋さんのお客様のもので半分委託修理ですね。
走行中に減速状態になったらそのままエンジンストールして、その後エンジンかからずとのこと。
持ち込まれた時も一瞬かkりそうですが、持続せず その後は全く セルでもキックでもかかりません。定番のプラグの火も見てみますが問題なく飛んでます(しかしコレが罠でした.....)。
何度かセル回して プラグを見ると 生ガスで濡れているもようですが初爆もありません。
とりあえず次にキャブレター見てみますと、つい最近もやった 「インシュレータ」がこれも穴が開いていました。これはこれで今回発覚しておいて良かったと思います。
で、この部分からゴミ等吸って キャブのスローエアやメインエアーの穴が詰まったのでは?
と思ってバラしましたが結構問題ないレベル......
とりあえずキャブを戻して、エンジン始動してみると 一撃で始動するではありませんか.....
一見 キャブをやってかかったように見えますが、実は違いました。
アイドリングから低回転は良かったのですが高回転まで回すと 突然 エンジン回転が落ち込んでストールしそうになります。調子悪くなる瞬間、エンジン上部で 「チチチチ」という チャカマンのような音の連続音があります。「これか!」と思い 色々見ているうちに判明しました。
その昔も他の車両でやりました。

イグニッションコイルにいく一次電圧の配線の被覆が一部こすれて薄くなっており、その部分からボディに電流がリークしていたのです。
なので、運よく この配線が完璧にボディから離れている場合はなにごともなく走れます。
今回のパターンですと、一時電圧がボディにリーク(短絡)することにより 点火を閉じている状態が出来上がっていたため エンジン始動できなかったのです。
先端部分 約5cmを切り落とし、新たに配線を引いて完成です。

たまにこうなる.....

久しぶりに現在の店内状況です。

希望している訳ではないのですが.....たまにこうなる、「ドカ屋だ」(笑)。
写真に写ってないところまで入れると店内ざっと6台のドカがいます。
フレーム単体の900SS初め、エンジン降りてる900SS、制作前のSS900ie、外装修復中の999、キャブ調整中の900SSとそこに またまた希少車「SPORTS1000S」さんのリヤウィンカー交換です。

当時2006年、2007年の2年しか販売されてなく球数も少なく今じゃスポーツクラシック系はこれはこれの路線で人気ありますね。このポジションも 当時ラインナップの1098系よりもスパルタンですよ。このオーナーさんも「バイクは二本サス!」というこだわりとカフェレーサー風カウルというところでこの車両をお探しになったとか....わかります。 かっこいいですもんね。
って実は 現在の伊東二輪、ドカに負けず オフ車軍団もなぜか5台ほどいるので かなり偏った風貌です。でもお店の外に並んでいる主力は「カブ軍団」なんですがね(笑)。

M900


伊東二輪では珍しい、ハードカスタムなモンスター900さんキャブです。944cc仕様、FCR、ゲイルスピード鍛造ホイール、バフがけスイングアーム、削り出しステム、ステアリングヘッド、SHRKアップマフラー、外装 等.....キレイに存在感バリバリにカスタムされています。.基本ご自分でできる方ですが要所は以前より任されております。前回の交換から4年強経った タイミングベルト交換、ついでにそのタイミングベルトの奥側に装着されているインナーカバーも交換の依頼です。
 
当該車両、社外のアルミタイミングプーリーがヘッド側に装着されておりますのでベルトを外すのは高年式の物と同じく、プーリー外さずで交換できる優れものです.......が、奥のベルトインナーカバーを交換のため、プーリーを外さなければいけません。社外のアルミプーリーは材質や整形の問題からか、経年の熱と脱着時期によって カム本体にカジってしまっていて簡単に取り外せなくなっているものがあります。この車両もその通りで、自作プーリー外しで外しました。
奥のカバーは販売当時の物と見受けられました。

写真赤丸の部分に亀裂が入っていますね。この頃のはこのあたりで亀裂進行により折れるということがあります。折れると、ベルト周りに甚大な被害をもたらします。
この対策のためか、交換部品として発注すると 下の部分が短くなっているものが来ます。インジェクション空冷2V系は全てこの短い仕様になってます。
本日引き取りに来られまして、元気に走り去っていきました。