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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

Google map はスゴイぞ!エライぞ!感謝だぞ!

ふと思い出して.....「そうだ.... 今現在のグーグルマップで伊東二輪はどうなんだ?」とグーグルマップ上で伊東二輪の場所、世田谷区喜多見6-24-10を見てみたところ......

お~~~!! 地図上の店舗の場所に 「伊東二輪」としっかり載っているではないですか!
そこで、再度 スマホで 世界地図レベルまで引いてみて 検索で「伊東二輪」と入れたら ブワ~っと日本⇒東京と瞬時にズームしていって 同じ場所を探し出しています。素晴らしい。
しかも普通にググってみたら、しっかりサイドビュワーに出てきますね。さっき店舗写真が乏しかったので自前でアップしたら、即反映されて 益々 見栄えが良くなりました。
更に カテゴリーが「普段の買い物、サービス」となっており、「まぁ サービスですが バイク業とかないの?」と思い 情報編集に協力するべく 追加で業種を探したら 「バイクショップ」という項目があったので、その情報を自発的に送っておきました。
それにしても 恐るべし、グーグルマップ。
特にtetsuが なにをしたわけではないのですがね.....たかだか まだ 新参者のお店なのに......
しかし スゲ~な グーグル......  ありがたい話です。
これからも皆さん、ググってくださいね~。
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996

昨日は珍しく「花粉症」での体調不良により ブログ更新すらできませんでしたが、今日はなんとか復活してまいりました。あ、tetsuは「真性 」花粉症ではなく、「後追い」でここ数年で発症した部類です。

今日は先月からお預かりしていた、中古新規登録車両の2000年型 996さんです。
お客様はメールでのお問合せからのディスカッションにてご依頼となりました。ナンバーが返納された状態の車両を個人売買にて入手、基本整備はオーナー様ができる内容でしたがその他、ドカ特有の整備部分を兼ねて、車検整備並びに登録をご依頼されました。お客様はお近くでしたのでころらからピックアップにお伺いしました。
当該車両 返納書上ですと 数年 検査切れでの不動車両のようでした。とはいえそれほどヤレているわけでもなく 状態は普通かと。走行14000kmを指しており、全体状態としてもそのような気配ではあります(アッパーカウルが97以前のものとシートカウルがSPSのものに変わってましたが。)
 
早速 タイミングベルト周りバラしてみますと、案の定 新車時より一度も手が入ってなかったようです。タイミングベルトの経年劣化もさることながら、ベルトテンションがゆるゆるでした。まぁここは新品交換依頼を最初にいただいておりましたので即交換です。


次にクラッチ周りですが、クラッチカバーに浅い傷があると思いながらバラしますと、この傷 実は裏側から凹みを修正してあり  なにかしらの深い衝撃がこのカバーにかかった模様です。その際エンジンが稼働状態だったらしく、クラッチスプリングのリテーナー部分に外周前週に渡って カバーの凹みをこすった跡が付いておりました。均等に円周上についていたので、その際以降にも一度もクラッチはバラされていないということです。しかしこの全オーナーさんはこれくらいで済んで良かったです。最悪なパターンはクラッチインナードラムのクラッチスプリング取り付け部から折れる、や クラッチプレッシャープレート大破⇒ミッションメインシャフト破損⇒ミッション交換、なんて大変な事にもなりえる箇所なので。

で、 実際全バラしてみましたら 激しい使われ方もされていなく、距離相応以上に状態は良かったです。ここは逆にラッキーなところでしたね。前オーナーさんはあまり低速走行でのクラッチ多用が無かったと推測されます。ここは基本整備のみでまだまだ大丈夫でしたね。
ノーマルマフラーなしのテルミニョーニスリップオンサイレンサー、ECUの封印カバーは開けた形跡がありましたが中のロムチップはノーマルでした。ECU内のトリマーが若干濃いめにふってあったようで、テルミに換装した際にどこぞでやったのでしょう。書類上排気ガス検査はありませんが一応状態を診て、少し アイドルバイパススクリューも合わせて再調整しておきました。
最終段階で色々とありましたが、終わりよく ナンバーも付き、オーナー様に納車することができました。オーナー様 初のリアルセパハンでしたが、初ライドではそのポジションのキツさに 首と手がイタい!と嘆いておりましたがそれ以上に、「速さとパワー」に感動したそうです。
これが大事ですよね! これからも安全運転で楽しく乗ってもらいたいものです。

お待たせしましたFCRくん 其の2

前回からの続きです。で、ノーマルキャブ周り、スロットル周りを全部外します。使うのは、ノーマルエアクリーナBOX周りだけですので。
で、まずはFCRキャブをただ装着するのは簡単です。ノーマルキャブ外して、FCRをインテークマニホールドに差し込むだけですので。問題は大幅に変わる、アクセルワイヤーの取り回しとそれに伴うエアクリーナBOXの要加工です。

写真↑がFCR装着してエアBOXを仮に乗っけてみたところです。見ての通り、白い線の部分がアクセルワイヤーの取り付け部にあたってしまい、エアクリBOXがこれ以上下にも後ろにも持ってこれません。ということで、この部分を切削加工してしまいます。
  
↑が加工後、当たる部分をくり抜いてます。これを最終的に無理なく装着できるようになるまで 小加工と仕上げを兼ねて整形します。


↑がキャブ周りのプレ装着状態です。BOXが問題なく装着できるかもありますが他にも理由が。
なぜプレなのかと言うと.....まだエアBOXのインシュレータ部分に繋がる アダプタをFCR側に装着してません。本来標準仕様は、「ファンネル」仕様ですので。忘れてはいけない、FCRは「レーシングキャブレター」ですので ファンネル仕様で最大の威力を発揮します。ですが、先にも書いたように街乗りでも扱える懐の深さが色々な方面で長きに渡ってもてはやされている理由です。どんな車両も「モアパワー感」が体感できますので。
話はそれましたが、今回は街乗りでおススメ仕様の「エアBOX」仕様ですので、ファンネルが付く部分にインシュレータへのアダプタを装着します。これを最初から装着してしまうと、キャブのプレセッティングが出来ないのがFCRの特徴でもあります。
 
エアBOXから覗いた状態ですが、キャブレター吸入口に見える赤い丸い穴部分が低回転及び高回転での空気の吸入量を測っている部分。この低回転側はマイナスドライバーにて調整できるようになっています。この調整、ファンネルやアダプタを装着した状態では調整できなくなります。
ですのでまずこの状態である程度低回転側のセットを出してからもう一度本装着となります。
この手のキャブはその車両に合ったセッティングである程度出荷されてきますが、車体にもキャブにも個体差はありますのでその都度 セットはしなければとtetsuは思っておりますので。
それほど大幅に変更はしなくてOKでした。もう一度エアBOXを外して、アダプタ装着にて本格的装着しました。

今朝 5kmほど試走して 問題ないことを確認してFCRくん装備完了です。後は、オーナーさんの扱い方によりけりですね。おっと、今日追加になった リヤブレーキロータも交換になったんだった。土曜日に間に合えば、やりますよ!

お待たせしましたFCRくん 其の1


はいお待たせしましたよ~、Mざわくん。お預かりしてしばらく放置状態でしたが.....
先週末にはできるかと思いきや、色々な急患やら予定外な事件が起こり 本日にいたりましたことお詫びします。流石に今日は 「Mざわ、SS FCR装着Day!」と題して 付きっ切りでヤルと決めていました。
トラスト時代、前オーナーよりtetsuが面倒みてます 92年型900SS。ケイヒンFCRキャブの装着依頼です。FCRキャブが解らない方はググってください(笑)。高性能キャブの代名詞みたいなものです。高性能だからと言って、「エラい」わけではありませんのでお間違いなく。tetsuは基本的に推奨しませんが、自分のバイクの走りに変化を付けたかったり、パワー感を感じたい人には 間違いなく、「素晴らしい」キャブです。基本的にレース用キャブですが街乗りでも十分対応してくれる優れた「高性能」キャブです。

装着の仕方にも色々あります。ファンネルのみの「直キャブ仕様」。「パワーフィルター仕様」。ノーマルエアクリーナーBOXを装着する一番tetsuが推奨な「エアBOX仕様」と。
今回はtetsuのおススメ通り。エアBOX仕様での装着です。
合わせて、スロットルも定番の「ハイスロ」仕様にします。
ではちゃっちゃとバラして、プレ装着してみます。きっとエアBOX加工しいなければいけませんので......
つづく

と思ったら.....

昨日アップしたM900本日 追い込みの車検整備にて一つ発覚したことが。

排気ガス検査していましたら、COが高すぎです。アイドリング高さも悪くなくアイドリングの安定性もわるくありません。がたまに 不安定になるところもありますが、それにしても少し高い数値です。当該車両は「平成11年排気ガス規制」車です。この規制では、アイドリング時の排気ガスの成分で「CO 4.5%、HC 2000ppm」以下であることと定められています。ですので、このままでは COがアウトですね。一般的にCOが多い場合、酸素供給が不十分な不完全燃焼であると発生する。HCが多い場合は、燃焼が不完全で燃焼できなかった混合気がそのまま排出されると発生する。しかしここにはアイドリングの適切な回転数やエンジン温度、またスロットルボディ側の状態等、はたまたエンジン本体の異常も考えられるというそれらの絡みあいで変化します。更に COを減らすとHCが多くなり、HCを少なくするとCOが多くなるといった相反するもの。インジェクションの場合調整には機材と感性も必要です。
当該M900は2002年式もインジェクション車です。ECUはこの当時の最新型 マレリの59Mというタイプで以前紹介した748Rのような大きいお弁当箱なECUではなく遥かにコンパクトなECUとなっています。そのため、ECU内部の低回転の燃調をするトリマー調整も専用機器でECU内にアクセスして変更するものとなっております。この変更と共に スロットルボディ側のバイパススクリューの調整を合わせてするようです。
とはいえ、前回車検で大丈夫だったので まずは スロットルボディの汚れと同調を診てから調整することにしました。エンジン本体は音や状態、走行距離やオーナーの使用の仕方でも可能性は低いと断定してます。
思った通り、左右のスロットルの同調が少しずれてきていました。結構この頃のD社のインジェクション、特に空冷車はずれてくるのがたまにありますね。

作業結果 調整前のCO 6.0%越えだったものが、2.0%前後でバランスすることができました。これよりも少なくすることもできましたがあまりそこまでするとアイドリングが不安定になりすぎるので 適度なところでやめておきます。これで車検も完璧です。