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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

もう好きにして....



現在の伊東二輪、開店以来 最大にDモードが全開です。
店の外、店の中と撮ってみましたが......(更に店奥のまだ仕上げてない在庫もあります....)
D系の方達だけで、13台いらっしゃいます!
ここ数日でハイパーさんは納車されますが、週末に900SS、週明けに900SLと作業車、車検車とやってまいりますので.....
来週におそらくモンスター兄弟達が3台ほど旅立っていくはずですが.....
これでも 「D専門店」ではありませんから!
初めて 当ブログをご覧になった方!
普通のスクーターも世界のスーパーカブも、優等生のCB400SFでも 普通に診ますので!Dばかりが表に置いてあるからといって敷居が高いお店じゃぁ~ありませんので!敷居などない「土間」のようなお店ですので!(笑)
そこのところよろしくお願いいたします!
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ビモータ乗りの宿命....


たまに登場します、ビモータDB3さんです。最近、スタータのワンウェイクラッチが冷間時にスベリ始めました。この手の症状は国産も含め、早めの対処が必要です。無理に引き延ばすと、他の部分まで損傷して余計な(ドカエンジンの場合多大な....)出費となってしまいます。
DB3はD社の900SS空冷2Vエンジンを積んでおります。フレームワーク等、エンジン以外がビモータ作と言えます。で、この「ビモータフレーム」。造りは非常によく、このDB3も鈍重に見えるデザインとはウラハラに、900SSよりも、M900よりも 操安性は上と言えます。しかも車体も軽い。ですが、このフレームワークが整備性の部分で大きな障壁になってしまうのも 「ビモータフレーム」です。他のヤマハエンジンのYBシリーズ、スズキエンジンのSBシリーズの車体でも多々あることなのですが......エンジンカバーがフレーム搭載状態だと外せません......
今回の修理、左のエンジンケースカバーを外して フライホイールの裏側にあるワンウェイクラッチを交換という作業なのですが、通常の900SSですと なんやかんや 2時間ほどあれば交換完了して元に戻せます。
それが....今回のDB3さんはそんな簡単どころの話ではありません。
エンジン下さないと無理です。
写真を見てください。赤い線で囲った部分まで左ケースカバーなのです。ご覧のとおりフレームが表側に被ってます。フレームとエンジンカバーの間もカバーがずれるほどの隙間はありません(泣)。

因みに↓の写真、91年型900SSの左エンジン側写真ですが 赤い線の部分が上写真のDB3でのフレームに隠れている部分です。

たったこれだけなんですがね.....まぁ SB6よりはまだいいのか.....っていうか、よくないだろ!
昔から整備性は無視なビルダーなのです。走り重視よいえば、潔いですが.....
至極の車体の代償なんですよね.....ビモータは.....
でも tetsuは悪あがきしてみますよ.....まずは 「スクロール作戦」でやってみることからかな....どうなりますか(考)

定期的にあるんですよ....


はい!定期掲載です!車種はまたもやアドレスV100で~っす!(たまたまですが...苦笑)
アイドリングできなくなったそうで~す!
はい、エアクリーナーがこんなでした~!
はい、キャブまで見ましょうね~!

VFR1200パーキングブレーキパッド

度々登場のVFR1200Fさん。この車両は知る人ぞ知る、DCT(デュアルクラッチトランスミッション)が搭載されている関係上、停車時に車体が動かないよう パーキング用のブレーキが装備されております。このシステム、油圧式の正式なリヤブレーキ系統とは別で、ワイヤーでの機械的なキャリパーにて小さな「ブレーキパッド」を作動させてます。 先日サスペンション交換で入庫した際、そのパーキングブレーキの利きが悪いので再調整しましたが、しばらく走ると リヤブレーキが引きずっているようになってしまったため パーキング用のブレーキパッドを点検したところ押す側のパッドが偏摩耗のよる片ベリを起こしており もう限界ギリギリとなっておりました。なのでパーキング用のパッドを交換です。

このように機械式のキャリパーを取り外して交換後、ピストンが戻った分 ワイヤー側の遊びも再調整しないといけません。再調整後 キチンと作動できるようになりました。
とはいえ、このパーキングブレーキ。多用しているとすぐに ワイヤー調整が必要になるんですよね~。

M400の顛末 最終章

昨日今日で4月納車のうち、3台旅立っていきました。ありがとうございます。

ということでやっと「M」シリーズの最終章となります。
長い道のりの後 一筋の光が注いでくれるものです....という結果になればいいいですが!
で、キャブのパーツが来ましたので 全て組み替えて 更にtetsuスパイスも盛り込み いざ車体に装着!
の前に、一応 タンク内も怪しいので 一度取り外して 内部の燃料を抜いてみました。こちらは全くサビ水のようなものも出てこなく 優等生でした。これだけは 清掃したのか....はたまた他の車両のタンクなのか.... これと同時に キャブモンスター特有の部品....「負圧燃料ポンプ」とも言いましょうか...負圧の力で 一度下がってきた燃料を高い位置のキャブに圧送するものなのですが....
この部分もオーバーホールしておきます。
なぜ こんなアナログ方式をこの年代で使用したのか意味不明なんです。90年代初めの各メーカーのレプリカ250なんて、ほぼみんな 電動「外部燃料ポンプ」を使用していたのに......この頃のモンスターはこの負圧コックも今一だったと思います。始動性が悪かったり、走りに元気が出なかったりと........

この部分も一度バラして内部清掃がなされた形跡がありました。使用には問題ないので再組立てにて元に戻します。
で、いよいよ始動です。初期始動は悪かったですが、なんとかエンジン始動しました。暖気をある程度して一度エンジン止めます。次に キャブの左右の同調を合わせるために、バキュームゲージを装着。再始動にて状態を見ますと、大分バランスが狂ってますね。この狂いを キャブの連結リンケージ部にある調整ネジで調整していきます。

これくらいずれていると、結構 安定していなく 吹けあがりも今三です。



同調が合ってくると、アイドリングでの安定性やブリッピングでの回転の落ちも良くなってきます。調整完了後 試走してみましたがtetsuが感じる限り 問題なく調子良いものでした。後は オーナーさんの元に戻って どうなるか.....

で、その後のオーナーの声(抜粋)
①乗るのが楽しくなった。
②操っている感覚が感じられる。
③燃費が大幅によくなった(作業前 12km/L 作業後 21km/L
④高速道路で満足行く加速と速度が出ること
⑤排気音が力強くなった

などなど、オーナー様の嬉しい内容のメールを頂きました。ひとまず 納得の成果にはなったようなので良かったです。これからも楽しく乗って行ってください。

いや~、なんとか最後は再起動できるところまで持って来れましたが、こういうことばかりでもありません。皆様も 個人売買に参加される場合は、自己責任ですので 十分慎重に行動してください。どうにもならない時は、可能な限りはお力になりますので(限度もありますが....)
実際は 信頼できるバイク屋さんでご購入が一番 良いとは思いますがね。
さぁ 今現在のリアル作業は まだまだ沢山 やることありますよ~