M400の顛末 最終章
ということでやっと「M」シリーズの最終章となります。
長い道のりの後 一筋の光が注いでくれるものです....という結果になればいいいですが!
で、キャブのパーツが来ましたので 全て組み替えて 更にtetsuスパイスも盛り込み いざ車体に装着!
の前に、一応 タンク内も怪しいので 一度取り外して 内部の燃料を抜いてみました。こちらは全くサビ水のようなものも出てこなく 優等生でした。これだけは 清掃したのか....はたまた他の車両のタンクなのか.... これと同時に キャブモンスター特有の部品....「負圧燃料ポンプ」とも言いましょうか...負圧の力で 一度下がってきた燃料を高い位置のキャブに圧送するものなのですが....
この部分もオーバーホールしておきます。
なぜ こんなアナログ方式をこの年代で使用したのか意味不明なんです。90年代初めの各メーカーのレプリカ250なんて、ほぼみんな 電動「外部燃料ポンプ」を使用していたのに......この頃のモンスターはこの負圧コックも今一だったと思います。始動性が悪かったり、走りに元気が出なかったりと........
この部分も一度バラして内部清掃がなされた形跡がありました。使用には問題ないので再組立てにて元に戻します。
で、いよいよ始動です。初期始動は悪かったですが、なんとかエンジン始動しました。暖気をある程度して一度エンジン止めます。次に キャブの左右の同調を合わせるために、バキュームゲージを装着。再始動にて状態を見ますと、大分バランスが狂ってますね。この狂いを キャブの連結リンケージ部にある調整ネジで調整していきます。
これくらいずれていると、結構 安定していなく 吹けあがりも今三です。
同調が合ってくると、アイドリングでの安定性やブリッピングでの回転の落ちも良くなってきます。調整完了後 試走してみましたがtetsuが感じる限り 問題なく調子良いものでした。後は オーナーさんの元に戻って どうなるか.....
で、その後のオーナーの声(抜粋)
①乗るのが楽しくなった。
②操っている感覚が感じられる。
③燃費が大幅によくなった(作業前 12km/L 作業後 21km/L
④高速道路で満足行く加速と速度が出ること
⑤排気音が力強くなった
などなど、オーナー様の嬉しい内容のメールを頂きました。ひとまず 納得の成果にはなったようなので良かったです。これからも楽しく乗って行ってください。
いや~、なんとか最後は再起動できるところまで持って来れましたが、こういうことばかりでもありません。皆様も 個人売買に参加される場合は、自己責任ですので 十分慎重に行動してください。どうにもならない時は、可能な限りはお力になりますので(限度もありますが....)
実際は 信頼できるバイク屋さんでご購入が一番 良いとは思いますがね。
さぁ 今現在のリアル作業は まだまだ沢山 やることありますよ~
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