ビモータ乗りの宿命....
たまに登場します、ビモータDB3さんです。最近、スタータのワンウェイクラッチが冷間時にスベリ始めました。この手の症状は国産も含め、早めの対処が必要です。無理に引き延ばすと、他の部分まで損傷して余計な(ドカエンジンの場合多大な....)出費となってしまいます。
DB3はD社の900SS空冷2Vエンジンを積んでおります。フレームワーク等、エンジン以外がビモータ作と言えます。で、この「ビモータフレーム」。造りは非常によく、このDB3も鈍重に見えるデザインとはウラハラに、900SSよりも、M900よりも 操安性は上と言えます。しかも車体も軽い。ですが、このフレームワークが整備性の部分で大きな障壁になってしまうのも 「ビモータフレーム」です。他のヤマハエンジンのYBシリーズ、スズキエンジンのSBシリーズの車体でも多々あることなのですが......エンジンカバーがフレーム搭載状態だと外せません......
今回の修理、左のエンジンケースカバーを外して フライホイールの裏側にあるワンウェイクラッチを交換という作業なのですが、通常の900SSですと なんやかんや 2時間ほどあれば交換完了して元に戻せます。
それが....今回のDB3さんはそんな簡単どころの話ではありません。
エンジン下さないと無理です。
写真を見てください。赤い線で囲った部分まで左ケースカバーなのです。ご覧のとおりフレームが表側に被ってます。フレームとエンジンカバーの間もカバーがずれるほどの隙間はありません(泣)。
因みに↓の写真、91年型900SSの左エンジン側写真ですが 赤い線の部分が上写真のDB3でのフレームに隠れている部分です。
たったこれだけなんですがね.....まぁ SB6よりはまだいいのか.....っていうか、よくないだろ!
昔から整備性は無視なビルダーなのです。走り重視よいえば、潔いですが.....
至極の車体の代償なんですよね.....ビモータは.....
でも tetsuは悪あがきしてみますよ.....まずは 「スクロール作戦」でやってみることからかな....どうなりますか(考)
PR