忍者ブログ
あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

林道行ってみたが.......


伊東二輪 林道中面子の二人。昨年 二人揃って 「KTMエンデューロ兄弟」となった ヨッシー&リアル0.1トンのOたくん号 この季節なのに林道行って帰って来た図。
寒い時期は季節柄 東京近郊の林道中は休止となるのですが、それでも 正月休みにOたくんが 奥多摩から秩父に抜ける東京近郊では有名な完抜き林道 「大名栗林道」が走れたとのことで ヨッシーくんも走りたくなり Oたくん誘い出向いたようです。実はtetsuも前日に誘われていたのですが、急な用意もできないので今回はパスしました。用意できていれば朝一だけ走って開店前に帰ってこれるのですがね。で、いざ行ってみたら 予想外の「積雪」な路面だったと。
ヨッシーより頂いた写真がこれ↓   普通に雪景色でした(笑)
 
それでも 本人たち曰く 5kmほどは侵入していったみたいですが.....それはもぅ 前に進まないわ 車体がいう事効かないわで 本人たちも汗だくになるは 泥だらけになるわだったそうで 流石に途中で断念して引き返してきたようです。
オフを知らない人は一見 バイクの方向性からして雪道でも走れると思っている人がいますが、それは無理です。スパイクタイヤならまだしも、普通のブロックタイヤでも 雪は噛みませんので。それでも走っている人は マゾだと思います。
で、帰りに伊東二輪に立ち寄って パシャリ! 二人揃って 泥だらけなKTMでした。
 
PR

900SS 納車.....そのオーナーの方は、スゴイんです!


昨年末にご成約頂いた ドカの900SSくんが無事 お客様の元に納車となりました。
tetsuと同世代のお客様でバイク歴も長く 900SSくんも大事に乗っていただけそうで伊東二輪としても嬉しいかぎりです。
そのお客様が昨年、在庫の900SSを見に来店の際に乗って来られた車両がこちら。


一見 スズキの「カタナ」と思う方が普通でしょうが、筋がいい方は 「カタナ」ではない...と解るはずです。
一番の違いは エンジンですね。シリンダー側面の細かいフィンの配列とエンジンの形状でピンとくる方はスズキ党ですか(笑)。

はい、正解は 元の車両はイナズマです。

ここで 更にカタナ系列で詳しいかたは、某カタナ系チューンショップが造った 有名な車両かと思う方も自然でしょう。tetsuも最初はそう思ってましたし、そうオーナーさんにも聞いてしまいました。
とそこで驚きの 答えが。
この車両、オーナー自身の DIYカタナでした!

いや~ 拍手な出来栄えでした。正直 有名ショップさん仕様より こちらの方が よく出来てます。特に外観のデザインが しっくりしていてカッコイイと思います。
苦労した点は燃料タンクだったそうです。この車両のタンクは なんと「カタナ400」の物を加工しているそうです。ここまでに辿り着くのに 3個ほどのカタナタンクと格闘したそうです。1100の物は長すぎてフィッティングが合わなかったとのことも。
そんな紆余曲折からこの完成体となったようでしたが、本当に綺麗にできていました。
行きすぎてない改造も好感もてますね。
更におかしかったのが、この方 本物の「カタナ1100」も所有しているそうで そちらはフロントフォークのOHをしようかた思い 自宅ガレージでバラし途中のまま数年放置となっているそうで(苦笑)。その他 色々とDIY技が好きな方のようで 楽しいバイクライフを無理なく過ごしているようでした。
新たに 憧れのドカエンジンが今までとは違った刺激を与えてくれるといいですね。

アドレスV125 17000km ほぼノーメンテ車

最近 エンジン始動が困難とのことで 人づての紹介でご来店の スズキ アドレスV125Gさん。車体番号から2006年モデルです。お客さんは新車ワンオーナーとのこと。距離が17000kmを刻んでました。不具合の症状を聞いていると どうもバッテリーっぽいですね。
来店時に確認した際にはすんなりエンジン始動できましたが オーナー様のお話だと 朝一の始動がここ一週間困難とのこと。V125はキックもありますが バッテリー電圧が11.5V以下に落ちるとエンジン始動困難となります。また電圧だけではなくアンペアの方が実は重要で 弱ってきているバッテリーはこのアンペアがかなり落ちている可能性が高いです。
来店時のバッテリー電圧は12.4V。若干弱いですね。エンジン作動時の充電経路はテスターで見たところ問題ないようです。
本人曰く 新車購入時から一度もバッテリー交換はしていないとのこと(驚)。まぁそのようなバッテリーは今まで何度かお目にかかっておりますが.....
とりあえず 伊東二輪でV125と同型のテスト用のバッテリーがあったのでそれを装着してもらって一週間様子をみてもらうことに。


で、一週間でご来店。本人のお言葉。「絶好調!!です!」とのこと。
ということでバッテリーが原因でした。
で、今まで メンテらしいメンテもしてこなかったようで(流石にタイヤ交換はしたらしいですが)、オイル交換も3回くらいしかしてないとのこと(怖)。
ということで要所だけ見てみましょうとのことでお預かり。
予想はしていましたが....定番のエアクリーナエレメントは一見大丈夫そうでしたが、裏側見たら粉砕寸前でした。そりゃ スポンジフィルター 10年はヤバいですよ。



プラグも交換しましょうね。インジェクション4スト車はプラグも綺麗なことが多いので交換ライフも伸びました。しかし流石に17000kmは使いすぎかと。
左が新品。右が装着されていたもの。
先端電極の隙間が 今までのは斜めに焼け落ちて隙間も多くなっているのがわかります。


しかしこの後 恐ろしかったのは、オイル交換。
交換前にオイルレベルゲージで 残量確認しますと......想像してましたが.....ゲージに付きません。
しかも 一部乳白化したオイルがゲージに付着しております。エンジン内部でオイルが少なくなっていることもあり 環境温度差で露結状態が繰り返されていたと伺えます。ドレンからオイル抜くのが恐ろしいですね......


ドレンより出てきたオイルは この通りの量......100mlあればいいほうか.....
本来の交換容量は 950mlですので.......
まぁ 完璧に水も混ざっての「カフェオレ」状態になっていなくてよかったですが.


そして極めつけは オイルフィルター。これも定期距離交換品ですが、定時距離にてしっかりオイル交換していればそれほどスラッジ等も回りませんが、当該車両から外したオイルフィルターの状態は それは恐ろしい状態でした。

写真のようにこんなにフィルター表面が汚れているものは見たことありません(汗)
流石にエンジン頑丈なV125もエンジンの音も変わりますよ.......
と色々なことをオーナーさんに説明してこれからは改心してもらうことで約束を(笑)。
定期点検&オイル交換もしてくれるとのことで 一応無事に通勤スペシャルに戻っていきました。

在庫=スーパーカブ50 キャブ最終モデル




純国内生産のキャブ最終モデルの ホンダ 世界のスーパーカブ50 STD キャブ車です。
近年入庫車では かなり極上と言えるレベルの車両です。
走行 5000km。伊東二輪にて前後タイヤ新品(ダンロップ)。キャブレターフルOH(
パッキン全交換済み)済み。今年(2017年)はキャブの最終から10年目となります。もうあまり程度がいいものも少なくなってきました。お探しの方にはオススメです!!

放置フュージョン セル不動に始まり....ハマりまくった件 その2

で、ほぼ組み上げて 最終確認のため フュージョンを店入口の付近にセンタースタンドをあげて止めて始動確認します。サイドスタンドでは安全スイッチが作動するため セルが回せません。
またもう一つのスクーター特有の安全装置として フュージョンはセル始動させるのにリヤブレーキをかけてないといけません。知っている人は解りますが、フュージョンは右足元に車のようにリヤのブレーキペダルがあります。これをいちいち踏んで始動確認するのも面倒なので フュージョンに標準装備のパーキングブレーキを使用しました。写真撮り忘れましたが 車体座って コンソールパネル左下にそのレバーがあります。リヤブレーキペダルを踏み込んだ状態でこのレバーを引くと リヤブレーキがかかったままとなります。これがパーキングブレーキたる所以なのですが。
このパーキングをかけた状態で セル始動させる➪メインキーOFF➪再始動➪メインキーOFFの繰り返しを10回ほどして全て一発始動なのを確認後 車体を店内に動かすために パーキングブレーキを解除しようとしたら......なんと解除できなくなってしまったという!!(泣)
レバーを強みに引いて ブレーキペダルを踏み込んだ状態にすると解除される構造なのですが 全く反応しません。数回 色々な事をしてみましたが 全く好転しません。
ワイヤーは引かれているみたいなので どうもパーキングロックの部分が機械的になにか起こっている模様.....
トホホと思いつつ 治さねばいけませんので その場でアンダーフロア前側のカバーを取り外します。
確か その奥に パーキングロックのメカ部分があったはず(長らくフュージョンも触ってないので思い出しながらやってます。昔は沢山触ってましたがね。)


赤四角のものがロック部分です。その拡大した黄色丸印部分がロックピン。思い切り かかってますね。ロックするためのレバーはワイヤーに連動して動いてます。解除する位置にもちゃんといっているのに ロックピンが解除されてません。やはり放置の影響がこの部分にも出ているのか。ロックピンを解除の方向に長いマイナスドライバーで押してやると 「カン!」といって解除されました。その後は何事もなく作動しているところが頭きますが.....
まぁ お客様が出先でこの現象にならなかっただけ良かったとも言えます。
スプレーグリースをロックピン作動部に吹きまくり数回動作確認。こちらも しっかりロック解除されるようになりました。(っていうかこれは予定外の修理ですので.....汗)
いや~色々な 放置車両を修理引き受けますが 単純なようで疲れた修理例でした。
皆様も中~長期放置は気を付けてくださいね。