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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

KTM ENDURO 車検


伊東二輪 林道部で2台いるうちの一台の KTM690ENDUROさん 車検です。
通常点検で大きな問題はありませんでしたが リヤタイヤの交換を一緒に依頼されました。
林道行く車両のタイヤ、特にリヤは 減るレベルが舗装路の比ではないのです。
車検自体は今までのタイヤでも十分通るレベルでしたが、いざ林道を楽しく走ることを考えると そこそこ山が残っているタイヤでも グリップ力は落ちてるは 滑りやすいわで 楽しいことがあまりありませんね。
走るシチュエイションもそれほど選べるものでもないので、やはり 林道を楽しむことが優先順位ですので 皆さん 比較的 早くに変えますよね。
車検も無事完了。いよいよ林道シーズン! 楽しく乗りましょう。
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999 オイル交換他 基本定期整備


常連様 ドカの999 オイル交換に合わせて 定期メンテナンスです。

今回はオイルフィルターも交換します。当該車両のオーナー様は無茶な運転をしませんので 現在 34000kmですが 調子もよく オイルも毎回 ヒドク汚れてもなく  模範的快調車両です。


タイベル点検調整もオイル交換毎に診ます。タイベルの緩みもありますが それ以外の気が付く点もあったりするので 外せない ルーチン作業と思ってます。
合わせて行う 乾式クラッチのセミオーバーホールは 昨年の車検時にアウターバスケット、クラッチ一式を新品交換しておりましたので 特に手を出す必要はありませんでした。
これからも 上手の乗って行ってください。

アヴェニス150 ヘッドライト不灯


スズキ アヴェニス150さん。随分前に点火不良で修理したことある車両です。それからは特に問題もなくこの手の車両では珍しく 45000kmほど走っております。
最近 ヘッドライトが予期せずに不灯になり これまた予期せず 治るというのの繰り返しだったと。しかし 来店時も含め 90%は不灯ということ。ハイロ―切り替えも関係ないので ハーネス間でのカプラ接触不良なのか、ハーネス内 断線なのか しっかり見てみないといけませんね。
以前にもありましたが、何の変哲もないノーマル原付スクーターでも メインハーネス内で断線しているなんてことがあり 正規に修理(ハーネス交換)すると修理代がハンパなくかかってしまうので バイパス線修理処理なんて事例もありますので 色々と考えられてしまいます。
今回のパターンは以前に スカイウェイブ250で診た物と非常に似てましたので おおよそ予想はつきました。
テスタを駆使して導通をチェックしていき おおよその原因箇所を特定できました。予想通りの部分でした、

ハンドル周りをバラした図ですが。
写真の丸印の配線部分で ライト用の+電源が来ていません。
 

右のハンドルスイッチ(セルスイッチ)が根源のようです。この車両のように セルスイッチから+電源をライトリレーを介して ヘッドライトを制御しているタイプがあります。セルスイッチ部分から分岐させてますので そのスイッチの分岐部分で断線していると思われます。
右ハンドルスイッチ交換も安くはないのと 車種が車種んなので 修理対費用効果を考えて バイパス線にて修理しました。

久しぶりの腐ったキャブ再生

久しぶりの異臭との闘いでした。
約2年 屋外放置の スズキアドレスV100さんの復旧依頼ですが.....
この「約2年」という放置期間がまた修理する場合には 結構厳しい 線引きになってきます。
様々な部分がこの期間動いてなかったことが最大の問題ですので。
当該車両まずは 最初にやらなければいけないのは キャブレター清掃です。
エンジンがかからなければ走れませんからね。
放置された車両の場合 最後にエンジン停止後 キャブレター内に残ったガソリンが環境次第ですがかなりの確率で腐ります。
ヒドイ物になるとキャブレター本体を侵食して使い物にならない状態にもなります。
また 腐ったガソリンは異臭を放ち 室内で作業をすると 恐ろしいことになります。
当該車両は燃料タンク内にはほとんどガソリンが残っていませんでしたが、キャブレタを外す際に既に異臭が漂ってました。


開けてみますと......案の定な状態で........
中の上くらいなレベルで腐ってましたぁ(泣)

軽く清掃してみて キャブレター本体は使用可能そうなので本格的に清掃してみます。
約 半日の作業にで見違えるように復活しました。


その後 駆動系他 放置車両で診ておくべき箇所を一通り見て キャブレターを再装着。新規のガソリンを燃料タンクに入れて始動。
調子良い2サイクルサウンドで復活しました。

サイドスタンドスイッチもこうなると......

ヤマハSR400さん エンジン始動できるけど 発進できないということ......
厳密に言うと ギアを入れるとエンジンが停止するというもの。
これでおよそ見当はつきましたが まさかこのように壊れているとは。
国産車には 90年代頃から 安全機構として「サイドスタンドスイッチ」という物が 一般的小型車以上に標準装備になってきましたね。サイドスタンドを出したままギアを入れると 点火をカットしてエンジンを停止させる機構です。
このサイドスタンドスイッチも危険防止としては良い機構ですが、これが壊れたときや作動不良を起こした場合は厄介なものになるのも 多々見てきました。
表面上壊れてなくても 内部破損起こしていたり、配線が断線していたり 色々見たことあります。

今回のパターンは解りやすい状態でしたがね。
どこかの段差にぶつけたのか...... サイドスタンドスイッチが半壊状態でした。
本人の了承の元、配線部分を修復して一時的に走行できるようにしました。