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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

2017年の伊東二輪 スーパー林道中 初日前偏

以前は こういう道中の様子をHP上に出してましたが ブログ側にアップしていきたいと思います。
面白いかはさておいて オフに乗らない人なんかは眺めてみると 違った世界が見えると思います。

今年も夏季休業中を利用して 8/13~14にかけてお客様と 一泊二日で林道中に行って参りました。行先は昨年と同じ 福島猪苗代湖~南会津の方面へと走破する計画です。参加人数はtetsu含め3人。もう二人は 林道歴 1年のDRZ400Sのフジくんと 今年林道デビュー 今回で林道3回目となる KTM690エンデューロRのミヤくん。他の林道部隊は休みの日程が調整つかず、各自 泊りで林道中に行った者もいました。



午前5時30分に東北道 佐野SAに集合。予定通り 出発、午前 7時30分頃に郡山インター下車。国道49号を西方面(猪苗代湖)に向かいます。すぐのガススタで燃料補給、続いて コンビニで朝食や飲み物調達して準備万端出動します。ここから最初の林道は 約 15キロほど。いつもそうですが この瞬間はウキウキしていて一番楽しい時間かもしれません。
天気予報では猪苗代周辺は曇りベースの晴れでしたが ここは山の天気。うまいこといってくれるとは限りません。案の定 郡山インターから降りても 朝方まで雨がふっていた模様です。そして向かう山の方は 霧というか低い雲に覆われてますので 雨が降る可能性は大きいです。まぁ 雨でも楽しめるのも林道の醍醐味なのでそんな事は気にせず 降ってきたらカッパ着ればいいので いざ!!

最初の林道は「三河小田川線」約 17キロの林道です。昨年初めて走って、そこそこ走りやすい林道ではありましたが一部 雨の影響で 路面が削られてるところもあり 新人くん達には要注意ですが それも鍛錬ですから(笑)。習うより慣れろです!!

ということで 初日初林道でこの元気良さも どこまで続くんですかね(苦笑)の写真。


朝までの雨で 路面も濡れていますが ほどよい濡れ方なので 硬い土 路面なんかは逆にグリップしてくれたりします。ロードしか経験の無い方には何言ってるんだか分からないでしょうが オフ車でこういうところ走ると解ります!雨でも楽しめるのが 林道です(二日目は更にそうなります.....)
勿論 岩や石が多い路面は濡れすぎていると 逆に滑りやすくもなるんですが、元々 滑る前提で走っているので 好き嫌いは別として 慣れるものです。


先頭tetsuでフジくん、ミヤくんの順で走ります。経験が浅い2人なので 前半は なるべく見えるところで走り、深い轍が出現した場合は クリアするルートも参考にしてもらいます。しかし なかなかペースも合わないのはしょうがないこと。途中で待ったり また単独走で走ったり、伴走したりとしながら この林道の終点へ。舗装路出たところで ほどなく フジくんDRZが来ます。
眺める先に小川に橋がかかっているのですが 沢山の蝶々が水を摂取しに舞い降りてますね。こういった光景はこの時期 林道間で他の場所でも見られます。走っている時に遭遇したら 魚雷隊長の教えの通り「なるべく よける!」走行です。




しばらく ミヤくんを待ちますが 一向に来る気配(林道は基本静かですので 近づいてくるとバイクの排気音で解ります)がないので 「う~ん、転んだかな?」とフジくんに話し tetsuが戻って見てくることに。ヒドイ事になってなければいいですが......


で、戻っていくと すぐに上から降りてくる XR250の方に遭遇。途中でKTMを見なかったかと聞くと なにやら 転んだのか荷物が落ちたかは不明だけど 大丈夫だと話していたという情報で ひとまず問題はなさそうなのを確認。そのまま ミヤくんの方へ走って行くと 1キロほど走ったところで 横倒しになっているKTM発見!! ミヤくんが懸命に引き起こそうとしています。見たところ怪我はなさそうですので一安心。



昔からの林道中風習で まずは写真をパチリ!! そう、鬼なんです(笑) 怪我してなければ こういうのも思い出になりますからね。
この時に生まれた ミヤくんの名言!!
「ツルツルすべるんですよ~~~!!」
そう..... この当たり前の状況を 誰にもぶつけられない思いと共に 叫んでました(苦笑)
今回 一番の名言でした(笑)。

あ、そういえば 昨年参加した 当時駆け出しライダー パン屋のモリくんもtetsuの前で 素晴らしいダイブを披露してくれてたなぁ(苦笑)。派手な転倒のわりに怪我もバイク破損もなくその時もよかった。その写真も昨年披露してなかったので ここで載せます(爆)

↓昨年同じ林道でtetsuの目の前で大転倒した直後の写真=パン屋モリくん(いい笑顔だ!!)

この笑顔、通常のツーリングライダーには理解できないでしょう、「転んでるのに笑ってる」。まぁそんな感じになってしまうのも オフロードバイクですかね(謎)(笑)。まぁ大抵 通常の転倒ですとかなりの破損にはならないのがオフ車の特徴でもあります。転ぶ 絶対スピードが低いというのもありますが。


で、話はそれましたが KTMの690ENDURO R(EDRで略)は倒れていると その車体の構造上 引き起こすのに一苦労します。シートレールが無く、リヤの樹脂製燃料タンクが座面他を兼ねているのですが 兎に角 持つところがない! 特に左に倒れてると マフラーを持つのが一番力は入るのですが、触媒入りマフラーですので 走行中はもの凄く高温で とても触れた代物ではないですし.....
ということで 写真撮影後速やかに 応援救出したのは言うまでもないですが(この後の林道で tetsuもミヤくんに助けられるっていう....(笑))


とりあえず 大きな損傷はないのでフジくんの待つところに。先ほど すれ違った XR250の方もフジくんと共に待っていてくれてました。ご心配ありがとうございます!


ミヤくん曰く「ハンドルが曲がった!」と。とはいえ 690EDRは標準 レンサルファットバーハンドルなのでそうそう曲がりません。転倒するとオフ車ではよくある 「フロント周りの捻じれ」ですね。荒っぽい治療なら 足で軽く蹴りを入れて修正できますが ここは時間もありますし、まだ新人くんなので 工具でフロント周りの構成ボルトを緩めて 優しく修正してあげました(笑)。難なく元に戻り いざ 次の林道へ。次の林道は 地図上では今走ってきた林道から出てすぐの右側に入口があるようですが....... ここで違う林道に入ってしまい しばし苦行と化します.....(汗)
初日 中編に続く......
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北に南に お客様の満喫ツーリング報告

tetsuも夏季休業も終わり今日から通常営業です。

休み前、休み中に ロングツーリングに出かけていたお客様から写真付きメールを頂いておりました。

林道部隊のササくんは 愛車 CRM250で北海道に一週間行きました。
一日目に林道満喫中のメールをくれてました。



以下 本人からの文 抜粋です。
「林道一本の距離が20kmとかあるので楽しいんですけど本当にヒ
グマが出てきたらどうしようと思って走ってるので怖いですね
昨日はキタキツネぐらいにしか会わなかったのでこれからも出てこないでくれると嬉しいです」
楽しんでいるのか、怖がっているのか 分からない内容ですな(笑)。しかし 林道いいですね!!

次は 変わって 南は 九州からのお便り。

60歳オーバーのライダーさん、カサさん。愛車 CB400SFVTEC3 にて先週から気ままなロングツーリングに出ています。フェリーがとれなかったので 自走で九州まで1000kmを ほぼ一日で行ってました。

タフネスの賜物でもないですが........その行動力、精神力に脱帽です。とにかく乗るのが楽しいようですね。
以下 頂いたメールの一部です。

「気ままなバイク旅はとても楽しい。来てよかった。
つまらない写真ですが何枚か添付します。そういえば阿蘇の大観峰にはバイク好きのいい叔父さんたちが一杯集まってました。ドカとかハーレー、カワサキのZ、ホンダのCB750Kとかうじゃうじゃいました。みんなここぞとばかりみせびらかしていたな。」

いい天気そうで満喫してますね。無事に帰還するのが一番の内容ですのでね。



8/9~8/14まで夏季休業します

夏季休業のお知らせ

8/9(水)~ 8/14(月) まで 伊東二輪は夏季休業します。
15日は平常通り営業します。
尚 20日すぎまではメーカーは大体数 お休みとなりますので 修理等にはお時間がかかる場合がありますのでご了承ください。
よろしくお願いいたします。

ビモータ DB3 諸々 其の三

ちょっと前からリヤブレーキの泣きと異音に悩まされていたのですが それは原因は見当がついていました.... しかし 長らく 部品が入手できなかったので修理を見送っておりました。


リヤブレーキディスクが使用限界にきていて 熱を帯びてくるとより変形してひきずってしまうようになってました。純正部品は勿論入手不可。
同年代の 900SS等のディスクに形状や穴位置、穴個数は似ているのですが これまたいやらしいことに 微妙に違いまして 互換性はないのですね......
社外ディスクも皆無な中 ブレーキパッドも方べりしてしまっていて そろそろこちらも使用限界になってましたので 致し方なく パッドの方を交換しようとして矢先に 海外から社外のディスクを入手することができました。

写真は方べりしてますパッド状態。




左が新品、右が装着されていた 終焉ディスク。


ALTH製の新品ディスクです。SB6とかとも同じようでしたが どちらにしろレア車両には変わりません。こんな車両のブレーキまで現在も作ってくれているとすると やはり海外メーカーは偉いですな。
ということで 交換完了して 今回の修理 すべて完了にて約 一か月ぶりにオーナーの元に帰れました。

ビモータ DB3 諸々 其の二

で、セルを長く回していると 突然 セルの回りが極端に重くなって回せなくなる時があります。何度か メインキーの入力を繰り返しても同じ時もあれば 途端に何もなかったように回るようになる場合もあります......
??? 見たところは セルが回せなくなっている瞬間が バッテリーが弱っている症状に近いのですが.....

DB3はその特異な外見上、装備面でも色々難儀しているのですが.....バッテリーを二個積んでいます。通常のドカに使っている辺りのバッテリーを搭載する場所がなかったのでしょうね。
それに近くなるように、7L系の物を(国産で言う250cc辺りに使うもの)2個 並列繋ぎで装着されてます。
頭をよぎったのは この並列繋ぎ部分の配線にトラブルが出ているのでは....と。
DB3はこのバッテリー搭載場所がおいそれと見えない部分にあります(タンク下、左右なんです、泣)  なんとか 少しタンクをリフトして 各端子で テスターを繋げて メインキーのON-OFFを繰り返して見てみました。通常 メインキーを入れると 各部に電気供給されるのでエンジンかけてないかぎり バッテリーの電圧は必ず落ちます。 それを見ていると、最初から片側のバッテリーは電圧に変動がなく通常 元気のいい状態のまま....... この状態でセルを回すと 重くて回りません。
バッテリー本体を揺さぶってみると いきなりテスターの電圧変動が出ました。ここでセルを回してみますと 何事もなかったように回りましたね。

なるほどです。セルが重くなる時は 片側のバッテリーのみになってしまい 役不足に陥ってしまうからですね。

推測するに バッテリー並列繋ぎ間のプラスかマイナスの配管でなにか起こっている模様ですね。
一番 あり得るのは 端子の緩みですが.....それでも そこまで到達するのが一苦労以上の車両なので.... とはいえ 見てみなければいけませんので  




ハンドル外して タンク持ち上げれるところまでしてなんとか配線に辿り着きました。どうも 端子の緩みではなく どれかの配線の圧着端子の根元が切れかかっている模様です。見たところ 結構疲れている配線でもあったのでこの際なので バッテリーケーブルとスターターリレー~セル間のケーブルを一新することに。 どれも長さ見て 制作しました。
スターターリレーの場所も オイルクーラーの奥の バッテリーケースの裏にあるので引っ張り出すだけで大騒ぎですね。

↓ 装着されていた配線類。


なぜか オリジナルでない配線もありましたが全体的に経年劣化していましたね。エンジンの真上を交差していたりとコードやバッテリーのおかれている環境もあまりいいものとは言えませんのでしょうがないのでしょう。
全交換して 始動。全く問題なく 何度でも始動できるようになりました。おそらく 元は 配線の劣化が先に起こっていたのがセル不良への負担にもなっていたのでしょう。

で、以前から 探してしたリヤブレーキロータが入手できましたのでそちらも交換へ....
其の三へ続く.....