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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

ビモータ DB3 諸々 其の二

で、セルを長く回していると 突然 セルの回りが極端に重くなって回せなくなる時があります。何度か メインキーの入力を繰り返しても同じ時もあれば 途端に何もなかったように回るようになる場合もあります......
??? 見たところは セルが回せなくなっている瞬間が バッテリーが弱っている症状に近いのですが.....

DB3はその特異な外見上、装備面でも色々難儀しているのですが.....バッテリーを二個積んでいます。通常のドカに使っている辺りのバッテリーを搭載する場所がなかったのでしょうね。
それに近くなるように、7L系の物を(国産で言う250cc辺りに使うもの)2個 並列繋ぎで装着されてます。
頭をよぎったのは この並列繋ぎ部分の配線にトラブルが出ているのでは....と。
DB3はこのバッテリー搭載場所がおいそれと見えない部分にあります(タンク下、左右なんです、泣)  なんとか 少しタンクをリフトして 各端子で テスターを繋げて メインキーのON-OFFを繰り返して見てみました。通常 メインキーを入れると 各部に電気供給されるのでエンジンかけてないかぎり バッテリーの電圧は必ず落ちます。 それを見ていると、最初から片側のバッテリーは電圧に変動がなく通常 元気のいい状態のまま....... この状態でセルを回すと 重くて回りません。
バッテリー本体を揺さぶってみると いきなりテスターの電圧変動が出ました。ここでセルを回してみますと 何事もなかったように回りましたね。

なるほどです。セルが重くなる時は 片側のバッテリーのみになってしまい 役不足に陥ってしまうからですね。

推測するに バッテリー並列繋ぎ間のプラスかマイナスの配管でなにか起こっている模様ですね。
一番 あり得るのは 端子の緩みですが.....それでも そこまで到達するのが一苦労以上の車両なので.... とはいえ 見てみなければいけませんので  




ハンドル外して タンク持ち上げれるところまでしてなんとか配線に辿り着きました。どうも 端子の緩みではなく どれかの配線の圧着端子の根元が切れかかっている模様です。見たところ 結構疲れている配線でもあったのでこの際なので バッテリーケーブルとスターターリレー~セル間のケーブルを一新することに。 どれも長さ見て 制作しました。
スターターリレーの場所も オイルクーラーの奥の バッテリーケースの裏にあるので引っ張り出すだけで大騒ぎですね。

↓ 装着されていた配線類。


なぜか オリジナルでない配線もありましたが全体的に経年劣化していましたね。エンジンの真上を交差していたりとコードやバッテリーのおかれている環境もあまりいいものとは言えませんのでしょうがないのでしょう。
全交換して 始動。全く問題なく 何度でも始動できるようになりました。おそらく 元は 配線の劣化が先に起こっていたのがセル不良への負担にもなっていたのでしょう。

で、以前から 探してしたリヤブレーキロータが入手できましたのでそちらも交換へ....
其の三へ続く.....
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