3/11 ツーリング詳細決定 全車皆兄弟 2018年03月01日 HPに先にアップしてましたが 3月11日(日)の伊東二輪ツーリングの行先等詳細の告知となります。 日時:3月11日(日) 行先: 千葉県 南房総(白浜) 集合場所: 第三京浜 下り 保土ヶ谷PA 集合出発時間: AM 8:00 (時間厳守! 待ちません!!) 雨天中止(前日 PM17時に決定いたします。) 参加予定の方は必ず前日までに伊東二輪までご連絡ください。 PR
放置車修理はツライよ.....V125G 其の三 全車皆兄弟 2018年02月27日 当該車両はインジェクション。吸気系というと昔のキャブレターと違いスロットルボディやインジェクターと言った部分になります。試走で 回転上昇部分には問題ないので 燃料ポンプの圧送力等は大丈夫ですね。V125はアイドリング時用の弁スイッチがあるのですがその不具合とは違う感じでした。それ以外でも スロットルボディ本体の汚れでも回転落ち過ぎることもありますのですがそちらが近いか.....ま、細かいこと言いだすと センサー類でも影響出ますし...... で後ろ周りの外装外して スロットルボディ周りが出現。歴年の汚れが積もってます。ま、スクーターのメットインの下はどれもこんなものです。で、取り外しにかかりまして「ん?!」。 インテークパイプごとスロットルボディを外す際に接続部に異常を発見。この部分の間に入っている インシュレータ部からゴム部品が飛び出ています。 そのまま外してみて不調の原因が解りました。樹脂製でできたインシュレータが割れていてその部分にあるOリングが外側に飛び出てしまっていました。よく走れてました。 外したインシュレータと新品です。 取り外したスロットルボディ。スロットルボディの吸気側も経年のブローバイガス吸入でバタフライ周りが汚れてますね..... ということでインシュレータ新品にしてスロットルボディを一通り清掃して 再度組み込み。再度試走にて全く問題ありませんでした。 結局 次から次に発覚した部分もありますが、今度は不動歴から動かされますので 各部のオイル漏れ等がなければいいですが.....ひとまず 完了できてよかったです。
放置車修理はツライよ.....V125G 其の二 全車皆兄弟 2018年02月26日 部品が一通りきたので まずは一番時間かかるフロント周りから。 ステムごとフォークを外して インナーチューブ交換。で、ステムベアリングを打ち換えてサクサク組んでいきます。と言いたいところですが、ここは途中で色々他の作業も来て作業中断 お立ち台でフロントバラバラのまま一日過ごしました。 ステムベアリングはグリスこそ切れ気味でしたが、思ったほど段付き等もなく 車体応力的にもあまり負担になりづらい車体なのかと思いましたね。でもせっかくなので新品交換しておきます。 アンダーステムのベアリングレースを外すのがちょっと面倒でしたが...... で、フロント周り組み上げ 駆動系も仕上げてフロントブレーキオイル交換、キャリパーセミOH、エンジンオイル・オイルフィルター交換して まずは試走してみました。 放置車両なので始めは ゆったり走りで検証です。車体がビックリしますからね(笑)。 で、始動性は悪くなく 停止アイドリングでは分からなかったのですが 走行し始めて 最初の一時停止でエンジン停止。始動はすぐでしたので エンジン暖気の問題か 放置エンジン特有の調子悪さだと思い そのまま数キロ走ってみました。しかし、信号や一時停止でエンジン回転が落ちると同時にエンジン必ずストップします。でも始動は問題ありません。しかも その時点で走らずいるとアイドリングもなんとかしています。 この症状、他のV125の修理で経験したことありましたが 少し様子が違う感じもしました。 ひとまずお店に戻り 魚雷隊長に連絡して追加作業が入ることを告げ 吸気関連をバラすことになります。色々出てくるのが 放置車両ってことで..... 其の三に続く
放置車修理はツライよ.....V125G 其の一 全車皆兄弟 2018年02月25日 3週間ほどお預かりとなっていましたが やっと先週完了して納車したスズキ アドレスV125Gさん。2年半ほどの放置車の修理をtetsuの林道師匠 魚雷隊長より依頼されたものです。現在 走行 54000kmですが 車種としてはちゃんと整備していれば全然大丈夫なレベル。元々 他の昔からのお客様が乗っていた車両でしたがこの2年半ほど動かしてなく それを譲り受けたもの。新車から稼働時はすべてtetsuが作業承っていたので経歴は分っているのでいいのですが...... なんせ2年半の放置が..... 魚雷隊長は車のメカさんなのでとりあえず 出来る範囲でバッテリー新品にして 燃料タンク内のガソリンを全て入れ替えて始動してみたところ エンジンはかかったとのこと。それ以上の『走行前整備』の依頼だったのですが これが次から次に色々発覚があり...... まずは 軽トラで引き上げてきて ざっと車体状態を確認。 エンジン始動させて全体の音を確認。アイドリングが不安定ですがV125放置車にありがちな部分もありますのでこの部分は後の試走時に再度走行確認です。それ以外の作動部分を見ていきます。 放置場所が良くなったのか随所に錆がありますが まず最大にダメな部分が フロントフォークのインナーチューブがサビサビで要交換ですね。既に右フォークからはかなりオイルが漏れているので(おそらく放置前から漏れていた模様)シール交換は必須ですが シールだけやってもこの状態のインナーチューブではすぐにオイル漏れしてしまいますので。 で、ここでV125の場合問題なのがフォークを下に引き抜くのにトップボルトを緩めないと抜けないのですがそこを緩めるには ステムごとバラさないといけません...... 丁度 フォーク上部にインナーの泥除けが装着されているのですがその上部空間にほとんど隙間がなく脇から工具を入れるのは至難の技なのです。以前 ステム抜かずに作業をやってみたことがあるのですが 逆に超大変で労力と時間を考えたら正攻法でバラした方が早いですね。となると、この距離走っているのでステムベアリングも同時に交換しておいた方がいいことになります。 全部の部品発注を特定するので先に駆動系も診ておきます。駆動系もベルト、ウェイトローラ周りは前回交換してそれほど走ってないのでまだ次の10000kmくらいは交換しなくてもいいですが、クラッチアウターの内側がサビサビになっていたのでこちらも要交換。ドライブプーリー裏側辺りもサビがでてましたがこちらは修正でOKです。 発注する部品が決まり後は部品が来たら 1日あれば試走できるようになります。 しかし その試走で新たに発覚することが...... 其の二へ続く
カブ50 納車整備の一環 全車皆兄弟 2018年02月24日 伊東二輪 いつもおススメ在庫の 旧 キャブ時代のスーパーカブ50さんの納車整備中です。定期的に数台はカブ系を在庫で置いておくようにしておりますが やはり世界のカブで今だ様々な方にお声をいただきます。数万キロ走っていても 前オーナーの走りが無理をせず、しっかり整備されている車両は全然問題ありません。とはいえキャブの最終モデルでもすでに11年過ぎてますので 距離関係なく やっておいた方がいい定例補修箇所も出てきます。伊東二輪ではスーパーカブキャブ車の場合、エンジン問題なく始動走行できていても必ずキャブは全バラ 内部パッキン類を全て交換にて対応です。 当該車両のように既に キャブのパッキンがダメでガソリンが滲んできてしまっている物は典型的に経年によるパッキン硬化による漏れですので 早めに交換しておかないといけませんね。 ここでちゃんと交換しておけばこの先の10年くらいは放置等しなければもちますので。