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あなたと 楽しい二輪車人生を共に歩むために。

年内最終日ですが


今日で伊東二輪は年内最終営業日です。
納車が二台あります。スぺイシー100さんとTodayさん。
年末にもかかわらずありがとうございます。
思わず 現在の表を撮ってみました。なにげに 珍しく 一台もドカが写っていません...(店内には3台いるのですがね..笑)
年末年始でカスタムで預かった トライアンフのストリートトリプル1は異色ですが、ヤマハWR250F、KTMエンデューロR、CRM250AR(tetsu号)が大型~右を見ると V100、スーパーカブ軍団 、50ccスクーター軍団 店内にはバラバラなドカ と 一見 主体性のないバイク屋ですが。
いいんです。目指すは 街の二輪車屋なので!

ということで来年も 日々精進いたしますので、皆様 なにかありましたらお気軽に 伊東二輪をよろしくお願いいたします!
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日替わりV100その③



超常連V100使いの魚雷さんV100号です。日常通勤他スペシャル。この車体はV1002号機で 現在76000kmです。2号機ということは1号機があったわけですが(約4年位前か...)。そちらは終了まで、12万キロ乗られていました。エンジンが壊れたわけではなく、本人自爆転倒によりフレーム大破により乗り換えとなったのです。こう2台とも一度もエンジン本体側はバラさず、通常のスクーターでは思えない距離乗れてくると「V100使い」と言いたくなってしまいますね。現在の2号機の方が車体やエンジンの感じがいいのでこちらの方が 距離乗れそうですが(本人がやっつけなければですが...)
で、今までも定期交換消耗品交換のみで来ていましたが 今回意外な部分が不調になりました。
燃料コックです。V100は(というか一般的スクーターは皆)負圧式の燃料コックというのを使用しています。簡単に言うと、エンジン停止しているときは燃料もガソリンタンクからキャブレターに送らなくなり、一たび セル回すと同時に エンジンの吸う力を利用してコック内蔵の弁を開いて、燃料をキャブレターに送り込む構造です。
V100のコックは結構単純なので 普通壊れると、ただ燃料が行かなくなるか 逆に燃料が止められなくなるかといった風になるのですが 今回のはちょっと違います。
最近 アイドリング時に妙にエンジンがカブり気味なのと燃費が落ちたということで持ってきました。当初 キャブっぽかったので一度分解点検してみたところキャブ内のフロート部に少し難ありなのを発見。それを修正して乗ってみてもらいましたが、傾向は良くなったがやはり少し様子が変ということで、再度検証.....
前回キャブをバラす時に気が付かなった(というよりこれはなかなか解らなかったです)のですが、キャブのスロー側のエア調整をしてみようと、キャブレターから燃料コックに繋がっている 負圧用のホースを引き抜いて解りました。
負圧ホース側に少量のガソリンが出てきています。これはダメです。負圧を引く構造上、ここにガソリンが回ってはいけません。弁を開くためだけに負圧で引いているので、ガソリンはガソリン流路のみを通るものなので。なにかしらの原因で負圧バルブ内でリークして負圧ホース側にガソリンが入ってきてしまっているため キャブレターのセッティングは「濃く」なっている状態でした。これで合点がいきます。アイドリング不調にもなりますし、燃費も悪くなりますし。

写真の物がV100の負圧燃料コックです。滅多に壊れないですが、交換の時はちょっと面倒な箇所に装着されていますね。
一応ホース類も確認してみましたが問題ないのでそちらはそのままで。
新品装着して5分ほどアイドリング放置でも問題ありません。解決してまだまだ距離を延ばしに戻りました。

業務連絡=年末年始の営業について

こんな土壇場での掲示となりまして申し訳ありません......
やる事は沢山あるのですが..... 休ませていただきます。

12月30日~1月4日 まで年末年始休業とさせていただきます。

年末年始にバイクを乗られる予定の方もくれぐれも気を付けてお乗りください。

ボチボチ 伊東二輪のペースが掴めてきましたので、来年はツーリング企画も考えたいと思います。
色々なバージョンを考えようとも思っていますので その都度興味のある方のご参加、お待ちしております。

と言いつつ 年内ブログはまだ書きますけどね(笑)仕事終わってないし......

新聞屋さん号は大変です....


近くの新聞屋さんの車両の整備を任せれております。定期的にオイル交換やタイヤ交換やらその他もろもろの修理にいらっしゃいますが、タイヤはみなさん 擦り切れるまで使用しているのである意味怖いです。なんせ 新聞フル満載だと、100キロ越えではないかという話し。その重さで、サイドスタンドで立っていられなくなり倒れてしまうらしいとも言っておりました。なのにタイヤ使い切るまでって...... 新聞満載で走行中バーストしたら.....と思うと 恐ろしいですよ....
カブって前カゴに結構な荷物を載せただけでも操安性が全くなくなりますので、tetsuでも走行難しいと思います。ある意味 新聞屋さんたちはスペシャリストですよ~。
でも 仕事とはいえ バイクをもう少しいたわって下さいね~。

原付のキック.....

ホンダDioFIさん、キック始動のとき キックアームが戻って来ないということでの修理依頼です。昔からそうですが、この手のスクーターのキック構造は 90%は部品交換もいらず、キックギア周りのオーバーホールでキックも軽くなり戻りも良くなるのですがね。(一部使用環境で変わりますが....)

写真赤丸印の部品が錆びたり、汚れると 主にキックが重くなる理由となります。
元々 セル標準装備とされている原付スクーターは キックはバッテリー等があがった時の非常用のようなもの。なのでいつもセルで始動している方は いざ使用しようとしたときに 今回のような症例になっていることが多々あります。要は日頃使用していないがために、作動部がサビたり、内部の細かいスラッジ(ゴミ)が付着していることに起因しています。こればかしは未然に防ぐ事もできないので たまにキック始動してみておくしかないですが それでも内部構造上 動きは悪くなるでしょうね。
日ごろキックを使い慣れてない方 特に女性の方などは いざキック始動の際に始動できないなんてことも見受けられます。これもしょうがないことだと思いますがやはり今回のように動きが悪くなっている理由によるところも関係もあります。ただし....キックはかけれる方もいらっしゃいますが、本当 キック始動に向いてない方もいますので。ですので そういう不安な方は 最近セルの回りが遅いな~なんて感じたら 早めの点検、バッテリー交換をおススメします。
原付のバッテリーは使用環境にもよりますが、その大きさからせいぜいもっても 2年ももてばいいほうです。短距離しか使用しない方は1年も難しいでしょう。もっと長くもつ場合....もうそのバッテリーのみぞ知る(笑)な感じですし。
また。逆にキックで始動できているから セル使わなくてもいいやっていう方。先に述べた通り 原付のキック機構など それほど耐久性を顧慮しているわけでもないので 長期の使用には向いてません。しかもそういう方に限って、キックの動きが悪くなっていくのが災いして キックの仕方が荒い傾向です。そうなると、キックシャフトの取り付け部に負担がかかり、最悪 ケースカバーが割れる等の思わぬ被害に遭いますのでご注意ください。
最近キックが重くなった、戻りが悪いなんてスクーターの方でも ヒドくなる前に伊東二輪にご相談いただければ診てみますので。